【ES例文6選】エントリーシートの自由記入欄はどう書けばいいのか?
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最終更新日:2026年3月16日
記事公開日:2020年4月23日
エントリーシート(ES)書き方の全体像(基本情報・頻出質問(志望動機/ガクチカ/自己PR)・各設問(長所(強み)/短所(弱み))など)は、以下の「エントリーシート書き方完全版」をご覧ください。
▶︎エントリーシート(ES)書き方完全版|基本情報・志望動機・ガクチカ・自己PR|長所(強み)・短所(弱み)などの各設問56選の書き方を解説
企業がエントリーシート(ES)の設問に自由記入欄(その他伝えたいこと)を設ける意図

企業はなぜ、エントリーシート(ES)の設問で「自由記入欄(その他伝えたいこと)」を設けるのでしょうか?
その意図は、以下の2点に大別されると言われています。
(1)個性や人柄を把握するため
個性や人柄とは、"他の人と異なるその人特有の性質・その人に備わっている特徴"です。よく目にするものであれば、「真面目・素直・おおらか」といったものが個性や人柄の一例として挙げられるでしょう。
企業側はこのような就活生の個性や人柄を把握し、それらが自社の求める人物像に適しているか否かによって自社とのマッチ度を判断できます。(マッチ度とは自身と企業との相性の良さ、つまりその企業の考え方や働き方に対する姿勢などの性質が合うかどうかを意味する数値)
事実、マッチ度が低いと「社員との人間関係がうまくいかない・社風が根本的に合わない」等の理由で就職後のミスマッチが生じ、早期退職に繋がってしまいます。
そのため、個性や人柄を把握することは「就活生がその企業で活躍できるかどうかに大きく影響する」ため、企業はエントリーシート(ES)に自由記入欄(その他伝えたいこと)を設けるのです。
また、webと手書きで差はありますが、自由記入欄(その他伝えたいこと)に関する設問では、他の設問に比べて記載条件等が少ない場合が多いと言われています。
それゆえ、いわゆる「ES作成のフレームワーク」的なものも存在せず、且つ企業によっては写真や絵などを用いてアピールすることができるため、個性や人柄を出しやすいという側面があるという訳です。
(2)他のES設問では知り得ない事柄を知るため
他のES設問では知り得ない事柄を知るため、自由記入欄(その他伝えたいこと)に関する設問を課している場合もあります。
志望動機や自己PR等、ES設問の種類や数は企業によって異なりますが、一つの企業が20,30個も設問を設けることはまず不可能であり、大抵は4,5個の設問に集約されるでしょう。
また、「志望動機を400文字以内で書いて下さい」などといったように、大抵の設問には内容・文字数の条件があるため、就活生側も自分がアピールしたいことを全てアピールできるとは限らないのが現状です。
そこで自由記入欄(その他伝えたいこと)に関する設問を課すことにより、企業側は他のES設問では知り得なかった事柄を知ることができ、就活生側も自分自身を自由にできるアピールできるチャンスを貰えるという訳です。自己PRの例文も参考にしてみてください。
自由記入欄(その他伝えたいこと)のES例文一覧

次に、「自由記入欄(その他伝えたいこと)のES例文」を紹介します。
本記事では、unistyleに寄稿された選考通過者/内定者ESの中から6つのエントリーシート(ES)を抜粋し、文字数別に掲載しています。
- (1)【200字】三井物産
- (2)【200字】三井住友ファイナンス&リース(SMFL)
- (3)【200字】双日
- (4)【300字】日本放送協会(NHK)
- (5)【300字】旭化成
- (6)【600字】東日本高速道路(NEXCO東日本)
(1)【200字】三井物産
自由記入欄(200文字以内)
私が将来、成し遂げたいと考えていることは、日本をより多様性が根付いた活気ある社会にすることである。私は、留学やヨーロッパでの旅の経験を通じて、勢いや活気に溢れた国には様々な人が行き交っていることが多い...場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
(2)【200字】三井住友ファイナンス&リース(SMFL)
自由記入欄(200文字以下)
私には「人の挑戦を応援したい」という想いがあります。塾講師のアルバイトを行う中で生徒と密な関係を築き、共に目標達成を目指すことにやりがいを感じたからです。モノとカネ両面から様々な業界に関わるこ...○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。
(3)【200字】双日
内容は問いませんので、自由に記述してください。(200字以内)
私の強みは主体性です。サークル代表として、行事毎に企画から実行まで自身がリードしてきました。その中で、責任感の強さにより、運営幹部と齟齬が生まれ運営に支障が出ました。その時に考えの違う相手への配慮が足...それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。 大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、
(4)【300字】日本放送協会(NHK)
自由記述欄(300文字以内)
国内唯一の公共放送として責任ある仕事を任されている貴社において、柔軟な発想で疑問に答える発想力と、それを確実に推進していく実行力が大切だと考えます。私は大学のゼミでは計量経済学を学び、世の中に溢れる印...また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。 かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
(5) 【300字】旭化成
あなたの学生時代について自由にお書きください。(全角300字以内)
オーケストラの首席トランペット奏者として、「日本のどのプロ管弦楽団よりも素晴らしい演奏」を目標に、周りを巻き込みました。当初は、団員間で音楽への熱意に差がありました。それが演奏の妨げになると感じ、・...
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
(6)【600字】東日本高速道路(NEXCO東日本)
自由記入欄(自己PRなど)(600文字以内)
私は、目標達成のために緻密にコツコツ積み重ねられる継続力が強みだと考えています。この強みは、高校と大学で発揮しました。高校では、第一志望の大学に合格するために日々勉強に励んでいました。しかし、勉強を進...○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。
自由記入欄(その他伝えたいこと)の評価ポイントとは
実際のESで自由記入欄(その他伝えたいこと)にどのようなことを先輩たちが書いていたかを感じ取れたと思います。
では、企業はどのようなことを自由記入欄(その他伝えたいこと)で評価しているのでしょうか。続いてはその評価ポイントを解説します。
(1)志望度
自由記入欄(その他伝えたいこと)の評価ポイント1つ目は志望度です。
書く内容が思い浮かばないあまりに、自由記入欄(その他伝えたいこと)を空白が多いまま提出してしまう就活生は少なくないかと思います。ですが、逆に自由だからこそ内容を充実させることで志望度をダイレクトにアピールすることが可能なのです。
自由記入欄(その他伝えたいこと)で志望度を再度アピールすることで、志望動機ではアピールしきれなかった思いを伝え、他の就活生から差別化を図りましょう。
(2)適性があるか
自由記入欄(その他伝えたいこと)の評価ポイント2つ目は適性があるかどうかです。
企業が求めているのは「ただ優秀な人材」<「自社に適したスキルに持った人材」です。例えば、企業側が「積極性」を求めているのに対して「協調性」をアピールしても、あまり効果的とはいえません。
このことは自己PRにも当てはまりますが、自由記入欄(その他伝えたいこと)も企業が求める人物像を考えて、それに沿ったエントリーシート(ES)を作成することで、企業に自分の適性をさらにアピールしましょう。
(3)プレゼン力
自由記入欄(その他伝えたいこと)の評価ポイント3つ目はプレゼン力です。
自由記入欄(その他伝えたいこと)の作成は、実際の業務での「資料作成」に近いものだといえます。つまり、ここでは資料としていかに見やすいか、わかりやすくまとめられているかを評価することができます。
志望度や適性があることをうまく伝えられるよう工夫してエントリーシート(ES)作成し、これまでの3つの評価ポイントを存分にアピールしましょう。
(4)創造力・発想力
自由記入欄(その他伝えたいこと)の評価ポイント4つ目は、創造力・発想力です。
これは業務において創造力や発想力がより重視されると言われている"広告代理店やテレビ局等のマスコミ業界"が代表例として挙げられるでしょう。
広告代理店であればコピーライター、テレビ局であれば番組制作など、実際の業務で必要とされる創造力や発想力がどれほどあるのかをこの設問で見極めようとしているという訳です。
実際、他業界に比べてマスコミ業界では自由記入欄(その他伝えたいこと)を課す企業が多い傾向にあるため、マスコミ業界への就職を目指す方はこういった観点を意識してエントリーシート(ES)を作成し、創造力・発想力をアピールしましょう。
自由記入欄(その他伝えたいこと)にはどんな内容を書くべきなのか?

企業が自由記入欄(その他伝えたいこと)を設ける意図・評価ポイントは理解していただいたかと思いますが、「そもそもどんな内容を書けばいいのか分からない…。」という就活生の方もいることでしょう。
そこで続いては、自由記入欄(その他伝えたいこと)に書くべき内容を紹介していきたいと思います。
- (1)志望動機(の補足)
- (2)自己PR(の補足)
- (3)ガクチカ(の補足)
- (4)長所や短所
- (5)性格や人柄
- (6)将来の夢・入社後にやりたいこと
とは言え、上記で挙げた6つの例は一例であり、よく用いられるものを取り上げたに過ぎません。
究極を言えば、"自由記入欄(その他伝えたいこと)に書く内容は「自分自身をアピールすることさえできれば何でもいい」"というのが結論になります。
先ほど紹介した『企業がエントリーシート(ES)の設問に自由記入欄(その他伝えたいこと)を設ける意図』、次の項で解説する『自由記入欄(その他伝えたいこと)を書く際のコツ』を意識した上で、自分自身を最大限アピールしていただければと思います。
自由記入欄(その他伝えたいこと)を書く際のコツ

続いては、自由記入欄を書く際のコツを紹介していきます。
一般的な設問と異なり、自由記入欄(その他伝えたいこと)には「指定文字数/フォーマット」等の条件がない場合も珍しくありません。
もちろん常識の範疇を超えた装飾等をするのは避けるべきですが、ちょっとした工夫・装飾によってより自分自身をアピールすることに繋がり、他の就活生との差別化を図ることができるかもしれません。
そこで今回は、そんな自由記入欄(その他伝えたいこと)を書く際のコツを3つ紹介します。
※本記事で紹介しているいずれのコツにしろ、「企業から課された指定に従った上で」という条件下での話になります。必ず各社の設問条件を確認した上で以下のコツを参考にしていただければと思います。
(1)キャッチコピーなどをつけて目立たせる
一般的なES設問でも用いられることのある手法でありますが、キャッチコピーなどをつけて目立たせるのも一つのコツになります。
箇条書きで書いたり文章をつらつらと書くと何か味気ない印象を受ける場合もありますが、キャッチコピーをつけるとそれだけで選考官へ印象づけることができる場合があります。
キャッチコピーの作り方・例文等に関しては『【ES例文39選付】 就活で使えるキャッチコピー・キャッチフレーズの作り方』の記事で詳細に解説していますので、こちらの記事もあわせてご覧ください。
(2)写真やグラフを添付して文章の補足をする
設問の条件にもよりますが、写真やグラフを添付することで文章の補足をすることができます。
文章だけではやや定型的な印象を受けてしまうところ、写真やグラフを用いることで個性を表現することができます。また、写真があることで文章に根拠を持たせることもできます。
特に自己PRやガクチカ(学生時代頑張ったこと)に関する内容を書く際は、写真やグラフを用いるのも一つの手でしょう。
(3)絵(イラスト)や色を用いて装飾をする
先ほど紹介した写真やグラフと同様、設問の条件にもよりますが、絵(イラスト)や色を用いて装飾をすることでアピールするという方法もあります。
手書きESの場合は絵(イラスト)や色を用いることを許可されている場合が多いため、そういった条件下ではこの手法は有効です。
やはり、黒文字で文章をつらつらと書くよりかは、絵(イラスト)を用いることで視覚的にアピールすることができ、色を用いることで目立たせたい部分を強調させることができます。
「絵(イラスト)や色使いがうまいから選考通過!」とまではいかないとは思いますが、他の就活生との差別化にも少なからず繋がりますので、条件次第ではありますが積極的に用いてみても良いでしょう。
自由記入欄(その他伝えたいこと)の注意点

(1)「自由記入欄」でも必ず記入する
「自由」と書かれていても、「自由記入欄」を空欄で提出するべきではないでしょう。
企業は、自由記入欄から就活生の志望度の高さや熱意を測っているためです。採用側にネガティブな印象を与えないように、空欄を埋めるようにしましょう。
(2)情報を重複させない
ESの他の設問項目に記入した内容をそのまま自由記述欄にも書くことは避けるべきです。
情報が重複していると、採用側がエントリーシートを1つ1つ読んでいく中で、同じような話が登場すると、さっきも読んだとイメージが悪くなるためです。
ただし、他の設問項目で答えた内容を、より深く掘り下げたり、プラスαの情報を記入したりするのは問題ありません。
(3)ほかの項目の記入内容と矛盾しないようにする
ES全体で一貫性があるよう意識するとよいでしょう。
他の設問の回答と矛盾した内容を記載すると、採用者にマイナスな印象を与える可能性があります。
(4)専門用語を使わない
自由記入欄に記入する際は、だれにでもわかる表現・内容を意識するようにしましょう。
大学での研究やスポーツ、アルバイトの詳細な内容を述べるときには、読み手に伝わるかを気にして書きましょう。
まとめ

本記事では「エントリーシート(ES)×自由記入欄(その他伝えたいこと)」にフォーカスし、"エントリーシート(ES)における自由記入欄(その他伝えたいこと)の書き方・ES例文"などを解説してきました。
自由記入欄(その他伝えたいこと)は他の設問に比べて条件などがないがゆえ、「どんな事柄をどのようにアピールすればいいの?」と疑問に思う就活生も少なくありません。
しかし、本記事でもお伝えしてきた「書くべき内容・書く際のコツ」等を適切に理解することで、他の就活生との差別化を図ることができ、選考官へのアピールにも繋げることができます。併せて「エントリーシート(ES)×資格」も参考にしてみてください。
本記事の内容を参考にしていただき、ES対策・志望企業の選考突破に努めていただければと思います。
自己PRに関する設問
自己PR/長所(強み)/短所(弱み)
志望動機に関する設問
志望動機/実現したいこと/入社後にやりたいこと/将来の夢/キャリアプラン/10年後の自分
学生時代頑張ったこと(ガクチカ)に関する設問
学生時代頑張ったこと(ガクチカ)/挑戦したこと/最大の困難/挫折経験/打ち込んだこと/苦労したこと/辛かったこと/成果を出した経験/異なる価値観の人と協力した経験/変化や変革をもたらしたエピソード/成長した経験/チームで成し遂げた経験
大学や学業に関する設問
ゼミ活動/研究/サークル活動/留学/専攻分野(テーマ)/課外活動/得意科目
パーソナルな設問
趣味/特技/性格(人柄)/大切にしている価値観/仕事をする上で大切なこと/あなたを漢字一文字で例えると/気になるニュース
経歴に関する設問
運転免許/アルバイト/資格/TOEIC/インターン経験/健康状態
その他
自由記入欄(フリースペース)/キャッチコピー/イラスト/あなたらしい写真/新規事業提案






