企業研究完全版!意味・目的・やり方・テンプレ・タイミングなどのよくある質問までを徹底解説
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最終更新日:2026年3月23日
記事公開日:2020年12月9日
企業研究の全体像
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企業研究を行う目的
企業研究を行う目的を解説しています。 -
企業研究のやり方
企業研究の具体的なやり方や、ツールについて解説しています。 -
企業分析のフレームワーク
企業分析のフレームワーク5つ(3C分析、4P分析、SWOT分析、5FORCE分析、PEST分析)について解説しています。コンサル業界のケース面接対策にも応用できます。 -
合同説明会
企業研究のやり方の一つである合同説明会の活用術について解説しています。 -
企業説明会
企業研究のやり方の一つである企業説明会について、服装などのマナーや質問内容について解説しています。 -
企業研究シート・企業研究ノート
企業研究内容を整理できる企業研究シートのフォーマットと作り方・書き方・項目・情報収集のやり方を紹介しています。企業研究シートテンプレートのダウンロードはこちらから可能です。 -
企業研究の情報収集方法(サイト・本)
企業研究を行う際に役立つおすすめのサイトや本・SNSを紹介しています。 -
企業研究の情報収集方法(IR情報)
企業研究に役立つIR情報の見方を解説しています。 -
企業研究を志望動機作成に活かす方法
企業研究を通じて得た情報を志望動機作成に活かす方法を解説しています。 -
企業研究はいつから行うべきか
企業研究を始めるべきタイミングについて全体の就活スケジュールに沿って解説しています。
企業研究とは

企業研究とは、「その業界のビジネスや働き方を理解した上で、業界内でのその企業の立ち位置を知ること」とまとめることができます。具体的には、就職や転職先となる企業に関する情報収集・分析作業のことを指します。
これは、企業の特徴や社風を理解し、自らが納得して入社するために欠かせません。また同時に、選考を受ける上で避けることができない、「志望動機」作成への下準備でもあります。
企業研究の目的

企業研究を行う目的は以下の2点に大別されます。
- 自分が入社したい企業(=志望する企業)かを判断するため
- 採用担当者が納得できる志望動機・自己PRを作成するため
企業研究のやり方

企業研究のやり方6選
代表的な企業研究のやり方は以下の6つです。
- 就職支援サイトを活用する
- 企業HP・採用HPを参照する
- 書籍から得られる情報を参考にする
- 合同説明会・企業説明会に参加する
- インターンシップに参加する
- OB訪問で社員と対話する
就職支援サイトや企業HP・採用HPなど時間や場所を問わず企業研究を行えるやり方もあれば、先方への連絡・予約が必要で時間や場所の制約があるOB訪問・合同説明会・企業説明会などのやり方もあります。それぞれの特徴を踏まえて、やり方を選ぶとよいでしょう。
企業研究の進め方6ステップ
企業研究のやり方が何であっても、以下の6ステップを意識して進めるようにしましょう。
①企業の概要を知る
②競合他社と比較した時の立ち位置や強みを把握する
③企業の動向を把握する
④社風を知る
⑤企業理念を理解する
⑥企業で働く人を知る
企業研究に役立つ企業分析のフレームワーク
定量的な企業研究・比較研究を行うのに効果的な企業分析のフレームワークをご紹介します。
- 3C分析
- 4P分析
- SWOT分析
- 5forces分析
- PEST分析
企業研究シート・企業研究ノート

企業研究シート・企業研究ノートとは、志望企業の情報をまとめたシートやノートのことを指します。必要な情報を整理する際に活用しましょう。
企業研究ノートの作り方・テンプレート(見本例)
手書きで作成したい方はノートを一冊用意し、1社につきノート見開き1ページを利用して作成しましょう。まとまらない場合は適宜ページを増やして利用しても大丈夫です。
左側のページには「企業の基本情報」を右側のページには「企業と自分をつなげる為の情報」を考え書き出します。
新しい情報や新たな発見は随時記入できるようにルーズリーフを用いて企業研究ノートを作成することもおすすめです。
企業研究シートのテンプレート(ダウンロード可能)
Googleスプレッドシート上で管理できる企業研究シートをunistyleが作成しました。以下の画像は見本ですので、こちらの企業研究シートからダウンロードしてみてください。
企業研究の情報収集方法

情報収集方法
■サイト・本
企業研究のための情報収集方法に役立つサイトや本・SNSは以下の通りです。
- 企業のホームページ
- IR情報やプレスリリース
- 求人情報サイトや口コミサイト
- 新聞や業界紙などの企業情報が記載された書籍
- 口コミブログやSNS
- 番外編:企業主催の説明会やイベント
■IR情報
IR(Investor Relations)情報とは"企業が投資家に向けて経営状況や財務状況等、業績に関わる情報を発信しているもの”であり、企業研究のための情報収集方法としてIR情報は非常に効果的です。
IR情報を見る際は、以下の4つのポイントを最低限確認するようにしましょう。
■売上高
・今期の売上高・近年の売上高の変化
■営業利益(純利益)
・今期の営業利益(純利益)・近年の営業利益(純利益)の変化
■好調(不調)の要因
・外的要因・内的要因
■来期以降の経営戦略
・注力する事業領域・解決すべき課題とその戦略
企業研究のために情報集すべき項目
ここでは企業研究のために情報収集すべき(調べるべき)項目を紹介します。
- (1) 企業名
- (2) 代表者名
- (3) 創業年
- (4) 売上高
- (5) 従業員数
- (6) 上場区分
- (7) 企業所在地
- (8) 連絡先
- (9) 経営理念
- (10) 主業種・サブ業種
- (11) 主力事業
- (12) 主力商品
- (13) ビジネスモデル
- (14) ターゲット顧客
- (15) 強みと弱み
- (16) 他社に負けない独自の強み
- (17) 業界で置かれた環境と将来の展望
- (18) 社風
- (19) 求める人物像
- (20) 採用情報
- (21) 募集条件
企業研究に関する注意点・ポイント

企業研究に関する注意点・ポイントは主に以下の3点です。
企業研究前に、何のために行うのかを明確にすること
「自己分析は自分自身の強み/弱みを探すため」「業界研究は業界への知識を深めるため」というように、自己分析・業界研究はその目的と手段が混同されて捉えられてしまうことが多い印象があります。
企業研究についても同様で、まるで試験勉強のように企業の情報をインプットし知識が増えていく自分が、何となく内定獲得に近づいているような感覚に陥ってしまう就活生が多くいます。「企業研究のための企業研究」では、内定獲得に繋げることはできません。
十分な企業研究ができたのであれば、それ以降の企業研究に時間をかけすぎるよりも、他の選考対策に時間を充てたほうが良いでしょう。
企業研究をする際に、情報の取捨選択を行うこと
企業研究をする中で信頼性の低いサイトから情報を得てしまったり、最新ではないデータを鵜吞みにしてしまう就活生がいます。
年によって変わる可能性のあるデータ、例えば選考フローや採用人数、勤務地などを勘違いしてしまうと上手く対策ができなかったり、入社後のミスマッチにつながってしまいます。
そのため、企業研究をする際はまとめサイトなどの信頼性の低いサイトではなく、会社が出しているHPを参考にしたり、見ているデータが古いものではなく、最新のものかどうかを意識した上で行いましょう。
企業の良い面だけでなく悪い面にも目を向けること
企業研究をしているとどうしても企業の良さを探すことに目がいきがちですが、その企業の悪い面にも是非目を向けていただければと思います。
就職活動中には「将来成し遂げたいこと」のように夢のあるポジティブな話を組み立てていくことが多いとは思いますが、実際に働くうえでは配属リスクや仕事上のストレスなどネガティブな面もしばしば発生します。
企業側からしても、ただただ企業の良さを褒め称える学生よりは、そういったマイナスの面もしっかり認識したうえで志望している学生の方が安心感があると考えられます。
企業研究から選考対策への活用方法

企業研究は調べて終わりではなく、志望動機や自己PRといった選考対策にどう活かすかが重要です。ここでは、企業研究から選考対策への活用方法を解説します。
志望動機
企業研究を志望動機作成に活かすためには、自己分析と企業研究を結びつけることが重要になります。企業の事業内容やビジョン、強みに共感した理由を明確にし、そこに自分の価値観や経験がどう重なるのかを整理しましょう。
それでも志望動機をまとめることが難しい場合は、企業比較から考えるとまとめやすくなります。
【企業選びの軸】
個人に成果が強く紐付く仕事がしたい
↓
【業界研究・企業研究をした結果】
①金融業界(保険や証券)の営業職
②製薬会社のMR職
↓
【①と②の志望度の違い】
より消費者に近い仕事をしたいため、同じ営業職でもtoBよりもtoCに興味がある。①であればtoC向けの営業をできる機会が多いため、①の仕事を通じて大きな成果を上げたい。
自己PR
自己PRは一見、企業研究と関係が薄いように思われがちですが、企業研究を踏まえることで評価されやすい内容に調整することができます。
企業が求める人物像や、活躍している社員の特徴を調べたうえで、「自分の強みが、その企業でどう活かせるのか」「その企業の仕事や環境と、自分の経験がどう結びつくのか」を意識して自己PRを構成しましょう。
面接での逆質問
面接での逆質問は、企業研究の成果が最も分かりやすく表れる場面です。「特にありません」という回答やホームページを見れば分かる質問は、企業研究不足であり志望度が低いと受け取られる可能性があります。
企業研究を踏まえた逆質問では、「事業の今後の展望や課題」「現場で活躍している社員の特徴」「入社後に求められるスキルや姿勢」など、調べたうえでさらに深く知りたい!という姿勢を示すことが重要です。
企業研究に関するよくある質問
Q1. 企業研究のタイミングについて。いつから始めて、いつまでに終わらせるべきでしょうか?
大学3年の夏までには企業研究を始めておくことが理想的です。また、翌年の2~3月頃にはある程度完了しておくと良いです。 なぜなら、インターンや会社説明会・OBOG訪問などが本格化する前に企業研究を始めておくことで、選考に活用しやすくなるからです。また、終わらせるべきタイミングは人それぞれで、志望度の高い企業では選考中にも企業研究を深めていくことが重要です。 上記はあくまで一般的なタイミングですので、自分の就活スケジュールに応じて企業研究をいつから始めるか・いつまでに終わらせるかを決めて頂ければと思います。
Q2. 企業研究はどの程度(どのレベルまで)やるべきでしょうか?
企業研究の程度は、志望度と目的によって段階的に変えるのがポイントです。すべての企業を同じレベルまで調べておく必要はありませんが、基本レベルとして、「企業理念」「ビジネスモデル」「主要商品・サービス」などは、理解しておくようにしましょう。 志望度が高い企業は、これらに加えて「企業が求める人物像」「社風や働き方」「財務指標や成長戦略」「同業他社との比較」「最新のニュース」といった内容を整理しておくと選考に役立てることが出来ます。
まとめ

本記事では企業研究とは(意味)・目的・やり方・企業研究シート・情報収集方法・志望動機作成に活かす方法・よくある質問について解説していきました。
企業研究の大枠を理解した後は詳しい「企業研究のやり方」 を理解して実践できるようになりましょう。企業研究に関する事柄で重点的に確認したい項目がある就活生は、こちらも参考にしてみてください。






