
外壁リフォーム(塗装・カバー工法・張り替え)にかかる費用|それぞれの施工事例や使える補助金をご紹介
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外壁リフォームの費用は、塗装は60~80万円、カバー工法(重ね張り)は130~220万円、張り替えは150~300万円が相場です。 基本5~10年で塗装を行い、劣化が目立つ場合はカバー工法や重ね張りを行うのが望ましいとされています。 今回は工法別に外壁リフォームの費用相場と周期目安、施工事例をご紹介。 外壁材や塗料の種類、補助金や火災保険、トラブル対策の情報もお話します。
目次
外壁リフォームとは
外壁リフォームとは、劣化した外壁に対して塗装や補修を施し、建物の外観と耐久性を向上させる工事を指します。
主な外壁リフォームとして「塗装・カバー工法(重ね張り)・張り替え」があげられ、リフォームの目的や外壁材の種類によって工法が異なります。
外壁リフォームを行うメリットとして、下記があげられます。
外壁リフォームのメリット
- 自然環境からの保護
- 機能の回復・向上
- 建物の美観の向上
- 耐久性の向上
- エネルギー効率の改善
外壁リフォームを行うことで、見た目の改善はもちろんですが、建物の価値を維持・向上させ、長期的に安心して暮らせる環境を整えることができます。
住宅の外壁部分は、雨や紫外線など、日々気候の影響によるダメージを受けるので定期的なメンテナンスがおすすめです。
外壁リフォームにかかる費用
外壁リフォームの平均施工費用=110万円
当サイト『リショップナビ』を利用し、外壁のリフォームをされた方の平均施工費用は110万円です。
外壁リフォーム費用の分布は、次の円グラフの通り、101〜150万円で実施されたケースが、全体の約70%を占めています。

(※2026年2月時点での、リショップナビ集計データをもとにグラフを作成)
外壁リフォームの費用は工事内容によって異なります。
ここからは「塗装・カバー工法(重ね張り)・張り替え」といった主な外壁リフォーム方法別の費用相場や特徴などについて、具体的に解説していきます。
主な外壁リフォームの工法の種類・費用相場・工期
各工法の料金や工事期間の目安は、下記の通りです。
(※下記は、外壁の施工面積100〜200㎡の場合の、おおよその料金です。)
施工内容 | 価格帯 | 工事期間 |
|---|---|---|
60〜180万円 | 5〜14日 | |
130〜220万円 | 10〜20日 | |
150~300万円 | 10〜25日 |
※モルタル外壁をサイディング張りに変更する場合……250万円を超える可能性あり
※タイル張りの外壁へリフォームする場合……156〜500万円(外壁の面積100〜150㎡程度)と高額
「足場代」や「諸経費」などが含まれているかどうか、内訳や総額は見積書で必ず確認してくださいね。
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外壁を塗装するリフォームの費用
外壁塗装とは、家の外壁に塗料を塗り、防水性や耐久性を高める工事を指します。
100〜200㎡程度の面積を外壁塗装する場合、リフォーム費用は総額60〜180万円が目安です。
使用する塗料ごとの費用相場や耐用年数は、次の表の通りです。
塗料の種類 | 耐久年数 | 施工単価(㎡) | 特徴 |
|---|---|---|---|
3〜8年 | 1,000〜1,800円/㎡ | ◎汚れやすく、耐久性が低い | |
5〜10年 | 1,700〜2,500円/㎡ | ◎細部の塗装に向く | |
7〜15年 | 2,300〜3,500円/㎡ | ◎コスパがよい | |
12〜20年 | 3,500〜4,800円/㎡ | ◎耐久性が高い | |
8〜16年 | 2,200〜4,000円/㎡ | ◎2015年発売の最新塗料 | |
10〜20年 | 2,300〜4,500円/㎡ | ◎室内の寒暖差対策におすすめ | |
10〜20年 | 3,800~5,500円/㎡ | ◎表面の汚れを、雨水で自然に落とす |
各塗料の詳しい特徴や価格は次のページで詳しくご紹介していますので、こちらもあわせてご確認ください。
選ぶ塗料によって長期のトータルコストが安くなる
塗料の価格自体は高くても、その塗料の耐用年数が長ければ、長期で見たときのトータルコストが安くなる場合があります。
そのため、外壁を塗装する際には、施工時にかかる費用だけでなく将来のメンテナンス費も考慮しながら塗料を選択しましょう。
例えば、初めての外壁塗装を行ってから30年間は、同じ家に住み続けるとすると、塗料に応じて下記のように50万円ほど節約できるケースもあります。

以下の①と②の場合について比較してみましょう。
- ①:メンテナンス周期が10年前後の塗料を使う場合(例:ウレタン・シリコン塗料など)
これらの塗料は耐用年数が短いため、30年の間に「3回」の外壁塗装が必要になります。
塗装工事費は1回につき90万円かかったとすると・・・
- 90万円 × 3回(最初の塗装 1回 + 塗り直し 2回) = 270万円
合計で270万円が外壁塗装にかかるトータルコストということになります。
- ②:メンテナンス周期が15〜20年ので塗装した場合(例:フッ素塗料など)
耐用年数が長い塗料を使用すると、30年の間に行う外壁塗装は「2回」で済みます。
塗装工事費は1回あたり110万円と、少し高めに仮定しても・・・
- 110万円 × 2回(最初の塗装 1回 + 塗り直し 1回) = 220万円
トータルコストは220万円となり、前者よりも約50万円お得です。
さらに、断熱性能のある塗料を利用すれば、冷暖房の光熱費を削減できるメリットもあります。
このように長期的なトータルコストも1つの基準として、「同じ家にあと何年住むのか」を考えながら、塗料や工法を選びましょう。
外壁を塗装するリフォームの施工事例
シリコン塗料による外壁塗装でイメージを一新


築年数 | 12年 |
|---|---|
工事費用 | 64万円 |
施工面積 | 132㎡ |
工事期間 | 7日 |
リフォーム前は、グレー系のやや暗いカラーの外壁でした。
流行していた輝くホワイト色で塗装し、施主様にもご満足いただけました。
採用した塗料製品は、エスケー化研の『クリーンマイルドシリコン』です。
断熱・遮熱性塗料『ガイナ』で外壁と屋根を塗装


築年数 | 12年 |
|---|---|
工事費用 | 外壁:130万円 |
屋根:30万円 | |
施工面積 | 外壁:150㎡ |
屋根:50㎡ | |
工事期間 | 20日 |
雨漏りしていたため、外壁のメンテナンスをご希望されました。
また「南面の日当たりがよく、暑い」ということでしたので、外壁・屋根ともに断熱・遮熱塗料の『ガイナ(日進産業)』で塗装しました。
外壁は塗装前に、コーキング・下地の補修も実施。
こちらのように、外壁と屋根を一緒にリフォームされるご家庭も多いです。
【その他の外壁塗装リフォーム実例】
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外壁のカバー工法(重ね張り)の費用
外壁のカバー工法とは、既存の外壁の上から新しい外壁材を重ね張りする工法で、ALC・モルタルといった外壁のリフォームに採用されることが多いです。
100〜200㎡程度の面積で、新しい外壁材を施工する場合、カバー工法(重ね張り)の場合は130〜220万円程度のコストがかかります。
また、外壁のリフォームではサイディングと呼ばれる、セメントや金属などで作られた「パネル状の外壁材」を用いることが多く、種類に応じて下記のような材料費も含まれています。
施工費 | 2,500~3,250円/㎡ |
|---|---|
材料費 | 窯業系サイディング:4,000~5,000円/㎡ |
金属系サイディング:3,000~9,000円/㎡ | |
樹脂系サイディング:8,000~10,000円/㎡ | |
木質系サイディング:6,000~10,000円/㎡ |
新たに採用される外壁材で主流なのは「窯業系サイディング」「金属系サイディング(ガルバリウムやスチールなど)」です。
特にカバー工法(重ね張り)の際には、軽量な金属系サイディングを用いる傾向があります。
外壁のカバー工法(重ね張り)を行った施工事例
モルタル外壁に金属サイディングを重ね張り


築年数 | 25年 |
|---|---|
工事費用 | 81万円 |
施工面積 | 60㎡ |
工事期間 | - |
モルタル外壁に「カバー工法で金属系サイディングを施工してほしい」というご依頼でした。
そこで、ニチハ製の外壁材『カーレンリーフ』を重ね張り。
施工面積が60㎡と比較的狭いため、費用は80万円台でおさまりました。
【その他の外壁カバー工法リフォーム実例】
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外壁の張り替えリフォームの費用
外壁の張り替えとは、既存の外壁を撤去して新品に交換するリフォームのことです。
「既存の外壁を撤去する」という点が、先ほどご紹介した「カバー工法」とは異なるポイントです。
100〜200㎡程度の面積で、外壁を張り替える際には150~300万円程度の費用がかかります。
より詳細な施工費用は次の通りです。
施工費 | 1,850~3,000円/㎡ +既存外壁材の撤去代:800~1,000円/㎡ |
|---|
上記には先述した「サイディングの材料費」が含まれています。
外壁の張り替えを行った施工事例
軽量なスチールサイディングに張り替え


築年数 | 35年 |
|---|---|
工事費用 | 外壁:150万円 |
ベランダ:80万円 | |
施工面積 | 外壁:150㎡ |
ベランダ:8㎡ | |
工事期間 | 13日 |
外壁を、軽量で建物に負担をかけにくいスチールサイディングに張り替えました。
同時に、ベランダの劣化していた床を張り替え、物干金具も加工。
外壁をリフォームする際には、ベランダやバルコニーを一緒にメンテナンスするのも、おすすめです。
【外壁材の種類別】耐用年数&リフォーム周期の目安
主な外壁材(サイディング・ALC・モルタルなど)のリフォーム周期および耐用年数(寿命)の目安についても確認していきましょう。
たいていの外壁は、5〜10年程度の周期で「塗装」を行い、寿命を迎える頃には「カバー工法(重ね張り)」もしくは「張り替え」の工事を検討することが望ましいと言えます。
サイディング材の場合

サイディングの種類 | 耐用年数 | 塗装の周期 |
|---|---|---|
20〜40年 | 7〜15年毎に塗装&コーキング補修が必要 | |
20〜40年 | 10〜15年毎に塗装&コーキング補修が必要 | |
20〜50年 | 原則10〜30年は、塗装・コーキング補修などが不要 | |
15〜40年 | 3〜10年毎に塗装&コーキング補修が必要 |
ALC・モルタル・タイル・トタンの場合

外壁材の種類 | 耐用年数 | 塗装の周期 |
|---|---|---|
50〜60年 | 10〜15年毎に塗装&コーキング補修 | |
30年 | 築5〜15年で塗装が必要 | |
30〜40年 | 10年前後の周期でコーキング補修 | |
トタン | 10〜30年 | 築5〜10年前後を目安に塗装 |
約10年に一度は、コーキング(シーリング)の打ち替えを

サイディング・ALC・タイルといった外壁の場合は、目地などに使われる「コーキング(シーリング)」の「打ち替え」を約10年ごとに行うのが基本です。
特にサイディングやALCであれば「塗装」もしくは「張り替え」のリフォームと同時に、コーキングを新しく打ち替えることを推奨します。
一方で既存のコーキングの上から新たに材料を充填する「打ち増し(増し打ち)」という工法もありますが、打ち増ししたコーキングは、2〜5年程度で劣化するため、この場合はおすすめしません。
築年数によっては、やはり塗装と同時にコーキングも打ち替えることが望ましいでしょう。
もしも判断に迷ったら、施工業者に調査してもらった上で、どの工法が最適か相談するとよいですね。
外壁のリフォームで活用できる補助金(助成金)・保険
リフォーム補助金(助成金)を利用しやすいパターンは2通り
補助金(助成金)制度を利用しやすい外壁リフォームは、大きくわけて次の2パターンがあります。
- 省エネ対策になる外壁リフォーム
(遮熱/断熱塗装など) - 市区町村内のリフォーム業者に施工してもらう外壁リフォーム
(一般的な外壁塗装/外壁のカバー工法や張り替えなど)
具体的な制度の例を、次にまとめました。
補助金(助成金)制度名 | 内容と補助(助成)金額 |
|---|---|
《個人住宅用》かつしかエコ助成金(※1) | ● 東京都葛飾区民の方が対象 |
葉山町住宅リフォーム資金補助制度(※2) | ● 神奈川県葉山町民の方が対象 |
※1参照:「《個人住宅用》かつしかエコ助成金」(東京都葛飾区公式ウェブサイト)。
※2参照:「葉山町住宅リフォーム資金補助制度」(神奈川県葉山町公式ウェブサイト)。
お住まいの地域に申請可能な補助金(助成金)制度があるかは、自治体の担当窓口で確認ができます。
さらに、施工業者によっては、地元の補助金制度に詳しい場合もあるため、見積もりの際に質問してみるのもよいですね。
台風・雪による破損などの場合は、火災保険を使える可能性あり
台風や大雪・落雷などの被害に遭った外壁を直したい場合には、火災保険を使える可能性があります。
加入されている火災保険によって利用可否が異なるため、契約内容を確かめてみましょう。
なお火災保険の知識がある業者であれば、保険がおりるかどうか助言してくれることもありますよ。
ただし、補助金や火災保険の条件に合わなくても、まずは外壁工事が得意な業者に相談しましょう。
予算や費用を抑えたい希望を伝えれば、無料の現地調査や見積もりをもとに最適なプランを提案してもらえます。
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外壁リフォームのポイント・注意点
ここで、外壁のリフォームを行う際のポイントや、騒音トラブル・臭い対策などの注意点についても、押さえておきましょう。
屋根・ベランダ(バルコニー)と一緒にリフォームすると効率的
外壁と同じタイミングで、屋根やベランダ(バルコニー)もリフォームしておくと、効率的です。
いずれの部位も、10年前後の周期で塗装などのメンテナンスが必要になります。
特に2階以上の建物などでは、外壁や屋根を同時にリフォームすることをおすすめします。
外壁と屋根のリフォームを別々に行うと、その度に足場の設置費用が10〜15万円前後かかってしまうためです。
実際、外壁と一緒に、屋根やベランダを施工する事例は多数あります。
結果的に工事期間やコストを抑えられる可能性が高いため、ぜひセットで工事することも検討してみるとよいでしょう。
騒音トラブルや、外壁塗装中の臭いが心配な場合は?
外壁工事の際には、足場組み作業や高圧洗浄の音・職人達の話し声などが、騒音として気になりやすいものです。
近隣とのトラブルを防ぐためにも、工事日が決まったら、事前に挨拶回りをしておきましょう。
施工業者が同行してくれることも多いですよ。
また施主様ご自身も、騒音が続くとストレスになってしまいますよね。
あらかじめ「騒音が起きやすい時間」について業者から教えてもらい、買い物へ行くなどの外出時間に充てるとよいでしょう。
ちなみに外壁塗装の場合は「シンナーの臭いが不安」という方もいらっしゃることでしょう。
臭い・刺激が少ない「水性塗料」や「弱溶剤(油性)」の製品も、最近はたくさん流通しているため、業者に確認しておくと安心です。
また換気扇が使えるかなど「換気方法」や「換気してOKの時間」についても、事前に業者に聞いておくのが理想的です。
相見積もりで複数の業者を比較するのが◎
実は「外壁塗装は、特に悪徳業者が多い業界」と言われています。
失敗を防ぐためにも「スタッフが親切か」「他社と比べて、見積書の金額が大きく違わないか」など、しっかり見定めることが肝心です。
>> 外壁塗装業者の選び方・注意点・トラブル対策
>> 悪徳・悪質リフォーム業者の手口とは?契約を回避するコツ
前述したように、業者によっては補助金や火災保険などもサポートをしてくれる場合がありますよ。
複数社の提案内容を比較し、安心して任せられる業者と契約すること。
それが、大切なお住まいをリフォームする上で、最も大切です。
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【この記事のまとめ&ポイント!】
- 外壁の「リフォーム・メンテナンス周期」や「耐用年数」は、どのくらい?
主な外壁材(サイディング・ALC・モルタル・タイルなど)の「塗装などが必要な時期」や「耐用年数(外壁材の寿命)」の目安について、こちらの表に掲載しています。
- 外壁の「塗装」「カバー工法(重ね張り)」「張り替え」にかかる費用は、いくら?
外壁を「塗装」するリフォームの費用相場や施工事例については、こちら。
外壁の「カバー工法(重ね張り)」や「張り替え」の費用相場や施工事例についても、それぞれご紹介しています。
- 外壁のリフォームで「補助金(助成金)」や「火災保険」を使うことはできる?
「省エネ対策になるリフォームを行う場合」や「地元の業者に施工してもらう場合」などには、補助金(助成金)を受給できることがあります。
また台風や雪などの被害箇所を補修する場合には、火災保険が適用される可能性があります。
詳しくは、こちら。
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