
ガルバリウム鋼板の外壁にリフォームするメリット|費用相場や施工例もご紹介
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ガルバリウム鋼板(GLメッキ鋼板)は、軽量でサビにくい特徴を持つ建築素材で、主に屋根材や外壁材として使用されています。 ガルバリウム鋼板は、金属特有の質感も併せ持つため、外壁材として使用すると、建物の外観を「モダン」や「スタイリッシュ」なイメージに仕上げることが可能です。 今回は、ガルバリウム鋼板の外壁にリフォームするメリットや費用相場、施工事例、おすすめなメーカー品などをご紹介します。
目次

この記事の監修
リフォームアドバイザー
山口 正和
一部上場の大手不動産会社にて、リフォーム営業を15年、新築注文住宅の提案を10年経験。
保有資格:古民家鑑定士、屋根外壁診断士など
ガルバリウム鋼板の特徴

※当サービス『リショップナビ』の施工事例より画像を引用
ガルバリウム鋼板とは、アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板のことで、主に屋根材や外壁材として使われる建築素材です。
耐久性が高く、錆びにくいのがガルバリウム鋼板の特徴で、その見た目の美しさから、新築・リフォーム問わず、多くの住宅で多く採用されています。
また、ガルバリウム鋼板は、多くの建材メーカーでも使用されており、国内で使用される金属系サイディングの中で、最も主流となる存在です。
ガルバリウム鋼板を使用した外壁のメリット
本章では、ガルバリウム鋼板を外壁材として使用する際のメリットについてご紹介します。
モダン・スタイリッシュなどおしゃれなデザインが可能

引用元:https://www.ykkap.co.jp/consumer/products/exterior/ironveil
ガルバリウム鋼板はカラーバリエーションが豊富です。
中でも金属特有の質感が活きる色調は、建物の外観を「モダン」や「スタイリッシュ」など都会的な雰囲気に造り上げます。
一方で、木目調・石積調・レンガ調などのデザインもあり、耐久性の高さを活かしつつ、ナチュラルな風合いに仕上げたい方からも支持されています。
耐久性が高く、耐用年数は20〜30年
耐久性がとても高く、その耐用年数は20~30年とされています。
そのため、張り替えなどのリフォームが必要になるまでの期間が長く、その分だけコストパフォーマンスに優れていると言えます。
メンテナンスがしやすい
ガルバリウム鋼板は、定期的に表面の汚れを水洗いするだけで手入れができるため、メンテナンスがしやすいです。
ただし素材が非常に薄いため、高圧洗浄では傷や凹みなどができてしまう可能性があります。
傷はサビの原因になりますので、水圧には十分注意し、できれば2~3ヶ月に1回くらいの頻度で洗うとよいでしょう。
金属性の中では、錆びにくい性質がある
ガルバリウム鋼板は、ベースとなる鋼板に「アルミニウム(55%)」「亜鉛(43.4%)」による合金と「シリコン(1.6%)」をメッキして作られた素材です。
耐食性のある「アルミニウム」と、鋼板をサビから守る力がある「亜鉛」を主材料とすることによって、本来は錆びやすいはずの金属鋼板が長持ちするように設計されているため、外壁材として安心して採用できます。
軽量のため、耐震性が高くなる
なお、外壁材の中ではかなり軽量であることも、ガルバリウムの大きな特徴の一つです。
外壁の重量が少ないと建物への負荷が軽くなり、自ずと耐震性も高まります。
リフォームの場合、例えばモルタルなどからガルバリウムに張り替えると、重量が軽くなり、耐震性がアップします。
一方、カバー工法リフォームの場合は、既存の外壁にガルバリウムの重量が加わってしまうため、外壁の軽量化は望めませんが、他の素材を重ね張りするよりも軽く済むため、その分耐震性の不安は少ないと言えるでしょう。
ガルバリウム鋼板のデメリット・注意点

傷が付きやすく、サビが発生することもある
ガルバリウムの外壁材は、素材の厚みが0.3~0.4mmと非常に薄い製品が多いため、施工の際に傷が付きやすいという欠点もあります。
また、小さな傷や加工時の切断面などからサビが発生してしまうことがありますので、扱いには注意が必要です。
断熱性がないため、湿気・結露対策が必要になる
ガルバリウム鋼板は素材自体が薄いため、断熱性はほとんどありません。
また外壁の下地と密着させると、機密性が高まる一方で屋内に湿気がこもり、結露が起こりやすくなってしまいます。
これらの対策として、ガルバリウム鋼板を外壁に用いる際には「断熱材と一体になったメーカー品を使う」もしくは「断熱材とセットで施工する」のが一般的です。
またご家庭で「湿気や結露の対策もしっかり行う」といったことも大切ですね。
沿岸部などの塩害がある地域には不向き
基本的にはサビに強いものの、潮風にさらされる海沿いの地域では、白サビが発生する可能性が高くはなります。
実際「沿岸部でのガルバリウム鋼板耐久年数=15年前後」と平均よりも下回ることが証明されているため「できるだけ長持ちする外壁にしたい」とお考えの場合には、不向きと言えるでしょう。
ガルバリウム鋼板の外壁材おすすめメーカー・製品4選
ガルバリウム鋼板を手がけるおすすめのメーカーの、代表的な商品をご紹介しましょう。
断熱性や通気性に配慮された、ガルバリウムのデメリットを避けるための工夫が施されている製品が多くそろっています。
旭トステム外装『スパンサイディングS/N(金属Danサイディング)』

引用元:https://www.asahitostem.co.jp/
- スパンサイディングS
旭トステム外装(LIXILグループ)の金属系外壁材『金属Danサイディング』シリーズから2018年に誕生した、次世代ガルバリウム鋼板です。
従来のガルバリウムの3倍強の耐食性が期待され、芯材に「ポリイソシアヌレート」を採用することで防耐火性も向上。
遮熱効果の高いフッ素塗料の効果により、塗膜の耐久性も保証されています。
- スパンサイディングN
『スパンサイディングN』も次世代ガルバリウム鋼板を採用したシリーズで、鉄骨下地防火構造に対応しています。
シンプルなストライプ柄は幅広いデザインになじむ汎用性があり、遮熱性フッ素塗装によって色合いも長く保ちます。
ケイミュー『はる・一番』

外装材メーカー・ケイミュー社の『はる・一番』は、金属特有の質感を活かしつつ、鋭いエッジや深い造形などによって豊かな表情を造り上げます。
断熱性の高い「硬質イソシアヌレートフォーム」が本体芯材に使用されており、また壁体内の結露発生を防止する通気構法が採用されています。
全商品に、遮熱性フッ素焼付塗装が施されているので、厳しい自然環境下でも色あせを防ぎます。
ニチハ『プレミアムシリーズ(センターサイディング)』

引用元:https://www.nichiha.co.jp/
窯業系サイディングでも人気の高い、ニチハ社が手がける『センターサイディング』は、意匠性にも耐候性にも長けた、高耐食のガルバリウム鋼板です。
ストライプ柄や、レンガ調・塗り壁風など、パターンの選択肢が豊富で、遮熱性のフッ素塗装が施されているため、色あせを防止します。
YKK AP『アイアンベール』

YKK AP社の技術力が凝縮された鋼板外装材『アイアンベール』には、芯材に優れた断熱材が使用されているため、省エネ効果が高く、一年中快適な室温を保ちます。
モノトーンのモダンなデザインはもちろん、天然石の風合いを再現した石積み調などのナチュラルな柄も人気です。
ガルバリウム鋼板の外壁にリフォームする価格相場
ガルバリウム鋼板の外壁へリフォームする際は「張り替え」もしくは「カバー工法(重ね張り)」のいずれかを行います。
「張り替え」もしくは「カバー工法(重ね張り)」により、ガルバリウム鋼板の外壁へとリフォームする費用は、以下の通りです。
外壁をガルバリウムに張り替え
今ある外壁材を撤去し、ガルバリウムに張り替える場合の費用は、約140〜270万円です。
施工面積や、既存の外壁材の種類、新しく採用されるガルバリウム材のグレードなどによって、価格が変動します。
ガルバリウムを使ってカバー工法(重ね張り)
今ある外壁材の上から、新しいサイディング材を張り付けるカバー工法(重ね張り)の場合には、予算は約120〜255万円を見込んでおきましょう。
張り替えの場合と同様、工事規模や外壁材のタイプによって料金が異なりますが、既存外壁材の処分費が発生しない分、やや安価で施工できます。

【監修コメント】
ガルバリウム鋼板の外壁にリフォームする際、施工上での最大のメリットはカバー工法(重ね張り)で施工しても外壁の総重量が他の外壁材に比べ重くなり過ぎないことです。
既存の外壁材の撤去処分費用も掛からないため、コストダウンしたい方や工期を短くしたい方におすすめです。
あなたの家のガルバリウム外壁 リフォーム費用はいくら?無料リフォーム会社一括見積もり依頼
ガルバリウムの外壁にリフォームした施工例・費用
以下は、当サービス『リショップナビ』に加盟している施工店が、ガルバリウム材で外壁をリフォームした実例です。
費用なども、ぜひ参考にしてみてください。
事例1 築40年の家で、ガルバリウムサイディングを重ね張り

築年数 | 40年 |
|---|---|
リフォーム費用 | 120万円 |
工事期間 | - |
施主様から「壁の上から貼れるリフォーム用サイディングの存在を知り、ぜひ試してみたい」と、ご依頼をいただきました。
旭トステム外装の人気製品『DANサイディング』シリーズの軽量な金属サイディングで、上品な色合いの外壁に生まれ変わりました。
事例2 黒いおしゃれなガルバリウム外壁にリフォーム


築年数 | 15年 |
|---|---|
リフォーム費用 | 160万円 |
工事期間 | 30日 |
ツーバイフォー工法のお住まいにて、ガルバリウム鋼板を上張りリフォーム。
「外壁を、丈夫でおしゃれなガルバリウム鋼板にしたい」というご希望にお応えし、シックな色を採用しました。
付帯部のオレンジ色がアクセントカラーとなっており、より引き締まった印象に仕上がっていますね。
事例3 リノベーションで、おしゃれな南欧風の外装に

築年数 | 24年 |
|---|---|
リフォーム費用 | - |
工事期間 | - |
外壁の汚れが目立ち始めてきていたため、耐久性やメンテナンス性に優れたガルバリウム鋼板の外壁材へ交換しました。
明るいホワイトカラーが映える、南欧風・リゾート調の美しい外観に大変身です!
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外壁リフォームは専門の業者にご相談を
どのような外壁材にも、メリットやデメリット、おすすめのメーカー品などは必ず存在するものです。
ガルバリウムの外壁にリフォームすべきか、どのメーカー品を採用すべきかなど、少しでも迷うことがある場合には、気軽に外壁リフォームの知識がある業者に相談してみましょう。
プロの意見を参考にしてみることで、予算や好みに合った施工プランが見えてくるはずです。
お住まいの耐久性や印象を左右する外壁材だからこそ、ぜひ納得のできるものを選んで、リフォームしたいですね!
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本記事の要点について、簡単にまとめておきましょう。
【この記事のまとめ&ポイント!】
- ガルバリウム鋼板は、どんな場合におすすめ?メリットやデメリット・注意点は?
「耐久性が高い」「モダン・スタイリッシュなど、おしゃれなデザインを選べる」といったメリットがあります。
そのため「長期的に見るとコストパフォーマンス性が高い外壁にしたい」「都会的な見た目の外装にしたい」といった方に適しています。
一方「塩害がある地域には向かない」などのデメリットがあるため、沿岸部などにお住まいの方は、別の外壁材を検討するほうがよいでしょう。
- ガルバリウム鋼板の外壁材で、おすすめのメーカー/製品は?
旭トステム外装の『スパンサイディングS/N(金属Danサイディング)』や、ケイミュー『はる・一番』など、おすすめのメーカー・製品について、こちらでご紹介しています。
- ガルバリウム鋼板の外壁を使って、リフォームする際の価格帯はいくら?
ガルバリウムに「張り替える場合」の費用は、約140〜270万円です。「カバー工法(重ね張り)の場合」の目安料金は、約120〜255万円です(詳しくは、こちら)。
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リショップナビ編集部
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