
家の外壁を補修・修理する費用を症例別で解説!DIYや業者の選び方についてもご紹介
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家の外壁を補修する費用は、1か所あたり約1〜10万円や、1㎡あたり200~5,000円など、施工内容によってさまざまです。 外壁はサイディングやモルタル、タイルなど、どの素材でも10年前後で劣化が見られるため、目地の老朽化やひび割れ、カビなどを発見したら、早めの修繕が重要です。 この記事では、外壁の劣化症状ごとの補修方法やDIYのデメリット、修理費用の相場、施工事例、最適な業者の選び方について詳しく解説します。
目次
【劣化症状別】外壁の補修にかかる費用

外壁の劣化症状でよく見られる、ひび割れの補修・修理の費用相場は約1〜10万円/箇所です。
建物の外壁でよく見られるそのほかの劣化症状を補修・修理する場合の費用は、おおむね次の通りになります。
補修・修理内容 | 費用相場 |
|---|---|
約1〜10万円/箇所 | |
打ち替え = 約900~1,200円/m | |
増し打ち = 約500~900円/m | |
約200~2,000円/㎡ | |
約1~6万円/箇所 | |
約2~5万円 | |
基本は全面塗装が必要: | |
施工範囲によって異なるため業者と要相談 |
なお、いずれの工事の場合でも、補修箇所によっては足場の設置が必要となり、10~20万円程度のコストがさらにかかります。
見積書を提示されたら、足場代が含まれているかどうかも確認しておきましょう。
劣化症状ごとの補修方法
1. ひび割れ(クラック)の補修方法
ひび割れ(クラック)は、業者に依頼し専門的な診断を受けたのち、補修してもらうのがよいでしょう。
ひび割れ(クラック)は、築10~15年前後で発生する可能性が高く、外壁もしくはコーキング(目地)部分に生じます。
外壁にひびが入る原因としては、塗膜のみの劣化、もしくは外壁自体が乾燥などによって収縮している/地震などで建物に振動が生じた際に圧力がかかった、などが考えられます。
外壁のひび割れ(クラック)をそのまま放置すると、雨が染み込み、水分や湿気によって外壁内部や木材まで腐食していきます。
改修費用が高額になってしまうため、できるだけ早く対処しましょう。
2. コーキング(目地)の補修方法
外壁材の目地にあるコーキング(シーリング)材がひび割れたり、やせてきたりした場合には、新しいコーキング材に打ち替える必要があります。
コーキングの補修方法には、新しく交換する「打ち替え」と、既存のコーキングの上からそのまま充填する「増し打ち」という2通りの方法があります。
「打ち替え」をしたコーキングの寿命は10年前後ですが、「増し打ち」の場合は2~5年程度しか持たないため、基本的には「打ち替え」工法を推奨します。
>> 外壁コーキング(シーリング)補修の費用相場!打ち替え・増し打ちの違い
なおサイディングなどの外壁で、塗装や張り替えのリフォームをする際には、原則としてコーキングの「打ち替え」も一緒に行います。
3. 鉄部のサビの補修方法
鉄部のサビの補修方法としては「ケレン作業」でサビ・汚れや古い塗膜を落とし、サビ止め塗料を塗布する方法が一般的です。
5~10年経つと、鉄・金属部に塗装された塗膜がはがれ、赤茶色のサビが発生しやすくなり、放っておくと、穴が開き、内部まで腐っていってしまいます。
あるいはすでに内部でサビが発生してしまっている場合もあるので、早めに業者に来てもらい、対応してもらいましょう。
4. 穴・へこみ・欠け・傷の補修方法
外壁に穴やへこみ、欠けや割れ、大きな傷がある場合には、雨漏りの原因になってしまう場合があるため、できる限り早めに修理をお願いしましょう。
補修の仕方は素材によって異なりますが「パテなどで穴を補修後に、周囲と近い色の塗料で塗装する」「サイディングボードを部分的に張り替える」などの方法があります。
5. カビ・藻・コケの補修方法
藻やコケは、特に日当たりが悪い場所や、湿気の多い箇所に発生しやすく、やがてはカビの原因になってしまいます。
塗膜の防水機能が低下している可能性が高く、また黒カビなどは人体に悪影響を及ぼします。
どんどん増殖してしまいますから、放置してはいけません。
あまり繁殖していないようであればDIYで洗浄することも可能で、この際は、水洗いかスポンジで軽く磨くのが基本です。
頑固な汚れの場合は市販の高圧洗浄機を使用してもOKですが、塗装がはがれてしまう危険性があるため、なるべくプロの業者に任せたほうがよいでしょう。
6.チョーキングの補修方法
「チョーキング」とは、紫外線や雨の影響で塗膜が劣化することにより、塗料に含まれる白色顔料(酸化チタン)が、チョークの粉のように表面に浮き出る現象です。
外壁を手で触ったときに手に白い粉がついたら、チョーキング現象が起きていると判断できます。
太陽光がよく当たる場所は、特に塗膜の劣化が進みやすいため、チョーキング現象が部分的に発生することも決して珍しくはありません。
塗膜の防水性が落ちてきているというサインであるため、外壁全体を塗装し直す必要があります。
7.浮き・膨れ・はがれの補修方法
塗装や外壁材の一部が浮いている・膨れている・はがれている、という状態は、外壁自体がダメージを受けている証拠です。
雨漏りが起きやすくなる他、壁の一部がはがれている場合は、落下する危険性もあるため、至急直してもらいましょう。
補修方法としては、素材や状態にもよって違うため一概には言えませんが、部分張り替え、もしくは塗装を行うことになる場合が多いでしょう。
あきらかに塗膜のはがれ・膨れであれば再塗装になりますが、内部まで影響している場合は、下地の交換が必要な場合もあります。
なお塗装しか対応できない業者も多いため、塗装と張り替えのどちらが良いか相談したい場合には、複数のリフォーム会社に見積もりを依頼し、提案内容を比較するのが無難です。
外壁全体の補修が必要な場合の費用相場
建物の築年数や劣化具合により、外壁全体の塗装や張り替えが必要な場合費用についても触れておきましょう。
外壁リフォーム別の平米単価は次の表の通りです。
塗装 | 約1,700~5,000円/㎡ |
|---|---|
重ね張り | 約6,500~8,250円/㎡ |
張り替え | 約6,650~9,000円/㎡ |
(※いずれの工事も、足場設置費や諸経費などが別途かかります。)
例えば、施工する外壁の面積が100~200㎡の場合、これらの費用は170~180万円となるのが一般的です。
外壁補修の施工事例(部分修理・全体的な工事)
それではここで、当サービス『リショップナビ』の加盟業者が手掛けたリフォーム事例をご紹介しましょう。
外壁を部分的に補修した例
事例1 ひび割れや、古いコーキングなどを補修

リフォーム費用 | - |
|---|---|
施工日数 | - |
築年数 | - |
サッシ周辺や外壁材のジョイント部分の古いコーキングは取り、新しくコーキング処理。
小さい傷は、コーキング材で充填(じゅうてん=穴や隙間などに物を詰めて、ふさぐこと)処理しました。
事例2 コーキングを打ち替え、外壁・屋根を塗装

リフォーム費用 | - |
|---|---|
施工日数 | 18日間 |
築年数 | 14年 |
事例3 傷んでいたサイディング目地をメンテナンス

リフォーム費用 | 約27万円 |
|---|---|
施工日数 | 5日間 |
築年数 | 25年 |
長く住んでいただけるよう、傷んでいるサイディング目地をメンテナンスしました。
外壁を全体的に修繕・リフォームした例
事例1 シリコン打ち替え外壁屋根塗装

リフォーム費用 | 約90万円 |
|---|---|
施工日数 | 10日間 |
築年数 | 15年 |
事例2 全体的な補修と塗装

リフォーム費用 | 約100万円 |
|---|---|
施工日数 | 14日間 |
築年数 | - |
最後に外壁・屋根塗装をしてから10年が経ち、劣化が見られたためリフォームしました。
サイディング部分のコーキングの劣化や、コケの発生、塗膜剝離、板金の釘浮き箇所もあり、全体的な塗装工事を行いました。
事例3 色あせが目立っていた外壁を塗装

リフォーム費用 | 約108万円 |
|---|---|
施工日数 | 14日間 |
築年数 | 30年 |
外壁塗装の依頼を受け、塗装を行っています。仕上がりに満足いただけました。
事例4 オシャレで丈夫なガルバリウム鋼板に張り替え

リフォーム費用 | 約160万円 |
|---|---|
施工日数 | 30日間 |
築年数 | 15年 |
事例5 外壁に鉄板系サイディングを施工&一部、塗装工事も実施

リフォーム費用 | 約160万円 |
|---|---|
施工日数 | 14日間 |
築年数 | 10年 |
軽量な鉄板系のサイディングを外壁に施工し、屋根・出窓部分は塗装で仕上げました。
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外壁の補修・修理は火災保険を活用可能

台風・大雪・豪雨などの影響で、外壁が破損・雨漏りしてしまった場合には、火災保険の補償対象となるケースがあります。
地震保険にも一緒に加入しているようであれば、地震によって外壁にひびが入ってしまった時なども保険金を受け取れる可能性が高いです。
火災保険の知識があるリフォーム会社に相談し、保険金を活用できる工法を提案してもらうと確実です。
どの外壁も、10年前後で補修が必要

たいていの外壁は10~15年毎に、塗装によるメンテナンスを行うことで、耐久力を保持できます。
建物の外壁材には、サイディング・モルタル・コンクリート・ALCパネル・タイルなどの種類があり、いずれの外壁であっても毎日風雨や紫外線にさらされることから、10年前後で劣化症状が出てきます。
耐久性が低い塗料で塗装されている場合や、潮風などが当たりやすい環境であれば、5~8年で劣化症状が出る場合もあります。
また、比較的長持ちすると言われているタイルの外壁であっても、10年に一度くらいの周期でコーキングの打ち替えを行う必要があります。
外壁の補修・修理業者を選ぶポイント

最後に、外壁の補修・修理業者を選ぶ際のポイントについて、チェックしておきましょう。
資格取得者がいる業者は、より安心
外壁のリフォームに対応している業者はたくさんありますが、企業によって得意分野は異なります。
選び方の基準の一つとして、外壁劣化診断士・雨漏り診断士・住宅診断士などの有資格者が在籍するリフォーム会社を利用すると、建物に最適な修理方法をプランニングしてもらいやすいです。
過去の施工実績を確認
ホームページに作業工程などの写真が掲載されていれば、業者が実際に施工を行ったかどうか確認できるでしょう。
ただし、ホームページがない/あっても施工事例を掲載していない、という会社もあります。
このような場合は「見積もりの際などに、施工写真があれば見せてもらう」「近くに施工したお客様のお家があるなら、見に行く」などの方法もおすすめです。
なお修理経験が豊富であれば、火災保険に詳しいスタッフに出会える確率も高いでしょう。
保証内容なども充実しているか確認
工事完了後に不具合が起きてしまうこともありえるため、保証内容などが充実していると、なお安心です。
「万が一の際には、アフターフォローをしてもらえるか」など、事前に聞いておくとよいでしょう。
特に「塗装工事」の場合は、保証期間を設けている業者がほとんどです。
「保証の有無」や「どのような保証内容か」も、しっかり確認しておきたいですね。
早めの対応で外壁トラブルを未然に防ぐ
外壁のカビやひび割れを長い間放置してしまうと、いずれは腐食してしまい、家が傾いたり、倒壊したりするおそれがあるため、できる限り早めに業者に相談しておきましょう。
相性の良いリフォーム会社に出会えれば、予算やローン計画にも配慮しながら、適切な方法で補修してくれるはずです。
外壁補修はDIYより業者が確実
たいていの外壁補修はDIYではなく、プロの施工業者に依頼することをおすすめします。
素人の方には、外壁劣化の根本的な原因や解決方法は判断しづらいものです。
使用するコーキング材や補修の仕方などを誤ると、かえって耐久性を低下させてしまうことにもなりかねません。
また、高所作業でケガをしてしまう危険性もあります。
失敗のリスクを軽減するためには、最初から優良な施工業者に任せることが大切です。
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【この記事のまとめ&ポイント!】
- 外壁を補修・修理したいのですが、費用はいくらくらいですか?
「ひび割れ(クラック)」や「コーキングの劣化」 「チョーキング」など、劣化症状別の補修費用について、こちらで解説しています。
- 外壁全体の補修が必要な場合、費用はいくらかかりますか?
施工する外壁の面積が100~200㎡の場合は「塗装=約60〜180万円」 「重ね張り=約150~200万円」「張り替え=約150〜230万円」が目安です(詳しくは、こちら)。
- 外壁の補修や修理には、保険を活用できますか?
台風などの影響で、外壁が破損・雨漏りしてしまった場合、火災保険の補償対象になることがあります。
また地震保険にも一緒に加入している場合、地震で外壁にひびが入った時なども保険金を受け取れる可能性があります。
詳しくは、こちら。
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