仏の教えを分かりやすく
宗教ジャーナリスト 多田則明
前真言宗善通寺派管長、総本山善通寺第57世法主の樫原禅澄師が2月15日、85歳で亡くなった。老師と同じ香川県さぬき市生まれの記者は、仏縁のような出会いに恵まれた。

樫原老師は1940年、さぬき市志度にある自性院常楽寺の生まれ。高野山大学を卒業し、65年に同寺住職に就任。2008年から10年間、宗派管長兼善通寺法主を務めた。12年には東寺で営まれる真言宗最高の大法「後七日御修法(ごしちに しみしほ)」で大阿(導師)を勤め、四国八十八か所霊場会総裁など歴任、保護司や教誨師としても活躍。笑顔を絶やさない庶民的な管長として人気があり、人々から「禅澄さん」と親しまれた。
先の大戦で父を亡くした禅澄さんは小学校4年で寺を継いだ。野球が好きで地元の県立津田高校でも野球部に入りたかったが、法要で練習を抜けることもあるので応援団に。一学年下にいた野球部ファンの記者の姉と親しくなり、後のインタビューで「あなたの家に二度遊びに行きましたよ」と言われたが、当時、小学生だった記者は覚えていなかった。・・・《続く》
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