志望動機完全版【新卒】書き方・例文・ない場合・NG例までを徹底解説
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最終更新日:2026年3月18日
記事公開日:2019年11月1日
志望動機の全体像
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志望動機の書き方
企業に評価される志望動機の書き方をフレームワークや例文とともに解説しています。 -
志望動機のフレームワーク
自分に向いていること(適正)に基づく志望動機のフレームワークについて解説しています。 -
志望動機の書き出し
志望動機の書き出しについてポイントや例文とともに解説しています。 -
志望動機の締め方
志望動機の締め方についてポイントや例文とともに解説しています。 -
志望動機の例文
動機別・職種別・業界別にそれぞれ大手企業内定者(本選考通過者)のES例文を掲載しています。 -
文字数別の志望動機
エントリーシート(ES)に書く志望動機の文字数の目安・文字数別の書き方について解説しています。 -
志望動機がない場合
志望動機がない場合や思いつかない場合の原因や対処法について解説しています。 -
志望動機のNG例
志望動機のNG例を例文とともに解説しています。 -
面接での志望動機対策
面接での志望動機対策について、質問例とともに解説しています。
新卒の就活における志望動機とは

就活において必ずと言っていいほど問われる志望動機ですが、そもそも志望動機にはどのような意味合いがあるのでしょうか。
志望動機とは言い換えると"なぜその企業を志望しているのか"、その理由を指します。そのため応募した企業でなぜ働きたいのかを具体的に伝える必要がある質問と言えるでしょう。
また企業の人事は就活生の志望動機を確認することで、自社への理解度や入社意欲の高さを見極めていると考えられます。
人事が「是非この就活生と一緒に働きたい!」と思うような志望動機を伝えられるよう、入念な準備をしましょう。
企業が志望動機を聞く意図

就活において志望動機は重要な質問の一つと言えますが、なぜ企業は新卒の就活生に志望動機を聞くのでしょうか。
企業が新卒の就活生に志望動機を聞く理由はいくつかあると思いますが、本記事では『志望動機とは』の箇所でも軽く触れた以下の2つを詳しく解説します。
志望度の高さを知りたいから
企業が新卒の就活生に志望動機を聞く1つ目の理由は、就活生の志望度の高さを把握するためです。
仮にどんなに優秀な人材であったとしても、実際に入社してくれなければ企業としては意味がありません。また企業側が採用活動にかけた時間と労力も無駄になってしまいます。
そこで企業は就活生が「内定を出したら本当に入社してくれるのか」を知るために志望動機を聞きます。
時には「この企業でなければならない理由」を確認するために他業界や他社との比較、さらには「キャリアに対するミスマッチがないか」を確認するため、入社後にやってみたい仕事について聞くこともあります。
実際に全く同じスキルを持つ就活生が2人いた場合、面接官は熱意や意欲のある就活生に対して「一緒に働きたい」と感じるでしょう。
また熱意や意欲のある人材であれば、「入社後も仕事に前向きに取り組んでくれそう、長く働いてくれそう」という印象を与えることが出来ると考えられます。
選考を通過するためには企業に対して志望度や熱意の伝わる志望動機を作成することが重要でしょう。
社風やビジョンとマッチするか知りたいから
企業が新卒の就活生に志望動機を聞く2つ目の理由は、自社の業務に対する就活生の適性を知るためです。
就活生の志望度がいくら高くても、会社が目指すビジョンと就活生が目指すところが異なっていると入社後にミスマッチを感じてしまい、早期退職に繋がる可能性が高くなります。
そういったリスクを防ぐため企業の人事は「企業に興味を持つきっかけとなった経験」や「志望動機の背景にある企業選びの軸が自社の働き方に合ったものであるのか」を確認します。
そうすることで、その就活生が"会社で長く働いてくれるか、入社後に活躍することができるのか"を見極めていると考えられます。
一例にはなりますが、「個人成績が明確に出るスポーツの世界で切磋琢磨してきたため、個人に成果が紐づく働き方をしたい」という志望動機からは、個人として成果を挙げることが強く求められる証券会社の営業職への適性が感じられるといった具合です。
自身の経験や背景を踏まえ説得力のある志望動機の作成を心がけましょう。
志望動機の評価基準

①「成し遂げたいこと=志=企業選びの軸」は業界に合致したものか
②「成し遂げたいこと=志=企業選びの軸」を自分自身の経験から語ることができているか
③「成し遂げたいこと=志=企業選びの軸」に基づき、業界をシンプルに比較しているか
④業界の中でもなぜその会社なのかを伝えることができているか
①、②、③ができていてB評価、更に自分自身の経験から強く「成し遂げたいこと=志=企業選びの軸」を説明できている場合A評価として考えています。
経験との結びつきの強さについては非常に重要であり、単に「海外旅行をしたから海外で働きたい」程度の結びつきよりも、「様々な国籍の人が関わるゼミで共同論文を書いた経験から、価値観の異なる人が手を取り合い一つのゴールを目指す仕事がしたい」という結びつきの方が評価されるでしょう。
④の業界の中でもなぜその会社なのかはおまけ程度で考えている企業が多いと考えられ、unistyleにおいてもそこまで重要視はしていません。
能力的に申し分なく、「成し遂げたいこと=志=企業選びの軸」も業界に合致した人材であれば、自社が第一志望でなくとも来て欲しいと考えるのが妥当です。
志望動機の書き方

ここでは(エントリーシート(ES)や履歴書における志望動機の書き方を、構成(フレームワーク)、テンプレート、書き出し、締めくくりに分けて解説します。また、近年注目されているAI生成についても触れています。
各項目でより詳細に知りたい方は、志望動機の書き方をご覧ください。
構成(フレームワーク)
志望動機のフレームワークは以下の通りです。この6ステップに当てはめれば、誰でも論理的で伝わりやすい志望動機を書くことが出来ると思います。
1.成し遂げたいこと・目標
2.きっかけとなる経験
3.企業選びの軸
4.他に受けている業界および他の業界ではダメな理由
5.具体的に取り組みたい仕事
6.業界の中でもその会社の理由
基本的な志望動機の書き方は上記の通りです。ただし、自身の適正に基づいて書く際の志望動機のフレームワークもあるので確認してみて下さい。
テンプレート
「どうしても文章を書くのが苦手」という方は、以下のテンプレートに実際のエピソードを入れて作成してみましょう。
「○○(1.成し遂げたいこと・目標)という想いがあるため、貴社を志望している。私は、××(2.きっかけとなる経験)という経験がある。この経験から、△△(3.企業選びの軸)という仕事がしたいと考えるようになった。◆◆(4.他に受けている業界および他の業界ではダメな理由)ならば実現可能だと考えている。□□(5.具体的に取り組みたい仕事)することで□□したい。その中でも◇◇(6.業界の中でもその会社の理由)な貴社でこそ、冒頭の想いを実現できると考えた。
書き出し
まず初めに、志望動機を書く際は下記のパターンに沿って書き始めましょう。
- 「~という業務をしたいです」
- 「~という理念に共感し、○○と考えます」
- 「志望する理由は〇つあります。それは△と□です」
- 「~や××に携われるような企業に入社したいです」
- 「~という夢が××である貴社ならば実現できると考えたからです」
志望動機の書き出しは、前述の通り文章全体に一貫性を持たせ、論理的な文章にするために非常に重要です。 自身に合った表現を選ぶことも重要なため、詳しい志望動機の書き出しを確認しておきましょう。
締めくくり
志望動機の締めで伝えるべき内容は、以下の2点に集約されます。
- 自身が企業に貢献できる点
- 入社後に実現したいこと
締めは志望動機全体を論理的な文章にするために重要な要素となりますので、志望動機の締め方の詳しい解説も是非ご確認下さい。
AI生成について
近年では志望動機を書く際にChatGPT等の生成AIを用いる方法があり、賛否両論を巻き起こしています。
ここではあくまでunistyleとしての見解を記載しています。
志望動機のみならず、エントリーシート(ES)設問や面接対策などで、全てを生成AIに作成させるのは避けるべきです。参考にしたり、添削をする用途で使用する程度に留めましょう。
理由は面接での深掘り質問に対応が難しくなり、面接官に与える納得感が薄くなってしまうからです。
志望動機を書く際のポイント

志望動機を書く際に抑えておきたいポイントは、下記の通りです。
- 結論を簡潔に伝える
- 文末は必ず言い切る
- なぜ他社ではなく自社かを明確にする
- 自己PRとの整合性を保つ
- 「学びたい」ではなく「貢献したい」姿勢を示す
ポイントを押さえることは、選考を突破する上で非常に重要になります。志望動機の書き方とともに詳細な解説も確認しておきましょう。
志望動機の例文

ここでは志望動機の例文を動機別・職種別・業界別・文字数別に紹介します。動機別では福利厚生を題材にした例文を、文字数別では最も一般的な指定文字数である400字の例文を紹介します。
その他動機や職種、業界別については志望動機例文43選を、文字数別については文字数別志望動機例文をご覧ください。
志望動機例文(1)動機別:福利厚生
志望動機
引用:BIPROGY(旧:日本ユニシス):23卒選考通過者ES
志望動機例文(2)職種別:営業職
なぜロレアルであるのか、またなぜ今回応募した職種を選んだのか、をお書き下さい。その理由が自身の強み、または個性や経験とどのように繋がっているのか説明して下さい。(600文字以内)
私にとって「美」とは自分を美しくしてくれる魔法であり、それによって強くなれる鎧でもある。今までの人生においてもメイクやスキンケアで自信を得ることができた。その中で、「美容によって人々を幸せにしたい」という想いが大きくなるにつれ私の夢になり、この夢を叶えるため、美容業界を選んだ。そして貴社に魅力を大きく感じ、貴社を志望した。感じた点は大きく分けて以下の3点だ。
【すべての人生に美しく生きる力をという企業理念】
ここで私の夢と重なり、貴社に貢献したいと感じた。
【多様性の視点】
多様性を尊重しているからこその挑戦機会の多さに魅力を感じた。
【多くのブランドとストーリーがある点】
よりニーズに沿い、消費者のために尽くしている点で魅力を感じた。そして確立されたブランドごとのストーリーによって消費者の自信創出にもつながっていると感じた。
そして私がセールス職を志望する理由としては、貴社の商品を消費者により近い立場で届けることができると考えたからだ。セールス職には美の提供だけでなく、会社の先頭にたち商品を届ける重要な役割がある。そこで私の強みであるコミュニケーション力を活かし、お客様との信頼構築を行い相手のニーズを知ることで1人1人に真摯に向きあうことで貴社に貢献したいと感じた。そして何事にも挑戦する姿勢で活動のフィールドも広げたい。
志望動機例文(3)業界別:銀行業界
志望動機(200字以内)
本選考ES:23卒三菱UFJ銀行
志望動機例文(4)文字数別:400文字
当社への志望動機400字
私が貴社を志望する理由は二つある。まず一点目は、貴社でなら仕事を通じて多くの人々を幸せにするという自分の夢を叶えることができると感じたからだ。学生時代は、子どもと遊ぶボランティアサークルの長として楽しい活動を提供することによって、100人程の子ども達が笑顔になってくれることにやりがいを感じていた。社会人になってからは、より大きな規模で人々を幸せに出来る仕事に携わりたい。この自分の夢を、「子どもたちに誇れるしごとを」をモットーに多くの人々の暮らしを支える仕事を誠実にかつ環境に配慮しながらしている貴社なら叶えることが出来ると感じている。次に二点目は、貴社でなら自分が成長できると感じたからだ。オリンピックの先の事も見据えて、若い内から海外経験ができる環境が整っていて挑戦できる土台が整っている貴社では、自分がチャレンジして成長することが出来ると感じている。
【引用】清水建設本選考内定者
志望動機の文字数の目安や、文字数別の例文もぜひご確認下さい。
上記では4つの例文を紹介しました。
福利厚生や社風などの動機別や、営業職やSE職などの職種別、銀行やデベロッパーなどの業界別、400字・200字などの文字数別など、より多くの志望動機例文(全43選)を見たい方は、以下の「志望動機例文完全版」をご覧ください。
▶︎ 志望動機例文完全版【新卒】動機・職種・業界・文字数別に例文43選を紹介
志望動機がない・思いつかない場合

原因
志望動機が思いつかない・書けない理由は、以下の3つの要因が考えられます。
- 理由(1)志望度が高くない
- 理由(2)自己分析が不足している
- 理由(3)業界研究・企業研究が不足している
志望動機が思いつかない要因について自分が3つの内どれに当てはまるかを確認し、志望動機の作成に取り掛かりましょう。
対処法
ここでは志望動機が思いつかない時の対処法を紹介します。
- (1)自己分析で就活の軸を定める
- (2)業界研究で自分自身とマッチする部分を見つける
- (3)企業研究で企業の魅力を見つける
- (4)同じ業界の他の企業と比較してみる
志望動機がないと悩んでいる方は、原因や対処法についての詳しい説明を確認しましょう。
志望動機のNG例

志望動機のNG例としては以下のようなものが挙げられます。
- うんちくだけで実体験がない
- 社会に貢献したいというだけ
- 会社の魅力ばかりを並べている
- 自分の希望だけを並べている
- 実体験と志望理由の結びつけ方が強引である
- やりたいことと実際の仕事内容が結びつかない
- 離職を前提にしている
- 好き好きアピールに終始している
- 給与や待遇面ばかりにフォーカスしている
- 他の回答との一貫性がない
- 順序立てて落とし込まれていない
- 客観的な情報のみを羅列
- 消費者視点のみ
志望動機のNG例の詳細な解説も確認して、自身が当てはまっていないか今一度確かめてみて下さい。
面接における志望動機対策

ここからは面接における志望動機対策について説明していきます。
面接で志望動機を話す長さ
志望動機を話す時間は1分程度に収めるのが理想です。長すぎると要点がぼやけてしまい、面接官の集中力も途切れてしまいます。要点を絞り、最も伝えたい「エピソードの幹」だけを話しましょう。
話し方のポイント
面接の場で話す際には、論理的且つわかりやすく答えることが重要になります。ロジカルに話すとは、一般的に「結論→理由→結論」の流れで話すことです。結論が見えないまま話が続くと回りくどくなり、面接官に「結局、何を答えたいのかはっきりしない」と思われてしまうため、高い評価はされにくいでしょう。
深掘り質問
- 成し遂げたいこと
- きっかけとなる経験
- 企業選びの軸
- 業界比較
- 取り組みたい仕事
- 同業比較
志望動機の深掘りをする際は、面接官も上記の観点から質問を投げかけることが多いと言われています。
具体的な深掘り質問の内容や回答例を知りたい方は面接の志望動機対策を確認してみて下さい。
志望動機に関する注意点

志望動機の内容に関する注意点
志望動機を書く際には以下3点の内容は必ず避けるようにしましょう。
- 具体性が無い
- 企業への理解・志望理由が薄い
- 待遇・安定性など自分の利益を中心にしている
具体的な注意点を知りたい方は志望動機の書き方を確認してみて下さい。
面接で志望動機を答える際の注意点
- マイナス・ネガティブな言葉は使わない
- 「話す長さ」に気を付ける
- 話す時のトーンやスピード
詳細を知りたい方は面接の志望動機対策を確認してみて下さい。
志望動機に関するよくある質問
Q1. 志望動機の為に話を盛っても大丈夫?
就職活動において話を盛ったり、嘘をついたりする就活生は全くいないわけではないようですが、おすすめはしません。 理由としては、その後の面接などで深掘りされた際に、話を盛っていたことがばれてしまう可能性があります。 話を盛っていたり、嘘がばれた際には誠実さに欠ける人間と信用を失いかねないので控えておきましょう。
Q2. 志望動機が他の人と被っても大丈夫?
志望動機が他の人と被ってしまうこともあるかもしれませんが、あまり気にする必要はないでしょう。 それよりも、重要なのは、自分自身の経験や価値観を仕事内容と結びつけ、その企業の仕事に向いていることを自分らしく説明することだというのを忘れないようにしましょう。
Q3. 志望動機の例文を参考にしても大丈夫?
志望動機を考えるきっかけの為に、例文を参考にすることは良いかとおもいますが、ただし、例文をそのまま使用したり、コピペするのはやめましょう。 企業側はコピペチェッカーを使用し見極めることも可能ですし、深掘りされた際に的外れな回答をしてしまい、コピペしていることが企業側にバレ、選考に落ちる可能性があります。 そのような事態を防ぐためにも、自分の強みや実体験と結びつけ、具体的なエピソードなどを交えて自分の言葉で説明し、説得力のある志望動機を作成するよう心がけましょう。
まとめ

本記事では、企業が志望動機を聞く意図や志望動機のテンプレ、エントリーシート(ES)の例文など志望動機の基本的な情報を全て紹介しました。
新卒の就活において志望動機を企業が聞く意図そしてアピールすべきポイントを知るだけでも、どんな志望動機を作成すべきかイメージが湧いたのではないでしょうか?
志望動機の全体像が分かったら次は「志望動機の書き方」について理解を進めましょう。






