就活の自己PRに塾講師バイトを使うならこれ!ポイントとNG例を徹底解説
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最終更新日:2026年3月16日
記事公開日:2016年2月17日
自己PR例文の全体像(強み別48選・エピソード別4選・文字数別7パターン・業界別13選など)は、以下の「自己PR例文完全版」をご覧ください。
▶︎ 自己PR例文完全版【新卒】強み・エピソード・文字数・業界別に例文を紹介
塾講師の経験を就活でアピールする方法

塾講師や予備校アルバイトの経験は、多くの就活生が自己PRで取り上げます。しかし「ただのアルバイト経験」に終わらせるか、「強みを伝える武器」にできるかで、面接官の印象は大きく変わります。
勉強を教える経験の中には、コミュニケーション力・責任感・成果を出す工夫など、社会人に直結する強みが隠れています。本記事では、それをどう自己PRに落とし込むかを紹介します。
- 1.個人として努力し、成果を挙げることができる
- 2.関係者と信頼関係を構築し責任感を持って課題解決できる
- 3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる
- 4.価値観や立場の異なる人と協力して成果を挙げることができる
- 5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる
1.個人として努力し、成果を挙げることができる
個人として努力し成果を挙げることができることは、ある意味必要最低限の力であると思います。
多くの場合「生徒の成績アップ」を例にしますよね。教材を工夫したり授業を磨いたりと方法はさまざま。
私自身も面談でより効果的に生徒のニーズを引き出すために、本やスキルアップセミナーに行ったり、時には夜遅くまでロールプレイングをしていたこともあったように覚えています。
また、これは私自身の見解ですが、こういった類の「成績をあげる」というアピールは割とありきたりなため、大層な工夫をしていない限りは差別化が難しいような気もしています。
前提スキルとして捉え、更にこの後紹介するようなスキルをアピールできるとなおよいでしょう。
2.関係者と信頼関係を構築し責任感を持って課題解決できる
これに関してもアピールしやすいように思っています。
塾講師といえば、生徒のやる気アップに力を入れた人も多いと思います。「なぜ勉強できないのか」を一緒に考え、解決策を示していくのも大切な役割です。
また、保護者の目線も取り入れながら課題解決を行った経験もアピールになります。保護者が安心して生徒を通わせてくれるには何が重要なのかを考えることが大切です。例として「勉強する姿勢」や、「実際の成績が伸びていること」などが挙げられます。
そういったことを汲み取り、課題提案していったことを伝えられると、さらにレベルの高い自己PRができると思います。
3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる
塾講師・予備校スタッフの多くの方は、校舎の営業成績や生徒の学習量低下について、全員で問題解決をした人も多くいると思います。また一人の生徒の成績を伸ばすために、様々な講師の方と協力して成績を伸ばすという経験をした人もいると思います。
「コミュニケーションを頑張った」だけで終わらせず、実際に自分自身がどのようなリーダーシップ体験をしてきたのかということを言及すると良いかと思います。
リーダーシップというと引っ張っていくタイプをイメージする方が多いように感じていますが、自分が引っ張るタイプなのか、支えるタイプなのか、アイデアを出すタイプなのか。自分のキャラクターを明確にし、役割を具体的に伝えると、ぐっと説得力が増します。
以下は、三菱商事ESの回答となっています。ぜひ参考にしてください。
私は塾講師として、生徒の学習意欲と成績を向上させるという高い目標を自ら掲げ、粘り強く取り組みました。着任当初は、生徒と講師の間に会話が少なく、生徒が自発的に学ぶ姿勢が乏しいことに課題を感じました。そこで、生徒との信頼関係を築くことが意欲向上の鍵だと考え、授業中はもちろん、授業外でも積極的に声をかけ、雑談を通して距離を縮める工夫をしました。その結果、次第に生徒が質問や相談をしてくれるようになり、成績の向上にもつながりました。さらに、リーダー講師として他の講師にも積極的なコミュニケーションの重要性を共有し、塾全体の雰囲気を改善しました。最終的には生徒が「塾に来るのが楽しい」と言ってくれる環境ができ、自主的に学ぶ文化が根づきました。この経験を通じて、人との信頼関係が成果に直結することを実感しました。
参考:三菱商事ES回答
4.価値観や立場の異なる人と協力して成果を挙げることができる
「2.関係者と信頼関係を構築し責任感を持って課題解決できる」の部分でも言及しましたが、基本的にはスタッフ、保護者、生徒の3人のステークホルダーがいると思っています。3者それぞれの価値観は以下であると感じます。
スタッフ:生徒の成績を上げることで保護者の満足度を満たし、売上を最大化したい。また生徒を大量に合格させることで合格実績を挙げたい。
保護者:自分自身の子供の成績を、必要最低限の費用で上げることで志望校を合格させたい。
生徒:必要最低限の学習で終えたい。楽に成績を伸ばしたい。
共通のゴールは「第一志望合格」。その前提をふまえて、自分がどう調整したかを語れると「ただのコミュニケーション力」ではなく、深みのある自己PRになります。
5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる
これも塾講師・予備校業務で行った人はいるような気がしています。例えば生徒同士を競わせるシステムや、特別授業など、スタッフ主体で行ったイベントが多くあると思います。
基本的には
①生徒・保護者・スタッフの問題点の洗い出し
②その問題点の原因
③解決策となる施策
④その中で発揮した人間性
というような流れで整理すると伝わりやすいです。
単に「イベントをやった」で終わらず、自分がどんな工夫をしたのかを盛り込むと印象に残ります。
下記のエントリーシートを参考に書いていただけるといいと思います。
以前、塾講師のアルバイトにおいて、大学受験生のカリキュラム作成や生徒との面談、各教科の指導など受験指導の上流工程から下流工程までの業務を担当し、生徒を合格まで導いた。その経験から物事を一から組み立て、それを達成し、人に喜ばれることにやりがいを感じるようになった。そのため、顧客とコミュニケーションを取りながら、課題の把握から解決策の提案・推進の手法を学ぶことができるテーマに興味がある。自身の経験から培った課題解決力が実際の仕事でどのように活かすことができるのか、また足りないものは何かを見極めたい。
参考:パナソニックES回答
塾講師の経験をアピールした自己PR例文

続いて、前述した5つのアピール方法ごとに実際の選考通過者の自己PR例文を紹介していきます。
- 塾講師自己PR例文①:個人として努力し、成果を挙げることができる
- 塾講師自己PR例文②:関係者と信頼関係を構築し責任感を持って課題解決できる
- 塾講師自己PR例文③:リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる
- 塾講師自己PR例文④:価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる
- 塾講師自己PR例文⑤:今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得たうえで実現することができる
塾講師自己PR例文①:個人として努力し、成果を挙げることができる
これまで最も力を入れた活動について教えてください。 (400字以内)個別指導塾の講師として中学生の生徒の学力向上に貢献した。私は中学生時代、自分の学力に自信がなくて勉強が苦手だったため、同様の悩みを...
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
三井住友信託銀行(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら
塾講師自己PR例文②:関係を構築し責任感を持って課題解決できる
自ら難易度の高い目標を定め、その達成のために粘り強く取り組んだ経験について、教えてください。取り組みの動機やプロセス、あなた自身が考えて工夫・努力したことについて、具体的に分かるように記してください。...○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。
三菱商事(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら
塾講師自己PR例文③:リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる
周囲を巻き込み、何かをやり遂げた経験について具体的に教えてください。(400文字以下)私は個別指導塾でリーダー講師を務めた際、教室全体の指導品質を向上させるために、他講師を巻き込んで取り組みました。...
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。 大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、
丸紅(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら
塾講師自己PR例文④:価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる
研究以外で学生時代に最も努力したことは何ですか。(400文字以下)塾講師として生徒の成績向上
働き始めた当初は勉強に積極的でない生徒が多く、中々成績が上がらない状況だった。将来の選択肢の幅を広げたい...
また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。 かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
TOPPAN(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら
塾講師自己PR例文⑤:今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得たうえで実現することができる
学生時代、学業以外に力を入れたことを教えてください。(350字以内)講師55名のリーダーとして塾を運営し、3年間で生徒の合格率を15%向上させたことだ。生徒の将来に貢献したいという思いからリーダーに...
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら
塾講師の経験での自己PRのNG例

塾講師や予備校のアルバイトは、多くの学生が経験し、自己PRに使うこともよくあります。生徒に教える立場や課題解決が求められる性質上、アピールしやすいからです。
ただし、その自己PRの完成度は人によって差があります。よく見かける例としては、
「私は予備校の売り上げ低迷をリーダーとして立て直しました。。原因は生徒の立場に立てていないことだと考え、一人ひとりとコミュニケーションを取ることで解決しました。結果として校舎の売上を伸ばしました。」
といった内容です。ですがこのPRは、
・生徒の在籍が減少することに対して、生徒の立場に立てていないという見通しの甘さ
・生徒の立場に立てていないとしても、生徒一人一人とのコミュニケーションだけでその解決はできるのかという疑問。
・そもそもこの自己PRを通して自分の強みの何を推したいのかわからない。
といった突っ込みどころが多く、説得力に欠けます。面接官の立場からすれば印象が悪くなる可能性もあるでしょう。
紹介してきたように、塾講師経験をもとに自分の強みを的確に表現し、仕事とのつながりを示して自己PRにつなげるようにしましょう。
最後に

いかがでしたでしょうか。
ここまで1つずつ説明してきましたが、実際に内定を得るためには「1.個人として努力し、成果を挙げることができる」を前提に、複数の強みを組み合わせてアピールすることが大切です。
その際に何より重要なのは「上っ面の自己PR」にしないことです。
「相手の立場に立って考える」といった言葉は、多くの学生が口にしますが、それだけでは差別化できません。実際、そうした自己PRをする方が次の面接に進むことは少なかったように感じます。
塾講師の自己PRの解説を行っている記事等を参考に、ポイントを理解し、自分自身の経験やそこで培った力をしっかりとした言語化するよう努めていただければと思います。






