
ソフトバンク傘下にある「イーエムネットジャパン」の村井仁(ひとし)元常務取締役CFO(最高財務責任者)が会社の資金およそ4億6000万円を着服していたことが分かりました。
ソフトバンク傘下のイーエムネットで、監査法人出身のCFOが約4.6億円を不正送金&会計情報を改ざん。親会社は沈黙、KDDI案件との共通点も。
<インサイド> イーエムネット「とんでも会計不正」/難を逃れた親会社「ソフトバンク」https://t.co/ce4Div5Iy0
— FACTA 編集部 (@factaonline) March 23, 2026
インターネット広告代理店の「株式会社イーエムネットジャパン」は1月13日、同社のCFOだった村井仁による不正送金があったと公表し、被害額は約4億6000万円に上ると明らかにしました。
イーエムネットジャパンによると、従業員から情報提供を受けて社内調査をしたところ、昨年12月までの1年間で4億6000万円が村井仁名義の預金口座などに不正支出されていたことが判明したとのことです。
さらに、村井仁が不正の発覚を防ぐため、会社の会計記録を書き換えるなどの改ざんを行っていたことも分かりました。
同社は村井仁に対し、1月11日付で職務執行停止と辞任勧告を行い、同月13日に辞任届を受理するとともに、資金決裁権限や会計システムの権限などを停止しました。
さらに、第三者委員会を設置して事実関係の解明を進めるとともに、刑事告訴や民事上の損害賠償請求を含む法的措置を検討しているとのことです。
◯常務取締役 CFOによる不正行為の判明、開示書類等に係る不適切な会計処理の可能性及び第三者委員会の設置に関するお知らせ
村井仁が就いていたCFOという役職は、企業の財務・経理部門を統括する立場で、最も高い規律が求められると同時に、制度をすり抜ける方法にも精通しているポジションとも言えます。
◯元監査法人出身CFOはなぜ暴走したか──イーエムネット不正事件②
また、イーエムネットジャパンの監査は、村井仁が過去に勤務していた「有限責任監査法人トーマツ」が担当しているため、こうした関係性が不正の発見を遅らせたのではないかとの見方も出ています。
◯イーエムネットジャパン元CFO・村井仁氏の4.6億円着服した裏の顔
村井仁はトーマツ時代の上司を「師匠でありボス」と慕い、イーエムネットジャパンへの転職もその上司に相談して決めたと明かしているとのことです。
両者の距離の近さから監査のチェックが甘くなったり、馴れ合いが生まれたりするリスクもあり、結果として「自分の個人口座に会社の資金を振り込む」という単純な手口が見過ごされていた可能性があるとみられています。
今回の事件について、親会社のソフトバンクは現時点で声明を出しておらず、会長の孫正義についても脱税疑惑が浮上しています。
孫正義に脱税疑惑。
会社の保養所や研修所として維持費を経費計上しながら、実態が特定の役員の私的な住居や別荘である場合、税務当局から「役員への給与」とみなされ、追徴課税の対象となるリスクがある。… https://t.co/GiFABouNQp pic.twitter.com/4dllcFwLZn
— 時計仕掛けのオレンジ (@9n7eWQtutsamatw) March 24, 2026
あらゆる不正行為が厳しく取り締まられ、真に誠実で有能な人物が活躍する健全な社会となりますことを心から祈ります。
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