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マガジン一覧

神秘学ポエジー【風遊戯】photopos

神秘学的な内容を写真と言葉で、「遊戯」していくシリーズ。

1,925 本

右と左の身体感覚

☆photopos-4232(2026.4.12.) 鏡のまえで 右手にリンゴをもつ 鏡の中のわたしは 左手にリンゴをもっている 写真のなかの じぶんの右側にいるひとは 写真を見ていえば左にいる 右向け右は 顔を右に向けさせるが 右向きの顔とは 左側を見せた顔 左向け左は 顔を左に向けさせるが 左向きの顔とは 右側を見せた顔 向かって右 向かって左 といっても だれがだれに向かっているかで 右と左は逆になる わたしたちは子どものころ どうやって右と左を覚えたのだろ

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まなざしの先にあるもの

☆photopos-4231(2026.4.11.) 「目が太陽のようでないならば、 どうして我々は太陽を見ることができようか」 そうだとすれば じぶんを見つめるのが むずかしいのは まだ目がじぶんではないからかもしれない 汝自身を知れ というのは ギリシャのデルフォイにある アポロン神殿の入口に刻まれていた箴言で ソクラテスが好んでいたそうだが ひとのことは見えていても じぶんのことは見えにくい ひとのことが見えているといっても それもまたたしかだとはいえないし

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矛盾のなかで問いを生きる

☆photopos-4230(2026.4.10.) 明らかなことと そうでないことのあいだに 境界線を引く すると 明らかでないことが 切り捨てられたりもする 定義という名の 鋭利な鋏が 豊かさを湛えていた意味を 静的な標本として切り抜くのだ 体系をつくることは 内なる不協和音を排し 矛盾という名の異端児を 見えないところへ 追いやることにもなるだろう 光は照らすが 闇を深めることにもなる 見えない闇のなかでは ほんとうの問いと答えが 息をひそめているかもしれな

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言葉の争いを超えて

☆photopos-4229(2026.4.9.) おなじものを 別の名で呼ぶとき 名の違いのため人は争い 異なったものを 同じ名で呼ぶとき 意味の違いで人は争う おなじ名で 同じ意味を ともにすれば 争いはなくなるかといえば そういうわけでもないだろう バベルの塔の神話がある 自分たちの力で 天に届く塔を建てようとした人々に対し その傲慢さを咎めた神が 言葉を混乱させ 意思疎通ができなくなった人々は 世界各地に散らばったのだという 同じ名で同じ意味を表すと 神に

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神秘学ポエジー【風遊戯】mediopos

本を中心としたメディアを神秘学的な視点で読みながら「遊戯」していくシリーズ。

1,809 本

樋口桂子『西洋のレッスン、日本の手習い:言語化しにくい身体感覚をめぐる比較文化論』

☆mediopos4190(2026.4.12) ■樋口桂子『西洋のレッスン、日本の手習い:  言語化しにくい身体感覚をめぐる比較文化論』  (青土社 2025/10) 樋口桂子には、 西洋のリズム(動き・拍子中心)に対し、 日本のリズムは「気配」「間」「静けさの中のわたり」 として捉えられことを、 音楽・民俗・日常感覚から比較した 『日本人とリズム感 -「拍」をめぐる日本文化論』(2017) をはじめとした身体感覚論的な著作があるが、 『西洋のレッスン、日本の手習い

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オウエン・バーフィールド⑤『詩的言語(Poetic Diction)』第三章 隠喩(メタファー)

☆mediopos4189(2026.4.12) ■オウエン・バーフィールド⑤  『詩的言語(Poetic Diction)』  第三章 隠喩(メタファー)  (METAPHOR) mediopos4177(2026.4.5)に続き、 オウエン・バーフィールド『詩的言語』 第三章 隠喩(メタファー)をとりあげる。 オウエン・バーフィールド 『詩的言語(Poetic Diction)』 第三章 隠喩(メタファー) ●基本的な視点 言語の進化は「単純から複雑・光へ」で

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徳井いつこ「忘れものをさがしに ☆7“遠いまなざし”(創元社note部)/ノヴァーリス『青い花』/舟越桂『個人はみな絶滅危惧種という存在』

☆mediopos4188(2026.4.11) ■徳井いつこ(連載)  「忘れものをさがしに ☆7“遠いまなざし”  (創元社note部 2026年4月10日) ■ノヴァーリス(青山隆夫訳)『青い花』(岩波文庫 1989/8) ■舟越桂『舟越桂の創作メモ  個人はみな絶滅危惧種という存在』(集英社 2011/9) 徳井いつこの連載「忘れものをさがしに」 第7回は「遠いまなざし」 苦しみや喪失の中で、 「忘れもの(大切な何か)」を探す先にある 自分と世界を静かに見つめる

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ジョージ・アダムス『物質空間とエーテル空間』⑥第4章「物理的な力・物質とエーテル的な力・物質」

☆mediopos4187(2026.4.11) ■ジョージ・アダムス  『物質空間とエーテル空間』⑥  第4章「物理的な力・物質とエーテル的な力・物質」  Physical and Ethereal Forces and Substances ●基本的な視点 ルドルフ・シュタイナーの思想を基に、幾何学的・概念的なアプローチによって、物理的世界とエーテル的世界の根本的な極性(正反対の性質)が、射影幾何学や極対極変換を用いて、空間・物質・力の観点から明らかにされる。 空

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人智学的言語論、オウエン・バーフィールド『詩的言語』について

シュタイナーおよび人智学の英語圏における最も重要な橋渡し役のひとり、オウエン・バーフィールド(1899.11.9-1997.12.14)。シュタイナーの思想を単に紹介しただというのではなく、言語学・詩的想像力・意識の進化という独自の視点で再解釈し、論じている。その代表的著作『詩的言語(Poetic Diction)』について。

5 本

オウエン・バーフィールド⑤『詩的言語(Poetic Diction)』第三章 隠喩(メタファー)

☆mediopos4189(2026.4.12) ■オウエン・バーフィールド⑤  『詩的言語(Poetic Diction)』  第三章 隠喩(メタファー)  (METAPHOR) mediopos4177(2026.4.5)に続き、 オウエン・バーフィールド『詩的言語』 第三章 隠喩(メタファー)をとりあげる。 オウエン・バーフィールド 『詩的言語(Poetic Diction)』 第三章 隠喩(メタファー) ●基本的な視点 言語の進化は「単純から複雑・光へ」で

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オウエン・バーフィールド④『詩的言語(Poetic Diction)』 第二章「詩の効果:快楽と知識」

☆mediopos4177(2026.4.5) ■オウエン・バーフィールド④  『詩的言語(Poetic Diction)』  第二章「詩の効果:快楽と知識」  (THE EFFECTS OF POETRY   PLEASURE AND KNOWLEDGE) mediopos4166(2026.3.29)に続き、 オウエン・バーフィールド『詩的言語』 第二章「詩の効果 快楽と知識」をとりあげる。 オウエン・バーフィールド 『詩的言語(Poetic Diction)』

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オウエン・バーフィールド③『詩的言語(Poetic Diction)』 第一章「定義と例」

☆mediopos4166(2026.3.29) ■オウエン・バーフィールド③  『詩的言語(Poetic Diction)』  第一章「定義と例」  (DEFINITION AND EXAMPLES) mediopos4150(2026.3.20)に続き、 オウエン・バーフィールド『詩的言語』 第一章「定義と例」をとりあげる。 オウエン・バーフィールド 『詩的言語(Poetic Diction)』 第一章「定義と例」 ●基本的な視点 詩的言語(語法)とは、言葉の

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オウエン・バーフィールド②『詩的言語(Poetic Diction)』 目次と序文/付:ジェイムズ『懐疑と詩』・コールリッジ  「一次的想像力と二次的想像力」

☆mediopos4150(2026.3.20) ■オウエン・バーフィールド②  『詩的言語(Poetic Diction)』  目次と序文(初版・第二版)  (基本的な視点/要約/本文)  ※付:訳註   D. G. ジェイムズ『懐疑と詩』について   S.T.コールリッジ   「一次的想像力と二次的想像力」について mediopos4135(2026.3.10)に続き、 オウエン・バーフィールド『詩的言語』の主な目次と 序文(初版・第二版)の要約と本文。 ●主な目

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アダムス&ウィッチャー『太陽と地球の間の植物』

射影幾何学を人智学の文脈で発展させ、植物を単なる物質的な存在ではなく、「太陽と地球の間」に生きる存在として捉え、物理的(地球的・中心的)空間とエーテル的(宇宙的・周辺的)空間の相互作用を幾何学的に明らかにした著作の紹介。

0 本

ヴァルター・クロース 『生きている地球』(人智学的地質学)

シュタイナーに影響を受け、地球を「一つの生きている有機体」として捉えた人智学的な地質学・宇宙論。

0 本

ジョージ・アダムス 『物質空間とエーテル空間』

ルドルフ・シュタイナーの「反空間」に影響を受け、射影幾何学を生き生きとした体験をひらくジョージ・アダムスの『物質空間とエーテル空間』を紹介。

7 本

ジョージ・アダムス『物質空間とエーテル空間』⑥第4章「物理的な力・物質とエーテル的な力・物質」

☆mediopos4187(2026.4.11) ■ジョージ・アダムス  『物質空間とエーテル空間』⑥  第4章「物理的な力・物質とエーテル的な力・物質」  Physical and Ethereal Forces and Substances ●基本的な視点 ルドルフ・シュタイナーの思想を基に、幾何学的・概念的なアプローチによって、物理的世界とエーテル的世界の根本的な極性(正反対の性質)が、射影幾何学や極対極変換を用いて、空間・物質・力の観点から明らかにされる。 空

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ルドルフ・シュタイナー「可塑的空間」について/GA 82・第2講・第3講/ジョージ・アダムス『物質空間とエーテル空間』⑤第3章「球面に関する極性」への関連テーマ

☆mediopos4181(2026.4.7.) ■ルドルフ・シュタイナー  「可塑的空間」について  ・GA 82『人間が完全に人間となるために』   第2講「人智学の諸科学における位置」   第3講「人智学と造形芸術」 ジョージ・アダムス『物質空間とエーテル空間』⑤ 第3章「球面に関する極性」のところでふれた mediopos4180(2026.4.7) シュタイナーの「可塑的空間」については、 1922年4月8日・9日のハーグ講義(GA 82)において、 物理的

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ジョージ・アダムス『物質空間とエーテル空間』⑤第3章 球面に関する極性

☆mediopos4180(2026.4.7) ■ジョージ・アダムス  『物質空間とエーテル空間』⑤  第3章 球面に関する極性  Polarity with respect to the Sphere 第3章 球面に関する極性 ●基本的な視点 私たちは単なる応用数学ではなく、新しい空間感覚を獲得しなければならない。 物理的束縛を克服し、エーテル的な「動的な質」を感じ取ることで、 自然や人間の有機的形態を根本から新しく見直すことができる。 球面は、そのための最も単純

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ジョージ・アダムス『物質空間とエーテル空間』④ 第2章 エーテル的空間とその力

☆mediopos4170(2026.3.31) ■ジョージ・アダムス  『物質空間とエーテル空間』④  第2章 エーテル的空間とその力  Ethereal Space and its Forces ●基本的な視点 シュタイナーが指摘した「エーテル力」は、単なる抽象的な力ではなく、物理的空間とは質的に正反対の「逆空間間(カウンター・スペース/反空間)」において働く、太陽的・宇宙的な現実である。 射影幾何学と人智学の出会いは、科学に根本的な転換をもたらす可能性を秘めてお

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ルドルフ・シュタイナー note

ルドルフ・シュタイナーに関する各種テーマについて。

31 本

シュタイナー「エーテル」について②「エーテル」観の比較:シュタイナー/ヴァクスムート/マルティ

☆mediopos4185(2026.4.10) ■ルドルフ・シュタイナー  「エーテル」について②  「エーテル」観の比較  シュタイナー/ヴァクスムート/マルティ シュタイナーのエーテル観については mediopos4142(2026.3.15)で概観したが、 その視点を展開したのは まずヴァクスムートであり、 それを批判的に展開させたのがマルティである。 ギュンター・ヴァクスムート (Günther Wachsmuth、1893-1963)は シュタイナーの最も近

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ルドルフ・シュタイナー「可塑的空間」について/GA 82・第2講・第3講/ジョージ・アダムス『物質空間とエーテル空間』⑤第3章「球面に関する極性」への関連テーマ

☆mediopos4181(2026.4.7.) ■ルドルフ・シュタイナー  「可塑的空間」について  ・GA 82『人間が完全に人間となるために』   第2講「人智学の諸科学における位置」   第3講「人智学と造形芸術」 ジョージ・アダムス『物質空間とエーテル空間』⑤ 第3章「球面に関する極性」のところでふれた mediopos4180(2026.4.7) シュタイナーの「可塑的空間」については、 1922年4月8日・9日のハーグ講義(GA 82)において、 物理的

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ルドルフ・シュタイナー「動物」について

☆mediopos4171(2026.4.1.) ■ルドルフ・シュタイナー  「動物」について ・GA 97-31「動物の魂」 ・GA 104a-12「動物の16のグループ」 ・GA 106-8「動物の4つの形態」 ・GA 136-9「惑星と動物の集合魂」 ※コリスコ『動物学』『動物の12のグループ』 シュタイナーは、動物界を 動物の体を「機械装置」や「遺伝の機械」として説明する 機械論的・唯物論的な近代生物学とは根本的に異なり、 霊的・魂的な視点からとらえている。

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ルドルフ・シュタイナー「死生観」について

☆mediopos4163(2026.3.27) ■ルドルフ・シュタイナー  「死生観」について  GA 140-9/18「死と再生の間の生」  GA 159-2「死の秘密」  GA 168-3「生者と死者のつながり」  GA 182-2「生の変容としての死」 シュタイナーは、死を「終わり」ではな く「魂の進化のための転換点」と位置づけ、 死後の魂の旅路を極めて具体的に描いている。 シュタイナーは特に1910年代を中心に、 GA 140「死と再生の間」 GA 159「

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エリーザベト・フレーデ 「天文学と人智学」

シュタイナーの視点から天文学を人智学的に論じたエリーザベト・フレーデ(Elisabeth Vreede/1879–1943)の『天文学と人智学』の紹介。

5 本

エリーザベト・フレーデ「天文学と人智学」⑤Letter4:太陽の年周運動 - 三重の太陽

☆mediopos4184(2026.4.9) ■エリーザベト・フレーデ  「天文学と人智学」⑤  (Letter4)太陽の年周運動 - 三重の太陽   (Über die Jahresbewegung der Sonne)   1927年12月発行 ●基本的な視点 シュタイナーによる「三重の太陽」の視点に基づき、 天文学的事実を単なる物理現象としてではなく、 人間・宇宙・神霊の進化全体と深く結びつけられた、人智学的な太陽観。 ●要約 太陽の年周運動 クリスマス

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エリーザベト・フレーデ「天文学と人智学」④(Letter3)星空の日周運動について

☆mediopos4179(2026.4.6.) ■エリーザベト・フレーデ  「天文学と人智学」④  (Letter3)星空の日周運動について   (Über die Tagesbewegung am Sternenhimmel)   1927年11月 ●基本的な視点 星空の日周運動は単なる物理現象ではなく、高次存在のリズムと人間の本性(肉体・エーテル体・アストラル体・自我)が深く結びついた、霊的・宇宙的な出来事として現れている。 ●要約 前回は、「作られた世界(

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エリーザベト・フレーデ「天文学と人智学」③(Letter2)リズムと星座配置について

☆mediopos4169(2026.3.30) ■エリーザベト・フレーデ  「天文学と人智学」③  (Letter2)リズムと星座配置について   (Über Rhythmen und Konstellationen)   1927年10月発行 ●基本的な視点 宇宙は、機械的法則に縛られつつも、 生き生きとしたリズムを通じて霊界が働き続け、 人間の自由とカルマ、誕生のタイミングに深く関わっている。 古代の叡智と現代の観察を結びつけた人智学的な天体理解へ。 ●要約

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エリーザベト・フレーデ「天文学と人智学」②(Letter 1)天文学と人智学

☆mediopos4157(2026.3.24) ■エリーザベト・フレーデ  「天文学と人智学」②  (Letter 1)天文学と人智学   1927年9月発行 ●基本的な視点 ルドルフ・シュタイナーの人智学(精神科学)は、現代天文学と霊的宇宙論を橋渡しする。外側の感覚世界(マヤ=幻)は、過去の霊的存在たちの行為の「残骸」に過ぎず、その背後にある霊的現実を明らかにすることが目的である。星の世界は「霊的存在の植民地」であり、天体は階層的な霊的存在たちの過去の活動と深く結

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13世紀のペルシャの神秘詩人・ルーミー『マスナヴィー』

13世紀のペルシャの神秘詩人 ジャラール・ウッディーン・ルーミーとその詩『マスナヴィー』を紹介します。

5 本

ルーミー詩集『マスナヴィー』第二巻より④「ぶどうをめぐる四人の争い」

☆mediopos4183(2026.4.9) ■13世紀のペルシャの神秘詩人  ジャラール・ウッディーン・ルーミー  詩集『マスナヴィー』  第二巻より  ④「ぶどうをめぐる四人の争い」 「葦の歌」「八百屋と鸚鵡の物語」 「老いた楽師の物語」に続いて、 第二巻から「ぶどうをめぐる四人の争い」をとりあげる。 ●寓話の基本的な視点 名前(形式)と実体(本質)。 宗教も文化も言語も、外見は多様だが、真実は一つ。 表層の違いに囚われ争う愚かさを戒め、 導師の智慧によって本

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ルーミー詩集『マスナヴィー』第一巻より ③「老いた楽師の物語」

☆mediopos4175(2026.4.4) ■13世紀のペルシャの神秘詩人  ジャラール・ウッディーン・ルーミー  詩集『マスナヴィー』  第一巻より  ③「老いたハープ奏者(The Harper / 老楽師)の物語」 「葦の歌」mediopos4118(2026.2.24) 「八百屋と鸚鵡の物語」mediopos4140(2026.3.13)に続いて、 「老いたハープ奏者(The Harper / 老楽師)の物語」をとりあげる。 少しばかり長い寓話だが、主には以

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ルーミー 詩集『マスナヴィー』第1巻より②「八百屋と鸚鵡の物語」

☆mediopos4140(2026.3.13) ■13世紀のペルシャの神秘詩人  ジャラール・ウッディーン・ルーミー  詩集『マスナヴィー』  第1巻より  ②「八百屋と鸚鵡の物語」 mediopos4127(2026.3.2)では、 序詩の「葦の歌」をとりあげた。 以後、第1巻から第6巻のなかの有名な歌を随時とりあげながら、 宗教的な教訓めいたところはあるものの、 それについて若干の解説を付していくことにしたい。 今回は「葦の歌」に続いて、 同じく第1巻から「八百屋

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13世紀のペルシャの神秘詩人「ルーミー」詩集『マスナヴィー』第1巻「序詩」葦の歌

☆mediopos4127(2026.3.2) ■13世紀のペルシャの神秘詩人  ジャラール・ウッディーン・ルーミー  詩集『マスナヴィー』  ①第1巻「序詩」 葦の歌 これは先日mediopos4113(2026.2.20)でとりあげた、『現代詩手帖 2026年2月号』「特集 イラン現代詩を読む」の「ペルシア詩アンソロジー」でも、その簡略版が掲載されていたが、これはその完全版。 『マスナヴィー』第1巻の冒頭に位置する「葦の歌」は、スーフィー文学で最も有名で象徴的な部分

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コリスコ・人智学的『動物論』

人智学的な自然観に基づいて、動物界を霊的・魂的な視点から理解しようとする、オイゲン・コリスコの動物に関する視点をとりあげます。

3 本

オイゲン・コリスコ『みんなのための動物学』全8巻(全11講義)の基本構成/No.1:編集者まえがき と 第1講:動物学(導入)

☆mediopos4182(2026.4.8.) ■オイゲン・コリスコ  『みんなのための動物学』  (Zoology for Everybody)  ・全8巻(全11講義)の基本構成  ・No.1:編集者まえがき       第1講:動物学(導入) mediopos4173(2026.4.3.)で オイゲン・コリスコの 『動物の12グループ』をとりあげた。 今回の『みんなのための動物学』は その『動物の12グループ』の展開として、 1932年に行われた連続講義をもとに

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ルドルフ・シュタイナー「動物」について

☆mediopos4171(2026.4.1.) ■ルドルフ・シュタイナー  「動物」について ・GA 97-31「動物の魂」 ・GA 104a-12「動物の16のグループ」 ・GA 106-8「動物の4つの形態」 ・GA 136-9「惑星と動物の集合魂」 ※コリスコ『動物学』『動物の12のグループ』 シュタイナーは、動物界を 動物の体を「機械装置」や「遺伝の機械」として説明する 機械論的・唯物論的な近代生物学とは根本的に異なり、 霊的・魂的な視点からとらえている。

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オイゲン・コリスコ『動物の12グループ』

☆mediopos4173(2026.4.3.) ■オイゲン・コリスコ  Eugen Kolisko  『動物の12グループ』  The Twelve Groups of Animals コリスコの『動物の12グループ』は、 シュタイナーの動物観を基に、コリスコが動物界を 12の主要グループに体系的に分類した著作。 これが動物学講義シリーズ『Zoology for Everybody』の基盤となり、 三分節化理論(神経・感覚系/律動系/代謝・四肢系)が展開されている。

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