こんにちは、いーかです!
「敗者のプライド・日本編」、そして「フィリピンとアメリカ編」から続いた長い歴史の旅、今日がついに最終回です。
ここまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございます。
私たちは、歴史という名の「タイムマシン」に乗って、いろいろな景色を見てきました。
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アメリカという、圧倒的な力とシステムを持つ巨人。
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フィリピンという、支配されながらも明るく生き抜いたサバイバー。
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日本という、全てを燃やし尽くされながらも、意地で蘇ったサムライ。
この三者の関係は、綺麗事だけではありませんでした。
裏切り、暴力、洗脳、そして計算高い握手。
血の匂いがする歴史でした。
でも、ふと顔を上げて、今の「我が家」を見てみます。
食卓にある「奇跡」
私の隣には、フィリピン人の奥さんがいます。
彼女は、かつて日本軍が戦場にし、アメリカが支配した国で生まれ育ちました。
私たちは今、アメリカ発のiPhoneを使い、Amazonで買い物をし、YouTubeで世界中の音楽を聴いています。
夕食のテーブルには、日本の味噌汁と、フィリピンのアドボ(煮込み料理)が並びます。
80年前、私の祖父の世代と、彼女の祖父の世代は、レイテ島で殺し合っていました。
もしその時代なら、私たちが結婚することなんて許されなかったでしょう。いや、出会うことさえなかったはずです。
そう考えると、今、私たちがこうして**「今日の晩ごはん、何にする?」と喧嘩できること自体が、とてつもない奇跡**のように思えてきませんか?
「忘れる」のではなく「乗り越える」
「平和」とは何でしょうか?
嫌な歴史をすべて忘れて、無かったことにすることでしょうか?
私は違うと思います。
フィリピン編で見た「マグニフィセント12」の誇りも、日本編で見た「特攻隊」の覚悟も、あるいは「WGIP」による呪いも。
そのすべてを知った上で、**「それでも私たちは、手を取り合うことを選ぶ」**という意思こそが、本当の平和なのだと思います。
歴史を知ることは、相手を恨むためではありません。
**「私たちが今いる場所が、どれほどの犠牲と、どれほどの祈りの上に成り立っているか」**を知るためです。
「我が家のサミット」は続く
アメリカは、今も強い国です。時にはその力に振り回されることもあります。
でも、私たちはもう、ただ怯えるだけの敗者ではありません。
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フィリピンの「したたかな明るさ」
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日本の「不屈のプライド」
この二つのDNAを持つ私たちは、どんな時代が来ても、きっと大丈夫です。
国同士の大きな政治(G7などのサミット)は、偉い人たちに任せておきましょう。
私たちには、もっと大切な任務があります。
それは、家庭という一番小さな「国際サミット」を、毎日笑顔で開催し続けることです。
異文化を面白がり、相手の背景を尊重し、美味しいものを一緒に食べる。
この小さな平和の積み重ねが、やがて世界を少しだけマシな場所にする。
私はそう信じています。
最後に
私はこれからも、漢字や言葉、そして歴史の「守り人」として、ブログを書き続けます。
過去の声に耳を澄ませながら、未来を生きる子供たちのために。
長いシリーズにお付き合いいただき、本当にありがとうございました!
明日からも、我が家のサミットは賑やかに続きます!
(完)
■最終回を深めるための参考文献
歴史の旅を終え、これからの未来や日本人としての生き方を考えるための3冊です。
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著者: 藤原 正彦
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おすすめポイント:
「論理や合理性(アメリカ的価値観)」だけでは国は守れない。「情緒」や「形」といった日本人が本来持っていた美徳こそが、これからの世界に必要だと説くベストセラー。シリーズの締めにふさわしい一冊。
2. 『日本とフィリピン ― 友好の歴史を拓く』 (明石書店)
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著者: 寺見 元 他
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おすすめポイント:
戦争の悲劇を乗り越えて、両国の人々がどうやって交流し、信頼を築いてきたか。多くの民間人の努力が記されています。私たち夫婦のような関係が生まれた背景を知ることができます。
3. 『歴史の教訓』 (PHP文庫)
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著者: ウィル・デュラント、アリエル・デュラント
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おすすめポイント:
人類5000年の歴史を俯瞰した哲学的名著。「歴史は繰り返すのか?」「文明とは何か?」。長い旅を終えた今だからこそ、心に響く言葉が詰まっています。