アメリカ人は英国訛りが好き? British Airwaysのおもしろ広告
航空会社の広告といえば、シートの快適さや価格、就航都市を訴求するものが一般的です。
しかし、British Airways(ブリティッシュ・エアウェイズ)がアメリカで打ち出したキャンペーン「Everything’s Better with a British Accent」(英国訛りがあれば何でも最高になる)は、そうした常識から一線を画しています。
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映像では、機内サービスのアナウンスや紅茶を勧める何気ない一言を、乗客がCAに何度も繰り返させます。英国訛りの響きが心地よくて、もう一回聞きたくなる——それだけで、日常的なサービスが特別な体験へと変わる。
British Airwaysはこのキャンペーンで、飛行機そのものではなく英国らしい空気感をブランドの強みとして打ち出しています。
このキャンペーンはニューヨークとロサンゼルスの住民への調査をもとに企画されています。
アメリカ人が、英国に対してユーモア・伝統・秩序といったポジティブな印象を強く持っていることが調査で明らかになり、その感情をそのままブランドの差別化軸として設計に落とし込みました。
オフラインでも英国らしいユニークさが見られます。グランドセントラル駅とタイムズスクエアを結ぶSシャトル路線を全面的にBritish Airways仕様に改装。
ブランドのヘッドレスト、機内を模したインテリア、英国式のユーモアを効かせたホームのアナウンスまで、地下鉄の移動時間そのものをブランド体験へと変えています。
British Airwaysの責任者は「どこへ飛ぶかだけがBritish Airwaysの違いではない。道中、人々をどう感じさせるかにある」と語っています。価格競争や機能競争が激化する航空業界の中で、文化そのものを差別化の軸に据えたブランディングの好例といえるでしょう。
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