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マガジン一覧

出産と育児のこと

子育てについて、フリーランス目線で綴るマガジン

たのしい自然体験

先日、ウージ部という活動に入部した。 月に一度メンバーがさとうきび畑に集まり、1年間かけてさとうきびを育てる段階から黒糖作りに関わるという活動である。 わたしが入部した理由はひとつ。息子に自然体験をさせたいからだ。 それにしても「自然体験」とはとても奇妙なアクティビティである。 わたしが子どもの頃は、「自然」なんてものはわざわざお金を払って体験するものではなく、いつだって無料でできる遊びだった。 今や、おもちゃやテレビや遊びコーナーの方が子どもたちからは「近く」て、自

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「日本の学校って、サイズがひとつで革靴しかない靴屋みたい」スパイシーな個性を楽しみながら子育てをするために

珍しく、夜のオンラインセミナーに参加しました。 新時代の子育て・親育てについて4カ国の専門家ママが国を超えて語り合うという内容で、アメリカ・スペイン・オーストラリア・日本から、発達特性プロコーチや精神専門医の方、保育士さんやギフテッドの子どもを持つ絵本作家さんという超豪華メンバーが集結!な会でした。 1時間半という限られた時間のなか、信じられないほど濃ゆい話が繰り広げられていてずっと心が震えっぱなしだったので、一部内容をシェアします。 「ニューロダイバーシティ」という考

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オブラートに包みすぎないで

先日、スレッズである投稿が目に止まった。 これ、何問題?とコメント欄を見ると、 「それはカビです」「わかるでしょ」ということらしい。な、なるほど...。 これはわたしの感受性の問題かもしれないが、わたしは「沈殿物」という言葉とカビとが繋がらなかった。わたしの印象では「沈殿物」という言葉は、カビよりも麦茶を入れる際に出る葉っぱカスの方が近い。だから「あのカスが出ないって無理じゃない?」と思ってしまった。 もちろんコメント欄にも「それは麦茶から出るカスでは?」というコメント

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押してあげればよかった。

1歳の息子を膝に乗せてブランコに乗っていると、5歳くらいの男の子が近づいてきて「俺も乗りたい」と声をかけてきた。 オッケーちょっと待っててね、と声をかけ、息子に「順番こだから、もう終わろうね」と声をかけてブランコを止め、降りた。 その子はブランコを代わったあとも何か話しかけてきたが何を伝えたいのか理解できず、揺れるブランコの近くにいると危険なので話もそこそこにその場を離れた。 その後、別の遊具で遊んでいると、しばらくしてその男の子の声が聞こえた。 「誰かブランコ押して

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考える

考えること、自分を探し続けることを一生やっていきたいです。

たのしい自然体験

先日、ウージ部という活動に入部した。 月に一度メンバーがさとうきび畑に集まり、1年間かけてさとうきびを育てる段階から黒糖作りに関わるという活動である。 わたしが入部した理由はひとつ。息子に自然体験をさせたいからだ。 それにしても「自然体験」とはとても奇妙なアクティビティである。 わたしが子どもの頃は、「自然」なんてものはわざわざお金を払って体験するものではなく、いつだって無料でできる遊びだった。 今や、おもちゃやテレビや遊びコーナーの方が子どもたちからは「近く」て、自

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夢がなくても。

以前、知人が「一度きりの人生、やりたいことがいっぱいある」と言っていたのが羨ましくて、「わたしも!」とやりたいことを書き出してみた。 けれど書き出したものを見たとき「なんかちがう」と思った。それらはたしかに夢っちゃ夢だけど、「一度きりの人生だからやりたい」というより、不安を解消するためのものばかりだったのだ。(稼げる人間になりたいとか) 思えばわたしが初めて描いた夢は「漫画家」だったが、それはとても消極的な理由だった。母親がシングルマザーでほとんど家にいなかったため、家で

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宝くじという名の平等

ギャンブラーのようなタイトルをつけてしまったが聞いてほしい。 ある日、皿洗いをしていてふと「宝くじって世界一平等な夢だな」と思ったので、久しぶりに買った。 結果は見事に全敗だったが、なんだか清々しい気持ちだった。 実は宝くじを買ったのは久しぶりだったのだ。 実は数年前「宝くじを買う奴はバカ」という動画を見て以来、宝くじを買わなくなっていた。動画によれば「宝くじに当たる確率はとても低」く、一等当選確率は2,000万分の1らしい。気が遠くなるような数字にドン引きし、地域のビ

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子どもを産むメリット

以前、友人に「子どもを産むメリットってなに?」と聞いたことがある。 友人はこう答えた。「ない」。即答だった。 さらに「もし子どもを考えてるなら、そんなこと考えちゃだめだよ!」と諭された。 返事が清々しすぎて、思わず笑った。そして気づいた。メリットを聞いたのはわたしが子どもを欲しがっているからだと。欲しいならがんばろうと素直に思った。 「考えたら色々ありそうなのに、ないって即決するのうける」とも思った。今なら彼女の気持ちがわかる。子育てはうれしいことや幸せを感じる瞬間はい

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暮らしエッセイ

暮らすこと、生きること、食べることなど、ささやかな記事をまとめます。

たのしい自然体験

先日、ウージ部という活動に入部した。 月に一度メンバーがさとうきび畑に集まり、1年間かけてさとうきびを育てる段階から黒糖作りに関わるという活動である。 わたしが入部した理由はひとつ。息子に自然体験をさせたいからだ。 それにしても「自然体験」とはとても奇妙なアクティビティである。 わたしが子どもの頃は、「自然」なんてものはわざわざお金を払って体験するものではなく、いつだって無料でできる遊びだった。 今や、おもちゃやテレビや遊びコーナーの方が子どもたちからは「近く」て、自

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私のためのフレンチトースト

なにかの雑誌で、石原さとみさんが料理を毎日していると知り、ドキッとしたことがある。 ショックだったのだ。あんなに有名な人が毎日料理をするのに「忙しいから料理しない」と言っている私は一体...。 料理をする理由について 「料理は手っ取り早く自分の機嫌を取れるもの。自分で自分の機嫌を取るってとてもゆたかだと思うんです」みたいなことが書かれていた。 素敵だ。ためいきが出るほど。もはや嫉妬すらしない。ただただまぶしい。 手料理が底知れずに人を回復させることは私だって知っている。

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朝、少しの過去を清算する

肩こりを侮ってはいけない。 20代の頃、リラクゼーションの仕事に従事していたにも関わらず、肩こりの深刻さに気付いたのはごく最近だった。 それは子どもを産んで数か月後のこと。 産後、やっと体重がもとに戻ったと思ったタイミングで、あることに気付いた。 なんか前より、顔がでかい。 美容にまつわる産後あるあるは山ほどある。 お腹まわりの肉が減りにくい。うん。聞いてた。 髪の毛が大量に抜ける。うん。聞いてた。 老ける、白髪が増える、疲れやすくなる。うん。悲しいけど想定内だ。

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メルカリで売った本と、息子の入院

メルカリで本を売った。 出品してすぐに買い手が決まり、明日にでも郵送手配をしようと思った矢先、息子が肺炎になり入院することになった。 一歳児の入院は親の付き添いが必須だ。すぐさますべての仕事を調整(という名の融通のお願い)し、病床に入った。睡眠不足の朦朧とした頭でふと、本を送っていないことに気づく。慌ててメルカリアプリより購入者へメッセージを送った。こういうとき私は、多少言い訳がましくとも正直に事情を伝えたい。事情を伝えた上で、お急ぎであればキャンセルして別の方から購入した

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Web編集者の読書癖

本がないと生きていけない。

2026年5月 読書記録

5月は軽い気持ちで手を出した『悪童日記』に猛烈に惹かれ、全ての読書を中断して睡眠時間を極端に削ってシリーズ全巻を読むはめになった。 めちゃくちゃ肌が荒れたし、ちょっと病んだが、すごい小説に出会った歓喜が圧勝。アゴタ・クリストフを知ったことで他の小説を読む気持ちが一気にしぼんでしまい、積んでいた小説数冊をメルカリで売ったほどである。 というわけで5月は、悪童日記ではじまり悪童日記で終わったと言っても過言ではないが、今月もとてもよい読書月間だったため、記しておきます。 悪童

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2026年4月 読書記録

昨年から、やたら素敵な本との出会いが多発している。 なんでこんなに引きがいいのかと不思議だったけど、長年読んできたおかげで、「今の自分に必要な本」を嗅ぎ分けるのがうまくなってきたのかもしれない。 ということで、せっかくなので毎月の読書記録をつけることにしました。 4月に読んだ本は5冊。5冊ともおもしろかったけど、中でもこの3冊は何度も読み返したい素敵な本だったので、ご紹介。 BUTTER ずいぶん前から、書店に行くたびに目についた小説。 めっちゃ売れてるのね、というこ

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言論統制、スパイ防止法の先にある「母親」の地獄

わたしが高市政権で恐れていることのひとつに「言論統制」がある。 その怖さを教えてくれたのが、小林多喜二の母の語りが記された小説『母』だった。 小林多喜二とは、『蟹工船』の著者でり、当時の日本で弾圧されていた共産党支持者。 かつての日本は「治安維持法」の名の下に、共産党を支持する人はかなり厳しい弾圧を受けた。多喜二もひどい弾圧を受けたひとりで、ひどい拷問の末亡くなってしまったが、多喜二がやったことと言えば、カニ漁師たちの非人道的な労働と搾取を『蟹工船』という小説にしたためた

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憧れの花森安治さん

憧れる書き手はたくさんいるけど、 もっとも憧れるのは『暮しの手帖』初代編集長の花森安治さん。 先日、ちょこちょこ観ていた朝ドラ「とと姉ちゃん」を観終わった感動のまま購入したこの雑誌は今、私のバイブルとなった。 どうして私はこんなに花森さんに惹かれるのか? それは私が「つよい一般人」を目指しているからだと思う。 私にとって人生の「成功」は、キラキラした美人や立派な起業家になることではなく、お金持ちでも権力者になることでもなく、「つよい一般人」になることなのだ。 そして私

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【日記】沖縄移住者感があまりない暮らしの記録

毎月の日記を公開してます。沖縄移住者、子育て、フリーライターをやっているわたしの日々は、こんな感じ。

日記|2026年5月 梅雨と連休とカレー

1日(金) 息子が朝、遊びたいと言って登園をしぶるので「保育園でいっぱい遊んでおいで」と言うと「いつも、ほいくえんでいっぱいあそんでるよ」「いっぱいじゃない方がいい」「おうちのおもちゃがさみしいっていってるよ」と返ってきた。びっくりした。気持ちをとてもまっすぐ伝えられるようになっていて凄い。一生懸命伝えてくれてうれしい。そして申し訳ない。そうだよね。明日から連休でよかった。 2日(土) 息子と1日1話ずつ見ていた仮面ライダーガヴ、ついに最終回。びっくりするほど泣くわたしに息

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日記|2026年4月 目先のお金儲けより、目先の会いたい人。

1日(水) 朝から息子が「カゼひいたカモー。カゼめ、そとへいけ!」と窓に向かって唾をププププ!と飛ばしている。その発想はなかった!とめちゃくちゃ笑いつつ、それは風邪をやっつける行為ではなく広める行為なんですよと冷静に思った。 日中は取材が重なり、すばらしい話を立て続けに聞いた。すばらしすぎて目眩がする。やりたいことがメキメキと生まれたが、どれもお金にならない。目先のお金儲けをちゃんと考えなければいけない、などと考えていたら、昔お世話になった先輩から沖縄に来ると連絡をもらった

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【日記】2026年3月 月初に末端まで強くなりたいと思ったら、後半に試練がやまもり降ってきた

1日(日) 美容室へ。ブリーチをして一部を赤色に染めると、帰って息子にとてもよろこばれた。なぜ息子はいつもわたしの髪型に一喜一憂するのだろう。 2日(月) 保育士さんに「髪の毛かわいいですね」と言われると、隣にいる息子がうれしそう。これからもかわいい髪の毛をやろう。 息子の全身にぶつぶつができているので夕方、病院に連れて行く。毛虫が原因とのこと。毛虫そのものに触れなくても、飛んできた毛虫の毛によってぶつぶつができる子どもが増えているらしい。毛虫、飛んだ毛すら武器になるとは

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【日記】2026年2月 どんな状況でも明るく世界を楽しみたいと思う気持ちと、ひどい政治の傍観者にならずNOを言い続けたいという気持ちは両立してよい。

1日(日) SNSで「最近の若い人は正解を知りたがる」という説を見た。わたしは「最近の教育(親や教師)が子どもに失敗をさせたがらない」の結果なのではと思う。 2日(月) あらゆる取材先でことごとく子育てのアドバイスを受けて、ありがたい日。子育て全盛期というだけで、レジェンド級の方からも戦友のように接してもらえるの最高すぎる。 3日(火) 選挙日が近づいてきた。脳内が仕事仕事選挙選挙仕事息子選挙仕事選挙仕事仕事仕事仕事仕事選挙選挙選挙仕事仕事息子息子選挙選挙選挙息子という感

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映画・ドラマの感想文

映画・ドラマを見た後で

『地獄に落ちるわよ』で得た教訓「やられたらやり返せ。ただし本人だけに」

Netflix『地獄に落ちるわよ』を観た。 細木数子にはなんの興味もなかったが、「欲深い」と言われる女の生体にはとても興味があった。かつて夜の仕事をしていたとき、欲が渦を巻いているような女性を何度か見たことがあるから。 当時は「わたしとは違う人種」だとすることで距離を保っていたけれど、実をいうと羨ましかった。だって欲望は、原動力そのものだから。もっと観察すればよかった。質問すればよかったと今は思う。 で、観た感想。 ひとことで言うと、凄かった。 イッキ見したので、イッキ

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映画『僕は君たちを憎まないことにした』を観て、私も人を憎まないことにしようと思った

昔、スナックで働いていた時、ちょっと悪そうなお客さんに「あんたはここぞという時、人を殺せるタイプの人間だ」と言われたことがある。ああそうだろうなと思った。もしも誰かによって大切な人の命が奪われたら、私は報復に行くだろう。返り討ちにあったっていい。私はそういう人間だと思う。 幸いそんな機会は訪れず平穏に暮らしていたので、その会話をすっかり忘れていたけれど、映画『僕は君たちを憎まないことにした』を観て思い出したのだった。 映画は、妻をテロリストに殺害されシングルファーザーとな

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揺さぶられ記録

うれしかったこと、悲しかったこと、怒ったことなどを書きます。

『地獄に落ちるわよ』で得た教訓「やられたらやり返せ。ただし本人だけに」

Netflix『地獄に落ちるわよ』を観た。 細木数子にはなんの興味もなかったが、「欲深い」と言われる女の生体にはとても興味があった。かつて夜の仕事をしていたとき、欲が渦を巻いているような女性を何度か見たことがあるから。 当時は「わたしとは違う人種」だとすることで距離を保っていたけれど、実をいうと羨ましかった。だって欲望は、原動力そのものだから。もっと観察すればよかった。質問すればよかったと今は思う。 で、観た感想。 ひとことで言うと、凄かった。 イッキ見したので、イッキ

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正解探しと、九条の大罪

ドラマを観はじめてすぐに拍子抜けした。 タイトルだけを見てミスリードしていたのである。 憲法を題材にしたドラマだと思っていたのだ。(このタイミングで九条とかいうから) 思っていたものではなかったけど、もともと好きな柳楽優弥さんの演技にすぐに引き込まれ、結局はまってしまった。そして憲法の話ではなかったにせよ、わたしにとって今とても必要な物語だった。 まず「悪徳弁護士」と呼ばれる九条の、洞察力とフラットでいる力がすごい。 ここでいうフラットは、価値判断をいったん脇に置くこ

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善意の暴力に、線を引く

数年前に言われて、めちゃくちゃ嫌だったことがある。 知らない人同士が集まって、自身の傷を伝え合うような場でのこと。そこでわたしは、夫婦関係の悩みを話し、感極まって泣いてしまった。 その場はファシリテーターの方が共感してくださり、とてもありがたく終わった。けれどその後、ひとりのおばさまに呼び止められ、こんなことを言われた。 「どうしてもあなたと話したかったの。あのね、男なんてみんなそんなものなのよ。私たちの年代の女は、みんな諦めてきた。お金だと思ってうまく転がすのよ。離婚

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わたしの1票が「組織票」だったとき

あれは、わたしにとっての「組織票」だった。 ハタチくらいだったから、もう18年も前のことだ。バイトしていたスナックの常連さんから「自民党に入れてくれ」と頼まれたのだ。(定義的には組織票というより、ちょっと圧力のある依頼票と言った方がいいかもしれない) 当時のわたしは選挙に行くつもりがそもそもなく、お世話になった人だったし、と入れることにした。 だけど投票後、すぐに「入れなきゃよかった」と思った。 帰りにその人から「入れてくれた?」と電話がかかってきたのである。入れたか

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おもしろい言葉たち

言葉はおもしろい。日常に、本に、歌に、会話に、パッケージにあったおもしろい言葉を記録していきます。

2025年出会った個人的名言集

名言が好き。 SNSや日常会話、取材や本、Podcast、ドラマ… いろんなところで突然出会う名言をこれまで手帳にメモしていたけれど、2025年は自分だけの名言集的なノートに出会い、以来「いいな」と思ったら書き留めるようにしています。 せっかく素敵なノートに出会えたので、今年はノートに書いた名言をまとめてnoteに書こう!と思っていたらすっかり年が明けてしまい、随分遅くなったけどまとめました。 好みのものがあれば、お守りにどうぞ。 あたたかい心配りをしつつ、思ったことは

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言葉ひとつに生き方が宿る

しばらく頭から離れない言葉があった。以前「マツコ会議」で満島ひかりさんが言った一言だ。 「成功とか失敗とかどっちでもよくて、自分が今持っているエネルギーが一番いいように循環するのがいいと思ってる」 以前から満島ひかりさんの独特な雰囲気が大好きで。柔らかくていい意味で軽くて、だけどうまく他人と距離をとってるところとか、芯が強そうなのに儚げな感じとか、あの不思議な魅力はどこから来るのだろうと思っていた。 で、この言葉だ。なにを考えて生きていけばその考えに至れるんだろうか。

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「沖縄住みの姉からマンゴーが届いた」と弟は言った

弟にマンゴーを送った。 正確にいうと、弟だけじゃなくて自分と夫の両親と祖父母宛にも送った。コロナとか気候変動とか暑いとか、少しでも気を抜けばうんざりしてしまいそうな日々に、マンゴーはいい感じの明るさをもたらしてくれると思ったからだ。 なんたってマンゴーは見た目が太陽っぽい。いかにも「南国の果物です」って感じがする。しかもあまくて美味しくてビタミンたっぷりで、切るのが大変じゃない。 思い立ってすぐに送ったことが幸いし、ぎりぎり台風のタイミングと被ることなく無事全員の家に到

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女の悪いところが煮詰まったような女

私ははドラマや本に出てきた「ちょっと気になる言葉」をノートにメモする習慣がある。久しぶりに見返してみたらこんなメモを見つけた。 「女の悪いところが煮詰まったような女」 なんだっけコレwと思わず吹き出しそうになったのだけれど、これは1年以上前にみたドラマ「あなたのことはそれほど」にて発せられた台詞だ。 たしか物語の主人公の女性が夫との別れを決断し、家出を企てた回だった。夫の親友がとても親身に協力してくれたため「もしかして私のこと好きなのでは」と勘違いした女性に対し、男が放

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荒れたThreadsと叩かれる夫と男女平等について

Threads(スレッズ)が荒れてきた。 最初はなんと朗らかなSNS空間だろうと思って見ていたけれど、最近は荒れに荒れている印象だ(私のタイムラインだけかもしれないが)。特に妻の逆襲かの如く、夫(男)叩きが著しい。 たとえば先日、こんな投稿を見た。「娘にYouTubeを見せたら妻にネチネチ文句を言われた」。男性の投稿だ。娘がお菓子が欲しいとごねるから、お菓子をあげない代わりに普段禁止しているYouTubeを見せて解決したとのことだった。この投稿の最も悪い点は、文末の方に「ど

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家事の共働き

ついに母が、父にごはんを作ることをやめたらしい。1ヶ月が経つそうだ。それを聞いた瞬間、「やっとか」という安堵と「てか父が作れよ」という苛立ちの両方を感じた。父はもう何年も仕事をしていないのだ。 父(正確には継父)はもともと力仕事をしており、ここ数年は仕事自体がなくなったのか体力的にきついのか、働いていない。冬にしか帰省しないのでなんとも言えないが、少なくともわたしが見る父はここ数年ずっとコタツでゴロゴロしている。母はというと、朝早くに起きて洗濯をし、洗濯物を干して朝ごはんを

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無口な祖父は、他界してもそこにいるような存在感を放っていた。

先日、祖父が他界しました。 92歳だったそうです。 元々シングルマザー家庭だったため、日々働く母の代わりに祖父が子守りにきてくれており、実質育ての親のような存在でした。 無口で背が高い(2mくらいある)祖父は、どう接していいのかわからない存在だったけど、全然怒らない穏やかな人だったなぁ。 ...と思っていたら、実は母いわく「怒って嫌われたら子守りができなくなるから、我慢してた」らしい(笑)。その話を聞いた時は、じーちゃん、ごめん!と思いつつ、妙にうれしい気持ちになったのを

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沖縄で子を産む

おそらく来月末あたり、人生ではじめて子どもを産む。 予定日は6月2日らしいけれど、今年のおみくじに「待ち人、早く来る」と書いてあったので、5月末ごろに産まれるんじゃないかなぁと思っている。 ーなんて書きながら、あらためて自分の人生にびっくりする。まさか私が、沖縄で子どもを産むことになるとは。 私は香川県出身で、大阪と東京に住んだことがある。沖縄に住むことは沖縄に住む2週間前くらいに決めた。 住みはじめたころは「移住しよう」なんてまったく思っていなくて、むしろ1年くらい

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書くことについて

「書く」とは「文章」とは、を一生涯のテーマとして生きていくライターの独りごと。

不特定多数に腹を割るな

最近SNS界隈で「腹を割って話してるっぽい投稿」が流行っているように思う。 たとえば最近見たのは「義母から娘のように思ってると言われて不快。わたしは母親だと思っていません」「祝日に子どもを預ける親のせいでわたしたち保育士が休み取れなくて困っています」みたいなポスト。 おそらくそれらの投稿を、本当に見せたい相手は見ていない。にもかかわらず、不特定多数の“状況が同じ”人たちが見ている。だからどこかの善良な義母さんが「息子のお嫁さんに“娘のように思っている”と言ってはいけないの

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chatGPTに取材記事を書いてもらいました

取材スキルを伸ばしたい。というか自分の取材に満足してみたくて、毎日のようにchatGPTに相談したり練習に付き合ってもらっているある日、GPTよりこんな提案を受けた。 「誰かに取材してもらうのもおすすめですよ」 たしかに。と思うと同時に「それ、あなたができない?」と返した。 するとGPTは即OK! やったー!ということでGPTに取材記事を書いてもらったので、そのやり方、流れをご紹介します。(完成した記事のみ恥ずかしいので有料にしていますが、やり方はすべて無料で読めます!

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¥120

両立は諦めた

「育児と仕事の両立」という言葉について、ずっと考えている。 出産前は絶対に両立してやる!と意気込んでいたけれど、いざ産んでみると「両立ってなんだ?!」というメンタルになったのだ。 「両立」を辞書で引くと、「ふたつの性質の違うものが両方ともうまくいくこと」と書かれている。 なるほど、両方ともうまくいく、か。 ところで育児が「うまくいっている」とは、どの状態を指すんだろうか。子が死ななければ「うまくいっている」?それとも成長曲線が順調なら「うまくいっている」と言っていい?

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ある添削

忘れられない添削がある。 とあるインタビュー記事の添削だ。 「お父さん」と書かれた箇所に、「お母さんは?」とコメントがついていた。 これは私が書いた記事ではなく、私が編集者として携わった記事だ。そしてこの添削は、あるライターさんの記事を私がチェックし、編集長にまわした際についたコメント。つまり私の添削漏れである。 添削漏れ、というより私はこの添削に気づかなかった。気づけなかった。 その場は「なるほど確かに。これからは気をつけよう」と修正対応を行なったけれど、何日か経

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