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マガジン一覧

記事、エッセイなど

各記事、エッセイが入ってます。

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【ちょい旅】尖石縄文考古館へ行ってきた・続

 前回から引き続いての、縄文考古館の話です。前回は国宝2つについてのお話でしたが、今回はそれ以外にも面白かった、目を見張った展示物を紹介して参ります。よろしくどうぞ。 ①遺跡の地図  こうして見ると、遺跡だらけなのがわかります。尚、緑は旧石器時代遺跡、赤は縄文時代遺跡、水色は弥生時代遺跡です。  赤が多いのは縄文時代の長さから考えればわかります。気になったのは、緑が霧ヶ峰や和田峠に多いこと。……つまり、黒曜石の産出ですね。旧石器時代から掘っていたとは! 驚きです。  

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【ちょい旅】尖石縄文考古館へ行ってきた

 最近『縄文時代』に興味が湧き、Youtubeや図書館で本を借りて色々と調べています。すると、長野県は縄文時代の遺跡が多い方だということがわかったので、それではと『尖石縄文考古館』へ行ってきました。  住んでいる伊那から約50km弱、山を一つ越えただけでガソリンが10円/L以上安くなることに驚きながら、車で1時間ちょいの旅(高速使用)。  目指す考古館は八ヶ岳山麓ののどかな所にありました。  この尖石縄文考古館、詳しい説明はwiki先生に譲るとして、国宝の『縄文のビーナス

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【ちょい旅】たまには地元のことでも語ろうかと ~続~

 皆さん、こんにちは。前回に続いて、地元のことを語ろうかと思います。  下北半島には、観光名所が幾つかあります。有名どころで言えば、大間(マグロ)、恐山(霊場)、仏ケ浦(景勝海岸)、尻屋崎(寒立馬)。  細かいところですと、願掛け岩、旧大畑町の薬研温泉(キャンプ場もあり)があります。  各地それなりに見応えはありますが、恐山に関しては正直あまりお勧めしません…… どこかおどろおどろしい雰囲気がありますし、恐山で花を摘んだ人が狐憑きみたいに狂った、なんて話も昔聞いたことがあ

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【ちょい旅】たまには地元のことでも語ろうかと

 皆さん、こんにちわ。GWに地元に帰省しましたので、たまには地元のことをnoteにあげようと思いました。  私、mocoの故郷は、青森県は下北半島で、ど田舎です。下北半島と言っても、『知らない』、『聞いたことない』と仰る方がほとんどです。  『大間のマグロの近く』『恐山の近く』と言うと、「ああ~~、あそこ……(この後微妙な沈黙が続く)」と反応してくれます。 地図で示すと、ここら辺です↓  平成の大合併前は大畑町でしたが、今はむつ市となっています。実は昨年は10年くらい間が

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【小説】二人、江戸を翔ける!

ライトな時代劇という設定で、奇妙な二人組が江戸の町を翔けぬくていく話をコメディタッチに書いています。長く、ゆる~く投稿する予定です(週一ペースぐらい)。

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【小説】二人、江戸を翔ける! 18話目:過去を知る男⑤

■本文  時間を少し前に戻す。  藤兵衛が出かけてから少したった後のこと、凛が自分の部屋で大家の仕事をしていると訪問者があった。 「凛、いる? あがるわよ」  それはひさ子であった。返事を待たずに勝手に家にあがり、凛の前に腰掛ける。 「あ、ひさ子さん。ごめんなさい、気づきませんでした」  気付いた凛が謝ると「いいのよ」と答え、少し迷った後に話を切り出した。 「あのさ、凛」 「なんです?」 「あなた…… 藤と、何かあったの?」 「え…… な、なんのことですか?

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【小説】二人、江戸を翔ける! 18話目:過去を知る男④

■この話からの登場人物 ・光:藤兵衛の小さい頃の名前。 ・ユキ:足助の妹。 ■本文  藤兵衛は、まっすぐ長屋に戻る気にならなかった。澱んだ気持ちを少しでも晴らそうと、近場へ出かけることにした。歩き続け、江戸の街が見渡せる丘を登ると、そこに腰を下ろして空を見上げる。  空は自分の気持ちとは裏腹の、雲一つない澄み切った青空であった。  ぼうっと眺めていると、ふと思いがよぎった。 (ユキ、か…… そういえば、あの日もこんな天気だったな)  出来ることなら思い出したくない過

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【小説】二人、江戸を翔ける! 18話目:過去を知る男③

■この話からの登場人物 ・足助:藤兵衛の昔の知り合い。過去の事件が元で、顔半分に布を巻いている。 ■本文    夕陽がさす中を、凛は覚束ない足取りで歩いていた。  頭の中は、先ほどまであの布巻き男から聞いた話がぐるぐると駆け巡る。 「絶対…… あんなの、嘘よ」  凛はぼぞりと呟いた。 ◇  あの布巻き男は足助と名乗った。 「……あいつ、白光鬼はとんでもない奴でなあ。他人は全く信用しない、身勝手で粗暴な奴で、例え仲間でも気に食わないことがあればすぐに斬りつける、そん

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【小説】二人、江戸を翔ける! 18話目:過去を知る男②

■この話からの登場人物 ・えり、せり、蘭:いろはの従業員で、凛の同僚。 ■本文  次の日、凛は昼過ぎにいろはへ出勤した。大家の仕事が入った時は遅れて出勤することが度々あり、お梅婆さんも了承済みである。  矢絣の文様が入った着物に袴という店の制服に着替え、表に出る。そしてえり、せり、蘭の三人娘と交代しようとすると、その三人が何やらひそひそと話し込んでいた。三人とも眉をひそめていたため、凛は何かあったのかと思った。 「何かあったの?」 「あ、凛」  声を掛けると三人娘

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ショートショート & 他短編

色々なSS、短編集です。 内容:信州女と青森男、貧乏神とおせん、漢塾、相場一喜一憂物語

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【SS】押忍! 漢塾! 漢の拾陸:競馬編~

■本文  これは男の中の男、通称『漢』に憧れ、偏った方向から攻める熱き男たちの一幕である。  その日、千秋は弟子の蔵之介やミックとともに、競馬場を訪れていた。 「は~、ここに来るとなんだか祭り会場に来た気分になって、心が躍るっスね~」  蔵之介は両手を広げ、空気を目一杯吸い込む。 「オ~ウ、ここがジパングの競馬場デスか~。芝のコースはアメリカにはほとんどないので、初めて見ましたデ~ス」  ミックは芝コースを興味深げに眺めていた。  千秋は入場早々購入した生ビールを

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【SS】押忍! 漢塾! ~漢の拾伍:口内炎編~

■本文  これは男の中の男、通称『漢』に憧れ、偏った方向から攻める熱き男たちの一幕である。  蔵之介が兄貴と慕う男、千秋と食卓を囲んでいる時だった。 「あいててっス!」  突然、蔵之介が痛がったので、千秋が訝しげに尋ねる。 「どうした、蔵之介よ? 画鋲でも食べたのか?」 「んな訳無いっス! 何故に自分で作る料理に画鋲なんか入れるっスか! そうじゃなくて、口内炎が出来ちゃって、そこに食べ物が当たって痛かったんス!」  しっかりとツッコみを入れつつ、理由を述べる。す

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【SS】押忍! 漢塾! ~漢の拾肆:大晦日編~

■本文  これは男の中の男、通称『漢』に憧れ、偏った方向から攻める熱き男たちの一幕である。  大晦日の夜、千秋は愛弟子の蔵之介とミックを伴って、とある寺を訪れた。 「ここが兄貴お勧めの、漢のための寺、その名も大漢寺っスか」 「オ~ウ、なんだか、漢の気配がプンプン漂ってマ~ス」  通りすがる僧がマッチョマンかつ薄着、社がちらほら見えるなど、他の寺にはないどこか暑苦しい空気が漂っている境内を見て、蔵之介とミックが感嘆の声を漏らす。 「おうよ! この大漢寺はな、かつて廃

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【SS】押忍! 漢塾! ~漢の拾参:新弟子編~

■本文  これは男の中の男、通称『漢』に憧れ、偏った方向から攻める熱い男たちの一幕である。  蔵之介は千秋の部屋にいた。千秋から用があると、矢文で呼び出されたのだ。隣の部屋なのに何故矢文で? と思ったが、兄貴のことだからと蔵之介は深く考えなかった。  そうして今は、千秋の部屋で正座をしている。 「突然だが蔵之介よ。貴様に新しい弟子を紹介しよう」 「え? 弟子?」  本当に突然だったのでポカンとするが、次にはついに弟弟子が出来るのかという期待と、被害者が増えるのかと

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異世界もの-短編

流行り?の異世界ものを書いてみました。 転生とか国造りはなく、そこに住んでいる人を題材にしたコメディものになってます。

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【短編小説】異世界:魔法使い(補助系)が雇われて・下

■本文 「わかりました。私、伯爵様の覚悟に感動しました。それでは戦いでよく使う攻撃力を上げる『バキイルト』、守備力を上げる『スカラベ』、素早さを上げる『ピヨリム』、この三つを同時に掛けます」 「うむ。頼んだぞ」 私が精神を集中し魔法をかけた途端、伯爵様の目がかっと見開きました。 「オオ! コ、コレハ,ソウゾウイジョウノチカラガ…! コレナライケル、イケルゾオ!」 話す速度が速く、声色も若干高くなった伯爵様は物凄い勢いで文書に目を通してはサインをしていきます。

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【短編小説】異世界:魔法使い(補助系)が雇われて・上

■本文  ここは魔法が存在する西洋ファンタジー的な世界。これはそこで暮らす、とある職業人の物語である。  私の名はヒルフェ。この世界では希少な魔法使いです。私が得意とする魔法は地味なものですがそこそこ有用なもののため、冒険者たちからは引く手あまたの自称・人気者です。 そんな人気者の私ですが、ある時ギルドのお偉いさんから呼び出されました。 「用件とは何でしょう? ヒューズ様」 目の前に座っているちょいと強面のお方はヒューズ様と言って、ここら一帯を取り仕切るギルド支部の

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【短編小説】異世界:魔法使い(聖系)のもう一つの顔・下

■本文 「準備、出来ました」 私はクレッドに礼を言い、患者、ご主人の前に立ちます。 「ではご主人、こちらの薬をまずはお飲みください」 「こ、これ、ですか?」 やつれ顔のご主人はうろんな眼つきで、渡されたグラスを眺めます。まあ、この反応は普通ですね。どピンクのドロッドロの液体ですからね。躊躇して当然です。 「ええ、これは飛竜の精巣から抽出した超強力な精力剤でして、これを飲めばたちまちギンギンマックスに! ・・・コホン、失礼しました。お勃ちになられます」 いけませんね

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【短編小説】異世界:魔法使い(聖系)のもう一つの顔・上

■本文  ここは魔法が存在する西洋ファンタジー的な世界。これはそこで暮らす、とある職業人の物語である。 司祭の格好をした女性が目を閉じ何ごとかを唱えると、両手が青白く光り出す。その光った手を目の前にいる子供の傷口に掲げると、みるみるうちに傷が塞がった。 「あ、ありがとうございます! ありがとうございます!」 「礼にはおよびません。こうなったのも全て神の思し召しですから」 子供の傍らにいた母親と思しき女性が何度も頭を下げるが、治療を施した女性は謙虚な姿勢を崩さない。

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短編小説ー会社員シリーズ

技術系会社員の苦闘を綴った短編小説集です。自分の経験もほんの少しだけ入ってます(笑)

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【短編小説】会社員物語:ぷるしっと・じょばーず

ダンッ! 「僕、もうやってられないですう」 ビールグラスをテーブルに叩きつけ、アレックスは吐き捨てるように言った。それに同調するように、周りの何名かがうんうんと頷いている。 ここは東南アジアのとある国で、ホーカーセンターのように屋台が立ち並ぶ飲食街である。 海外出張中の私は勤務先のローカルメンバーからご飯を食べようと誘われ、今はこうしてビールを片手に辛めのアジアン料理をつまんでいる。 単なるお食事会かと思っていたがローカルメンバーの溜まりに溜まった鬱憤の吐き捨てる機会

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【短編小説】会社員物語:大名行列

「おい、4時から『例の巡回』が始まるぞ。もう、準備したか?」 同僚から声をかけられ、私はハッとする。 「しまった! 忘れてた! ・・・今からでも間に合うかな?」 「もう遅いだろ。こうなりゃ、気付かれないことを祈るしかないな」 (そうかもな) 私は頭を切り替え、同僚と実験室へ急いだ。 実験室に到着すると、既に多くの社員がどこか緊張した面持ちで整列をしていた。同僚と二人、急いで列に加わるとほどなくして声が鳴り響く。 「それでは、只今より副事業部長の巡回を始めます」

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【短編小説】会社員物語:ペーパーレス狂騒曲

ウイーン ウイーン 無機質な機械音が静まったオフィス内に響く。 その音を出している機械の前にベテラン社員が一人、物憂げな表情で立っている。彼は周囲から『ナベさん』と呼ばれている、あと数年で定年を迎える職人気質のおっさんだ。 その彼が何をしているのかと言うと、過去の紙資料をひたすらスキャナで取り込んでいる。 その理由は重役会議でのあるお偉いさんの発言に起因する。 彼の会社では現在『ペーパーレス』を推し進めているのだが、声だけは大きいそのお偉いさんが、 『ペーパーレスを極

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【短編小説】会社員物語:スタンプラリー奮闘記

トントン 一人の中堅社員が印刷された紙を丁寧に揃え、クリップで挟む。彼の顔色は心なしか優れないように見える。 (ふう・・・ さあて、スタンプラリーだな) 彼がそう揶揄したのは、今印刷した生産設備の廃棄稟議書の承認印をもらう作業だ。 今回の資料は合議を必要とする関係部門が多く、必然捺印の数が多くなる。 様々な部署を巡ることから、現場社員の間では『スタンプラリー』と呼ばれていた。 ■総務部 安全課 別の建屋へと歩いていき、その中にある総務の部署を訪れると彼はびっくり仰天す

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【小説】とあるおウマさんの物語

創作大賞2023へ応募した小説。大きく7つの構成、23話構成です。 ウマたちが主役で、人間はあくまでオマケ的存在のコメディ小説です。

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【小説】とあるおウマさんの物語(23話目-最終話:それから)

前回までのあらすじ 理念は「2着こそ至上」。能力はあるけど、上は目指さず気ままに日々を暮らしていた1頭の芦毛の競走馬:タマクロス。 なんだかんだでGⅠ天皇賞・秋に出走し、先頭に立っての大逃げ展開となる。そして、最後の直線では力を振り絞って現役最強馬とマッチレース状態に!並んでのゴールとなったが、果たしてその結末は・・・ 本文  ある晴れた日。パドックと呼ばれるサークル状の広場を、緊張した面持ちをした馬が十数頭周回している。その様子を少し離れたところで俺は見ていた。眺めな

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【小説】とあるおウマさんの物語(22話目:タマクロス 本気出す)

前回までのあらすじ 理念は「2着こそ至上」。能力はあるけど、上は目指さず気ままに日々を暮らしていた1頭の芦毛の競走馬:タマクロス。 なんだかんだでGⅠ出場となり、ついに天皇賞・秋のゲートが開く。ここでタマクロスはグラスから注意されていたのにも関わらず先頭に立ってしまい、危険人(馬)物に追いかけられるハメになり・・・ 本文  今まで経験したことのない大観衆の中、俺と俺を追いかけるもう1頭はそのまま最後の直線へと向かっていく。すると流石にハイペースが祟ったのか、バクダンム

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【小説】とあるおウマさんの物語(21話目:天皇賞・秋 開幕!)

前回までのあらすじ 理念は「2着こそ至上」。能力はあるけど、上は目指さず気ままに日々を暮らしていた1頭の芦毛の競走馬:タマクロス。 ついにGⅠ当日となる。GⅠの雰囲気に飲まれたのか、人間たちは地に足がつかない行動を取る。しかし、そのお陰かタマクロスは逆に冷静になり、レースに臨もうとする。 本文  色々あったものの、馬場入り後は特に何事もなく、今はゲート手前で輪乗りをしている。ちらと周りを見ると、危険人(馬)物のバクダンムーンはますます発汗が凄くなり、眼つきも怪しくなっ

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【小説】とあるおウマさんの物語(20話目:GⅠパドックと、馬場入りと)

前回までのあらすじ 理念は「2着こそ至上」。能力はあるけど、上は目指さず気ままに日々を暮らしていた1頭の芦毛の競走馬:タマクロス。   なんだかんだでGⅠ出場が決まり、調教に取材にと大忙し。ある夜、グラスとジンロ姐さんの三頭で集まっていると、「本気は出すの?」と問われ言葉に詰まってしまう。ジンロ姐さんの想いに触れたタマクロスは、頑張ろうとレースに臨むのだが・・・ 本文 ―レース当日― G1レース当日は快晴で絶好の競馬日和となった。そんな中、俺はパドックをぐるぐると回って

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