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マガジン一覧

「治療」最新号紹介

毎月1日に刊行される「治療」の最新号を編集部目線で紹介します!

【最新号紹介】治療(CHIRYO)4月号 ジェネラリストの「肝」どころ/子どものスキンケア

啓蟄の季節、皆様いかがお過ごしでしょうか? 高度経済成長期には、冷蔵庫・洗濯機・掃除機が三種の神器と喧伝されましたが、もし現代の三種の神器を決めるとしたら… 生成AI・動画配信サービス・コード決済 でどうでしょう? (もはやモノじゃない!) 皆さまなら何を選びますか? なんでこんなことを話し出したかというと、 私、先日、伊勢神宮にお参りにいきまして、そのときに気づいたのですが、2年弱の間に三種の神器である、八咫鏡(やたのかがみ)、草薙剣(くさなぎのつるぎ)、八尺瓊勾玉(や

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【最新号紹介】治療(CHIRYO)3月号 教科書通りにいかない心不全診療/事例で学ぶ! レセプト返戻・査定の知識

皆さま、寒さで体調など崩されておりませんでしょうか。 最近、友人と会うと「AI使ってる?」と聞くのが常になっています。 アイデアの壁打ちをするとか、休日のプランを考えてもらうとか、仕事柄にも寄りそうですが、果たして自分は人並みに使えているのかと気になってしまいますね。 編集の仕事だってAIで代わられるよ、と言われると ぐぬぬ…とも思うし、そんなことないやい!とも思うのですが、 AIが消費する電力がじつはばかにならないらしく、簡単に答えを出してくるようで、内側では人に代わる

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【最新号紹介】治療(CHIRYO)2月号 ケースで学ぶ 薬剤性疾患と服薬トラブル/いまどきの花粉症診療

こんにちは.『治療』編集部のRです. 遅ればせながら,本年も『治療』をどうぞよろしくお願い申し上げます. さて,『治療』2月号の特集,「ケースで学ぶ 薬剤性疾患と服薬トラブル」と「いまどきの花粉症診療」をご紹介いたします. 【第1特集】ケースで学ぶ 薬剤性疾患と服薬トラブル「鑑別診断では薬剤の影響を必ず考えること」 ――多くの教科書や先人達はそう語るものの,薬剤性疾患や服薬トラブルに起因する症状は多彩で,「原因は薬」と見抜くのが難しいことも多いでしょう. 本特集のねらい

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【最新号紹介】治療(CHIRYO)増刊号 Evidence Update 2026 最新の知見から日々の臨床をアップデートする

今年もこの季節がやってきました! 『Evidence Update 2026』は、論文をただ要約した本ではありません。 読み進めていると、 「あ、この論文ってそう読むのか」 「そこ、意外と慎重に見てるんだな」 そんな気づきが次々に出てきます。 本書の面白さは、結論そのものよりも途中の考え方にあります。 「どこに注意して読むのか」 「どんなバイアスが入りそうか」 「診療に使うなら、何を確認しておくべきか」 そうしたポイントが、各分野のスペシャリスト自身の言葉で語られています

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南山堂のおすすめ書籍

編集部イチ押しの書籍を紹介します。制作担当者のウラ話が読めるかも!?

【書籍紹介】レジデントのための「患者中心の医療」入門

「患者中心の医療」 この言葉を耳にしたことのある医療者の方も増えてきたのではないかと思います。 では「患者中心の医療」を実践しているぞ、という方はどれくらいいるでしょうか? そもそも「患者中心の医療」とはどんな医療を指すのか、実はあまり理解されていない面があるのではないかと思います。 患者を中心に考えている、患者の希望に沿った医療をしているというのではじつは「患者中心の医療」の体現しているとはいえません。 そんな “何となく知っているよ” と思われがちな「患者中心の医療

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【最新号紹介】治療(CHIRYO)増刊号 Evidence Update 2026 最新の知見から日々の臨床をアップデートする

今年もこの季節がやってきました! 『Evidence Update 2026』は、論文をただ要約した本ではありません。 読み進めていると、 「あ、この論文ってそう読むのか」 「そこ、意外と慎重に見てるんだな」 そんな気づきが次々に出てきます。 本書の面白さは、結論そのものよりも途中の考え方にあります。 「どこに注意して読むのか」 「どんなバイアスが入りそうか」 「診療に使うなら、何を確認しておくべきか」 そうしたポイントが、各分野のスペシャリスト自身の言葉で語られています

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【書籍紹介】Evidence Update 2025 治療(CHIRYO)1月増刊号

こんにちは!今日は医療従事者のみなさんにとって「読むだけで診療の幅がグッと広がる!」と噂の新刊をご紹介します。その名も 『Evidence Update 2025』! 月刊誌『治療』の1月増刊号として、2025年から年1回刊行されることになったこのシリーズ。 12月下旬の発売で、まさに「年末年始のお供」にぴったりの一冊です。 この本、ただの論文紹介本じゃありません。むしろ、「こんな論文を読んでいたのか!」とか「先生はこう考えるのか!」といった、執筆陣の深い視点や熱意がガン

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【書籍紹介】高齢者の元気をサポートする漢方処方プロセス

こんにちは。編集Sです。 早速ですが今回は、もう間もなく発売予定の新刊をご紹介します。 「治療」読者の皆様にはお馴染みのあの連載の書籍化、第2弾! 「高齢者の元気をサポートする漢方処方プロセス」です。 あの大好評書籍の第2弾! 「漢方処方プロセス」シリーズは、谷川醫院の谷川聖明先生に漢方処方の考え方をレーダーチャートを用いて解説していただく大人気企画。 2021年6月号より『治療』にて連載中ですので、誌面で読んだことがあるという方も多いかと思います。 連載第1弾である「がん

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御縁ちゃんが導く 誤嚥性肺炎クロニクル

誤嚥性肺炎にかかったおじいちゃん(縁蔵)を救うべく,御縁ちゃんは神様に頼んで過去の診療を変えるべくタイムトリップすることに…….これまで参拝に使った5円玉の数だけ過去に行き,担当医にこっそりアドバイスできる.はたして今回はいつの診療を見直すのか?

【御縁ちゃんが導く 誤嚥性肺炎クロニクル】第4回 診断エラーから縁蔵を守れ その2

御縁ちゃん: それにしても前回のあの先生の「Perfect!」,だいぶ耳につくセリフね! 現 在に戻ってからことあるごとに使いたくなっちゃったし.そういえばあの頃,お母さんも「あのPerfect野郎」とかよく言っていたわ! 神様: まあまあ,家族からしたらそう思うのも当然じゃ.それにしても今回もまたそのシーンを見ると思うとつらいのう. 御縁ちゃん: でも,おじいちゃんを助けるためと思えばがんばれる! それに私には神様がついているしね! 神様: では行ってみよう!! 御

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【御縁ちゃんが導く 誤嚥性肺炎クロニクル】第3回 診断エラーから縁蔵を守れ

御縁ちゃん: 前におじいちゃんが誤診されたことがあるってお母さんが言っていたけど, 冷静に考えたら超あり得ないんですけど! しかもこれまで見てきた医師,とくにいつものあいつを見ているとみんなダメダメじゃないですか! 神様: まあまあ,そう言わずに.どの社会でもあることじゃが,大前提として人は 誰しも間違えるのは事実じゃ.しかし,その間違いから学び,少しでもその先の間違いを減らすことが重要じゃ. 御縁ちゃん: そりゃわかりますけれども…….円気先生みたいなやつに失敗されると

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【御縁ちゃんが導く 誤嚥性肺炎クロニクル】第2回 誤嚥性肺炎を予防せよ

神様: 今回は,初めて誤嚥性肺炎にかかる直前の縁蔵さんに会いに行くぞう! さあ行こう! 御縁ちゃん: 今回は前回と違って,私も生まれているからなんか不思議な感じだなぁ.それでは神様,すみませんがお願いします.  今日は定期通院の日で,縁蔵が夏休み中の御縁ちゃんを連れて病院にやってきました. どうやら食欲は少し改善したようですが……なんか様子がおかしい. 御縁ちゃん: あれ? 担当医の後ろにいる人! なんか見覚えある!! 神様: あれは,円気先生じゃ! どうやら研修医の

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【御縁ちゃんが導く 誤嚥性肺炎クロニクル】第1回 プロローグ ─ご縁があった御縁ちゃん─

 御縁ちゃん(29歳)は普段,都会で大手企業に勤務する会社員です.3 ヵ月後に結婚を控え,2週間の休暇をとり,地元に帰って来ました.少し前におじいちゃんが入院したみたいだけど,まあ大丈夫でしょうと思っていたのですが,実家に帰ると,久しぶりに会った母が暗い顔をしていました.御縁ちゃんが母にたずねたところ,どうやらおじいちゃん(縁蔵 86歳)の調子が思わしくないらしく本日主治医から説明があるとのこと…….祖母と2人だと心細いということで,御縁ちゃんもついて行くことにしました.御縁

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突撃!! 循環器診療についてショウジ先生に聞いてみた!

新薬や難しい用語も多くて複雑な心不全診療について、循環器内科のショウジ先生がやさしく教えてくれます! 領域ごとの視点の違いも感じながら楽しく学びましょう。

【突撃!! 循環器診療についてショウジ先生に聞いてみた!】 第5回 心不全が先? 虚血が先?

どんなときにカテーテル? 急性冠症候群の発症機序そのとおりです

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【突撃!! 循環器診療についてショウジ先生に聞いてみた!】 第4回 心筋虚血の診かたを深める

プロブレムリストを考える心電図のキホン当科に緊急⼊院する患者はERで必ず12誘導⼼電図を施行しているのですが,その確認は自分達の目でしっかり行っています.ST上昇は絶対に見逃してはならない所見の1つですね.ST上昇については,肢誘導で1mm,胸部誘導

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【突撃!! 循環器診療についてショウジ先生に聞いてみた!】 第3回 ⼼不全を考える─その②

LOSと心原性ショック 3つの血圧 ここで3種類の血圧が出揃ったのですが,各々で規定因子が違っていて,①収縮期血圧は心臓にとっての後負荷と動脈出血のリスクを,②拡張期血圧は冠動脈の血流を,そして③MAP(まっぷ)が前述の通り臓器灌流を決めています(図1).臓器灌流という言葉は難しいのですが,人体の中の数多ある臓器は酸素が運ばれて来ないと虚血をきたすので,それを担っているのが血中のヘモグロビンであるわけです.

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【突撃!! 循環器診療についてショウジ先生に聞いてみた!】 第2回 ⼼不全を考える─その①

⼼不全の考え方の基本

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「治療」ってなに?

月刊誌「治療」がどんな雑誌なのか、歴史や特徴、キャラクターを紹介します

「治療」2025年よりリニューアル!

いつも月刊誌「治療」を応援いただきありがとうございます。 編集部のカーターです。 来たる2025年1月号より、「治療」はリニューアルを行うこととなりました。ここ1年くらい、えっちらおっちらと準備を進めてまいりまして、ようやく皆様にお届けできます! これまでとの変更点を簡単に紹介していこうと思います。 デザインを一新!「治療」の装丁は1年ごとにちょっとずつ変えているですが、今回はリニューアルということで、かなり大きな変更となります! ここ10年を振り返ると、2015年、2

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雑誌「治療」より2022年に向けてお知らせ

こんにちは、南山堂「治療」編集部のkgです。 平素より小誌においては格別なご高配を賜り、誠にありがとうございます。 さて、固めのご挨拶から始めてしまいましたが、 それには理由があるのです。 なんと… ついに… 雑誌「治療」は… 2022年… リニューアルします! 今回はリニューアルの経緯、リニューアルで何が変わるかを簡単にお伝えしたいと思います(詳しくは来年1月号をご覧いただければ幸いです)。 リニューアルの経緯治療が前回リニューアルをしたのは、2015年の1月になり

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「治療」公式キャラクター “セラピー”の誕生秘話~激闘!社内コンペ編~

こんにちは。編集Sです。 前回の記事(URL)では「治療」公式キャラクター“セラピー”の誕生秘話、そして“セラピー”に込められた想いを紹介しました。 今回は、4匹のセラピーたちの実際のデザインが決まった経緯として、激闘(?)の社内コンペの模様をお伝えしたいと思います。 しかしその前に…….。 ネタバレになってしまいますが、実は私、編集Sもこのコンペに参加しており、そして結果から言えば私のキャラクターデザイン案をもとにセラピーのデザインはつくられました。 もともとはどのよう

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「治療」公式キャラクター “セラピー”の誕生秘話

皆さま、「治療」のマスコットキャラクター “セラピー”について、どれだけご存じでしょうか? 私の予想だと…  知らない      50%  あの…カモみたいな  40%  カモノハシだよね?   7%  ICOCAの…        2%  セラピー?       1% くらいの認知度ではないかと思っています。 生みの親にもかかわらず見積もりが低いのは、われわれも「治療」の本懐を優先しているので、あえて積極的に発信してこなかったからなのでございます。 今回はそんな「治療」公

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臨床と宗教 死に臨む患者に私ができること

プライマリ・ケア医は継続的に患者と付き合っていくなかで,患者・家族が感じる死への不安と対峙しなくてはならない場面も起こり得ます.本連載では「医療と宗教」という観点から,臨床宗教師やチャプレンとして活躍する方々と総合診療医との対話を通してスピリチュアルケアや看取りの心構えを探っていきます.

【最新号紹介】治療(CHIRYO)12月号 看取りについて考える

年の瀬となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか? 今年を振り返ると、世界的には戦争の話題が多かったように思いますが、国内では新型コロナウイルス感染症が5類になったというのが、暮らすなかでインパクトがあったように感じます。 先日、観光感覚で東京競馬場にいってG1レースのジャパンカップを見てきたのですが、途中のアナウンスで入場者74,000人といわれ、会場はすし詰め状態でした。しかし馬群が見えて、ゴールに近づいていくにつれて膨らむ興奮の渦というか、そのマンパワーでしか作れ

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【書籍紹介】臨床と宗教 死に臨む患者へのスピリチュアルケア

医療に従事される方は患者さんがより長く、よりよく生きられるように日々苦心されていることと思います。 しかし、患者さんの余命がわずかになってしまったとき、医療としてできることは限られてきます。 「死」という圧倒的なものの前では医療は無力かもしれません。 しかし、患者さんのそばにいるものとしてできることはないのか。 本書は、それを探るためにプライマリ・ケア医の先生と宗教・死生学の専門家の方々との対談をまとめたものとなります。 死に触れる機会のある医療者だからこそ宗教と聞くと皆

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【臨床と宗教】 最終回 神はどこにいるのか

瞑想から得られるもの孫:  これまで私のほうからいろいろと質問させていただきましたが,先生から私に聞いてみたいことはありますか. 深谷:  そうですね.先生はマインドフルネス,瞑想に関心があるということでしたが,瞑想を通じてどういう体験をしていくのか.感じたこと,気がついたことはどんなことなのかをうかがってみたかったのですが. 孫:  本当に限られた時間でしかやっていないのですが,僕の場合は主にティク・ナット・ハンというベトナム出身の仏教僧の本を参考にしています.1960

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【臨床と宗教】 第14回 苦しみによる連帯

自分の中の悪孫:  先生のお話で,人間はどうにもならない黒いものを抱えているという話がありました.どうにもならない黒いものというのは,自分の中で感じてしまう,どうしようもない苦しみ,苦悩みたいなものなのか.あるいはキリスト教には原罪という考え方がありますが,その辺とつながっているものなのか,お聞きしたいと思ったのですが. 深谷:  たとえば昔,ゼミにのび太君というあだ名の学生さんがいました.のび太君は中学生の頃,いじめられっ子でした.めちゃくちゃいじめられていて,かつあげさ

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プライマリ・ケア研究 何を学びどう実践するか

2022年6月に南山堂から発売予定の「プライマリ・ケア研究 何を学びどう実践するか」の内容や見どころを連載形式で少しずつ紹介していきます!この書籍はWONCA(世界家庭医機構)推薦のプライマリ・ケア研究の教科書であるHow to Do Primary Care Researchを翻訳したものです。この連載では各章から翻訳の時に印象に残った名言を紹介しつつ、内容について触れていきます。

名言で振り返るHow to Do Primary Care Research 【翻訳版 出版連動企画】最終回

(執筆:金子 惇) このnoteでは2022年6月に南山堂から発売予定の「プライマリ・ケア研究 何を学びどう実践するか」の内容や見どころを連載形式で少しずつ紹介していきます! この書籍はWONCA(世界家庭医機構)推薦のプライマリ・ケア研究の教科書であるHow to Do Primary Care Researchを翻訳したものです。この連載では各章から翻訳の時に印象に残った名言を紹介しつつ、内容について触れていきます。 ⇒第1回 ⇒第2回 ⇒第3回 ⇒第4回 最終回と

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名言で振り返るHow to Do Primary Care Research 【翻訳版 出版連動企画】第4回

(執筆:金子 惇) このnoteでは2022年6月に南山堂から発売予定の「プライマリ・ケア研究 何を学びどう実践するか」の内容や見どころを連載形式で少しずつ紹介していきます! この書籍はWONCA(世界家庭医機構)推薦のプライマリ・ケア研究の教科書であるHow to Do Primary Care Researchを翻訳したものです。この連載では各章から翻訳の時に印象に残った名言を紹介しつつ、内容について触れていきます。 ⇒第1回 ⇒第2回 ⇒第3回 SECTION V

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名言で振り返るHow to Do Primary Care Research 【翻訳版 出版連動企画】第3回

(執筆:金子 惇) このnoteでは2022年6月に南山堂から発売予定の「プライマリ・ケア研究 何を学びどう実践するか」の内容や見どころを連載形式で少しずつ紹介していきます! この書籍はWONCA(世界家庭医機構)推薦のプライマリ・ケア研究の教科書であるHow to Do Primary Care Researchを翻訳したものです。この連載では各章から翻訳の時に印象に残った名言を紹介しつつ、内容について触れていきます。 ⇒第1回 ⇒第2回 SECTIONⅤ:研究を発信

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名言で振り返るHow to Do Primary Care Research 【翻訳版 出版連動企画】第2回

(執筆:金子 惇) このnoteでは2022年6月に南山堂から発売予定の「プライマリ・ケア研究 何を学びどう実践するか」の内容や見どころを連載形式で少しずつ紹介していきます! この書籍はWONCA(世界家庭医機構)推薦のプライマリ・ケア研究の教科書であるHow to Do Primary Care Researchを翻訳したものです。この連載では各章から翻訳の時に印象に残った名言を紹介しつつ、内容について触れていきます。 SECTIONⅢ:プライマリ・ケア研究を始めるため

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総合診療POEMs

総合診療医のアクションを変えうる文献の紹介をします。 その文献が出てきた背景や、内容の紹介、それのポイント(簡単な批判的吟味の結果も含める)を解説し、そしてその論文が「日常診療をどう変えるか?」について言及していきます。

【総合診療POEMs】第3回 経過が良好な市中肺炎の治療は3日で終わってもよいのかもしれない

その「あと○日」は本当に必要だったのか?  肺炎は総合診療医にとって,最も多く診療する疾患の1つといっても過言ではないだろう.ある研究によると,日本において15歳以上で肺炎に罹患する人は年間188万人と推定され 1) ,common diseaseといえる.また,高齢者人口の増加に伴って日本全体の肺炎の受療率は増加傾向である(図1) 2, 3) .  今後も肺炎を診療する機会はますます増えていくと思われるが,肺炎をはじめとした感染症の治療で悩むのが抗菌薬の投与期間だ.耐性菌や

【総合診療POEMs】第2回 緩和ケアを開始するタイミング

いつ,どのような患者に緩和ケアを始めるべきか  筆者が学生だった15年前,QOLという言葉を教わり,がん患者のケアの場合,「治療手段がもうなくなったので,ホスピスで……という時代ではない」と知った.それ以来,がん診療は病状の進行とともに腫瘍治療から緩和ケアに比重を移行(図1)していくことが望ましく,「がんと診断された時点で緩和ケアは始めるべき」ものだと思い込んでいた.しかし,わが国のがん診療の多くはいまだにがん連携拠点病院以外の急性期病院で担われているにもかかわらず,がん携拠

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【総合診療POEMs】第1回 初めてのPOEMs

POEMsとは  研究手法の増加,解析の高速化により医学知識は指数関数的に増加している.2011年に発表された文献 1) によると医学知識が倍増するために必要とする時間は,1950年時点では約50年を要していたのが,1980年では7年,2010年では3.5年となり,2020年には73日となると推測されていた.これらの増加スピードを低く見積もっても2010年からの10年で医学知識は10倍以上に増えていることが推測できる.われわれは効率よくその膨大な知識のなかから実臨床に影響を与

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「治療」編集部こぼれ話

「治療」編集部の素顔がみえるような記事をお届けしていきます。

編集者はどんな本を読むの? 「治療」編集部に聞いてみました!

皆さんこんにちは。編集Sです。 唐突ですが皆さんは、「編集者」という職種の人間が普段どんな本を読んでいるのか、気になったことはありませんか? えっ、ない? ……私はあります!(強引) また、編集者云々に限らず、他の人が自分の好きな本やコンテンツについて語るのをみるのはとっても楽しいですよね。 というわけで、今回は「治療」編集部への質問シリーズ第四弾として、編集部メンバーの好きな本・好きなコンテンツについて聞いてみました! 私が個人的に楽しいだけの気がしなくもないこの企画

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「治療」編集部員思い出の医学書たち

皆さんこんにちは。編集Sです。 早速ですが、今回は「治療」編集部への質問シリーズ第三弾として、編集部員それぞれの思い出の医学書についてご紹介したいと思います。 これまでの「治療」編集部への質問シリーズはこちら。 今回は、「治療」編集部のメンバーに、それぞれが担当した書籍の中で最も思い出深いものを1冊選んでもらいました。各メンバーのコメントともに、どどんとご紹介します! それでは早速みてみましょう。 クリニカルクエスト著者も編集部も楽しみながら作った本としては一番です

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「治療」編集部に聞いた! 医学書編集者ってどんな仕事?

皆さんこんにちは。編集Sです。 さて、以前、「治療」編集部メンバーへの質問として、医学書出版社に入社した理由について聞いてみた記事をお送りしました。 今回は、編集部メンバーへの質問シリーズ第二弾として、「医学書編集者ってどんな仕事?」をテーマにした2つの質問の回答をご紹介したいと思います。 早速いってみましょう! 質問①:医学書編集者の仕事は,あなたにとってどのようなものですか?  かなり漠然とした問いですが、このような質問をして編集部メンバーに自由に語ってもらいました

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「治療」編集部に聞いた! 医学書出版社に入社した理由

皆さんこんにちは。編集Sです。 さて、以前の記事で、医学書が完成するまでの流れについてご紹介しました。 医学書編集者の仕事内容について知っていただいたところで、今回は「治療」編集部により親しみをもっていただけるような記事をお送りできればと思っています。 と、いうわけで。編集部メンバーにとある質問をしてみましたので、その回答をご紹介します! 医学書出版社に入社したのはどうしてですか? この世にさまざまな業種・職種がある中で、医学書の編集者を志望したのはなぜなのでしょうか?

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街角の遠隔診療 アタリマエのことを丁寧に

今後広がりをみせそうな遠隔医療.しかし実際にやろうと思うと不安な点がたくさんあります.本連載ではプライマリ・ケア医と精神科医による対話から日常で遠隔診療を行うポイントを探っていきます.

【街角の遠隔診療】最終回 電話受診の 向こうに……

樫尾明彦(プライマリ・ケア医),宮内倫也(精神科医) この連載について 今後広がりをみせそうな遠隔医療.しかし実際にやろうと思うと不安な点がたくさんあります.本連載ではプライマリ・ケア医と精神科医による対話から日常で遠隔診療を行うポイントを探っていきます. 前回(第5回)はこちら 30代男性.実家暮らし,既往歴特記なし. COVID-19流行で202X年Y月からテレワークとなっていた.同年Y+1月の連休中から感染が怖くて外出できなくなり,実家の父母が外出すると,親の体に

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【街角の遠隔診療】第5回 受診すべきかどうか, それが問題だ

樫尾明彦(プライマリ・ケア医),宮内倫也(精神科医) この連載について 今後広がりをみせそうな遠隔医療.しかし実際にやろうと思うと不安な点がたくさんあります.本連載ではプライマリ・ケア医と精神科医による対話から日常で遠隔診療を行うポイントを探っていきます. 前回(第4回)はこちら 事 例 30代女性.主訴は2週間,間欠的に続く咳と倦怠感で体温は上がっても36℃台後半.外出は買い物以外ほとんどなし.夫はテレワーク,子どもも家にいてストレスが大きい. 宮内:今回は急性咳嗽

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【街角の遠隔診療】第4回 なんでもかんでも bio-psycho-social(BPS)?

樫尾明彦(プライマリ・ケア医),宮内倫也(精神科医) この連載について 今後広がりをみせそうな遠隔医療.しかし実際にやろうと思うと不安な点がたくさんあります.本連載ではプライマリ・ケア医と精神科医による対話から日常で遠隔診療を行うポイントを探っていきます. 前回(第3回)はこちら 事 例 40代男性,独身.仕事はテレワークになり,家に1人でいる時間が長くなってきたなかで毎日心臓の鼓動を感じるようになって1週間以上経過したため,電話診療希望あり. 樫尾:この

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【街角の遠隔診療】第3回 受診控えに ご用心

樫尾明彦(プライマリ・ケア医),宮内倫也(精神科医) この連載について 今後広がりをみせそうな遠隔医療.しかし実際にやろうと思うと不安な点がたくさんあります.本連載ではプライマリ・ケア医と精神科医による対話から日常で遠隔診療を行うポイントを探っていきます. 前回(第2回)はこちら 事 例 70代女性.帯状疱疹.1週間前に左胸の湿疹に気づいた.すぐ病院に行くのは控えようと思い,市販の外用薬を使っていたら,だんだん湿疹が左脇,左背部まで広がり,水疱ができて,痛みも出てきたた

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