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マガジン一覧

556 + 279 = ∞ 心と心をつなぐ無限の可能性

心と魂を込めた記事を共有するHubON(ファミリーマガジン)。 ファミリーの記事に、時には笑い、時には泣き、時には励まし、そして一緒に前に進むために『556 + 279 = ∞』はある。運営 VOID_404

1,410 本

破天荒な父、でもちょっとだけ優しかった父とのランチ🍴

皆さん、おはようございます🌞数字の魔術師のひかるです(。・ω・。)ノ 今まで父のことを「元暴走!🏍」とか「家庭を顧みず働いていた!」など、思いきり下げてきたので、今回は少しだけ「良いところもあるんですよ」というお話を書いてみようと思います😊 でも自分で「元暴走族🏍」と言っていたんですよ🤣 以前、父が私の記事を読んだ時に「たまには良い父親だとも書いてくれよ!」と言われたこともあったので今回は特別に良い父の一面をご紹介しますね🤣 これは、私が大学一年生の時の話です。 平日

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「週に一度の楽しみを。(4月13日)」

* あなたは、週末お休みを楽しく過ごされましたか。 私は、そのお楽しみ時間に音楽を奏でて、彩りを添えるのに頑張ってました。 なので、明けて月曜日はオフ。 こうやって、朝からゆったり過ごしています。 * 個人的な事ですし、あらためてお話に持ち出して、あなたにご心配をおかけしたくないので黙っていますが、体調を崩して入退院している実家の母のサポートがあるので、最近の私は、お家→お仕事→実家→お家…の無限ループ。 どこかで、ブレイクしないと、同じパターンの繰り返しに、なんだか気

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「俺の魂(言葉)をAIに売るつもりはねぇ」——令和に叩きつける、化石級オッサンの生存証明と継続の狂気|AI活用術|生き方|マインドセット|継続のコツ|50代|

おい、画面の向こうで冷めたツラしてるお前だ。 俺のことを知らねぇ? 興味がねぇ? 結構だ。 だが、このまま通り過ぎるなら、お前は今日、一番大事な『何か』をドブに捨てることになる。 俺の名は VOID_404。 見ての通り、銀髪にサングラス、日焼けした面構えの、ただの『昭和の生き残り』だ。 だがな、綺麗事やテンプレで塗り固められたこの世界で、俺は俺自身の『魂』を削って言葉を紡いでる。 これは単なるブログじゃねぇ。 $$ \Large\textbf{俺という男の、生き様そ

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連続投稿83日目、何もないけどそれがいい🙂

皆さん、おはよ〜ございま〜す(*ᴗ ᴗ)⁾⁾ペコリ 捻挫したけど、やっと治ってきたひかるです( ᴖ ̫ᴖ ) 何の深い意味もない連続投稿、83日目🗽 83日目だから何? ……えーっと! 何もないです🫠 得意技「ただ何となく」発動🐕 あ、あるとすれば—— 100日まであと17日かな😉 でも正直、そこまで続けられる気はしない🙂‍↔️ ……と、これだけだとさすがに中身が薄いので(笑) 先日、仲良しのクリエイターさんがマクドナルド件を書いていたので少しだけそれに乗

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私の本棚

素敵なクリエイターさんのnoteを、日々そっと集めています。 ・文章の響きや文体が心に残るもの ・気になって、後でじっくり読み返したくなるもの ・タイトルに惹かれ、思わず手を伸ばしたもの ・サムネイルや運用の工夫に学びたいもの ・記憶の引き出しや、創作の糧になりそうなもの 小さな種を拾うように、自分のインプットとして大切にしています。

ヒトタラヲさんのことをご近所さん程度しか知らない私が、タラヲガールズ入会を決めた話

※ この記事はプロモーション記事です。 ※条件達成によりチップを受け取る可能性があります。 こんな人に向けて書いています ☑ 最近、ヒトタラヲさんの紹介を  あちこちで見かける ☑ 太っ腹な企画をよくするらしい ☑ ファン以外の、セカンドオピニオンも知りたい ヒトタラヲさん? 初めて聞いたという方は👇 完全なファンになる前の目線で、 どうしてこの企画に参加したのかお伝えします。 一歩引いた意見も聞きたいと思ってる方の 参考になれば嬉しいです。 5分で読めます。

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読書感想文「ここはすべての夜明けまえ」間宮改衣|老いない彼女が語る、家族の記憶

そんな書き出しから始まる、機械との融合手術を受け、老いることのなくなった主人公の物語 土台はSFではあるのだけど、とても純文学のようだった。 おしゃべりな彼女だったが、書くことには慣れていないので、「アルジャーノンに花束」を想起するような平仮名だらけの文章が続く。 Audible版も配信されているが、今作に関しては文字として読むのが今作に向き合える大切な要素なのだと思う。 日本語の文字が持つイメージ、とりわけひらがなのやわらかさは、彼女の優しく包み込むような性格によく似

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noteで月1000円稼ぐことができるのか?

「ネット上の文章は無料が当たり前だろ!」 と強めの原理主義者だったんですが、とあることから 「へぇ、有料もありじゃん?」 ってなりました。びっくりです。複雑ぶってめちゃめちゃ簡単な人間でした。はい。 じゃあ、実際どうなんだ? ということでやってみました! 題して 「noteで1000円稼ぐことができるのか?」です(そのまま)。 そして注目の結果は、

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AI伴走|想像力のベクトル診断①──その思考、どこへ延びる?

もうだいぶ前になるのですが、「想像力」について考察したことがありました😅 「想像力」といっても、それは「認知」の延長上にあるから5W1Hの軸で測れるんじゃない?……って、感じで展開しています。 もう少し説明すると以下の「想像力のベクトル:6軸12方向モデル」を考察しています: 時間軸(When:いつ):意識のタイムライン。過去の記憶・現在に向かうか、未来の構想に向かうか。 自他軸(Who:誰が/誰を):思考の対象となる主語。自己の内面(内省)をえぐるか、他者(共感)へ

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雑記置き場

未分類だったり単発企画の記事置き場

楽しそうな企画があったから参加してみる |ヒトタラヲ氏の紹介

※ 企画参加記事です ※ この記事はプロモーション記事です。 ※ 条件達成により私がチップを受け取る可能性があります。 いきなりなんだ? と思われたかもしれませんが、上記の注意事項を入れるのも今回参加している企画の条件らしいので、きちんと書いておかなきゃですね(画像は条件に関係ないです😁) なんの企画に参加しているかと言いますと、こちらの『アカウント紹介によるチップ配布企画』です。 お知り合いの方がこの企画に参加されていて、その記事を読んだのがキッカケです。 「面白そうだ

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【note × SNS】Xフォロワー90人でも1万インプ稼げた方法  一生懸命書いたnoteが消えていく切なさを終わらせる。AIと挑んだ突破記録。

note×SNSをやってるけど何かがバズるわけでもなし……「noteを更新して、Xでシェア。でも、反応はほとんどなし……」そんな経験、あなたにもありませんか? 一生懸命書いた記事が、誰にも気づかれずタイムラインの彼方に消えていく切なさ。 私のXアカウントも、しばらく前から運用しているのに、フォロワー数は90人前後でずっと停滞したままでした。今回の記事で書いたような投稿をする前の数字は、わずか87人。「折角ならもっと多くの人に届けたい」という切実な願いを抱えながらも、どこか「

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¥300

前作を開始15分で止めた私が、続編で泣いちゃった話  |映画「えんとつ町のプペル 約束の時計台」

巷では『爆死』だのなんだのと下品な言葉で評価されているプペル2ですが、期待せずに観に行ったら思いの外よかったので、ひとまず先に感想を日記? 体験記? として書いておきたいと思います。 ネタバレは無いので安心してお読みください。 前作のプペルはほとんど観ていない 先日、フォローしている方の記事でプペルについて触れられていて興味が湧いたので配信で見てみたけれど、冒頭の15分くらいで止めてしまった。 物語はなんにも進んでいかないのに、画面だけが派手に装飾されていて(住宅街をF

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自己紹介&サイトマップのような物 | note開設から一年経ったので再整理

はじめましての方は「はじめまして」 いつもお世話になってる皆さん「こんにちは」 棚島 香帆汰(たなしま かほた)と申します。 noteを開設してから、気づけば1年が経ちました! ちょうど節目のタイミングなので、私の記事をより楽しんでもらうための「取説」を、今の自分に合わせて新しく書き直してみることにしました。 ① この場所は「思考の遊び場」ですここは、日々の「体験」から「思考」を紡ぎ、それを新たな物語として「生成」するプロセスを公開している場所です。 何かの「正解」を

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有料記事たち

これまで投稿してきた有料記事をまとめています

【note × SNS】Xフォロワー90人でも1万インプ稼げた方法  一生懸命書いたnoteが消えていく切なさを終わらせる。AIと挑んだ突破記録。

note×SNSをやってるけど何かがバズるわけでもなし……「noteを更新して、Xでシェア。でも、反応はほとんどなし……」そんな経験、あなたにもありませんか? 一生懸命書いた記事が、誰にも気づかれずタイムラインの彼方に消えていく切なさ。 私のXアカウントも、しばらく前から運用しているのに、フォロワー数は90人前後でずっと停滞したままでした。今回の記事で書いたような投稿をする前の数字は、わずか87人。「折角ならもっと多くの人に届けたい」という切実な願いを抱えながらも、どこか「

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¥300

書き続けるための地図:もう「書けない」と自分を責めないための、10の不安の正体と読み替えマップ 【文章術】

なぜ急に、書くのが「怖く」なってしまうのでしょうか? 以前は、ただ文字を打っているだけで楽しかったはずなのに。 最近、パソコンやノートを開くと、妙に手が重たくなることはありませんか? 書きたい気持ちはあるのに、画面の前でフリーズしてしまう。 SNSを開けば、すごい人たちが眩しく見えて、そっとアプリを閉じたくなる。 もし、そんなモヤモヤとした焦りを抱えているなら、少し立ち止まってみてください。 それはあなたの熱意が冷めたわけでも、怠けているわけでもないのかもしれません。

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¥500

古本が売れた夜、私は「小さな本屋」という夢と現実に揺れていた 【エッセイ】

第1部 本好きは「古本屋」になれるのか? あなたは本が好きですか? あるいは、本屋という場所に、どこか心惹かれるところはありますか? 私は紙の本がわりと好きです。 書店で話題の新刊を手に取ることもあれば、古本屋で安価な本を特に目的もなく眺めては購入することもある。 もっとも、図書館だけはどうにも苦手です。 返却期限という言葉を意識した途端、急かされているような気分になってしまい、なかなか足が向かない。 そして、先日投稿した「推し活」の出費を家計簿から振り返った自己分析記

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¥100

AIの初稿は物語にならない──朗読劇プロットが物語になるまでの編集録 【文章術】

【0】はじめに:私はなぜ“AIを筆ではなく編集対象”にしたのか「AIに小説を書かせてみた」 「AIで作ったプロットをそのまま作品にした」 昨今、そんな言葉がSNSや創作界隈で溢れかえっています。しかし、私は断言します。生成AIが最初に出力する原案は、そのままでは決して『物語』にはなりません。 それは単なる情報の羅列か、どこかで見たことのあるクリシェ(陳腐な決まり文句)の集合体に過ぎないからです。 今回、私はある「朗読劇」のコンテストに応募するため、生成AI(GPT-4、G

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¥500
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映画感想文たち

自分が観た映画の感想をまとめてます

映画「えんとつ町のプペル 約束の時計台」 "思い出すことなどないほどに、君を忘れていない" 【映画感想文】

春の柔らかな光が街を包む中、私は映画館の暗闇に座っていました。スクリーンに映し出されたのは『えんとつ町のプペル 約束の時計台』 前作から続くかつて煙に覆われていた世界、そして新しく開かれた「千年砦」の世界。二つの場所が交差する物語を観終えた今、私の胸の奥には、温かくて、それでいて少しだけチクりとするような不思議な余韻が残っています。 今日は、物語のあらすじをなぞるのではなく、私の心がどの場面で震え、どんな風に揺れ動いたのか。私自身の感情の記録として、この感想文を綴ってみた

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前作を開始15分で止めた私が、続編で泣いちゃった話  |映画「えんとつ町のプペル 約束の時計台」

巷では『爆死』だのなんだのと下品な言葉で評価されているプペル2ですが、期待せずに観に行ったら思いの外よかったので、ひとまず先に感想を日記? 体験記? として書いておきたいと思います。 ネタバレは無いので安心してお読みください。 前作のプペルはほとんど観ていない 先日、フォローしている方の記事でプペルについて触れられていて興味が湧いたので配信で見てみたけれど、冒頭の15分くらいで止めてしまった。 物語はなんにも進んでいかないのに、画面だけが派手に装飾されていて(住宅街をF

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「どこで感動すればいいの、か?」 私はどうしても感情移入できなかった… 映画「ファーストキス 1ST KISS」 【映画感想文】

公開前のレビューサイトの広告で、タイトルやキービジュアルを見た時に「コテコテの恋愛ドラマかな?」と思ってスルーしていたけど、先日フォローしている方の記事で『何度もタイムスリップする話』と書かれていて興味が湧いたので観てみました。 👇タイムスリップから宇宙の介入を想像する楽しい映画感想文でした。 まずは、私がいいなぁと思った部分について。 ・最初のタイムスリップの時に、冬の厚着のまま夏に転移するので視覚的にもギャップがあって異常事態だという事が分かりやすい! ・ラストでカンナ

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映画『正欲』 「正しい」の境界線で、静かに息をする 【映画感想文】

先日観た映画『正欲』の残響が、まだ胸の奥で静かに、けれど確かに波打っています。 岸善幸監督が映し出したあの世界は、私たちが普段「多様性」という便利な言葉で塗りつぶしている日常の、そのすぐ裏側にある「深淵」を覗かせるものでした。 この映画を観終えて、私の中に真っ先に浮かんだのは、” 感情は ” 誰に何を言われようと、ただそこにあるだけで肯定されるものなのだろう。という、祈りに近い確信でした。 ポッドキャスト風動画 あらすじ 繋がれない孤独と、零れ落ちる「ありがとう」物

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私のお気持ちノート

日々、こころに浮かんだ疑問や自分の考えを整理してエッセイ風に表現したい。 ちょっと恥ずかしいので、有料にしておこうと思います。

「プロ」という名の幻想

推し活をしていると、本当に色々な感情が渦巻くものです。喜び、感動、応援する気持ち、そして時に、どうしようもないほどの苛立ちや悲しみ。特に、推している彼女たちの恋愛が明るみに出た時などは、まさに感情のジェットコースターですよね。 そんな時によく耳にするのが、「プロなのだから恋愛に現を抜かすなんて意識が低い」という言葉。最初は私も、「まあ、そうかもしれない」と、どこか納得してしまう自分がいました。でも、心の奥底でずっと感じていた違和感が、次第に大きくなっていったのです。 「プ

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「チラリ」と「ポテポテ」が編む、スーパーの幸福論

日々の買い物というのは、多くの人にとって「こなすべき家事」のひとつに過ぎない。私もその例に漏れず、仕事帰りに立ち寄る近所のスーパーでは、メモした食材をいかに効率よくカゴに入れ、いかに早くレジを抜けるかという、さながらタイムアタックのような心持ちで歩いている。 しかし、そんな無機質な日常のルーチンが、ふとした瞬間に鮮やかな色を帯びることがある。 先日、私はそのスーパーで、ある親子の姿に心を奪われた。 それはセルフレジでのことだった。まだ小学校の低学年にも満たないような男の子

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「人」が介在する仕事

先日、何気ない日常の中で、二つの対照的な出来事を経験しました。それは、仕事における「人」の介在の仕方、そしてそこに生まれる「信頼」や「工夫」の有無が、いかに私たちの心に響くかを教えてくれるものでした。 この出来事をきっかけに、私は仕事というものの在り方について、すこし思いを馳せることになったのです。 まず一つ目の出来事。 休日の午後、私は久しぶりに漫画喫茶で心ゆくまで漫画を読みふけり、その流れで少し歌でも歌いたいと思い、店員さんにカラオケブースへの移動をお願いしました。

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愛の終焉と、名もなき観客の美学

ふと、時間の値段について考えることがあります。

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書き続けるための地図

文章を書いていると何のために書いているのか? これを発表していいのか? などの悩みが沸き上がると思います。 それらの感情をコントロールし、書き続けるための心得をまとめました。

書き続けるための地図:もう「書けない」と自分を責めないための、10の不安の正体と読み替えマップ 【文章術】

なぜ急に、書くのが「怖く」なってしまうのでしょうか? 以前は、ただ文字を打っているだけで楽しかったはずなのに。 最近、パソコンやノートを開くと、妙に手が重たくなることはありませんか? 書きたい気持ちはあるのに、画面の前でフリーズしてしまう。 SNSを開けば、すごい人たちが眩しく見えて、そっとアプリを閉じたくなる。 もし、そんなモヤモヤとした焦りを抱えているなら、少し立ち止まってみてください。 それはあなたの熱意が冷めたわけでも、怠けているわけでもないのかもしれません。

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【文章術】 才能がある人と差が開くのが怖い——その正体は「実力差」ではなく「可視化の差」 【書き続けるための地図①】

SNSのタイムラインを眺めていると、ふと手が止まる瞬間があります。 自分と同じ時期に書き始めた人、あるいは自分より後に始めたはずの人が、またたく間に評価され、遠くへ行ってしまうように見える瞬間です。 投稿した作品には桁違いの「いいね」がつき、書籍化が決まり、称賛のコメントが溢れている。 ひるがえって、自分の手元を見る。 思うように進まない原稿、反応の薄い通知欄、納得できない文章の羅列。 そのとき、冷たい石を飲み込んだような重苦しさが胸に広がります。 「あの人には才能があ

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【文章術】 情景描写が浮かばない——それは「センス」ではなく「解像度」の問題 【書き続けるための地図②】

「キャラクターが何を話しているかはわかるけれど、周りの風景が全く書けない」 「書き上がった小説を読み返すと、登場人物が白い部屋で棒立ちになって喋っているだけに見える」 執筆中、ふと我に返ったときに襲ってくるのが、この「情景描写が浮かばない」という悩みです。 美しい風景描写、張り詰めた空気感、匂いまで漂ってきそうな部屋の記述。 プロの作品や憧れの作家の文章を読むと、そこにはありありとした世界が広がっています。 それに比べて自分の文章は、まるで台本書きのようで、味気なく、薄っ

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【文章術】 アイデアが途中で破綻する——それは「考えが浅い」のではなく「構造を知らない」だけ 【書き続けるための地図③】

「最高のアイデアだと思ったのに、書き始めたら3話目で止まってしまった」 「物語のラストシーンは決まっているのに、そこへ辿り着くための道がどうしても繋がらない」 「書き進めるうちに矛盾だらけになり、キャラクターが何をすべきかわからなくなってしまった」 書き出しの勢いはどこへやら、物語の中盤に差し掛かるあたりで、急に霧の中に迷い込んだように筆が止まる。 無理に進めようとすると、話のつじつまが合わなくなり、最終的には「やっぱりこのアイデアは面白くなかったんだ」「自分には長編を書く

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短編小説たち

自作の短編小説をまとめてます

増殖する春たち  【ショートショート】

 プツリ——  包丁で丁寧に腹を裂いていく。消化吸収のいいエサに拘っているので、臭いはあまりしない。内臓だって綺麗なものだ。  白く整った器官の配置は教本通り。  番号札と照合し、異常なしに丸をつける。  サンプルNo.001 これで他の全部は同じ個体。  “入学準備”は完了だ。  ホールでは、さっきの彼と同じ顔をした新入生たちが整列している。笑う角度、瞬きの間隔、起立のタイミング——すべて揃っているはずだった。  だが一人だけ、視線を逸らした。  私と目が合う。 「先

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コツコツとバント練習 【ショートショート】

 コツン……  コツン……  バッティングセンターにはおよそ似つかわしくない音が続いている。  今日も彼がバント練習をしている。黙々と。球速は130km/h設定。なぜなのか?  コツン……  コツン……  今日も今日とてバント練習。バットに当たったボールはポテポテと転がっていく。彼はいつもの作務衣姿。なぜなのか?  カツン……  カッ……  最後の一球をバットに当て終えた彼は、そのままバットを壁に立てかけてブースを出ていった。そこに向かって手を合わせ、拝むような仕草

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なんベルで売れるかな? 【ショートショート】

 思いっきりゲップをした。  X線技師が「もういいですよ」と許可を私に与えてくれたからだ。  なぜバリウム検査はあんなにも苦しいのだろう? 喉の奥で膨らんでくる空気はグイグイと出口を求めるし、磔にされた身体はグルグルと回転させられる……。  こんな所からはさっさとオサラバしたいものだ。  そんなことを思いながら検査台から降りようとした瞬間、技師が私に「待て」と言う。そのまま内線でどこかとやり取りを始めてしまった。  数分後、やってきた医者はニヤニヤしながら私に、「内臓に埴

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土に還る 【ショートショート】

 最初は、背中の違和感だった。  肩甲骨のあたりが、ゆるやかな丘のように盛り上がってくる。医者はそれを「古墳症」と呼んだ。  古墳症——病が進むと皮膚は乾いた土のように固くなる。やがて細い草が生え、小さな虫が住みつく。人は歩くことをやめ、静かな場所を選んで横たわる。  数か月後それは、なだらかな土の丘になる。人だったものの土塊。  町の外れには、そんな丘がいくつも並んでいた。  誰も掘り返そうとはしない。掘れば、きっとまだ温もりの残る骨に触れてしまうからだ。  けれど

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読書感想文たち

読んだ本の感想をまとめています

【読書感想文】オタクって面白い  「オタク学入門」 岡田斗司夫

岡田斗司夫さんの『オタク学入門』 タイトルだけ見ると、どこかサブカルチャーの解説書のようなドライな印象を受けますが、実際にページをめくってみると、表現者や批評の末席に連なる私たちにとって、背筋が伸びるような、あるいは少し耳が痛くなるような「生き方の哲学」が詰まっていました。 普段、noteという場所で映画や本に対して「批評のまねごと」を綴っている私にとって、この本との出会いは一種の義務感からでした。 「オタクを自称したり、何かを論じたりするなら、一度は通っておかなければいけ

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小説「青天-アオテン-」 山頂で岩と友と叫べ 【読書感想文】若林正恭(著)

あらすじ 誰かの記憶のなかに、そっとお邪魔するように若林正恭さんの小説『青天』を読み終えたとき、私はまるで、誰かの大切にしまわれていた古いアルバムを、こっそりと捲ってしまったような、そんな不思議な感覚に包まれました。 読み始める前、この物語が高校のアメフト部を舞台にしたものだということは知っていました。だから著者である若林さんの体験が盛り込まれているだろうことは予測できました。 でも、ページをめくるごとに押し寄せてくるのは、単なる「スポーツ小説」としての熱狂だけではなかっ

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「わからない」という棘を、そのまま愛せたら  『果てしなきスカーレット』

1. 導入:私はこの「破綻」をどう引き受けるべきか 映画館を出たときの私の足取りは、まるで泥沼を歩いた後のように重かった。  細田守監督の最新作である、映画『果てしなきスカーレット』見た日の事です。  私のnoteを以前から読んでくださっている方はご存じかもしれませんが、私はあの映画版を「破綻の総合体」と断じました。  夢を無理やり継ぎ接ぎしたような設定、あまりにも都合よく進む展開、そして何より主人公たちの心に「エンジン」が搭載されていないという空虚さ。  それらを受け止

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小説「暗いところで待ち合わせ」/ 乙一  【読書感想文】

あらすじ 目の見えないミチルの家に、殺人容疑で警察に追われたアキヒロという男が逃げ込み、気付かれないように潜み始める。数日後、ミチルは誰かがいることを確信するが、「もし悪い人で、襲われるようなことがあったら、舌を噛み切って死ねばいい」と思い、気付かないふりを続ける。しかし、アキヒロは物音を立てないよう静かにしているだけで、危害を加えるどころか、むしろミチルが大怪我をしそうになるところを助けてくれたりする。そんな二人の奇妙な共同生活。 感想 この物語を読み終えたとき、私は

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映画の見方を鍛える

映画をもっと楽しく見るためのトピックスをまとめています

【完全版】映画の見方が変わる“観賞術”  一度で分かる物語、二度目で気づく秘密

追記① 2025/11/01 付録として実際の鑑賞ログを追加しました 物語/演出/画(ショット)/音/テーマを一度で掴む技法と、二度目に見抜くチェックリスト 「面白かった!」 映画を観終えたあと、興奮とともにそう呟く。でも、いざ「どこがどう面白かったの?」と聞かれると、途端に言葉に詰まってしまう。 「映像がすごかった」「俳優の演技が良かった」「ストーリーに感動した」 そんなありきたりな感想しか出てこず、鑑賞体験の熱量がうまく伝わらない。推し活で何回も見てるはずなのに

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#01 入門:「面白い」を言葉にできる!映画を5レイヤーで見る入門ガイド

【映画の見方を鍛える ─ 推し映画をもっと楽しみ、語れるようになる鑑賞術】 映画を観たあとに「面白かった!」と言っても、その“面白さ”の正体を言葉にするのは意外と難しいですよね。 友人に勧めるときも、SNSなどにレビューを書くときも、「なんか良かった」だけでは伝わりきらない。 そこで今回から始めるシリーズでは、映画を分解して言語化するためのフレームワーク──5つのレイヤー観賞法──を紹介します。 これは私自身がレビューや短編小説を書く中で整理してきた “観るための地図”

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#02 物語:起承転結ではなく“欲望と障害”で読む!30秒で物語を掴む方法

映画の見方を鍛える ─ 推し映画をもっと楽しみ、語れるようになる鑑賞術 映画を観た直後に「結局この映画ってどんな話だった?」と振り返ると、頭が真っ白になることはありませんか。 従来の“起承転結”でまとめようとしても、細かいエピソードに引っ張られてしまい、シンプルに整理できない…。 そんなときに役立つのが、物語を30秒で掴むショートカットです。 キーワードは 「欲望」と「障害」、そして 「転換点」。 ステップ1:主人公の欲望を一言にする物語の核は「主人公が何を望むか」にあ

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#03 演出:「演出が良い」を説明できる!カメラ・時間・リズムの見える化術

映画の見方を鍛える ─ 推し映画をもっと楽しみ、語れるようになる鑑賞術 映画を語るときによく耳にする言葉に「演出が良かった」があります。 けれど、それを具体的に説明しようとすると「雰囲気」「なんとなく巧い」で止まってしまいがち。 そこで今回は、演出を“見える化”する3つの要素を紹介します。 カメラの位置、時間の扱い、カットのリズム──この3つを押さえるだけで、演出を言葉にできるようになります。 1.  ショットサイズ表を意識するカメラがどの距離から人物を捉えているかで、

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