独自のブランド考察論
2012年の創業から13年でアカデミー賞21冠、企業価値35億ドルへと成長し、映画上映前にロゴが出るだけで拍手が湧き上がり世界で最も注目されている映画スタジオ『A24』。以前、301が毎週月曜日に配信している「Monday issue」でも軽くご紹介しましたが、今回は『A24』が映画業界の枠を超え、新しい文化を作り上げていったのかについて考えてみます。 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』や、『ムーンライト』などの代表作で知られる『A24』は審美眼や
はじめに今やコンビニでも日常的に買えるほど日本でも浸透した「クラフトビール」というカテゴリーですが、国内で本格的にクラフトビールに注目が集まり始めてから現在のシーンにたどり着くまでには10年近い歴史と物語があります。その歴史の中でも重要な存在であり、多くの人が海外発のクラフトビールブランドと言われて思い浮かべるのが「Mikkeller(ミッケラー)」という名称とあのポップでクリエイティブなラベルデザインではないでしょうか。 「よなよなエール」で有名な「ヤッホーブルーイング」
エースホテルを西武ホールディングスグループが最大130億円で買収するという発表で世間がざわついているので、そもそもエースホテルというブランドが何故ユニークなのかという話を、改めて考えてみたいと思います。 「ブティックホテル」「ライフスタイルホテル」と呼ばれ、"アートや音楽といったカルチャーを取り込み若い世代やクリエイティブ層に指示されているホテル"といった文脈での語られ方が多い気がします。しかし、それだけでは「ホテル業界の変革者」と呼ばれるようになった説明としては不十分です
301とは何なのかを知る
はじめに2025年9月、301は創業から11周年を迎えました。私たちは、「経済的価値」と「文化的意味」を同時に生み出すことを追求し、これまで300件を超える《物・事・場》のプロジェクトに携わってきました。 代表事例: ▼物 ・日本発クラフトジンブランド「HOLON」のブランディング ・ロンドン発クラフトジン「SIPSMITH」の国内ブランディング ・ソイミルクブランド「Peace」のブランディング ▼事 ・伝統を継承するカクテルコンペ「SUNTORY THE COCKTA
301(サンマルイチ)は、”文化とビジネスの交差点”におけるブランディング・プロジェクトを領域横断的に手掛けながら、人と仕事のより親密な関係を追求しています。 人間哲学と生活美学を深く見つめ、人と人との関係性を丁寧に紡ぎながら、「価値」ではなく「意味」を起点にしてモノ・コト・場をデザインしています。 新しい何かを生み出すことよりも、半径1m以内に存在する「日常」に新たな視点を持ち込むことにこそ、人間の想像力とクリエイティビティが求められる。 この思想のもと、「生活空間」
はじめまして。301 です。 わたしたちは、デザインを軸にクリエイティブ面のパートナーとしてプロジェクトに携わってきました。創業5年目を迎えた現在は、様々な事業の立ち上げ段階から参加することが増え、全体の8割が新規事業案件となり、クリエイティブの領域すら超えつつあります。 その背景には 、301 という場がクリエイティブを提供する会社である以前に、ここに集まる一人ひとりの「やりたい」という想いが産声をあげる場所であった、というルーツがあるのです。今回は、そんな301の成り
ブランディングのメソッドや技法
クラフトジンのブランド「HOLON」ができるまでのお話。301オリジナルのフレームワーク『人と計画の車輪』になぞらえ、前後編でお伝えしています。 ●前編はこちらから 前回は発起人の飲み会文化への違和感から、「新しい飲酒体験を作りたい」という気づきに至るまでのストーリーでした。今回は”お酒の革命”を起こすために、どのように商品に落とし込んでいったのか、その道のりについて。 後編も、HOLONプロデューサー 堀江麗さん、301代表 大谷省悟の対談形式でお送りしていきます。
こんにちは、301 Magazineです。 今回はちょっとだけ新しい視点で、noteを書いていこうと思います。 今まで詳しくお伝えする機会のなかった、301が0から1を生み出すときの理論や哲学、その過程のお話です。創業8年目にして初めて、見える形に整えることができました。 「人」と「計画」の観点でプロジェクトを捉えて対話を重ね、思考を深めていくオリジナルフレーム『人と計画の車輪』です。 301全ての企画の共通するのが「人生と仕事をひとつにする」という考え方です。その仕事
ブランディングの要諦シリーズの第三回目です。①「本当に新しいもの」のつくり方 、②「脱「机上の空論」の体験デザイン を読んでいない方はぜひ順番に読んでみてください。 シリーズ最終回となる今回は、意外と理解されにくい「ナラティブ」という考え方について深堀りしてみます。 ナラティブとは何かそもそもブランディングにおけるナラティブとは何か言えば、一方的に発信されるブランドのメッセージではなく、ブランドを通して人々に共有される物語や文脈のこと、というのがシンプル理解です。 言葉
前回はブランディングにおける「人の車輪」の重要性と具体的な進め方について解説しました。今回はもう片輪の「計画の車輪」について話します。「人の車輪」がブランドにおける「心」だとするならば、「計画の車輪」はブランドの「頭脳」のようなものかもしれません。多くの人がこのワークに最も時間がかかり、苦労する場面を見てきたので、少し長くなりますが詳しく書いていこうと思います。 ブランド体験をデザインする「計画の車輪」では、「人の車輪」で整理した内容を踏まえ、プロダクトやサービスを人が生活
新しい発想の企画や戦略を研究する
301では、ビジネス・クリエイティブ・カルチャーを横断するトピックを毎週月曜のコーヒーブレイク(15時頃)にお届けしています。よろしければニュースレターをご購読ください。 👉『MONDAY ISSUE by 301』 はじめに先日、301がアドバイザリーとして参画しているカフェブランド『Latte Graphic(ラテグラフィック)』の思想を新しい形で伝えるための本を出版するというプロジェクトを公開し、全国書店やオンラインでの発売も開始しました(詳細は後述)。 301では