HUNADEの公開ツール一覧(輸送・輸出入・関税)
HUNADEでは、国際輸送・輸出入・関税に関する判断を支援するため、公開ツールをまとめています。このページでは、目的別に「どの場面で、どのツールを使うか」が分かるように整理しています。
輸送の判断に使う
24時間リアルタイム監視|世界海難速報ダッシュボード
本船事故は、公式発表を待っていると手遅れになります。
火災・座礁・衝突などの重大事故は、まず地域ニュースや現場報道から出ます。
本ダッシュボードは、世界の海事ニュースを自動収集し、
- 日本航路関連の自動ハイライト
- 影響度スコア(Fire・Sinking・General Average等)
- 更新時刻の明示
を通じて、「今、電話すべき案件」を即判断できる設計です。
スケジュール遅延や代替便確保の初動を早めたい実務者に向きます。
通関停止リスク事前診断ツール|輸入前に「止まる可能性」を可視化
輸入貨物が通関で止まる原因は、「税率」ではなく「属性」です。
食品接触、無線通信、電気用品、薬機、検疫、外為法――該当可能性があるだけで、確認義務が発生します。
本ツールは、12の基本属性と追加質問から、
- どの法令ドメインに触れる可能性があるか
- 停止要因の上位3領域
- 確認すべき官庁一次情報
を可視化する設計エンジンです。
HS確定や税率計算は行いません。
あくまで「止まる可能性」の事前抽出に特化しています。
見積依頼・仕入確定・発注前に、設計上の地雷を洗い出したい場面に向きます。
インコタームズ選定ツール|5つの質問で最適条件を提示
輸送契約で最も誤解が多いのが「どこで危険が移転するのか」「誰がどこまで費用を負担するのか」という責任設計です。
本ツールは、輸入/輸出の立場、輸送方法、責任範囲、優先順位、通関体制の5項目から、推奨インコタームズと代替案を提示します。
単なる用語解説ではなく、
- 危険負担の分岐点
- 売主/買主の費用分担
- DDPの可否判断
まで整理できる設計です。
見積依頼前に「責任の線引き」を明確にしたい場面に向きます。
航空輸送・海上輸送の実績比率を確認できる統計ツール|公的データ参照
国別・品目別(国コードISO2 × HS4)で、航空輸送と海上輸送のどちらが実務上多く使われているかを、公的統計(e-Stat)にもとづいて確認できます。直近12か月分を合算した実績比率を表示するため、「理論」ではなく「過去実績の傾向」を参照したい場面に向きます。
関税の目安を出す(個人輸入)
個人輸入の関税を計算しよう!無料検索ツール
個人使用目的・20万円以下の少額輸入を前提に、関税や消費税などの目安を計算できます。
「1万円以下は免税(ただし除外品目あり)」や「海外小売価格×0.6」など、個人輸入特有のルールを前提にしているため、海外通販で「到着時にいくらになりそうか」をざっくり把握したい場面に向きます。
利益の試算(輸出)
【輸出】利益計算ツール 利益率まで計算できる!
輸出取引の利益額・利益率を、インコタームズ(EXW/FCA/CIP)別に試算できます。
為替レート、梱包、仕入れ、銀行手数料、輸出関連費、保険、国際輸送費などを前提に、
「どこまでが自社負担か」を整理しながら計算できるため、
価格提示や条件調整の前に「利益が残るか」を確認したい場面に向きます。
関税の目安を出す(中国輸入・商売)
中国輸入の関税計算ツール!中国製品の関税率(RCEP)の調べ方等
中国製品を日本に輸入する際の関税額の概算を計算できるツールです。
RCEPを含む関税率の調べ方や、関税を支払うタイミングなどの前提もあわせて確認できます。
「仕入れ原価に関税がどれくらい乗るか」を事前に掴みたい場面に向きます。
関税・輸送コストを「自分で確認する」ための4つの計算ツール
輸入や国際輸送では、税金や費用の「概算」を早めに押さえるだけで、判断ミス(予算不足、見積の読み違い、条件交渉の遅れ)を減らせます。
ここでは、Hunadeで公開している4つの計算ツールをまとめました。いずれも目安を出すための簡易ツールです。端数処理や例外条件(品目・原産国・課税区分など)で結果が変わる点は、各ページの注意点も合わせてご確認ください。
【関税計算ツール】20万以上に対応。関税・消費税を一発計算!
申告価格が20万1円以上になる「一般輸入」を前提に、課税価格(CIFの考え方)から関税・消費税を計算するツールです。
商品代だけでなく、海外側の送料・保険など、申告上の足し込みで結果が変わるため、まずは入力して全体像を確認する用途に向きます。
- できること:課税価格→関税→消費税→合計支払額の試算
- 入力:商品価格/海外送料/保険料(なければ0)/関税率(%)
- 注意:関税率は原産国で変わる(WTO、特恵、EPAなど)。端数・従量税は未対応
- 向いている人:20万円を超える商用輸入で「税の見積」を自分で組みたい人
レベニュートンの自動計算ツール(海上・航空・混載便)
国際輸送の運賃計算で出てくるレベニュートン(実重量と容積重量のうち重い方を使う考え方)を、入力だけで確認するツールです。
三辺の長さと個数から、海上・航空・国内混載便それぞれの換算で容積重量を出し、運賃の「基準になる重さ」を把握できます。
- 海上:mで入力(縦×横×高さ×個数×1000)
- 航空:cmで入力(縦×横×高さ×個数÷6000)※業者により5000の場合あり
- 国内混載:mで入力(縦×横×高さ×個数×280)
- 向いている人:見積の重量条件を自分で検算したい人/箱サイズで送料が跳ねるのを避けたい人
【簡易税率】ワイン・ビール・酒の関税・酒税の計算ツール
ワイン、ビール、リキュールなどの酒類を輸入するときの関税と酒税を、簡易的に試算するためのツールです。酒類は「量」で決まる課税(従量税)が中心になりやすく、金額だけ見ているとイメージがずれます。このツールは、一回の輸入価格が約20万円以内の前提で、概算を出すために使います。
- 前提:簡易ツール(端数など未対応)/20万円前後の小口を想定
- 注意:EPAなどで関税がゼロになり得る国があるが、ツールはEPA税率を反映しない
- 向いている人:個人輸入・小口仕入れで「税金のだいたい」を先に知りたい人
他者との連絡ツール
貿易実務者向け連絡ツールとしてのWhatsApp
WhatsAppは、欧米を中心に世界中で利用されているメッセージアプリです。日本でいうLINEに近い存在ですが、国際取引ではLINEではなくWhatsAppが標準的な連絡手段となっています。
特に、以下のような場面で活用されています。
- 出荷前後の確認連絡
- B/Lやインボイスの即時共有
- 港湾混雑やスケジュール変更の速報連絡
- 通関書類の差し替え対応
- 複数関係者(フォワーダー・倉庫・通関業者)との同時共有
メールよりも即時性が高く、現場レベルの調整に向いているのが特徴です。
また、ファイル送信や音声通話も可能で、国際電話コストをかけずにやり取りができます。
欧州・北米・中東・アジアの一部地域では、商談初期段階からWhatsAppでの連絡を求められるケースも多く、実務者にとっては事実上の標準ツールといえます。
貿易実務を行うのであれば、少なくとも連絡手段として利用できる状態にしておくことを推奨します。
住所などの変換ツール 海外事業者へ日本住所を入力する際の実務整理
海外サイトに日本の住所を登録する場合の基本原則は次の通りです。
1. 国名までが海外側の判断対象
海外事業者にとって重要なのは Country(Japan) までです。
市区町村以下は、日本国内の配送業者が判読できる形式であれば足ります。
2. 表記の原則
小さい単位から順に記載(番地→町名→市区町村→都道府県→郵便番号→Japan)
地名は直訳しない(例:木谷 → KITANI)
日本国内で配達可能なローマ字表記にする
3. 入力項目の対応
First name=名
Last name=姓
Street address=番地・町名
Apt / Suite=部屋番号
City=市区町村
State / Province=都道府県
Postal Code / Zip=郵便番号
Country=Japan
4. 電話番号
日本の国番号は +81。
例:090-1234-5678 → +81 90 1234 5678(先頭0を除く)
5. BillingとShippingの違い
Shipping Address:ローマ字必須(配送用)
Billing Address:決済基準。日本語可の場合あり
便利な変換ツール:JuDress
使い分けの目安
税金をざっくり知りたいなら「酒の簡易税率」。20万円を超える輸入の税計算なら「一般輸入の関税・消費税」。
到着後に来る請求(アライバル費用)を見たいなら「LCL青島→大阪のアライバル」。運賃の基準重量を確かめたいなら「レベニュートン」がおすすめです。
※どのツールも「概算の確認」が目的です。原産国による税率の違い、例外的な課税、端数処理、現場の請求条件などで結果が変わることがあります。最終判断は、実際の条件(品目・原産国・契約条件・港・業者見積)に合わせて確認してください。

この記事を登録ツールの結果だけでは判断できない部分がある場合
計算ツールやデータは「目安」です。実際の輸送では、検査確率、為替変動、 フォワーダーの追加費用など、ツールでは計算できない変動要素があります。 正確な費用算出や可否判断が必要な場合は、個別にご相談ください。
国際輸送の概算診断(無料・2分)
