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【Mt. FUJI 100 2026】FUJI100mi女子、ASUMI40k、KAI70kでチャンピオンが誕生

〜賞金レース導入で高速化した富士山麓の激闘、富士北麓公園が熱狂に包まれる〜

富士山麓のトレイルを走る国際トレイルランニングイベント「Mt. FUJI 100(マウントフジ100)」は大会2日目の4月25日(土)を迎え、メイン会場の富士北麓公園 富士山GXスタジアムには、165kmの「FUJI100mi」を走り抜いた選手や、日中にスタートした「ASUMI40k」「KAI70k」のトップ選手たちが次々とフィニッシュし、会場は大きな歓声と熱狂に包まれました。

 

 

2026年より「FUJI100mi」と「ASUMI40k」には賞金制度が導入されたことで、両レースを中心に例年以上のハイスピードな展開と熾烈な順位争いが繰り広げられました。

 

FUJI100mi 女子:リー・インが初の100マイル挑戦で劇的な逆転優勝
前日夕方にスタートし、濃霧の夜を越えたFUJI100miの女子レースは、初の100マイル挑戦となるリー・イン 李颖 Ying LI(中国)が22時間18分12秒で優勝の栄冠に輝きました。序盤から独走態勢に入ったリー・インでしたが、122km地点の山中湖で、関節の手術と出産からの復活レースとなった実力者、ケイトリン・ガービン Kaytlyn Anne GERBIN(アメリカ)にトップを奪われます。しかし「100km以降は未知の世界」と語っていたリー・インは、終盤の厳しい山岳区間で再びケイトリンを抜き返すという驚異的な粘りを見せ、見事に逃げ切りました。 フィニッシュ後のインタビューでリー・インは「夜の山林で霧が濃くて視界が悪かったのが一番怖くて困難でした。でもコース上で中国チームの応援があり、日本の選手たちも『ありがとう』と声をかけてくれたのが一番の思い出です」と喜びを語りました。2位にはケイトリン・ガービンが22時間44分59秒で入り、3位には日本人トップとなる岩崎奈弥 Nami IWASAKI(日本)が24時間52分01秒で堂々のフィニッシュを果たしました。

 

ASUMI40k:秋山穂乃果が大会新! 男子は波乱の決着でワン・ルーチンが王者に
正午にスタートした約38.5kmのASUMI40kは、林道や走れるトレイルが多いスピードコースを舞台に、トップアスリートたちの息を呑むスプリントバトルとなりました。

女子は、秋山穂乃果 Honoka AKIYAMA(日本)が序盤から終始トップを譲らず、笑顔のまま3時間24分03秒というタイムで優勝を果たしました。これは昨年の優勝タイム(3時間37分)を大幅に更新する圧巻の記録です。2位に吉住友里 Yuri YOSHIZUMI(日本)が3時間38分41秒で、3位にはブリタニー・シャルボノー Brittany CHARBONEAU(アメリカ)が3時間41分08秒で入りました。

 

 

一方男子は、日本のエース、上田瑠偉 Ruy UEDA(日本)が序盤からレースを牽引し終盤までトップ争いを展開していましたが、最後の霜山からの下りでリアム・メイロー Liam MEIROW(アメリカ)が猛烈なスパートをかけて追い抜き、2時間57分27秒(参考記録)で最初にフィニッシュゲートを駆け抜けました。しかし、レース直後の必携装備品チェックにおいて、リアム・メイロー選手は必携品である携帯電話を所持していないことが確認されたため、大会規則に基づき失格となりました。この結果、ワン・ルーチン 王汝琴 Ruqin WANG(中国)が2時間57分53秒で繰り上がり優勝となり、上田瑠偉は2時間59分19秒で準優勝となりました。3位には笠木肇 Hajime KASAGI (日本)が続きました。

 

KAI70k:夕刻からのタフな山岳レース、トップ選手が続々フィニッシュ
午後2時にスタートした約68.6kmのKAI70kは、富士山麓の後半の厳しいセクションを走る中距離の頂上決戦が、距離約68.6km、累積標高約2,921mの「KAI70k」です。この日の夜、男女トップ選手が、富士北麓公園 富士山GXスタジアムに相次いでフィニッシュしました。

国内外の実力派が多数集結する中、見事に優勝を飾ったのは男子がトレイスン・ノップ Tracen KNOPP(アメリカ)、女子がクレア・ローズ Klaire RHODES(アメリカ)でした。男子優勝のノップは「大きな登りでは苦しみましたが、これ以上望むことはない素晴らしいコースでした」と絶賛。2位に入った河崎鷹丸 Takamaru KAWASAKI(日本)は「スタートからゴールまで自分を100%コントロールできて最高です」と目標に掲げていた大会での成果に感涙を見せ、3位の喜多村久 Hisashi KITAMURA(日本)も「真っ暗な中で前に追いつきたいと苦しんだのが一番楽しかった」と激闘を振り返りました。 一方、女子優勝のローズは「急な登り下りや町中を抜けるミックスされたコース構成がユニークでした。100マイルの選手たちと一緒に走れたのも励みになりました」と喜びを語り、2位のタラ・フラガ Tara FRAGA(アメリカ)も「夕暮れ時に湖や周辺の町を見下ろす景色が本当に美しかった」と富士山麓ならではの魅力を語りました。

 

※最新のリザルト速報はこちら:https://runnet.jp/record/race.do?raceId=381818

FUJI100mi 男子
クリス・マイヤーズ Chris MYERS (USA) 17:50:13
チョウ・ジアジュ 赵家驹 Jiaju ZHAO (CHN) 18:28:12
川崎 雄哉 Yuya KAWASAKI (JPN) 18:51:03
黒河 輝信 Terunobu KUROKAWA (JPN) 19:47:34
コ・ミンチョル Minchul KO (KOR) 20:02:20
長谷 怜信 Ryoshin HASE (JPN) 20:05:56
ライアン・ウェラン Ryan WHELAN (GBR) 20:51:41
野口 拓也 Takuya NOGUCHI (JPN) 20:53:36
水野 淳介 Junsuke MIZUNO (JPN) 20:55:25
志村 裕貴 Hiroki SHIMURA (JPN) 21:23:10

FUJI100mi 女子
リー・イン 李颖 Ying LI (CHN) 22:18:12
ケイトリン・ガービン Kaytlyn Anne GERBIN (USA) 22:44:59
岩崎 奈弥 Nami IWASAKI (JPN) 24:52:01
助川 すみれ子 Sumireko SUKEGAWA (JPN) 25:47:01
チャオ・フェン 赵芬 Fen ZHAO (CHN) 25:52:26
市村 浩美 Hiromi ICHIMURA (JPN) 25:57:59
矢野淳子 Junko YANO (JPN) 27:06:18
ソー・キットイン Kit Ying SO (HKG) 27:24:55
ケリー・エンジェル Kellie Bree ANGEL (AUS) 27:43:34
伊東ありか Arika ITO (JPN) 28:52:54

ASUMI40k 男子
ワン・ルーチン 王汝琴 Ruqin WANG (CHN) 2:57:53
上田 瑠偉 Rui UEDA (JPN) 2:59:19
笠木 肇 Hajime KASAGI (JPN) 3:00:55
小笠原 光研 Koken OGASAWARA (JPN) 3:01:50
山口 大河 Taiga YAMAGUCHI (JPN) 3:05:58
宮原 徹 Toru MIYAHARA (JPN) 3:14:21
ジョン・レイ・オニファ John Ray ONIFA (PHI) 3:17:17
高島 宏希 Hiroki TAKASHIMA (JPN) 3:20:08
ガイ・ガン 魏賡 Kang NGAI (HKG) 3:23:14
長尾暁人 Akito NAGAO (JPN) 3:27:06
参考記録 リアム・メイロー Liam MEIROW(USA) 2:57:27

ASUMI40k 女子
秋山 穂乃果 Honoka AKIYAMA (JPN) 3:24:03
吉住 友里 Yuri YOSHIZUMI (JPN) 3:38:41
ブリタニー・シャルボノー Brittany CHARBONEAU (USA) 3:41:08
エリカ・フラワーズ Erika FLOWERS (USA) 3:43:35
髙村 貴子 Takako TAKAMURA (JPN) 3:44:22
ファン・カイリー 范开丽 Kaili FAN (CHN) 3:44:46
マルセラ・ヴァシノヴァ Marcela VASINOVA (CZE) 3:47:10
枝元 香菜子 Kanako EDAMOTO (JPN) 3:47:35
冨井 菜月 Natsuki TOMII (JPN) 4:00:39
山内 菜摘 Natsumi YAMAUCHI (JPN) 4:05:02

KAI70k 男子
トレイスン・ノップ Tracen KNOPP (USA) 6:38:08
河崎鷹丸 Takamaru KAWASAKI (JPN) 6:50:12
喜多村久 Hisashi KITAMURA (JPN) 6:55:14
ツェ・コック・ワイ Tse Kok WAI (HKG) 7:07:50
村田諒 Ryo MURATA (JPN) 7:10:36
ナヴィル・シャイムハメトフ Navil SHAIMUKHAMETOV (RUS) 7:14:46
アッタポン・インタジャク Atthapol INTAJAK (THA) 7:19:38
コセ・ロダルテ Kose RODARTE (HKG) 7:20:11
パウリウス・ペチューラ Paulius PECIURA (LTU) 7:21:46
須賀暁 Satoru SUGA (JPN) 7:30:16

KAI70k 女子
クレア・ローズ Klaire RHODES (USA) 7:15:09
タラ・フラガ Tara FRAGA (USA) 7:51:59
加藤志織 Shiori KATO (JPN) 8:21:34
坪井光穂 Miho TSUBOI (JPN) 8:24:12
大野彩佳 Ayaka OHNO (JPN) 8:40:54
アンナルクレーツィア・ヴィンクルヘナー Annalucrezia WINKLEHNER (SUI) 8:41:41
チョン・マン・イー 張敏怡 Manyee CHEUNG (HKG) 8:55:21
大井希良里 Kirari OI (JPN) 9:06:03
リン・シュアンシュアン 林双双 Shuangshuang LIN (CHN) 9:10:35
関谷真子 Masako SEKIYA (JPN) 9:40:43