初の賞金制度導入、新種目「SAKUYA」の開催など、大会は新たなフェーズへ
マウントフジ100(Mt. FUJI 100)は、第14回目となる大会を2026年4月24日(金)から26日(日)の3日間にわたって開催します。
富士山麓の山、森、街を駆け抜ける距離約165.3kmの「FUJI100mi」(フジ100マイル)、そのコース後半にあたる距離約68.6kmの「KAI70k」(カイ70k)、距離約38.5kmの「ASUMI40k」(アスミ40k)に加え、本年より新たにマウンテンランニングのルールに基づく公開競技「SAKUYA 9k / U-20 6k」を新設し、4つのレースが行われます。
全レースの参加選手の合計は過去最多となる約4,470名に達し、世界46カ国から約1,430名(全体の約32%)の海外ランナーを迎えます。特にアジア圏からの参加が増加しており、国際的なトレイルランニングイベントとしてさらなる成長を遂げています。

■ 過去最大の参加者数と加速するグローバル化
今大会のエントリー数は、過去最大となる約4,470名に達しました。そのうち約32%にあたる約1,430名が海外(46カ国)からの参加であり、特に中国、香港、台湾、韓国、タイなどアジア圏のランナーが多数を占めています。新設2年目となる「ASUMI40k」では参加者の過半数が海外ランナーとなりました。とりわけASUMI40kの女子カテゴリーにおいては、中国国籍の女性ランナー(155名)が開催国である日本の女性ランナー(119名)を上回るという、日本のトレイルランニング大会において歴史的な現象が起きています。これはアジアにおけるトレイルランニング市場の急速な成熟と女性ランナーの進出を如実に物語るものであり、本大会が名実ともに国際大会としての新たなフェーズに入ったことを示しています。
■ 大会初となる「賞金制度」の導入と競技性の向上
国際的なトレイルランニングシリーズ「World Trail Majors(WTM)」への参画3シーズン目を迎え、競技のプロフェッショナル化を推進する大きな一歩として、FUJI100miおよびASUMI40kの男女総合1位〜5位の選手に対して、大会史上初となる賞金(総額332万円、1位30万円など)を授与します。WTMのランキングポイントと賞金が同時に懸かることで、世界を転戦するトップアスリートたちによる、これまで以上に熾烈なペース争いが予想されます。また、選手たちにとっては過去の大会で樹立された最速タイム(2025年FUJI100mi男子の17時間48分40秒、2024年女子の19時間21分22秒)という驚異的なベンチマークをいかに超えるかが大きな焦点となり、ハイレベルな記録更新が期待されます。
■ レース規模の最適化と「ASUMI40k」の飛躍
フラッグシップ種目である「FUJI100mi」は、コース上の渋滞緩和やエイドステーションでの混雑解消など、ランナー体験の質を向上させ、同時にトップ選手が最適なペースを保てる競技環境を整備するため、定員を前回の2,400名から2,000名へ最適化しました。一方、「ASUMI40k」は定員を200名から1,000名へと大幅に拡大し、制限時間も9時間30分に延長することで、より幅広いランナーに富士山麓を走る機会を提供します。
■ FUJI100miのコース変更がもたらす新たな展開
今年のFUJI100miでは、コース前半で険しい竜ヶ岳越えを回避するルートへ回帰したほか、F4エイドステーションをアクセスの良い「富士急ハイランドコニファーフォレスト」へ移設し、ランナーを応援できる環境を整えました(駐車券の購入が必要となります)。約100kmを走り抜いた深夜に大歓声に包まれるテーマパークへ飛び込む経験は、選手たちに大きなエネルギーを与えることになります。さらに、大会直前の歩道崩落の影響により、一部コースを標高約1,400mの石割神社を経由するルートへ緊急変更しました。これにより距離が約1.6km、累積標高が約152m減少します。休むポイントとなる急登が減り、走力が試される区間が増えることで、トップ選手たちのレースはさらなる高速化が見込まれます。
■ 新種目「SAKUYA」の開催と多様なランナーの参戦
大会最終日の4月26日(日)に、トレイルランニングの入り口を広げる新種目「SAKUYA 9k / U-20 6k」を開催します。急峻な山岳ではなく、林道やなだらかなトレイルを主体とした本コースは、トラックやロードで培ったスピードを直接的に活かせる絶好の舞台です。このレースには、箱根駅伝の山登り等で圧倒的な強さを見せ、日本の陸上ファンを熱狂させてきた吉田響選手も参戦予定です。無尽蔵のスタミナと規格外の登坂力を持つ現役トップランナーがオフロードに挑戦することで、陸上界とトレイルランニング界の垣根を越えた、スポーツ文化のさらなる広がりを目指します。
【注目の出場予定選手】
■FUJI100mi(フジ100マイル)
男子は、2024年大会優勝・2025年準優勝のデン・グオミン 邓国敏 Guomin DENG(CHN)が連覇を狙うほか、2023年大会覇者のチョウ・ジアジュ 赵家驹 Jiaju ZHAO(CHN)、2024年大会でデン・グオミンに続く2位となったチン・グイドゥ 覃桂郁 Guidu QIN(CHN)ら中国のトップ選手が顔を揃えます。欧米からは昨年のウェスタンステイツで準優勝を果たしたクリス・マイヤーズ Chris MYERS(USA)が初参戦します。日本勢は、過去大会で二度の表彰台経験を持つ川崎雄哉 Yuya KAWASAKI(JPN)をはじめ、2022年大会優勝の西村広和 Hirokazu NISHIMURA(JPN)、100マイルレースで屈指の安定感を誇る小原将寿 Masatoshi OBARA(JPN)らが海外の強豪を迎え撃ちます。
女子は、2025年のWTMシリーズ王者であり、今年のHK100でコースレコードを樹立したスンマヤ・ブダ Sunmaya BUDHA(NEP)が優勝候補の筆頭として初来日します。対するは、中国を代表するエリート選手のリー・イン 李颖 Ying LI(CHN)や、北米の100マイルレースで実績のあるアリッサ・クラーク Alyssa Amos CLARK(USA)など実力者が集結。日本勢からは、昨年の当大会で3位に入賞しTransJeju 100Mで優勝を果たした伊東ありか Arika ITO(JPN)らが上位進出を狙います。
■ASUMI40k(アスミ40k)
定員が大幅に拡大され、賞金対象ともなる本レースの男子には、2019年スカイランナー・ワールドシリーズで日本人初の王者となった上田瑠偉 Ruy UEDA(JPN)が当大会に初登場します。対する海外勢は、2024年アジア太平洋選手権(APTRC)ショートトレイル金メダリストのジョン・レイ・オニファ John Ray ONIFA(PHI)や、成長著しいワン・ルーチン 王汝琴 Ruqin WANG(CHN)が参戦。日本勢からも、昨年準優勝の小笠原光研 Koken OGASAWARA(JPN)や、富士登山競走レコードホルダーのレジェンド、宮原徹 Toru MIYAHARA(JPN)らがスタートラインに立ちます。
女子は、富士登山競走7連覇の実績を持ち昨年準優勝の吉住友里 Yuri YOSHIZUMI(JPN)、Tarawera by UTMB 100kで3位入賞の秋山穂乃果 Honoka AKIYAMA(JPN)、ハセツネCUP 5連覇・APTRCショート金メダリストの髙村貴子 Takako TAKAMURA(JPN)と、日本を代表するトップ選手が勢揃いします。海外からは、中・短距離で実績を重ねるファン・カイリー 范开丽 Kaili FAN(CHN)や、HK100-Halfを制したラム・マヤ・ブダ Ram Maya BUDHA(NEP)らがエントリーし、激しいレース展開が予想されます。
■KAI70k(カイ70k)
男子は、中国国内のレースで表彰台の常連であるホー・フージュン 何富军 Fujun HE(CHN)や、米国の高速レースBlack Canyon 100Kで3位に入ったトレイスン・ノップ Tracen KNOPP(USA)らがレースを牽引することが予想されます。日本勢からは、昨年のウェスタンステイツで日本人として歴史的な10位入賞を果たし、2023年のKAIで準優勝の実績を持つ甲斐大貴 Hiroki KAI(JPN)をはじめ、ミドルレンジで安定した強さを見せる古賀聖 Sei KOGA(JPN)らが出場します。
女子は、北米のミドルレンジで強さを発揮するクレア・ローズ Klaire RHODES(USA)や、WTMシリーズ戦で上位入賞経験を持つタラ・フラガ Tara FRAGA(USA)が参戦。さらに、昨年のFUJI100miで女子優勝を果たしたチャン・マン・イー 張敏怡 Manyee CHEUNG(HKG)が今年はKAI70kに挑みます。日本勢からは、国内の過酷な超長距離主要レースで軒並み優勝を飾っている坪井光穂 Miho TSUBOI(JPN)らが世界の強豪と上位を争います。
※出場予定選手は直前で変更になる場合があります。
【Mt. FUJI 100 2026 大会概要】
■開催日: 2026年4月24日(金)〜4月26日(日) 3日間
■競技種目
①FUJI100mi (フジ100マイル)
・距離:約165.3km ・累積標高:+6,461m
・スタート会場:富士山こどもの国(静岡県富士市)
・フィニッシュ会場:富士北麓公園富士山 GX スタジアム(山梨県富士吉田市)
・スタート時刻:4月24日(金)ウェーブスタート(各500名ずつ)
17時00分 / 17時15分 / 17時30分 / 17時45分
・最終制限時刻:4月26日(日)14時30分(*44時間30分制限)
・募集人数:2,000名(優先エントリー・一般エントリー・寄付エントリー、エリート含む)
・サポーター:500名
②KAI70k(カイ70k)
・距離:約68.6km ・累積標高:+2,921m
・スタート・フィニッシュ会場:富士北麓公園富士山 GX スタジアム(山梨県富士吉田市)
・スタート時刻:4月25日(土)14時00分
・最終制限時刻:4月26日(日)11時00分(*21時間制限)
・募集人数:1,000名(一般エントリー・寄付エントリー、エリート含む)
③ASUMI40k(アスミ40k)
・距離:約38.5km ・累積標高:+1,481m
・スタート・フィニッシュ会場:富士北麓公園富士山 GX スタジアム(山梨県富士吉田市)
・スタート時刻:4月25日(土)12時00分
・最終制限時刻:4月25日(土)21時30分(*9時間30分制限)
・募集人数:1,000名(一般エントリー・寄付エントリー、エリート含む)
④SAKUYA 9k U-20 6k(SAKUYA 9k / SAKUYA 6k)
・距離:8.6km / U-20 5.7km
・スタート・フィニッシュ会場:富士北麓公園富士山 GX スタジアム(山梨県富士吉田市)
・スタート時刻:4月26日(日)9k 9時00分 / U-20 6k 9時15分
・募集人数:200名(一般エントリー、エリート含む)
■主催:Mt.FUJI100実行委員会
<構成団体>
・一般社団法人富士箱根伊豆トレイルサポート
・マウントフジ共同事業体(株式会社ソトエ、リージョンポート合同会社、株式会社アールビーズ)
■共催:富士市、富士宮市、身延町、鳴沢村、富士河口湖町、富士吉田市、忍野村、山中湖村、御殿場市、裾野市
■主管:マウントフジ共同事業体(株式会社ソトエ、リージョンポート合同会社、株式会社アールビーズ)
■環境パートナー:NPO法人富士トレイルランナーズ倶楽部
■特別協賛:THE NORTH FACE
■プラチナ協賛:Goldwin、aminoVITAL®
■後援:スポーツ庁、観光庁、静岡県、山梨県、道志村、山梨日日新聞社・山梨放送、テレビ山梨、エフエム富士、静岡新聞社・静岡放送、テレビ静岡、静岡朝日テレビ、静岡第一テレビ、K-MIX
■名誉実行委員:実行委員会構成10自治体首長
■大会会長:鏑木毅(一般社団法人富士箱根伊豆トレイルサポート代表理事 / プロトレイルランナー)
■大会副会長:堀内光一郎(富士急行株式会社 代表取締役社長)
■大会プロデューサー:福田六花(医師・一般財団法人日本トレイルランニング協会会長)
■共同代表:千葉達雄(株式会社ソトエ 代表取締役)、田近義博(リージョンポート合同会社 代表)、黒崎悠(株式会社アールビーズ 代表取締役)
■アドバイザー:村越真(静岡大学教育学部教授)、中尾益巳(NPO法人ディスカバー・リアス 代表理事)、。三浦務(NPO法人富士トレイルランナーズ倶楽部 理事長)
・大会サイト:https://mtfuji100.com/














