
北海道八雲町は、隈研吾に依頼した新庁舎の建設計画について、費用の高騰などを理由に白紙に戻す方針を明らかにしました。
八雲町の庁舎は、築64年を迎えて老朽化が進んでおり、建て替えが急務となっています。
八雲町は国立病院の跡地に新庁舎を建てる計画を進め、デザインの監修を隈研吾に依頼し、2027年11月末ごろの完成を目指していました。
隈研吾がデザインした新庁舎は、木材をふんだんに使った大きな屋根が特徴で、ミュージアムのような外観となっています。
しかし、二度にわたる入札で応札業者が現れず、新庁舎の建設費用も当初の約33億6000万円から約9億円増える見込みとなりました。
建設費用が増加した背景には、千歳市で進むラピダスの半導体工場の建設や札幌市街地の再開発などで道内の建設需要が高まっていることが影響していると見られています。
◯あの「隈研吾デザイン」新庁舎が白紙に? 1億9000万円設計費を「ムダに」しても見直す北海道八雲町の苦渋
八雲町は隈研吾の事務所に対し、すでに設計費など約1億9000万円を支払っていますが、建設費の上振れなどを踏まえて計画を白紙に戻すことを決め、今月19日に町民説明会を開きました。
住民からは計画の見直しに賛成する声が上がったものの、約1億9000万円の費用が無駄になった点について、「軽く謝れば済む問題ではなく、極めて重要な問題です」「謝れば済むという話ではない。議会にも責任があると思うので、その先の対応も聞きたい」「議員が賛成したからこうなったのではないか」「第2の夕張だ」といった怒りの声が上がっています。
萬谷俊美町長は、「庁舎は役場職員、職員が行政事務のために執務する事務所であり、機能性と快適な執務環境は求められていますが、芸術ホールや美術館などの文化施設のようなデザイン性は必要ない施設であると考えております」と話しました。
また、「町民の血税で支払われたものであり、『返してほしい』『その1億9000万円があれば別の政策に使えたのではないか』というご意見もいただいています。そういった観点から本当に申し訳ないと感じています」「庁舎を建てなければいけない状況でございますので、いかにコンパクトに安価に立てていくかということで頑張ってまいりたい」と述べ、新たな建設計画を進めていく方針を示しました。
これを受け、建築エコノミストの森山高至は、「クマさんに1億9000万くわれて終了。 建ってから腐るか建てる前にくわれるか。 新たなクマ被害といえる。 なんで北海道地元の建築家に頼まんのだ?」と疑問を呈しました。
さらに、今回かかった1億9000万円を八雲町の人口で割ると1人当たり約1万1875円になるとし、「これは乳幼児から高齢者まで全員に、です。 世帯数は約8千なので1世帯ごとに2万3750円を『なんの役にも立たないクマの絵』に使ったことになる。 町長の見込みが甘いなんてもんじゃない。 即辞職につながるような問題」とも指摘しました。


これまで全国各地の自治体や企業が隈研吾に建物の監修を依頼してきましたが、完成からわずか数年でカビなどの劣化が生じ、改修時に巨額の費用を請求されるケースが相次いで確認されています。
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◯【隈研吾設計】2015年にリニューアルした高尾山口駅の駅舎がものの数年でカビてしまったことが判明 国民からは『クマ被害』と揶揄
そのため、ネット上では「隈研吾重用すんのやめて欲しい。見苦しい建物がいっぱい」「全然良いと思えん。また低耐用年数ですぐ補修が必要なんじゃないかこれ」「機能性とメンテナンス性も含めてデザインというのではと個人的に思っています」などと厳しい批判の声が数多く寄せられています。





ありとあらゆるインフラが適正に整備され、誰もが安心して暮らせる社会となりますことを心から祈ります。
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