4月6日時点で、韓国の石油精製会社が契約したタンカー7隻を含む韓国関連船舶26隻がホルムズ海峡を通過できず、ペルシャ湾内に留まっている。韓国政府が把握している韓国人船員は173人だ。米国とイランの一時的な停戦合意を受けて出港準備をほぼ終えたが、出航の目処は立っていない。残念ながら韓国政府にはホルムズ海峡通過を交渉する手段がない。 (中略)
さらにガソリンの消費抑制策として資源安全保障危機警報を「注意」から「警戒」に引き上げ、公共機関の車両に対するナンバー規制を従来の「5部制」から「2部制」に強化した。5部制は月曜日にはナンバー末尾が1と6の車両は利用できないなど曜日ごとに特定末尾番号の車両運行を制限するもので、「2部制」は奇数日にはナンバー末尾が奇数の車、偶数日は末尾が偶数の車のみ走行を認める規制である。
規制対象は公共機関の車両だが、民間にも5部制への参加を要請、全国3万カ所の公営駐車場でも5部制を実施する。気候エネルギー環境部は規制によって石油消費量が37.5%減少すると試算するが、実質的な効果は限定的との指摘もある。 (中略)
国際共同備蓄原油は日本や韓国など石油を輸入に依存する国が産油国企業等に自国の原油タンクを貸与し、平常時は産油国企業等が国外の供給・備蓄拠点として活用、緊急時には原油タンクの貸与国が優先的に購入できる仕組みだ。韓国はサウジアラビア、UAE、クウェートなど8カ国の企業と契約を結んでいる。
産業通商資源部が優先購入権の行使を検討するなか、蔚山の石油備蓄基地に保管されていた原油90万バレルが海外に流出していたことが確認された。同部の傘下である韓国石油公社が優先購入権を行使しなかったことから、原油を所有するクウェート国営石油会社(KPC)がベトナムのギソン精油化学(NSRP)と販売契約を締結していたのだ。売却された90万バレルは韓国の半日分の消費量に相当する。
(引用ここまで)
以前に報道のあった、韓国に備蓄していた200万バレルの原油をむざむざとクウェート国営石油会社に引き渡してしまった件等、韓国の原油入手の現在地点といったところの記事。
韓国政府に優先購入権があった備蓄原油を買われてしまい、200万バレルの原油引き渡しがあってから「これはやばい」って韓国石油公社が気がついたと。
そこから交渉してなんとか引き渡し量を90万バレルにした、って話だそうですが。
「韓国では半日分の消費量に相当する」ってことから「大したことはない」って話もあるようですが。
韓国政府のダメさを象徴するエピソードではあると思いますね。
その韓国政府は「ホルムズ海峡を使わずに2億7000万バレルの原油を確保した」と今日発表しています。
韓国、ホルムズ海峡迂回ルートで原油2億7000万バレル確保 国内需要3か月分(AFPBB)
ただまあ、いつ届くんですかね……ってのも実際の疑問。
UAEのフジャイラ港はいつイラン軍、イラン革命防衛隊に攻撃されてもおかしくない。
現状はアメリカの逆封鎖で困惑しているようですけども。
封鎖でタンカーの行き来ができないと、イランの油井がダメになる可能性があるって話を見て「はあ、そんな手段が……」って思ったものでした。
ま、実際のところはまだなんとも。
イラン産原油を積んだ中国籍とされるタンカーが「通過した」「いや、海峡は通ったもののそこから引き返した」ってなってて詳細不明。どうも引き返したっぽいですけどね。
米制裁対象のタンカー、ホルムズ海峡へ引き返す 前日に通過後(ロイター)
反政府気性な人々からは「韓国の交渉は素晴らしい」なんてことが言われているのですが、日本が動ける以上の交渉を韓国ができるわけもないんですよね。
日本は中東において大旦那であるし、サウジもUAEも石油を売らないことには商売あがったりなので産油国はどこでも「売れるようなら売りたい」のだけども。
それができていないってことですから。
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