1認定制度概要
新規施設認定・新規術者認定
新規施設認定
ロボット支援心臓手術を安全に遂行できる体制が確保されていることを担保するため、右小開胸心臓手術にチームとして慣れていることが必要である。また、今後ロボット支援心臓手術症例数が安定して確保できる施設であるかを審査目的とする。(研修開始前に申請)
- 三学会構成心臓血管外科専門医認定機構が認定する心臓血管外科専門医 (以下 心臓血管外科専門医)が2名以上常勤していること
- 心臓血管外科修練施設指導医が1名以上常勤していること
- 体外循環技術認定士が1名以上常勤していること
- 心臓血管麻酔専門医が1名以上常勤であること
- 体外循環使用手術を年間100例以上実施していること
- 右小開胸心臓外科手術(以下、MICS)を申請から遡り2年間で20例以上実施していること
但し胸腔鏡下弁形成術(K554-2)のうち僧帽弁形成術を15例以上を含めること
- 申請者が指導、執刀、助手のいずれかとして必ず手術に参加していること
新規術者認定
ロボット支援心臓手術のコンソール術者としての適性であるかを審査する。(研修開始前に申請)
- コンソール術者は心臓血管外科専門医であること
- 右小開胸による鏡視下弁形成術に習熟していること
申請日から遡り2年間でMICS20例以上執刀医として実施していること
但し胸腔鏡下弁形成術(K554-2)のうち僧帽弁形成術を15例以上を含めること
令和6年の保険診療改訂でロボット弁置換が保険適応に追加となった。
ロボット心臓手術における基本的な手技は胸腔鏡下弁形成であることから、新規施設認定、新規術者認定用件には胸腔鏡下弁置換の実績を含まないこととした。
ロボット弁置換だけの施設・術者認定は行わない。
トレーニング受講
トレーニングの開始にあたり、施設基準と新規術者基準を満たしていることをロボット心臓手術関連学会協議会(以下、本協議会)に提出し審査を受ける。
トレーニング受講条件チェックリストに必要事項をもれなく記入し、下記提出書類を本協議会まで送付すること。また、同時に本ホームページ内の問い合わせフォームより上記書類を送付した旨を本協議会に連絡すること。
トレーニング受講条件チェックリスト[PDFファイル 180KB]
添付書類
- トレーニング受講条件チェックリスト
- 施設基準の証明
2-1.心臓血管外科専門医、2名以上の認定証のコピー
2-2.心臓血管外科修練施設指導医)、1名以上の認定証のコピー
2-3.体外循環技術認定士、1名以上の証明証のコピー
2-4.心臓血管麻酔専門医、1名以上の証明証のコピー
2-5.体外循環使用手術を年間100例以上実施していることを証明するリスト
手術日、術式が含まれていること(個人情報は省略すること)
2-6.右小開胸心臓外科手術20例以上実施を証明する書類(手術記録)
但し少なくとも15例以上の胸腔鏡下弁形成術(K554-2)を含めること
- 新規術者基準を証明する書類
3-1.コンソール術者となる者は三学会構成心臓血管外科専門医認定機構が認定する心臓血管外科専門医であること(心臓血管外科専門医認定証のコピー)
3-2.右小開胸心臓外科手術(MICS)を20例以上執刀していることを証明する手術記録およびリスト
3-3.手術経験と合併症等を確認するため該当する全例の手術記録および退院サマリー
3-4.僧帽弁形成術症例においては、退院時の心エコー所見
※申請書類の送付方法
すべての申請書類は申請者がPDFファイルとしてUSB等で事務局に送付すること。
手術一覧のエクセル表はPDF化せずそのままの形で送ること。
2024年の診療報酬改訂に関わる重要事項
※2024年の診療報酬改訂において、鏡視下弁置換術(内視鏡支援機器を用いる場合)としてロボット弁置換手術が新たに収載された。ロボット心臓手術においては弁形成術が世界的標準であることから、協議会としてはコンソール術者認定においては、今後の従来通りMICS弁形成術の実績をもって施設および術者の認定審査をする
※ロボット弁置換手術を開始する場合には、ロボット弁形成のプロクタリングを修了していること
保険診療として行う場合には、特掲診療料としての届け出が必要。
※ただし、弁形成から弁置換にコンバージョンする必要が生じた場合にはプロクターの判断により施行可能とするが、地方厚生局への届け出前であれば保険診療は適応されない。
術者基準における補足
- 右側傍胸骨切開法、胸骨部分切開法の手術は右小開胸手術として認めない。MIDCAB経験も認めない。
- 患者氏名は黒塗りなどして匿名化すること。サマリーと照合できるように手術記録、退院サマリー、心エコー所見に通しの同一番号をつけること。
※トレーニング受講開始基準はその実施施設および術者がMICS手術に習熟していることを前提としてロボット手術に進もうという趣旨であり、症例数などの条件を満たしていてもロボット手術が安全に行えないと判断した場合は申請を保留とすることがある。その場合には、所定の追加経験を積んだのちに再度術者申請を行うことができる。
※単独MICSで僧帽弁形成術(単独)を概ね大動脈遮断120分以内に実施できることを審査基準とする。複合手術の場合には、他手技の時間を加味して評価する。
※虚偽の申請を行った場合は3年間申請を受け付けない。
トレーニング終了後の実施施設申請
トレーニング終了後には本協議会に研修修了報告を行い、実施施設としての申請を行う。本協議会は正式に実施施設認定書を発行する。実施施設として認められた後に、当該術者によるダビンチ手術が可能となる。
添付書類
- 認定術者全員分(助手分は不要)のダビンチシステムトレーニング修了証のコピー(Intuitive Surgical社が発行)
- ケースオブザベーションおよび献体を用いたラボトレーニングを修了したことを証する書類のコピー(研修担当施設が発行)
実施施設認定申請書[PDFファイル 26KB]
認定施設は法人の施設会員として年会費(5万円)を納入しなければならない。
年会費は年度単位(4月1日から翌年3月31日)とする。
施設会員を辞退する場合は、認定施設を取り消す。