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哲学

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リベラルの皮肉なパラドックス〜白哲学はなぜ暴走するのか

<前回記事:選挙で負けてもいいじゃない> 前回までの記事で、私はリベラルについて述べてきた。 リベラルは嫌われる。 リベラルは不寛容である。 リベラルは選挙で負けがちである。 しかし、それはリベラルの欠点ではない。 リベラルとは、現実に向かって「それはおかしい」と言う思想である。持っている者に向かって、「分けろ」と言う思想である。 すなわち、現実よりも理想を優先する思想。 だから、嫌われるのは当然である。 不寛容になるのも当然である。 選挙で勝てないのも当然である

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リベラル批判は的外れ〜選挙で負けてもいいじゃない

<前回記事:リベラルは嫌われてこそ社会を変える> はっきり言って、リベラルは政治で負けがちである。 選挙があると、だいたいリベラル政党は伸び悩む。 あるいは、大敗する。 すると、リベラルな人々は悲鳴をあげる。 「なぜ、不正やスキャンダルまみれの(リベラルではない)政党に、国民は票を入れるのか」 「人々の倫理観はどうなっているのか」 「この国は終わっている」 そして、リベラル批判をする人たちは言う。 「ほら見ろ。国民から受け入れられていない」 「だからリベラルはダメ

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リベラル批判は的外れ〜リベラルは嫌われてこそ社会を変える

<前回記事:嫌われないリベラルに価値なんかない> ■批判③:寛容を掲げながら、不寛容である 次に、リベラルは寛容を掲げながら、不寛容である、と批判される。 しかし、これも当たり前である。 リベラルは白哲学なのだ。 寛容を掲げているからって、何でも受け入れるわけではない。自分たちが正しいと考える理想に反するものには、「それは違う」とはっきり言う。 つまり、リベラルには譲れないもの(=理想)がある。だから、リベラルが不寛容になるのは当然だ。 それに、寛容であることが、

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リベラル批判は的外れ〜嫌われないリベラルに価値なんかない

リベラルとは、左派のことである。 もちろん厳密には違う。 リベラルとは、「自由」を意味する言葉だ。だから本来は、個人の自由を守り、国家や権力による不当な干渉を警戒する立場を指す。 しかし、現在のネットやSNSにおいて、「リベラル」という言葉は、ほとんど「左派」と同じ意味で使われている。 だから本記事でも、「リベラル=左派」として扱う。 ■左派(リベラル)とは「おにぎりを分けろ」と言う立場である では、左派とは何か。 左派とは、平等を重視する立場のことである。社会の

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科学

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多世界解釈~パラレルワールドは本当に存在するのか

<前回記事:ウィグナーの友人> 「シュレディンガーの猫」から始まった観測問題は、結局のところ、 「可能性として重なり合っていたものは、何をきっかけに、ひとつの現実に決まるのか?」 ということを問うものであった。 前回見たように、ウィグナーは、この問題に対して、「人間の意識こそが、可能性をひとつの現実に決めるのではないか」と考えた。しかし、「人間の意識が現実を決めている」などと言い出すと、さすがに物理学というより、オカルトじみてくる。 そんなとき、1957年、当時プリ

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ウィグナーの友人~「人間の意識」が世界を確定させる

<前回記事:観測問題のパラドックス> 前回まで、「シュレディンガーの猫」について考えてきた。 そこで見えてきた量子力学の本質的な問題は、 「可能性として存在していたものが、いつ、どこで、ひとつの現実に決まるのか?」 という点にあった。 電子は、観測される前には、 「位置Aにあるかもしれない」「位置Bにあるかもしれない」 という複数の可能性として、同時に存在している。 そして、その電子の状態に連動している猫もまた、 「生きているかもしれない」「死んでいるかもしれない」 と

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観測問題のパラドックス~なぜボクたちは「可能性の猫」を見ないのか

<前回記事:「猫の生死はわからないだけでしょ?」はナンセンス> 「シュレディンガーの猫」に対する、よくある疑問の2つ目。こちらの方がやっかいだ。 ■よくある疑問B:センサが先に観測しているのでは? 「『観測』すると、電子の位置は決まるんでしょ? だったら、最初に箱の中のセンサが、電子の位置を『観測』しているんだから、人間が箱を開ける前に、電子の位置も、猫の生死も決まってるんじゃないの?」 この疑問はもっともだ。 そもそも、「シュレディンガーの猫」の思考実験では、人間

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永久機関~無限のエネルギーはなぜ作れないのか

永久機関。 それは、人類が何百年にもわたって夢見てきたロマンである。 燃料を入れなくても、永遠に動き続ける機械。 もし完成すれば、電気代はゼロ。 エネルギー問題は一瞬で解決する。 文明そのものが変わるだろう。 だが──。 現在、物理学では、永久機関は「不可能」とされている。しかも、「いまの技術では作れない」という話ではない。 千年後でも無理。 一万年後でも無理。 物理法則そのものが、「永久機関は存在しえない」と告げているのである。 なぜそんなことが断言できるのか。

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経営

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【計画】経営とは「予算計画」である~市場は無計画な人間から脱落する

<前回記事:【投資】積み上げる者と、消費する者> 昼休みが終わり、午後のセミナーが始まった。 だが、講師はすぐにゲームを進めようとはしなかった。 「では先に……バインダーの○○ページを開いて、『予算計画表』を作ってみてください」 そう言うと、講師は私たちに、次のようなことを語り始めた。 「今までのように、『たまたま手元に現金があるから使う』といった場当たり的な感覚で投資をしてはいけません。そういうお金の管理をすると、痛い目を見ることは、もう皆さん理解したはずです」

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ウィキペディア問題~成立しないはずの百科事典が成功した理由

Wikipedia(ウィキペディア)。 世界最大級のWeb百科事典である。 歴史上の人物。国の成り立ち。アニメの登場人物。気になる雑学まで。 あらゆる知識が、無料で、しかも驚くほど大量に並んでいる。何かわからないことがあれば真っ先に開く定番のページであり、それがある世界を私たちは当然のものと思っている。 だが、少し立ち止まって考えてみてほしい。 こんなもの、本来は成立するはずがないのである。 実際、まだウィキペディアが存在しない時代に、このWebサイトの企画を聞かされ

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【投資】積み上げる者と、消費する者〜勝敗を分けるたった一つの違い

<前回記事:【分岐点】知っていても、できないのが人間> 「では、次の年から『投資メダル』を追加します」 突然の新ルール追加。 私は直感した。いま、これで「一回戦」が終わったのだ、と。価格破壊に付き合い、馬鹿な売り方をした経営者たちは、ここで実質的にリタイア。おそらく次は、冷静に立ち回った「勝ち組」同士がしのぎを削る、「二回戦」が始まるのだろう。 講師は、私たちに小さな冊子を配り始めた。それは、これから新たに追加される「投資メダル」の説明書だった。全員に行き渡ると、講師

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【分岐点】知っていても、できないのが人間〜経営者が群集になる瞬間

<前回記事:【今】勝ち組の条件> 講師は、再び講義を始めた。 今度のテーマは、損益分岐点についてだった。 その内容は、簡単に言うと── 「仕入れ」「加工費」「借金の利息」など、かかったすべての費用を総合的に考えて、「いくらで売れば会社が損をしないのか」という基準(つまり損益分岐点)を、きちんと明確にしないと駄目ですよ ──というものであった。 講師は、参加者たちにしばらく時間を与え、自分の会社の損益分岐点がいくらかを計算させた。 そして実際に数字を出してみると─

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人生

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私の電子書籍印税トラブル体験記~だから私は半身で書く

<前回記事:え、私の印税、低すぎっ!?> 前回の記事では── 作家に支払われる印税が「実売部数ベース」の場合、返本制度の存在によって実売がすぐには確定しないため、どうしても人間の判断が入り込み、作家が不安になってしまう ──という話をした。 ところで、こんな意見もあるかもしれない。 「そうは言っても、出版社は取次を通して本を出荷してて、その流通データは取次が握っているんでしょ? だったら、あからさまな不正はできなさそうだし、そこまで不安に思う必要はないんじゃないかな?」

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え、私の印税、低すぎっ!?~あの人の「10万部突破」、それ本当ですか?

<前回記事:「売れているのに不安になる」理由> 「大反響! 10万部突破!」 「発売即重版! 30万部突破!」 部数がどれだけ派手でも、必ずしも作家に印税が入っているとは限らない。そして、それゆえに、心が病んでしまう作家がいる──というお話。 作家が印税を受け取る方法の一つに、実際に「売れた冊数」で計算する実売部数という方式がある。 ようするに、「1万冊作ったけれど、実際に売れたのは3,000冊だったので、3,000冊分だけ報酬を払いますね」という仕組みだ。 では、

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続・なぜ働いていないと本が書けなくなるのか~売れてるのに不安になる理由

<前回記事:なぜ働いていないと、本が書けなくなるのか> 前回の記事では、 「1万部売れたらヒット作!」 「10万部は宝くじレベルのベストセラー!」 という話をした。 だが、ここで、こう思った人もいるかもしれない。 「でもさ、“本の帯”や“電車の広告”を見ていると、  30万部突破!  50万部突破!  みたいな、景気のいい数字を、普通に見かけない?」 たしかに、見かける。しかも、わりと頻繁に。 だから、こうした反論も成り立つ。 「そんなに売れている本があるなら、  

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なぜ働いていないと本が書けなくなるのか

<前回記事:本を書くのをやめて、noteを書く理由~作家の印税の闇> なぜ働いていないと、本が書けなくなるのか。 一見すると、妙な問いに聞こえるかもしれない。 多くの人は、むしろ逆だと思っているだろう。 「いやいや、働いているから時間がなくて、本が書けなくなるんでしょ?」 「俺だってなー、仕事さえ辞めれば、腰を据えて本が書けるはずなんだよ! あー仕事やめてぇー!」 だが、現実は違う。 働いていないと、本は書けなくなる。 なぜか。 理由は単純──生活できなくなるからで

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