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マガジン一覧

脳内ひとり言

私が普段頭の中でぐるぐると考えていることを書いています。 哲学や生き方、自分との向き合い方についての内容が多いです。

64 本

山が見えただけなのに

日々感じた小さな感動を、忘れないように書き留めるようにしている。 今日のそれは、遠くに浮かび上がる山の姿だった。 昨日は一日中、雨が降り続いていた。空は重く閉ざされ、景色もどこかぼんやりとしていた。けれども今朝、ようやく雨が上がり、空気が洗い流されたように澄んでいた。ふと遠くを見ると、はるか彼方に連なる山脈が、いつもよりもくっきりと姿を現していた。 山の輪郭は驚くほど鮮明で、岩肌のごつごつした質感まで見える。ところどころに残る雪も白く光り、山の稜線を静かに際立たせていた。

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32歳の私の中には32人のわたしがいる

20歳になれば、きっと大人になった気分を味わえるのだと思っていました。 でも、20歳になっても、25歳になっても、私の気分はどこか18歳のまま。 「大人って、いつになったら“なる”んだろう」って、たまに思い出すように考えていました。 32歳になって、ベトナムで子どもたちを産んで、育児と仕事と海外生活を同時に回すようになって。 ようやく私は、“責任”という形で大人に触れはじめた気がします。 夜中に熱を出した子どもを抱えたまま、スマホで病院を探す。 予約の画面を開き、保険証の

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父の愛に泣いた

しばらくワンオペ生活が続いています。 1ヶ月経ってようやくワンオペに慣れてきた先日、実父が孫の面倒を見るために泊まりにきてくれました。 電車で2時間弱の距離。決して遠くはないけど近くもなく、気軽には来れない距離です。 "週末は私一人だと大変だろう、俺が孫の遊び相手をしようじゃないか"と意気込んではるばるきてくれました。 急に寒くなった日で、初雪がちらちら降りはじめていました。 寒い中、遠くて大きい公園に行ったり、デパートに乗ったり。お馬さんごっこをしたり、体操ごっこをした

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“ずっと同じ”に憧れるのに、変わり続けてしまう

ずっと同じ、ということに、私はときどき憧れてしまう。 生まれてからずっと同じ街に住み、同じ家の玄関を開け、同じスーパーの通路を歩き、同じ顔ぶれと季節を重ねていく。そんな“変わらなさ”を、暮らしの土台として持っている人がいる。その安定に、私は少しだけ眩しさを感じる。 ◇ 私は小さい頃から、転勤が当たり前の家庭で育った。幼稚園や小学校の時期は、国をまたいで住む場所が変わり、そのたびに学校も、友達も、日常の匂いも変わった。新しい土地はいつだって刺激的だったけれど、同時に「慣れ

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いけばな日記

草月流いけばなのお稽古を通じて得た気づきや小さな感動を綴る、エッセイ風いけばな日記です。いけばなは、ただ花を美しく飾るだけではありません。花材の持つ個性を生かしつつ、枝を曲げたり空間を作ったりして、自由に表現する芸術です。このマガジンでは、ミニマリストとして暮らす筆者が、いけばなを通して日々の生活や心の変化を見つめ直します。花と対話する穏やかな時間や、シンプルに暮らすヒントをお楽しみください。

17 本

ハスの実で一種いけ

今回のレッスンでは「一種いけ」に取り組みました。 使用できるのは、たった一種類の素材のみ。 同じ植物の「枝」と「花」のように異なる部位を組み合わせることもできず、色も一色に統一されるという、制約の多いスタイルです。 そのぶん素材選びには慎重になります。 今回選んだのは、「ハスの実」。 華やかとは言いがたいけれど、その佇まいには独特の味わいがあり、静かに人を惹きつける力があります。 制限のある一種いけだからこそ、こうした素材にチャレンジする面白さがあるように思います。 単

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葉だけで、いける

今日のいけばなのテーマは「葉ものでいける」。花や枝を一切使わず、葉っぱのみを使った作品作りに挑戦しました。 普段、葉っぱは花を引き立てる脇役や、隙間を埋めるために添えられることが多い存在。そのため葉っぱだけで作品を構成すると聞いたときは、少し難しそうだなと思いました。しかし、じっくり葉っぱと向き合ううちに、それぞれの葉が持つ多彩な形や色、線の魅力に気づくことができ、非常に新鮮な課題でした。 本日の花材はヤツデ、モンステラ、ニューサイラン、ギボシ、観音竹、ハラン。その中でも

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葉が主役のいけばな─面で魅せる静けさと躍動

いけばなというと、花や枝の美しさに目を奪われがち。 でも、葉にも秘められた「面」の力があることをご存知でしょうか? 今日のいけばなは、普段は脇役になりがちな「葉」に焦点を当て、 静かさと力強さを同時に引き出す新しい表現に挑戦しました。 今日の花材はアンスリウム、ハラン、ドラセナ、ニューサイラン。「面」の表現にぴったりな植物が揃いました。 特にドラセナは細く短い葉が密集しています。一枚ずつ丁寧に重ねることで美しい「面」が生まれますが、かなり根気のいる作業になりそうです。

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線と塊が出会うとき

花を手に取るとき、いつも私たちは、無意識に何かを聴き取っているのかもしれない。 いけばな日記 3-13 マッスと線の構成 今日のいけばなのお稽古テーマは「マッスと線の構成」。いけばなの重要な要素、「塊」と「線」を対比させ、一つの作品に仕上げます。 以前の稽古で習った「塊」と「線」の特徴を思い出しながら、二つの要素が調和するようにいけていきます。 今回の花材は大好きな雲龍柳とオオデマリ、そしてユウギリソウ。雲龍柳のくねくねした線と、オオデマリの緑がかった美しい白い花に、

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Sogetsu Ikebana Diary

Finding Mindfulness and Calm Through the Art of Japanese Flower Arrangement. Welcome to my ikebana journal, a peaceful space where I share gentle reflections and insights gathered from each ikebana lesson. Through the art of Japanese ikebana, I explore not only the beauty of flowers but also the quiet lessons they teach about simplicity, mindfulness, and living intentionally.

ゆるミニマルライフ

海外で暮らす私のミニマルライフについて発信しています。

67 本

ミニマリスト メイクはたったの2つだけ

こんにちは。ベトナムで暮らしていた頃から、持ち物を必要最小限に見直してきて、いまはゆるっとミニマルな暮らしをしています。 今日は私のメイクグッズを紹介します。 以前紹介した時よりもだいぶ厳選されていて、今は2つしかアイテムを使っていません。 一つ目はラロッシュ・ポゼの化粧下地。石鹸でも落ちるのに、ちゃんとカバーしてくれる。しかもUVカットもしてくれる。顔のトーンもわずかに明るくなり、服に擦れて白いファンデが付くこともない。艶感のある仕上がりになるので、自然な肌の美しさを

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美しさは、心の中で育っていく

先日、美術館で一枚の絵に心を奪われました。 正直、有名な作品というわけではなく、名前も覚えていないくらい。 でもなぜか、その絵の前から離れられなくなってしまったのです。 その瞬間に感じた、胸の奥からじわっと広がる静かな感動。 それは家に帰ってからもふと蘇ってきて、なんでもない日常の中で、何度も私を楽しませてくれました。 ◇ よく「美しいものを見た」と言いますが、そもそも「美しさ」って、どこにあるのでしょうか。 私たちはつい、「美」は作品そのものに宿っていると思いがちで

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ミニマリスト 日傘選びに迷走中

冬の冷たい空気がふわりと緩み、柔らかな日差しが降り注ぐ季節になりました。街角の花々も色鮮やかに咲き始め、そろそろ夏の足音が聞こえてきそうです。 この時期、私が頭を悩ませているのが「日傘選び」。 夏を快適に過ごすためには欠かせないアイテムですが、こだわりが次々に浮かんできて、選びきれずに迷走しています。 まずは毎日持ち歩くものだから、とにかく軽いこと。子どもと出かけると荷物が多くなりがちなので、軽さは絶対に譲れません。また、バッグにさっと収まるようなコンパクトサイズである

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時間にも余白を

私たちは、つい忙しく予定を詰め込んでしまいがちです。 私も、特に子供が生まれてからは、「子供のために」と週末の予定を次々と入れていました。 習い事、公園遊び、友達との約束、季節のイベントなど、気がつけばカレンダーは予定で埋め尽くされ、いつの間にか家族みんなが疲れてしまうようになっていました。 そんなある日、「何もしない日」を作ることを決めました。 あえて予定を入れない日を設けることで、家族の時間に余白を生むのです。最初は少し不安もありました。「せっかくの休日を無駄にしてしま

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