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マガジン一覧

こんねくとラジオ 毎週金曜日12時半~

こんねくとラジオ 毎週金曜日12時半~ 「こんねくとラジオ」という名前には、福岡の方言「こんね(来てね)」と英語の「connect(つなぐ)」を掛け合わせた想いが込められています。このラジオでは、地域が抱える課題や新しい働き方の可能性について語り合い、未来への希望を紡ぐ15分間をお届けします。 Standfmリスト https://stand.fm/search?search_query=%E5%B9%B3%E4%BA%95%E8%89%AF%E6%98%8E YOUTUBEリスト https://www.youtube.com/playlist?list=PLACwd67x-E1cdVD4bVqm9_yDrhPDsqa96

子どもとお金の話から見えてきた「お金って何?」という問い こんねくとラジオ第69回

3月29日に「こどもマルシェ」が開催されました。 天気にも恵まれて、無事に終えることができました。 今回はその話をきっかけに、「子どもとお金」というテーマでラジオをお届けしました。 でも話しているうちに、いつものように少しずつ広がっていって、 お金とは何か どうやって生まれるのか これからどうなるのか そんなところまで話が進んでいきました。 こどもマルシェは「お金の入口」を体験する場こどもマルシェでは、子どもたちが自分で作ったものを実際のお金で販売します。 材料費

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「4月のイベント告知」第67回 こんねくとラジオまとめ

今回の第67回は、「4月のイベント告知」がテーマ。 季節の話題からスタートしつつ、「もう新年度」という流れの中で、 新宮CoCoスクエアに集まる人や出来事の面白さが見えてくる回でした。 特に印象的だったのは、 “主催ではないイベントが増えている”という点。 場として機能し始めている空気が伝わってきます。 ■ ① 4月11日(土)「世界とつながる2時間」 中東・バーレーン在住の白井さんによるイベント。 ITコンサルとしてリモートで働きながら海外生活をしているリアルな

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AIは「追いかけるもの」ではなく「使うもの」こんねくとラジオ第66回

今回のこんねくとラジオは、AIの話から始まりました。 最近YouTubeなどを見ていると、 「もうChatGPTの時代は終わった」 「これからはClaudeだ」 「Geminiがすごい」 など、次から次へと新しいAIの話題が出てきます。 確かにAIはすごいスピードで進化しています。 でも、それを追いかけ続けることが本当に大事なのか。 そんな話から今回のラジオはスタートしました。 AIにはそれぞれ得意・不得意があるAIは今、本当にたくさんの種類があります。 ChatGP

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酒フェスの振り返りと、相続のリアルな話 こんねくとラジオ第65回

今回のこんねくとラジオは、先日開催された「酒フェス」のイベント報告と、そこから話が広がった相続の話がテーマになりました。 イベントの現場の様子から始まり、途中からは千鳥屋の話題をきっかけに、家族経営や事業承継、相続の難しさについての話へと広がっていきます。 酒フェス開催。初めての試みとしては大成功まずは先週開催された酒フェスの振り返りから。 当日は、1週間前まで雨予報だったにも関わらず、結果的には雨も降らず、風は少し強かったもののイベントとしてはちょうど良い天候でした。

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短時間正社員・週2正社員について

短時間正社員・週2正社員について

「週5フルタイム」が前提の社会に違和感がある

まず最初に思うのは、 週5日・9時5時で働くフルタイム正社員が「普通」で、 それ以外は「例外」 という前提そのものが、もう現実に合っていないのではないか、ということです。 人生100年時代と言われるようになって、 65歳まで働いて終わりではなく、 その後に30年も40年も人生が続くようになりました。 一方で、 親の介護がある 子育てがある 体力の問題がある 地域活動をしたい 副業や挑戦をしたい こういう事情を持つ人は確実に増えています。 それなのに働き方だけが

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飯塚で“週2正社員”を語ってきました。

今回お招きいただいたセミナーは、 飯塚市にある福岡ソフトウェアセンターで行われました。 ここは、私が大学時代に住んでいた借家から、 毎日大学まで車で通っていた道にあります。 まさか、何十年も経って、 その道の途中にできた施設で 「週2正社員」を語る日が来るなんて―― 人生というのは不思議なめぐり合わせです。 ■ 会場には16名。みなさんの表情が真剣で、理由はアンケートからよくわかりました。 今回のテーマは 「多様性で企業力を高める」。 短時間勤務、介護・育児との両立

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「働くって、なに?」── 工場法から100年、ずっと管理され続けている私たちへ

── 工場法から100年、ずっと管理され続けている私たちへ明治44年(1911年) 日本で初めて、働く人を守るための法律「工場法」ができました。 でも、それは“労働者の声”から生まれたというより、 海外からの批判──「日本って、子どもを働かせすぎじゃない?」 という、ちょっと恥ずかしい視線への対応でした。 だって、女性・子供を14時~16時間働かせていたんです。 今では考えられないですよね。 そうして制定された工場法は、 対象が「15人以上の工場」で、しかも保護されるのは子

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「理想論」に見えるものは、未来への準備かもしれない

「小さな経済」や「お金がいらない世界」「腐るお金」といった話をすると、決まって返ってくる反応があります。 さらに、「短時間正社員」や「週2正社員」の話をしてもそうです。 「それは夢物語だ」「理想論にすぎない」。という反応。 たしかに、そう聞こえるのも自然なことかもしれません。 お金に困っていない人や、地位がある人が語っていると、なおさら「きれいごと」と映るかもしれません。 ──私もお金ないんですけどね(笑)。 変化には二つのタイプがある社会の仕組みの変化には、二つのパタ

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循環するお金の物語 ─ PokepayとCoCoコインの挑戦

循環するお金の物語 ─ PokepayとCoCoコインの挑戦 福岡県新宮町にある 新宮CoCoスクエア を舞台に、地域通貨 CoCoコイン の実験が始まりました。 その仕組みを支えているのが、Pokepay です。 このマガジンでは、 CoCoコイン誕生の背景 利用者やオーナーの体験談 「腐るお金」というユニークな仕組み 地域でお金を循環させる意味 Pokepayがもたらす新しい可能性 などを、note記事と動画で毎月発信していきます。 小さなチャレンジから始まる「地域経済の未来」を、ぜひ一緒にのぞいてみてください。

売上管理がラクになった!オーナーが実感する効果

──「数えなくていい」だけで、商いは続けやすくなる 新宮CoCoスクエアのレンタルボックスでは、 ハンドメイド作品や小さなサービスなど、さまざまな「小商い」が行われています。 その中で、多くのオーナーが実感している変化があります。 それが、 ということです。 この変化の背景には、 キャッシュレス基盤としての Pokepay の存在があります。 「現金を数えない」だけで、負担が減る現金での販売では、売上管理の仕事は意外と多くなります。 ・現金を回収する ・金額を数

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小商い・プチ起業を支えるPokepayの存在感

──「まずやってみる」を支える仕組みとして 新宮CoCoスクエアでは、 ハンドメイド作品の販売や、小さなサービスの提供など、 いわゆる 「小商い」 が日常的に生まれています。 こうした活動の裏側で支えているのが、 キャッシュレスプラットフォーム Pokepay です。 大きなビジネスではなくても、 「まずやってみる」ことができる。 その環境づくりに、Pokepayは大きな役割を果たしています。 「売る経験」を気軽に始められるプチ起業の最初のハードルは、意外と高いもので

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手数料だけじゃない!Pokepayで得られる「安心感」

──お金の心配が減ると、商いは続けやすくなる 新宮CoCoスクエアで レンタルボックスや小さな商いをしているオーナーさんに、 Pokepayの話をすると、よくこんな反応があります。 もちろん、そこは大事なポイントです。 でも、実際に使い続けている人たちが口にするのは、 **数字では測りにくい“別の価値”**でした。 「お金のことで、神経を使わなくなった」Pokepayを導入してから、 オーナーさんの口からよく聞くのがこの言葉です。 お釣りが合わないかも、という不安

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レンタルボックスオーナーが語るPokepayの便利さ

──「現金を扱わない」から始まった、安心できる仕組み 新宮CoCoスクエアのレンタルボックスは、 一般的な委託販売とは少し違います。 オーナー自身が 「店長として立つ時間」 があり、 その時間は短時間、しかも毎回同じ人とは限りません。 この仕組みの中で、 最初から大きな前提としてあったのが、 「現金を扱わない」 という考え方でした。 「短時間店長で、現金管理は正直ムリ」レンタルボックスオーナーから、よく聞く声があります。 新宮CoCoスクエアでは、 1人の店長が

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誕生月のメッセージ

毎月 誕生月の 文字とメッセージを書いております。 今までは、年度別に分けておりましたが、ここにまとめます。

清らかな光の中で始まる季節に──4月の誕生日に寄せて

4月にお誕生日を迎える皆さま、おめでとうございます。 4月の節気の中から、今回は「清明(せいめい)」について書いてみたいと思います。 江戸時代の暦の解説書『歴便覧』には、 とあります。 すべてのものが芽吹き、清らかで明るくなる頃。 どんな草の芽も見分けられるほど、世界が澄んで見える季節──そんな意味だそうです。 もともとは中国の言葉ですが、 空は高く澄み、花が咲き、蝶が舞い、やわらかな風が吹く頃を表したのでしょう。 とはいえ、今の日本では春になると花粉や黄砂も飛

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動き出す季節に生まれた、あなたへ──3月の誕生日に寄せて

3月にお誕生日を迎えるみなさま、おめでとうございます。 今月は、二十四節気の中から「啓蟄(けいちつ)」を選んでみました。 啓蟄は、比較的知られている節気かもしれませんね。 冬眠していた生きものたちが、土の中から這い出してくる頃。 「啓」は、開く・開放するという意味。 「蟄」は、虫などが土の中に隠れて閉じこもること。 ちなみに、もともと「虫」という字は蝮(まむし)を表す象形文字だったそうです。 だから昆虫だけでなく、蛇も、蛙も、土に潜るものはみな“虫”。 冬ごもりしてい

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立春 春の入り口で、もう一度スタート──2月の誕生日に寄せて

まずは、2月にお誕生日を迎えるみなさま、おめでとうございます! 今年の立春は、2月4日。 毎年すこしずつ日付は前後しますが、暦のうえではこの日から「春」が始まります。 つまり、冬が終わり、新しい季節が始まる日なんですね。 その前日が「節分」。 豆まきをして鬼を払うあの行事は、実は本来、春夏秋冬それぞれの節目に行われるものでした。 でも、特に立春の前日が重んじられるようになったのは江戸時代。 ちょうど年の変わり目、季節の変わり目、節目がいくつも重なるタイミングだからかもしれ

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1月の誕生日の皆様お誕生日おめでとうございます。 1月の別名は、早緑月です。

新しい芽が動き出す月に──1月の誕生日に寄せて 1月にお誕生日を迎えるみなさま、おめでとうございます。 新しい年のはじまり。 お正月が過ぎ、少し落ち着いた頃にふと自分の誕生日がやってくると、 なんだか人生そのものの節目を感じる月でもありますよね。 さて、1月の旧暦の別名のひとつに「早緑月(さみどりつき)」という言葉があります。 「正月」や「祝月(いわいづき)」といったおめでたい呼び名もありますが、 今回はこの「早緑月」に注目してみたいと思います。 寒さがいっそう増して

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多機能型コワーキングスペース 新宮CoCoスクエア

多機能型コワーキングスペース 新宮CoCoスクエア

なんだかもったいないイベントの話をしています

最近、ちょっと思うことがあります。 新宮CoCoスクエアでやっているセミナーって、 本当に面白い内容が多いんです。 でも、 来てほしい人ほど来ない。 そして、 来た人ほど「もっと早く知りたかった」と言う。 なんだか、もったいないなあと感じています。 例えばこんな話があります。 中東も地球の一部バーレーンから白井さんが来て、中東の話をしてくれます。 ニュースでは見ているけれど、 そこに住んでいる人の話を直接聞く機会って、ほとんどありません。 でも、 中東は

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歴史から学び、未来へつなぐ ― 共創がひらく新しい時代へ ― 4/15南北ちとせ × 白駒妃登美 講演会

南北ちとせ × 白駒妃登美 講演会新宮CoCoスクエアで、歴史エッセイスト 白駒妃登美さんをお迎えして講演会を開催します。 私が白駒さんの講演を初めて聞いたのは、今から十年以上前のこと。 博多の書店で開催された「感動する!日本史」の講演会でした。 その時のことは、当時ブログにも書いています。 白駒妃登美さん講演会「感動する!日本史」に参加して来ました https://www.i-hive.co.jp/hirai/2047.html 歴史の出来事を単なる知識として語るの

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新宮CoCoスクエアの案内人GPTsを実際に使ってみた

前回、「リンクを貼るだけでは誰も使われなかった」と書きました。 なので今回は、ちゃんと使ってみます。 新宮CoCoスクエア 案内チャット  しかも真面目に、ではなく。 ちょっと遊びながら。 まずは普通に聞いてみる。 「新宮CoCoスクエアって何ができるんですか?」 すると、ちゃんと施設の説明が返ってくる。 ふむ。 優等生の施設紹介から入らない。 まあ、ここまでは落ち着いている。 じゃあ少しだけ、意地悪に。 「怪しい団体って聞いたんですが?」 一瞬、ど

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新宮にいながら、世界とつながる2時間

海外に興味はあるけれど、 自分には関係ないと思っていませんか? 今回、新宮CoCoスクエアに 海外で暮らし・働くことを実践している白井千晶さんをお迎えします。 中東・バーレーンを拠点にしながら、 アジアや世界をまたいで活動している白井さん。 今回のテーマは「中東の話」ではありません。 ・世界で働くってどういうこと? ・海外で学ぶってどんな選択肢があるの? ・場所に縛られない働き方って現実的なの? そんな「これからの生き方・働き方」を、 リアルな経験をもとにお話しいた

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これからの「国の強さ」を考える

これからの「国の強さ」を考える 「強い国」と聞くと、 多くの場合、 防衛力 経済規模 人口 といったものが思い浮かびます。 でも本当に、それだけでしょうか。 このシリーズでは、 格差社会より参加社会 人口減少社会の可能性 小さな経済の力 社会参加を増やす政治 など、いくつかの視点から **これからの日本の「国の強さ」**を考えていきます。 GDPや人口だけでは測れない、 もう一つの国の姿があるのではないか。 もしかすると日本は、 「社会参加が多い国」という 新しい国家のかたちを見つけるのかもしれません。 そんなことを、少しずつ考えていくシリーズです。

世界が右傾化していると言われるけれど、その背景には何があるのだろう【シリーズ:これからの「国の強さ」を考える】

―「日本だけではないのか?」と思って調べ始めた話の続き 前回、 「日本だけではないのか?こんなに自国の文化を見直している国は?」 と思って調べ始めた話を書きました。 日本では最近、 日本文化を見直そうとか、 和の精神とか、 東洋思想とか、 そんな話を耳にすることが増えた気がします。 これからの世界に向けて 日本の文化にヒントがあるのでは、という話です。 そこでふと、 これ、日本だけなんだろうか。 と思ったのが前回の記事でした。 少し調べてみると、 どうやら

日本だけではないのか?こんなに自国の文化を見直している国は?と思って調べ始めた【シリーズ:これからの「国の強さ」を考える】

最近、日本ではよく 「日本を見直そう」という話を聞く気がします。 和の精神とか、 日本文化とか、 東洋思想とか。 これからの世界に向けて 日本の文化にヒントがあるのでは、という話です。 ここでふと思いました。 これ、日本だけなんだろうか。 こんなに 自国の文化を見直している国って 他にもあるんだろうか。 少し気になったので 調べ始めてみました。 まず結論から言うと、 これは日本だけではありませんでした。 むしろ 世界中で似たような流れがあるようです。 例えば

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番外編この考え方を日本の政党に当てはめてみる【シリーズ:これからの「国の強さ」を考える】

― 「社会参加国家」という視点から見た政治 このシリーズでは、 「国の強さとは何か」というテーマを考えてきました。 防衛なのか。 経済なのか。 そこから考えを進めていくと、 格差社会より参加社会 人口減少社会の可能性 小さな経済の力 社会参加を増やす政治 という流れになり、 最後には 「社会参加国家」という仮説 にたどり着きました。 つまり、国の強さとは どれだけ多くの人が社会に関わっているか ではないか、という考え方です。 では、この視点で 日本

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第6回未来の日本は「社会参加国家」になるかもしれない【シリーズ:これからの「国の強さ」を考える】

― 強い国の新しいかたち このシリーズでは、 「国の強さとは何か」というテーマを考えてきました。 最初は、防衛なのか、経済なのか、 というところから始まりました。 そこから、 格差社会よりも「参加社会」という考え方。 人口が減る社会の可能性。 小さな経済の力。 社会参加を増やす政治。 そんな視点で、日本の未来を少しずつ考えてきました。 ここまで書いてきて、 一つの仮説のようなものが見えてきました。 それは、 これからの日本は「社会参加国家」になるのかもしれない

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分断と調整のあいだで、日本は何をしてきたのか

分断と調整のあいだで、日本は何をしてきたのか 第1回 個人主義と集団主義は、どこで分かれたのか― 気候と農業がつくった、思考のクセ ― 第2回 メソポタミアは、分断の始まりだったのか― 文明が分かれた「断層」ではなく「分水嶺」 ― 第3回 東の端・西の端で完成した、真逆の世界の見方― アングロサクソンと日本の対照 ― 第4回 戦後、日本は“成功例”だったのか― アメリカが読み違えた、日本という特殊解 ― 第5回 失われた30年は、本当に失われていたのか― 成長しなかった30年と、壊れなかった30年 ― 第6回 日本は、これから何を翻訳できるのか― 正解を押し付けないという選択 ―

第6回日本は、これから何を「翻訳」できるのか 【分断と調整のあいだで、日本は何をしてきたのかシリーズ】

―― 正解を押し付けないという、もう一つの役割 ―― ここまで、 ・文明はどこで分かれたのか ・なぜ東と西で思考の方向が違ったのか ・なぜ日本とアングロサクソンが対照的なのか ・戦後、日本が「特殊解」だったこと ・そして「失われた30年」の別の見方 そんな話を書いてきました。 ここまで来ると、 どうしても次の問いが浮かびます。 では、日本はこれから何をするのか。 日本が「主役」になる必要はない まず最初に言っておきたいのは、 日本が 世界のリーダーになるとか、

第5回失われた30年は、本当に「失われて」いたのか 【分断と調整のあいだで、日本は何をしてきたのかシリーズ】

―― 成長しなかった30年と、壊れなかった30年 ―― ここまで、 ・文明がどこで分かれたのか ・なぜ日本とアングロサクソンが対照的なのか ・戦後、日本が「特殊解」だったこと そんな流れを書いてきました。 そして、 どうしても避けて通れない言葉があります。 「失われた30年」 この言葉ほど、 日本人自身が自分たちを責め続けてきた 呪文みたいな表現も、 あまりない気がします。 何をもって「失われた」と言っているのか まず、 とても単純な問いから。 私たちは、

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第4回戦後、日本は「成功例」だったのか【分断と調整のあいだで、日本は何をしてきたのかシリーズ】

―― アメリカが読み違えた、日本という特殊解 ―― 前回は、 文明の流れがユーラシア大陸の「端」で極端な形を取り、 東の端の日本と、西の端のアングロサクソンが、 まったく違う完成形に近づいていった、という話を書きました。 今回は、 その二つが 戦後に結びついた瞬間 についてです。 ここが、このシリーズの中でも かなり重要なポイントだと思っています。 アメリカから見た「戦後日本」 第2次世界大戦後、 アメリカから見た日本は、 どう映っていたのか。 ・戦争に負けた ・

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第3回文明は、なぜ「端」で極端な形をとったのか【分断と調整のあいだで、日本は何をしてきたのかシリーズ】

―― 東の端・日本と、西の端・アングロサクソン ―― 前回までで、 文明の流れは、メソポタミアという分水嶺を境に、 少しずつ「切る方向」と「つなぐ方向」に分かれていった、 という話を書きました。 今回は、 その二つの流れが、 それぞれかなり極端な形で「完成」していった場所についてです。 場所は、 ユーラシア大陸の両端。 東の端に、日本。 西の端に、イギリス、そしてアメリカ。 ここが、個人的にいちばん面白いところです。 真ん中の国ほど、落ち着けなかった まず、 ユ

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お気に入りの本紹介

私が読んだ本で、勝手に良かったなと思う本を紹介していきます。

『ばあちゃんビジネス』を読みながら考えたこと

大熊充さんの『ばあちゃんビジネス』を読みました。 前回講演を聞いてだったので、復習しながらでしたが、 現場で起きていることはとても具体的で、働くとは、生きていくちは、どういうことかを改めて考えさせられる内容でした。 ■ 新宮CoCoスクエアでも応用できるアイデアが多い私たちが行っている多機能型コワーキングスペース新宮CoCoスクエアですが、これは新宮でも実践できるのではと感じる部分がいくつもありました。 ● ばあちゃん喫茶 ● ばあちゃん食堂 ● 地元の知恵や味を活かした

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テクノ封建制を読み始めて 二重性

波と粒子、そして労働と資本の二重性――まだ5%しか読んでないけど、気づいたことを忘れないために書いておくw ヤニス・バルファキスの『テクノ封建制』を読み始めた。 実は読み始めたばかり、、、、だけど、まとめたくてまとめてみたw でも、この冒頭があまりにも経済の話じゃなくて、理系のはなしだったので 本は物理学の話から始まる。 物質はかつて「粒」として理解されていた。古典物理では、質点は位置と速度を持ち、衝突すれば跳ね返る。いわゆるニュートン力学で、一般の人にも理解しやすい

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リバイバルゲルト 販売手法の常識を変える 誰も損しない入札システムを読んで

面白かった! 久々に2日で完読。 腐るお金や、多機能型コワーキングスペースである新宮CoCoスクエアを運営している私としては、刺激的な一冊になった。たしかにポイントバックだけを考えると、うまくいかないのも感じていたのでw ということで私なりにまとめてみた。あっているかどうかは定かじゃないけどw まずは本の紹介 🔍 リバイバルゲルトの特徴とは?🎯 一言で言うと: ✅ リバイバルゲルトの主な特徴🔄 一般的なポイント制度との違い(対比)🧭 どういうときに“リバイバルゲルト”

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発売日が決まりました。3月3日ひな祭りです!

いよいよ本が完成しました。3月3日ひな祭りの発売開始です。 現在 予約受付中です。 いよいよ本が完成しました。3月3日ひな祭りの発売開始です。 現在 予約受付中です。 クラウドファンディングのリターンとしても、ご用意しておりますが、 いち早く読みたい!先に手に入れたい!という方 また、クラウドファンディングではなく、書籍だけ手に入れたい方 アマゾンで販売しております。 https://amzn.to/3xY2RzZ 目次 はじめに 第1章 中小企業だって社員の幸せ

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第1回:なぜ銀行に預けたら利子がつくのか?

銀行にお金を預けると、少しですが利子がついて増えます。 昔から当たり前のことのように思ってきましたが、ふと立ち止まると不思議じゃないですか? だって本来、「安全に預かってもらう」だけなら保管料を取られるのが自然です。 実際、昔の金貨や銀貨を扱っていた時代には、銀行や金庫番に預ければ「保管料」がかかっていたのです。 なのに現代の銀行は「預けると増える」。 これって一見ありがたい話に見えますが、冷静に考えると「え、なんで?」と思いませんか。 預けているのに増える仕組み銀行

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第2回:銀行はどうやってお金を生み出しているのか?

前回は「銀行に預けると利子がつくのは、誰かの借金の一部を分けてもらっているから」と書きました。 では、その「借金のお金」はどうやって生まれているのでしょうか? 実はここに、現代のお金の正体──信用創造 というカラクリがあります。 100万円が190万円になる不思議たとえば、私が銀行に100万円を預けるとしましょう。 銀行は法律で決められた「準備金(例えば10%)」だけを手元に残し、残りを貸し出します。 100万円預ける そのうち90万円を別の人に貸す 借りた人の口

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第3回:全部の借金を返したら、お金はどうなる?

前回、銀行の貸し出しが「新しいお金を生み出している」という話をしました。 ではもし、世の中の借金を全部返してしまったらどうなるでしょうか? 「借金がゼロになるなんて素晴らしい!」と思うかもしれません。 でも実は、それは経済の停止を意味してしまうのです。 お金は借金とセットで生まれる銀行が貸し出しをすると、その瞬間に「新しいお金(預金)」が口座に記録されます。 このお金は 誰かの借金の裏返し です。 だから借金が返済されると、その分のお金も消えてしまいます。 つまり「借

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第4回:利子は誰に集まり、誰から奪われているのか?

銀行からお金を借りたら、必ず「利子」を払います。 「借りたんだから当然だろう」と思うかもしれません。 でも社会全体で見たとき、この利子はとても大きな意味を持っています。 それは、お金を持っている人にさらにお金が集まり、持っていない人から奪われていく仕組みをつくっているということです。 利子の流れシンプルに整理するとこうなります。 お金を借りる人(庶民・中小企業) → 利子を払う側 お金を預けている人(富裕層・金融機関) → 利子を受け取る側 銀行 → 両者の間で利

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新宮CoCoスクエア1周年イベント

新宮CoCoスクエア1周年イベント

波紋が広がるように 岩波さん講演会

新宮CoCoスクエア1周年 岩波直樹さん講演会を終えて 1周年記念のイベントとして、岩波直樹さんをお迎えした講演会。 テーマは「大きな経済と小さな経済をつなぐ」。 合理性と効率を重視した“大きな経済”。 顔の見える信頼や共感を土台にした“小さな経済”。 どちらか一方ではなく、これからは両方をどう結び直すのかが大事だと、岩波さんの言葉で改めて考えさせられました。 最後のスライドにあった「波紋」講演の最後に映し出されたのは、水面に広がる波紋の映像。 一つひとつは小さな揺ら

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“たちばな”のご縁と、ちりとてちん

8月24日(日)、新宮CoCoスクエアで「第二回 新宮CoCo寄席」を開催しました。 橘家文蔵一門のみなさんをお迎えしての寄席。前回は20名ほどでしたが、今回はその倍以上、50名近くの方が来てくださって、会場はもう熱気と笑いでいっぱいでした。 なんといっても今回の寄席は、立花山の麓で「橘家」文蔵一門をお迎えできたという、“たちばな”つながりのご縁。これって偶然なのか必然なのか…でもやっぱり縁起がいいですよね。地域でこういう出会いが実現することが、本当に嬉しかったです。 演

「キャリコン池元正美さんと考える ― はたかちワークショップと短時間正社員制度の実践知」

「はたかち」と「制度は現場で生きてこそ」 2025年8月23日、新宮CoCoスクエアで一日かけて学びと対話の時間を持ちました。 午前は「はたかちワークショップ」。テーマは「内的キャリアの重要性」です。 働くって何だろう?自分にとってどんな価値があるんだろう?——普段は目の前の仕事や生活に流されてしまい、なかなか立ち止まることのない問いに、9名の参加者と一緒に向き合いました。 印象的だったのは、高校生や大学生が来てくれていたこと。彼らが「働く価値」について真剣に考える姿に

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― 平井良明が見た、斎藤校長90分の挑発的教育論 ―

🌈 どっちもあっていいじゃん?「フルタイムで週5働くことが正解なのか? 全日制で通うことが唯一の学び方なのか?」 これを最初に問いかけたのは、私、平井良明だった。社会に深く染み込んだ“当たり前”を揺さぶる問い。そのバトンを受け取って、斎藤校長が90分間、笑いと涙と本音で語り尽くした。 立花高校の教室には、アナログとデジタルの時計が並び、黒板はシャッターで隠せる。椅子の足にはテニスボール。聴覚に敏感な子を気遣った工夫が、結果的にみんなを快適にする。そこには「支援」という言葉す

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