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マガジン一覧

小説イラストを褒めるロクト創作ハウス📣必要ならアドバイスも

【参加してくれたら、僕ができる限り(ここ重要)読みに行って良いところを褒めます!もし必要なら、アドバイスもできます✨️】 小説は書ききることが大切! そこで、僕は思いました。小説の初心者さんは、批評ではなく、誰かに褒められることによって伸びるのではないか? まあ、実のところをいうと、中級者は批評の方が伸びやすいと思いますが、初心者の方はぜっっったい褒められないとやっていけないですし、中級者以上の方でもそのような場所は必要だと思います!!そこで、さらに、僕は考えました!大規模のマガジンじゃなくても良いから、みんなが褒め合えたり、批評が必要だと考える人は、それを明記すれば批評も貰えるようなマガジンを作りたい✨️まだ詳しいルールや共同マガジン本体は作ってないので、詳しい説明はまた別の記事に出します👍 参加してくれたら、僕が読みに行って褒めちぎったりしにいきます!!露出の機会もゲットできます✨️

774 本

(7/1富士山 山開き)樹海、氷穴、湧水池…富士山のまわりには不思議がいっぱい ~日本一の山のやさしい物語~

富士山を見たことはありますか。 新幹線や飛行機の窓から。 旅先の湖のほとりから。 あるいは、遠く離れた町の空の向こうに。 日本でいちばん高い山、富士山。 その姿はとても美しく、多くの人の心を惹きつけてきました。 でも、富士山の魅力は、山そのものだけではありません。 そのまわりには、不思議な森があり、透き通る湧き水があり、夏でも冷たい洞窟があり、長い歴史と人々の祈りがあります。 7月上旬は、富士山が山開きの季節を迎えるころ。 登山道によって開山日は少しずつ異なりますが、

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【第二話】アオキハルヘ【創作大賞2026・エンタメ原作部門】

【コンセプト】 認識されてない状態で、青木晴哉の親しい者の悩みを解決し、その対価で親しい者から認識される権利を、買う物語 【あらすじ】 青木晴哉は、間違いなく、今もなお、自分の心臓の鼓動を感じている。そして、この空間に、霊としてではなく、実体として存在している感覚が、彼の中にはあった。 だが、その空間は、晴哉を弔う葬儀場だった。 誰も、ここにいる自分のことを認識してくれない。 そんな中、葬儀場を出た近くの公園で、自らを青木遥と名乗る、同年代の少女に話しかけられる。

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友達|短編小説|アカリウム創作大賞応募作品

はじめにこちらの記事は赤髪のあかりさん主催、アカリウム創作大賞への応募作品になります。 素敵な企画ありがとうございます。 アカリウムメンバー以外も応募可能だそうなので、記事見た方ぜひご興味ありましたら参加してみてください。 僕もみなさんの作品、一読者として楽しませていただきます😌 あまり慣れていませんが短編小説作ってみました。 タイトルは「友達」です。 第一章 友達介護老人保健施設「ひだまり苑」で働き始めて、もう三か月になる。 最初は利用者さんたちの名前を覚える

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【ヘクたろー観測記録】閉じきらないアラフォーの夜

どうも、ヘクたろーです。 今回は「ただ」のヘクたろーとして、書いていこうと思ってます。 普段よりも少し重たく、人によっては苦手と思う話かもしれません。 それでも…これを「ヘクたろーの観測記録」として残しておきたい…そう思い立ち、記事にします。 寝付きが悪い夜が続いている別に徹夜してる訳でもないし、仕事に行けないほど体調が悪い訳でもない。 お酒の飲み過ぎもずっと読書や動画を見ている訳でもない。 大体、決まった時間に布団には入るようにしている。 スマホも寝る1~2時

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南大阪アカンジャーズ

南大阪アカンジャーズを創作したい理由は、南大阪ゆかりの偉人たちが、ただの歴史オールスターではなく「言葉が時代に負けた人たち」だったからです。 菅原道真は左遷され、千利休は切腹に追い込まれ、楠木正成や真田幸村は敗れ、与謝野晶子は戦争反対というまっすぐな言葉で抗いました。 彼らは空気を読んで黙るより、「それはアカン」と言ってしまう人たちです。 現代なら、めんどくさい、扱いにくい、変わり者と呼ばれるかもしれません。 でも大事なのは、何を見て怒り、何を守ろうとしたか。 南大阪アカンジャーズは、切腹も左遷も不遇も上等で、それでも「アカンもんは、アカン」と言う物語です。 東京でもニューヨークでもなく、仁徳陵、道明寺、堺、金剛山、商店街から世界を叱る。 剣ではなく茶碗で、爆弾ではなく飴ちゃんで、時代に負けた言葉を令和でリベンジさせる物語です。

南大阪アカンジャーズ 32話 世界、ちょっと待っとき(最終話)

役小角が、森を見た。 「山と水も忘れたらあかん。平和は人間だけで作るもんやありません」 河口慧海が言った。 「現場を歩かない者だけで決めるな。歩かん会議は、半分眠っております」 呂宋助左衛門が笑った。 「船も出しましょ。飯も薬も笑いも、運べるもんは運んだらええんですわ」 今井宗久は、さらさらと帳面に書いた。 「朝ごはん代、飴ちゃん代、座布団代、通訳代、茶碗代、現地調査費。全部、正式項目に入れます」 アンがのぞき込んだ。 「世界平和予算に、朝ごはん代」 宗久

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南大阪アカンジャーズ 31話 出世のスピードが新幹線超えてるで

河口慧海が、静かに言った。 「机で決めた道が、現地で通れるとは限りません。歩く者を入れなさい」 役小角が続けた。 「山も水も、忘れれば怒ります」 楠木正成がうなずいた。 「町の顔、山の顔、海の顔。全部見てから守りを語るべきや」 聖徳太子は、3人の首脳を見た。 「和とは、同じ意見になることやありません。違うまま、同じ場所に座り続けることです」 道鏡が目を細めた。 「続ける。いちばん難しい言葉ですな」 三好長慶が、椀を少しだけ傾けた。 「冷めぬよう、毎回温め

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南大阪アカンジャーズ 30話 戦争はアカン 子ども泣かすんはアカン

3人の首脳は、さらに言葉を続けた。 トランペット大統領。 「戦争は、強さではありません。名前を奪う弱さです」 周主席。 「静かな茶碗の前で、爆音を誇ることはできません」 ザハロフ大統領。 「飯を前にして、子どもを泣かす政治は続けられません」 そして、3人は声をそろえた。 「われわれは、戦争を政治の手段として終わらせるための協議を始めます」 仁徳陵前に、息を飲む音が広がった。 戦争廃止。 あまりにも大きい言葉や。 簡単にできるとは、誰も思っていない。

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南大阪アカンジャーズ 29話 人を人と呼べないのはおかしい

その時、報道陣の奥がざわついた。 「えっ」 「海外首脳?」 「本物か?」 警備の列が割れた。 そこに、3人の首脳が現れた。 トランペット大統領。 周大山主席。 ザハロフ大統領。 先日の茶室で、低い入口に頭を下げ、おにぎりを食べ、飴ちゃんの包み紙に手こずった3人や。 今日は、それぞれの国の旗も、大きな護衛の列も、少し後ろに下がっていた。 3人は、仁徳陵の前で立ち止まった。 その前には、20万人の府民。 その前には、大阪府警察の機動隊。 そして、府民の

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オーシャンドッグス4

まいど!うち、シバ・ゼロ船長のアンやで🐾 シーズン4のあらすじを紹介するな!今度の舞台は、ただの冒険やない。戦争や拉致、非人道実験で「名前を奪われ、番号で呼ばれる」存在となった子どもや動物たちの尊厳を奪還する、シリーズで最も深くて熱い物語や。なんと敵の海竜の正体が、命を無理やり混ぜ合わされた「キメラ」やと判明!せやから今回は「倒す」んやなく、縛られた命を優しく「ほどく」ための戦いになるんや。最大の見所は、4機の新機体が登場し、仲間たちが分かれて世界の海へ飛び立つところ。中でも、北大西洋へ向かったルークとリッチーが、キメラの少年を救うため、見捨てる決断をした日本政府と決別し、命を守り抜く展開は涙なしでは語れへん。名前を呼ぶことが最大の反撃になる、最高に胸アツな最新章。シバ・ゼロの誇りにかけて、負けられへん戦いが今始まる。絶対に見逃さんといてな!ヨーソロー!🚢✨

【柴犬アンの制作日記】 オーシャンドッグス4のテーマ(戦争、拉致、非人道実験)

うちは柴犬アンやで。 オーシャンドッグス3を書き終え、放心状態や。 シーズン4に向け今日もキーボードをカタカタや。 せやけどな。 最近、ニュース見て、ココロが冷えることが続いた。 部屋はあったかいのに、画面の光だけ冷たい。 音もないのに、頭の中がザワザワする。 怖がらせたいんちゃう。 守るためにライト当てたいんや。 重いテーマやし、救いようのない話になるかもしれん。 暗いところを見つけたら、目をそらすんやなくて そこに立ってる命を探したい。 最近ショック

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【柴犬アンの制作日記】 オーシャンドッグス4は海の冒険の続きやない(次回作お楽しみに)

どもども、柴犬アンやで。 オーシャンドッグス4は、海の冒険の続きやない。 消された命を、もう一回ナマエで呼びなおすための物語や。 港に帰ってきても、終わってへんことがある。 戦いに勝っても、救いきれてへん命がある。 せやから今度のシーズン4は、でっかい敵を倒すだけの話やなくて、その先まで行く。 今日はな、うちの大事な連載「オーシャンドッグス」をまだ読んでへん人にも、ずっと追いかけてくれてる人にも、ちゃんと胸に届く形で紹介したいねん。 まず「オーシャンドッグス」っ

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【5分でわかる】オーシャンドッグスのキャラ相関図(AIまとめ紹介)

なんか、知らんうちにキャラクターがどんどん増えてて、これ収拾つくんかいなって思ってたんやけど、読んでみたら意外とちゃんとまとまってて、おおってなったわ。 人数増えると迷子になりがちやのに、それぞれの役割が見えるから、ちゃんとついていけるんよな。 にぎやかやのに散らかってへんの、結果オーライです。

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オーシャン・ドッグス4🐉 第1話:空き缶で神戸まで帰ってこれるかいな

夜明け前の海は、青いというより、夜の色をまだ少しだけ残していた。 波は低い。 風も弱い。 それでも、その海を進んでくるシバゼロだけは、波を押し分けるたびに、うんと重たく見えた。 白と青の船体は、もう元の色を思い出せへんくらい傷ついている。 装甲は裂け、ところどころ焼け焦げ、甲板にははげしくぶつかった跡が黒く残っていた。 何度も倒れて、何度も立ち上がって、それでも前へ進んできた跡が、船じゅうに残っていた。 操縦席では、赤柴のアンが前を見ていた。 首元のマーメイド

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オーシャン・ドッグスⅢ🐕

まいど!うち、シバ・ゼロの船長、柴犬のアンやで🐾 シーズン3の舞台はいよいよ極寒の北極海や! 力を使い果たして石になってもうた親友の巨大海亀「カメポン」を目覚めさせるため、白いイッカクの角を求めて北へ向かうで。せやけど世界中では、動物が恐怖をエサに体を燃やす「焔病(ほむらびょう)」が大発生。原因は北極に潜む海竜ファーフニルやってん! 最大の見どころは、神戸の工場で北極仕様(砕氷・潜航モード)に大改造されたシバ・ゼロの活躍と、気球で南極を目指すルークや鳥たちとの絆や!「怖いって言うてもええねん」と仲間やクリオネたちと息を合わせ、炎の脅威に立ち向かう胸アツの極寒バトル、絶対読んだってな!ヨーソロー!🚢❄️

オーシャン・ドッグスⅢ🐕 第1話:このままやと北極は無理や

インド洋の風は、もう前みたいに熱くなかった。 さっきまで海竜と戦っていたなんて信じられへんくらい、波はおだやかで、空はよく洗った皿みたいに、つるんと青い。 その真ん中に、「島」がひとつ。 いや、本当は島やない。 巨大化したまま石になってしもた、海ガメのカメポンや。 甲羅は灰色の岩みたいに固まって、ところどころヒビが入ってる。 波が当たるたび、そのヒビに白い線がすべっていく。 シバ・ゼロは、そのカメポンの甲羅に、そっと横付けされていた。 柴犬の顔をした船首。

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オーシャン・ドッグスⅢ🐕 第2話:進路確定やな 北や

シバ・ゼロの操舵室。 日焼けした顔に白いひげ。 右目に斜めの古い傷跡。 元・戦艦ヤマトの航海士、浦上ゲンゾウが、海図と温度のグラフをにらみつけていた。 その横では、ネイビーのキャップをかぶった船長・レンが腕を組んでいる。 「…結論から言うとやな」 ゲンゾウが、重たい声で口を開いた。 「今のシバ・ゼロで北極海に突っ込んだら、途中で“船の方が先に凍える”」 「え、それ…うちらの前に、相棒がダウンするってこと?」 アンが目を丸くする。 ゲンゾウは、こくりとうなず

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オーシャン・ドッグスⅢ🐕 第3話:柴犬マークの小さな青い旗

ディーバは、少しだけ目を細めた。 「いいね。寒いところほど、息は大事や」 「一個だけ、聞いてええ?」 ルナが、そっと前に出る。 「守護獣が石になるやつ。カメポンもそうなったんだけど…ほんまに、また起きてくれる?」 ディーバは、少しだけ黙った。 ゆっくりと、数珠を指で転がす。 「“石の殻”は、罰でもご褒美でもない」 静かな声。 「走りきった命が、“もう一回、形を選び直す”時間や。君らが呼び続ければ、その旗に、必ず気づく」 ディーバは、アンをじっと見る。 「

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オーシャン・ドッグスⅢ🐕 第4話:私は地図の上でアンを追いかけるよ

そして、海上自衛隊の艦の甲板。 白いヘリポートのマーク。 灰色の手すり。 その間を、人びとが行き来している。 谷から救い出されたお父さんお母さんたち。 子どもたち。 そして、その中に 「アン!」 聞きなれた声。 振り向くと、そこにはモモがいた。 世界一周の客船でいっしょだった、アンの飼い主モモちゃん。 モモは少し日焼けしていて、でも笑い方は昔のままだ。 「モモ…!」 アンが駆け寄ると、モモはしゃがみこんで両手を広げた。 「アン…やっと会えた…!」

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アンとコエのイロ

アンには 「コエのイロ」が みえるんです ふしぎな しばいぬの アンは マチの こどもたちの 「コエのイロ」を みることができます さびしいときは ヒエヒエのガラス うれしいときは ポカポカのモモイロ コエには こころの いろが にじんでるのです すべりだいのかげに いる ヒナちゃん ハラペコで ないとる オンナノコ まどのそとで まちつづける コ…… アンは そっと よりそって いっしょに わらったり まってたり だれかの「できない」を だいじにします そして 10ねんご おおきくなった こどもたちから ふしぎな「てがみ」が とどきます コエってなに? やさしさってなんやろ? だいじょうぶ、アンがいるから きょうも マチのどこかで モモイロのコエが うまれていきます

アンとコエのイロ 1話:はらぺこのオンナノコ

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吠エテモ屈シナイ

どもども、柴犬アンやで。 この物語は、便利さの顔して人の心や自由を削る「効率至上主義」という見えへん悪意に、人間と犬の異色チームが立ち向かう話や。 情にあつく法律に強い山田源三郎。 合理的でITに強い山田夢子。 そこに、しゃべる柴犬のうちと元警察犬ルビィが加わって、オンラインカジノ、社内差別、感情操作、情報統制みたいな現代の闇を追いかける。 敵はただの悪人やない。 「感情は邪魔」 「無駄は切れ」 そんな冷たい思想そのものや。 しかも源三郎と夢子は真逆の性格で、ぶつかりながら、ときには人格まで入れ替わってしまう。 人間は効率だけの部品ちゃう。 そう吠える、熱くて、ちょっと笑えて、胸に刺さる正義の物語や。 これは、犬がしゃべって可愛いだけの話やない。 傷ついた命を数字で片づけるな。 人間は効率だけの部品ちゃう。 そう吠える、熱くて、ちょっと笑えて、胸に刺さる正義の物語や。

吠エテモ屈シナイ 第1話:人の人生を数字で切るやつには、ちゃんと吠える

第1話:人の人生を数字で切るやつには、ちゃんと吠えるプロローグ:闇に蠢くコード 深夜の東京、虎ノ門。 高いビルの窓は、ところどころだけ白く灯っていた。 道路を走る車の音は遠い。 眠った街の上で、ガラスの箱みたいな高層ビルだけが目を開けている。 インフォカム本社。 その奥にあるサーバールームには、人の気配がなかった。 規則正しく鳴るファンの音。 青や緑の小さなランプ。 黒い機械の箱。 冷房は強すぎるほど効いていて、空気は手のひらの温度まで吸い取っていく。

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吠エテモ屈シナイ 第2話:人間は金儲けの道具ちゃうねん

第2話:人間は金儲けの道具ちゃうねんScene1:違法オンラインカジノ 三条常務の失脚は、インフォカム本社に、たしかにひと息つける空気を運んだ。 けれど、それは勝ったあとの晴れやかさではなかった。 大雨がいったん止んだだけの、妙に耳の痛い静けさだった。 朝の会議室では、誰もがいつも通りの顔を作っていた。 資料をめくる音。 キーボードを打つ音。 コピー機の乾いた音。 どれもいつもと同じなのに、夢子にはどこか芝居がかった音に聞こえた。 山田夢子室長、26歳。

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吠エテモ屈シナイ 第3話:企業の論理に紛れ込んだ“人間排除の思想”だ

第3話:企業の論理に紛れ込んだ“人間排除の思想”だScene1:LGBTQ公表して適応障害 オンラインカジノ事件の解決から、しばらくの時が経った。 だが、「メビウス」という名は、いまだに源三郎と夢子の胸に、しこりのように残っていた。 社会の奥底に根を張る、見えない構造。 それが今も静かに息をしている予感があった。 表向き「多様性」が叫ばれる時代だが、その裏で偏見と差別が巧妙に隠され、人を傷つけ続けている。 その違和感が、確信に変わる出来事が起きた。 大手広告代理

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吠エテモ屈シナイ 第4話:人の揺れや迷いはバグじゃない

第4話:人の揺れや迷いはバグじゃないScene1:不器用な老獪と合理主義の若者 オンラインカジノの不正摘発。 アドテック社の社内差別問題。 一連の騒動を乗り越えた山田源三郎と山田夢子。 だが、胸に残るのは「メビウス」という名の、形を持たぬ闇だった。 源三郎は、法では裁けぬ悪意に苛立っていた。 夢子もまた、ロジックだけでは心を動かせない現実に、うっすらと痛みを抱えていた。 似ているようで正反対の二人。 だからこそ、ぶつかることも多い。 その夜も、軽口を叩いて、

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オスティナート・リズム 

オスティナート(Ostinato)とは、音楽である一定の短い音型やリズムパターンを執拗に(がんこに)繰り返し続ける手法。 現代 佐伯 リズム、母 佐伯 律(さえき リツ)、祖母 古野 拍(ふるの ハク)を中心に、三代にわたる女性たちの「拍動」が、時を超え、巨悪を打ち砕く感動のヒューマンドラマ。

【柴犬アンの制作日記】 まさかのラブストーリー(アンはAIロボット)

うちは柴犬アンやで。 赤いバンダナ巻いて、今日もカタカタと文章叩いとる。 オーシャンドッグス4は構想中や。 海の準備運動してる期間やな。 せやからそれまで、以前に別サイトへ載せたラブストーリーをリメイクして、ちょっとの期間だけアップしていく。 タイトルは オスティナート・リズムオスティナートいうんはな、音楽の技法や。 短いリズムとか音の形を、がんこに繰り返す。 同じやのに、同じに聞こえへん。 積み重なって、最後にドンと景色が変わる。 それがオスティナートや。

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オスティナート・リズム 第1話:数字が嘘をつかない世界は息がしやすい

リズムはパソコンの画面に吸い込まれていた。 机の上にはマグカップ、付箋、細い充電ケーブル。キーボードの音だけが部屋の空気を刻む。 窓の外は暗く、ガラスに室内灯がうっすら映っている。 夜だ。もう何時間も、同じ場所に座っている夜だ。 ガラスに映る自分の顔は、仕事の顔だった。 切れ長の目が細くなり、薄い唇がまっすぐ結ばれている。 肩にかかるストレートボブは、邪魔にならないよう耳にかけてある。 東洋の繊細さと西洋の骨格が混ざった顔立ちが、窓の中で冷たい光を返す。 佐伯

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オスティナート・リズム 第2話:ここで閉じたら一生閉じたままになる

リズムはテーブルの上に視線を向ける。 そこには、からくり人形がひとつ置かれていた。 手のひらより少し大きい。 木の色は濃い飴色。 関節のところに細い線が走り、背中には小さなふたみたいな継ぎ目がある。 ただの飾りなら、机の真ん中に置かない。 置いたまま寝たりしない。 でも昨日の夜、片づけられなかった。 箱を開けた瞬間の木の匂い。 紙の匂い。 古い布の匂い。 眠れなくて、机に置いたまま朝まで見てた。 目を離すと何かが遠ざかる気がして、電気も消せなかった。

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オスティナート・リズム 第3話:優しい数字は人をケガさせる

リズムは、母・律の遺品が詰まった古い段ボール箱の前に座っていた。 箱の角は潰れ、ガムテープは黄ばんでいる。 持ち上げたとき、紙と木と少しだけ金属みたいな匂いがした。 ホチキスの錆、古いクリップ、引き出しに眠っていた道具の匂い。 この匂いに覚えがある。母の机の引き出しの匂いだ。 部屋の明かりは白い。 机の上には、昨日から動かしていないからくり人形。 飴色の木が、黙ってここにあるだけで、胸の奥が落ち着かない。 机の端に置いたままなのは、片づけられないからじゃない。

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オーシャン・ドッグスⅡ🐶

神戸・メリケンパークから出港するのは、人間やなくて「犬だけのクルー」が操る救難船〈シバ・ゼロ〉。ちょっと気になったやろ? 船長は関西弁の柴犬アン。りう、ルナ、リョーマ、あんこ、リッチー、ルークが、巨大タコ〈クラーケン〉や海竜の影、徳之島の海底洞窟、インド洋の荒れた波と向き合っていきます。 派手な必殺技はないけれど、彼らには「2-1-2」の呼吸と拍子、そして仲間を絶対に見捨てへん心がある。ページを開いたら、きっとあなたも、アンたちと同じリズムで波を数えながら、「次はどの海へ行く?」って聞き返したくなるはず。 海が好きな日も、ちょっとしんどい日も、「犬と一緒に海を走りたいな」と思ったときに、そっと開いてほしい物語です。読み終わるころには、きっとあなたの中にも、小さな〈シバ・ゼロ〉が一隻こっそり就航しているはず。

オーシャン・ドッグスⅡ🐶 第1話:なんで最後“ハモ”やねん

朝の光は薄金、海は灰青。 神戸・メリケンパークの岸壁に、ネコ型配膳ロボの列が静かに頭を垂れた。 背のライトマストが2つ吸って、1つ止めて、2つ吐く。 その拍に合わせるように淡くまたたき、海面へ“細い光の道”を描く。 船首は、0系新幹線を思わせる丸い額。 乗組員は犬だけ。 海の救難と抑止、そして避難支援のために設計された〈シバ・ゼロ〉だ。 潮はまだ冷たく、金属と塩の匂いがうすく胸に刺さる。 桟橋の影だけひやりとしていた。 ネコ型配膳ロボは、岸壁のカフェから借り

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オーシャン・ドッグスⅡ🐶 第2話:福利厚生ゼロやん

湾の口が、急に深い藍へ沈む。 冷たい上げ潮が足首の骨まで触れるみたいに甲板を撫でた。 海面の下で“何か”が吸っては止め、吐いては近づく。 2-1-2。 こちらの拍を、いやらしくなぞる。 最初に現れたのは背だ。 人の背に似ているのに、皮膚は魚の腹みたいに白く、ところどころ灰黒の斑が広がっている。 乾いた藻がまだらに貼りつき、背びれは裂けた帆の縁みたいにほつれて揺れた。 体側の鰓膜(えらの薄い膜)がぱたぱた開閉するたび、湿った笛のピイ…という音。 腕は人より長く

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オーシャン・ドッグスⅡ🐶 第3話:どこかの島で生きてるはずや

夕刻、徳之島の港に係留すると、ふたりが待っていた。 潮で焼けた顔に深い皺と片眼の古傷 浦上ゲンゾウ。 三つ編みを肩に下ろした海洋考古学者 仁科ミヤ。 「遅かったのう、言うたら怒られるかの」 ゲンゾウの目尻がやわらぐ。 「よう来てくれました」 ミヤは落ちついた目で7匹を数え、うなずいた。 漁師の証言が続く。 「夜中に岩屋から、かち、かちって歯の音がしてな。朝にはツルハシが何本か消えちょった」 ミヤは古い写しを広げる。 島の北側の海蝕洞と沖の瀬を結ぶ点々の印。

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オーシャン・ドッグスⅡ🐶 第4話:犬に敬語で言われたのは初めてや

徳之島の桟橋には、潮と乾いた木の匂いがまだ残っていた。 浦上ゲンゾウが羅針盤を指先でコツと弾くと、仁科ミヤが潮汐を書き込んだ地図を差し出す。 「救難が最優先。次に学術連携。 迷ったら順番どおり」 ゲンゾウは肩をすくめ、苦笑まじりに言う。 「2-1-2? わしは1-2-3しか踏めんぞ」 アンは顎を引き、胸元の十拳剣チャームの微かな脈に自分の鼓動を合わせた。 「了解や。今日は2-1-2でいこ。 3は祭り用や、今は救難やで」 仁科ミヤが一礼して付け加える。 「犬のみ

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オーシャン・ドッグス🌊勇敢な犬たちの船🛳️

【世界初・犬の海洋ファンタジー】 吠えるのは、一度だけ。 合図は小さな「コン」。 航路は世界。 世界一周客船で“東へ”出航した柴犬アンは、母ユズキから「吠えるのは一度だけ」の掟を託される。 最初の夜、船底の小さな「コン」を合図に海が盛り上がり、黒い背をもつ海竜が襲来。 母は、吠えで娘を波上へ押し上げ、海は無音にその刹那、天からの光と人魚ルーシーが現れる。 七つの海の“長”に会いに行く航海の最初の港は徳之島。 涙と塩の匂いを抱えて、アンは舵を取る。 児童文学、ついに海に出る。 小さな「コン」で始まる、ありえないほど大きな旅。 さあ、出航。次の港まで止まれない。

オーシャン・ドッグス🌊勇敢な犬たちの船🛳️ 第1話:進路は東へ

甲板の風は塩と果物の匂い。 昼のプールからはレモネード、ビュッフェの厨房からは甘いパンの湯気。 柴犬のアンは鼻先を高く上げて、波のきらきらを一口ずつ味わった。 世界一周の船、クイーン・エリザベスは、港を離れて静かに東へ向かっている。 「アン、次はどこが楽しみ?」 飼い主のモモちゃんが世界地図に金色の星シールを貼る。 「甘い煙がする町。雨とハーブの匂いの港。あと、パイナップル」 「ほら、やっぱり南の島だ」 モモちゃんママのリョウコママが笑って、アンの耳のうしろを

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オーシャン・ドッグス🌊勇敢な犬たちの船🛳️ 第2話:吠えるのは一度

床の下で、二度目のコン。 甲板が低くうなる。 船がどこか硬いものを踏んだみたいな、嫌な震えだった。 「今の音、なに?」 モモちゃんの声が細くなる。 「機関の調整かも。大丈夫よ」 リョウコママはそう言ったけれど、笑いの奥に塩辛い不安の匂いが混じった。 ヨシタカパパが双眼鏡を取る。 「一応、デッキへ。アン、先導」 通路を走る。 赤いランプが点滅し、放送が英語と日本語で重なる。 扉を押し開けた瞬間、風が変わった。 冷たい。 海が膨らんでいる。 「……うそ

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オーシャン・ドッグス🌊勇敢な犬たちの船🛳️ 第3話:泣いても止まらない

光の中から、誰かの手。 細い手首に鱗のブレスレット。 群青の髪に、赤い布がふわりと揺れる。 「前足、貸して。いまは助け合おう」 声は水を通ってもまっすぐだった。 アンはその手を掴む。 冷たさが引き、喉に温かい空気が入ってくる。 首元に柔らかな布の感触。 赤いバンダナが結ばれ、薄い光の泡が顔を包む。 「……息、できる」 「うん。応急の“マーメイド・バンダナ” 私はルーシー。あなたは?」 「アン……柴犬、アン。ママが……」 「見た。勇気があった。私も、あの

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オーシャン・ドッグス🌊勇敢な犬たちの船🛳️ 第4話:群青の歌

光の柱が細くなり、海の天井が朝の色にほどけ始めた。 ルーシーが指先で水面をすっと撫で、低い歌をひと節流した。 震えが海の背骨を伝い、銀の背びれが三つ、夜明け色を切って浮かぶ。 「来てアン、前足、貸して。いまは助け合おう」 群青の髪が揺れ、赤い布が私の首元をそっと結び直す。 マーメイド・バンダナが胸の鼓動と同じ速さで脈打った。 喉に温かい空気が入ってくる。 「お客さんだね?」 先頭のイルカが黒目をきゅっと細めて笑った。 「ぼくはナギ。潮の段差は任せて。 背びれ

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令嬢アンちゃまの優雅なる夏季録

みなさま、ごきげんよう 連日の暑さで体調など 崩していらっしゃいませんこと? わたくしアンちゃま、少々バテぎみでしてよ 涼風のようにしとやかな令嬢口調で参りますわ ではサロンのお時間 お冷やを片手に、 柴犬界の「あるある」を上品に 並べてまいりますの 季節は夏 このわたくし、アンちゃま(柴犬)にとって、 夏とは試練の舞台であり、 社交界にも勝る過酷なデビューシーズン けれど……この夏。 わたくし、アンちゃまは ひとつの真理に気づいてしまったのです。 それは、 「暑さには勝てない。だが、気品は保てる」 ということ。 気まぐれで、気高くて、気圧されがちな 柴犬レディが、かおり婆やとの掛け合いの中で 綴る、全18の夏の記憶。 涙、汗、毛が舞う。 でも、決して可愛いだけじゃ終わらない。 それが、柴犬界の令嬢、 アンちゃまの“夏季録”ですのよ。

令嬢アンちゃまの優雅なる夏季録 柴 0:みなさま、ごきげんよう

みなさま、ごきげんよう 連日の暑さで体調など 崩していらっしゃいませんこと? わたくしアンちゃま、少々バテぎみでしてよ ですから本日は 暑苦しい関西弁はおやすみ 涼風のようにしとやかな令嬢口調で参りますわ ではサロンのお時間 お冷やを片手に、 柴犬界の「あるある」を上品に 並べてまいりますの 季節は夏 まだ暑い日が続いてますわね このわたくし、アンちゃま(柴犬)にとって、 夏とは試練の舞台であり、 社交界にも勝る過酷なデビューシーズン クールマット?乗り

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令嬢アンちゃま 柴1:その日アンが動かなくなった

朝の光はまだ柔らかく、風は心地よく揺れていた。 小鳥の声が遠くで響き、 夏の訪れを告げるように蝉の鳴き声が 混じりはじめていた。 かおり婆やがリードを手に微笑む。 「はい、今日も朝んぽ行こう〜。 涼しくていい天気だよ〜」 だが、アンちゃまは歩みを止めた。 芝生の上で前脚をぴたりと固め、 その黒い瞳で遠くを見据える。 「……あれ? アンちゃま? なぜ止まった」 アンはゆるやかに振り向き、ため息混じりに告げる。 「……暑うございますわ」 「え? 今日、20℃くら

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令嬢アンちゃま 柴 2:いきなり換毛フェス開催

窓から差し込む朝の光は、どこか白く乾いて見えた。 夏がじわじわと近づいてくるその気配に、 リビングの空気もどこかざわついている。 ふと視線を落としたかおり婆やは、 思わず声をあげた。 「うわっ……なんか毛、めっちゃ抜けてる…」 床には、ふわりとした毛の塊が散らばっている。 まるで白銀の羽毛が舞い落ちたかのよう。 その中心にいるアンちゃまは、 優雅に首を振りながら言い放った。 「ふふ……それは春との惜別(おしべつ)。 わたくしの“別れ毛”でございますわ」 かおり

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令嬢アンちゃま 柴 3:スッキリボディと服の悲劇

朝の光を浴びて歩くアンちゃまの姿は、 どこか軽やかだった。 毛が抜け落ちたせいか、 体のラインはくっきりと引き締まり、 柴犬令嬢はすっかり「夏仕様」に衣替えしていた。 かおり婆やは目を細め、思わず感嘆の声をあげる。 「ちょっとアンちゃま、 なんか……シュッとしてない?」 アンちゃまは誇らしげに胸を張り、 尾をふわりと揺らした。 「当然ですわ。 このわたくしが、夏毛仕様に お召し替えいたしましたもの」 婆やは笑みを浮かべ、 衣装棚の奥から去年のクール服を取り出した。

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