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マガジン一覧

Techscape

技術やテクノロジーを切り口に、勉強会やリサーチを通じて多彩なトピックを深掘り。話題のスポットのレポートも。

31 本

現場の「地道な確認」を自動化。テクニカルディレクターがAIを駆使し、わずか数時間で生み出した運用ツール「ope-app」

展示会やイベントの華やかな舞台裏では、数多くの機材が複雑にネットワークでつながっています。これらをスムーズに動かすためには、現場ごとに操作画面を一から作り直すという、非常に手間のかかる作業がこれまで「当たり前」とされてきました。 BASSDRUMのテクニカルディレクター小川恭平さんは、この現場の非効率さに着目しました。開発されたのは、運用支援ツール「ope-app」。 現場での設置作業という限られた時間の中で、AIをパートナーにわずか数時間で土台を作り上げたこのツールは、

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テクノロジーでラジオがもっと楽しくなる?リスナー体験型デモを作ってみた

KBS京都で放送中のラジオ番組『祇園pickup あっぷ!』では、ベースドラムによる、テクノロジーを使ったさまざまな実験企画をお届けしています。 前回の「2人のAIによる人間不在のラジオ配信実験」に続き、今回はリスナーとパーソナリティが一緒に楽しめる、2つの体験型デモをつくってみました! 【デモ1】ラジオの「たまや!」で花火があがる! 一つ目は、ラジオから聞こえる「たまや!」という声に反応して、スマホやパソコンの画面に花火がパッと打ち上がるデモです。 使い方はとても簡

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【Captury】モーションキャプチャーをテクニカルディレクターが一気にレビューしてみた:第十回 後編

前編ではCapturyを総合的な観点からレビューしました。 後編ではより詳細に見ていきます。 それではどうぞ! ※本記事の情報は全て2024年9月現在のものです。 精度 ★★★★☆ 検証環境: ・PC   ・GPU:GeForce RTX4090   ・CPU:Corei9   ・メモリ:32GB ・PoEカメラ(ACT-CAP-FLIR16) 今回検証した動きは以下となります。 バンザイ 腕組み ボックスステップ ジャンプ 床座り(あぐら) 床座り(

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【Captury】モーションキャプチャーをテクニカルディレクターが一気にレビューしてみた:第十回 前編

テクニカルディレクターの小松です。 久しぶりのこちらのシリーズ。 AIによる姿勢推定モーションキャプチャーが増えてきている昨今、頭ひとつ抜けたプロダクトを見つけてしまいまして、思わず取材を申し込ませて頂きました。 その名も「Captury」。 今回はCapturyの販売を行っているAcuityさんにお邪魔して体験させて頂きました! 毎度お馴染み前後編に分けてレビューしていきます。 それではどうぞ! ※本記事の情報は全て2024年11月時点のものです。 製品概要マーカ

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Project Insights

BASSDRUMのテクニカルディレクターたちがプロジェクト内で何を担当し、どのように取り組んだかを詳細に紹介するマガジンです。その専門性と貢献を通じて、プロジェクト成功の舞台裏をお届けします。

Widescreen Baroque Live:音と映像を同期させる新たな挑戦

2025年8月某日、音楽ユニット「Widescreen Baroque」が渋谷WWWXで初のライブを開催しました。コンポーザーの真部 脩一さんとボーカルのHinanoさんによって結成されたこの新プロジェクトは、配信曲が当時わずか2曲ながら、その独自の世界観で早くも話題となっていました。そんななかで迎えた今回の初ステージでは、未発表曲を含む全13曲が一挙に披露され、会場は熱気と期待に包まれました。 この日の大きな注目は、楽曲だけでなく、その映像演出にもありました。制作にはRh

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クリエイティブと技術をつなぐ|独自の映像表現を叶える技術支援【ポカリスエットCM「潜在能力は君の中。」篇】

大塚製薬株式会社は、2024年7月12日にポカリスエット新CM「潜在能力は君の中。」篇を公開しました。本作では、若者たちの生命力がやがてゲームを超えていく様子を伝えるべく、120mの坂道を全力で駆け抜ける実写映像にAR合成を施した、難易度の高い映像表現を実現しています。BASSDRUMは、このCM制作プロジェクトに参画、プロジェクトデザインスタジオのBasculeと共にAR合成に関するテクニカルディレクションと撮影システムの技術開発を行い、撮影・映像制作の現場を支えました。

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「占い」を技術で支える|起業初期から続く技術支援【ソラリタ】

BASSDRUMが行ったこと「ソラリタ」は、日めくりソーシャル占いサービス。星の動きや月の満ち欠けなど、日々変化する運気を、西洋占星術と東洋占術の視点から読み解きます。  BASSDRUMは、テクニカルディレクターとして、サービスのフェーズに合わせて領域横断的に技術を提供。  それらを最適なタイミングで行うことで、ビジネスの成長に寄与しました。 ①アイデアを形にするための技術検証と実装 既存の占いサービスから一線を画すコンテンツを展開するため、まずはプロトタイプ実装を

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組織のテクニカルな素地を育てる|マルチに対応するテクニカルディレクター常駐 【株式会社パズル】

BASSDRUMが行ったこと長期的にパズル社内にテクニカルディレクターを常駐させることで、社内に技術的な素地を育み続けています。その結果、内制力が上がり、提案力が強化されました。 ①テクニカルディレクターの常駐による技術視点からのサポート プロジェクトごとに外部エンジニアへフィジビリティチェックを依頼するという非効率的な状況を解決できました。 ②定期的な勉強会の実施、最新技術のインプット 常に最新技術について見聞きできる環境を用意することで、社内のデジタルリテラシーを

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Event Coverage

BASSDRUMが主催/共催したイベントやメンバーが登壇したトークセッションなどのアーカイブ。

22 本

CES 2026から見えてきた、テクノロジーの次の潮流 ― フィジカルAI時代の現在地

毎年1月、ラスベガスで開催される世界最大級のテクノロジー見本市「CES」。世界中の大企業からスタートアップまでが集い、新しい技術やビジネスの可能性を探る場としても知られています。 BASSDRUMでは、CES 2026で注目されたトレンドや市場動向をテーマに、レポートイベントを開催しました。 登壇者は、10年以上CESを視察してきたDentsu Lab Tokyoの土屋 泰洋氏、BASSDRUMの清水 幹太、そして今年のCESで大きな存在感を放ったソニー・ホンダモビリティ

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CES2026で際立った大量のロボットと次なるインターフェース

1月6日から9日まで開催された世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2026」。BASSDRUMのYouTubeチャンネルでは、現地ラスベガスから最速レポートをお届けする特別企画を実施しました。 今年は2日間にわたる生配信となり、DAY1では「メディアデー・基調講演から紐解くトレンド編」として、主催団体CTAのメガトレンドや各社基調講演の様子をご紹介。続くDAY2は「テックトレンド解説編」と題して、CES参加歴約10年のDentsu Lab Tokyo 土屋 泰洋さん、B

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CES2026は「AI一色」?メディアデーと基調講演から今年のトレンドを読み解く

1月6日から9日まで開催された世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2026」。BASSDRUMのYouTubeチャンネルでは、現地ラスベガスからの最速レポートを2日間にわたって生配信しました。 レポーターは、CES参加歴約10年のDentsu Lab Tokyo 土屋 泰洋さんです。DAY1では「メディアデー・基調講演から紐解くトレンド編」と題して、主催団体CTA(Consumer Technology Association)が発表するメガトレンドや各社の基調講演の傾

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「アイデアはあるのに、なぜ形にならないのか?」—プロジェクトを動かすための実践知|BASSDRUM×Reaktor共同セミナー

「素晴らしいアイデアがあるのに、なかなか実現に至らない」「技術的には可能なはずなのに、プロジェクトが前に進まない」—そんな経験をしたことはありませんか。 10月24日(金)、BASSDRUMは、フィンランド発のデザイン&テクノロジーカンパニーReaktor Japanと共に、「イノベーションを動かす共通項:組織と技術をつなぐコツ」を開催しました。 新しいアイデアを生み出すだけでなく、それを“動かす”ために必要な組織と技術の関係性を、二つの異なる視点から紐解く三部構成のトー

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Mind Maps

BASSDRUMメンバーへのインタビューや本人による記事、BASSDRUMメンバーから業界のプロフェッショナルに向けたインタビューを通じて、彼らの得意分野やビジョン、人柄を紹介。時には対談形式で、その思考の一端をお届けします。

10 本

実験と現場のあいだで、仕事を成立させる / テクニカルディレクター 池田航成

BASSDRUMでテクニカルディレクターを務める池田航成さんは、単に技術を担当するだけではなく、プロジェクト全体をどう成立させるかをチームと一緒に考える立場で仕事に関わっています。 企画と実装。表現と制約。理想と現実。そのあいだを行き来しながら状況を整理し、チームが前に進める形を探り続ける。それが池田さんの役割です。 インタラクティブ展示や空間演出、ウェブコンテンツ、実験的な表現まで扱う領域は幅広いものですが、池田さん自身はその「幅」を特別な強みとして語ることはあまりあり

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「紙飛行機を飛ばす」感覚をデジタルに。テクニカルディレクター真辺浩二が考える、説明不要の体験と現場の調整

BASSDRUMでテクニカルディレクターを務める真辺浩二さんは、デジタル技術を扱いながらも、その設計の基準を「人が自然に行う動作」に置いています。キャリアの始まりから大規模プロジェクト、そしてAI時代の現在に至るまで、真辺さんがどんな感覚で技術と向き合ってきたのかを伺いました。 デザイナー志望からエンジニアへ。物理空間での反応が転機に 真辺さんのキャリアの原点は、当初デザイナー志望であったことにあります。しかし、プログラミングに触れていくうちに、自身にその適性があると感じる

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BASSDRUM 長洞龍生 x puzzle 高井佑輔 対談 〜外部テクニカルディレクターとしてのものづくり〜

ベースドラムにはテクニカルディレクションが必要とされるあらゆる場面において、強みを発揮できる約30名の技術のスペシャリストが所属しています。得意領域はもちろん、その関わり方も様々ですが、今回は技術周りの相談役を担う「外部テクニカルディレクター」として広告制作会社のパズル社に“半常駐”する長洞龍生の例をご紹介します。 「外部テクニカルディレクター」と言えば、技術に関する疑問や特定の案件が発生した際に、打ち合わせやSlackチャンネルを通してコミュニケーションを図るスタイルが一

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誰かの「つくりたい」を実現する

ベースドラム内では「育児に熱心なテクニカルディレクター」という印象が強い、泉田隆介。しかし、実は育児に限らず、アニメやゲーム、海外ドラマに至るまで、常に様々なことにアンテナを張り、たくさんの情報を吸収し続けている彼は、「それら全てが大事な財産」と語ります。その財産は仕事においてどのように活かされているのでしょうか。育児と仕事の合間に話を聞いてみました。 制作会社勤務から子育てをきっかけに独立― 自己紹介をお願いできますか? マニュファクチュアという屋号で活動している泉田で

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BASSDRUM magazine

テクニカルディレクター集団「BASSDRUM(ベースドラム )」に関するさまざまな情報を発信しています。

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Claude Codeで財務ダッシュボードを作って社内業務を楽にした話

こんにちは、BASSDRUMでテクニカルディレクターをしているtakuです。BASSDRUMはよくバスドラムと読まれるんですが、ベースドラムと読みます。 普段はクライアントのさまざまな課題、特に技術まわりのお悩みを中心にお手伝いする仕事をしていますが、今回は社内業務の話です。 ルーティン業務に残ってしまう手作業今期からクライアントワークと並行して自社の財務まわりも見る担当になり、予算管理やキャッシュフローの確認、案件別の収支チェック、毎月の請求・発注の確認、といったことを日

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機材を海外に持っていくなら知っておきたい「ATAカルネ」の話

海外での展示やイベントに機材を持ち込む機会があるクリエイターは少なくないと思う。そのとき、「カルネ」という手続きを知っているかどうかで、数十万円の差が出ることがある。今回は自分の体験をもとに、ATAカルネの重要性について書いておきたい。 ATAカルネとはATAカルネとは、展示品や機材などの物品を一時的に海外に持ち出して、また持ち帰るための国際的な通関制度だ。これがあると、持ち込み先の国で関税や輸入税を支払うことなく通関できる。逆に言えば、カルネなしで貨物として作品を送ると、

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インターンシップ生 Ryu Osadaさんによる成果発表展「酒鏡(Sake Kagami)」

2025年8月22日と23日の二日間、BASSDRUMの京都事務所・出町ガジェットにて、インターンシップ生のRyu Osadaさんによる成果発表展「酒鏡(Sake Kagami)」が開催されました。Osadaさんはフランスの大学でエンジニアリングを学ぶ22歳で、この春から4ヶ月間、BASSDRUM京都でインターンとして活動。その集大成となる本展では、日本の伝統文化とテクノロジーを融合させたインタラクティブな作品が披露されました。 今回のインターンシップは、在籍中に自身のプロ

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jangled nerves japan 設立趣意

暑い。暑すぎる。 なんか、今年の東京の夏の暑さは、一線を超えてしまったというか、洒落にならない領域に到達してしまったような気がします。もちろん今までも東京の暑さはやってられない類のものでしたが、なんか、今年に至っては暑さが「痛み」を伴う感じになっているような気がします。 そんな中、プレスリリースに合わせて発表させて頂くのですが、私、清水が2018年に設立し、運営しているテクニカル・ディレクター・コレクティブ「BASSDRUM」は、ドイツの空間デザイン会社jangled n

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THE TECHNOLOGY NOTE

THE TECHNOLOGY REPORTは、テクノロジーの風向きへの感覚を言語化・体系化していくことで、手段先行に陥ったり、進むべき方向を見失わないようにするためのコンパスを作ろう!という思いを共有するBASSDRUMとDentsu Lab Tokyoのメンバーによりはじまったプロジェクトです。

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THE TECHNOLOGY REPORT Issue:03 "Creativity" 特別インタビュー:馬田隆明/東京大学 FoundX ディレクター

「技術」は、社会を変えてきました。 わたしたちが実現したい未来を描くとき、おそらく、そこにはあたらしい「技術」が共にあるはずです。その「技術」は、どのように進化を遂げているのでしょう。「技術」を社会に実装する際、視点はどこに置くべきか。ティンカリングの重要性やランダムの価値にも触れながら、数多くのスタートアップ支援に関わってこられた東京⼤学 FoundX ディレクター⾺⽥隆明氏にお話をお伺いしました。 技術による創造性/ティンカリングは有効か? ⼟屋:今回のTHE TEC

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枯れた技術について検討する

テクノロジーの潮流を観測していると、つい最新の技術に目を奪われがちです。 しかし、最新の技術は十分な検証ができておらず安定性が今ひとつだったり、コストが高いといった問題があります。そのため、ある課題に対する解決策を考える時、そもそも最新技術をあえて採用せず、ずっと昔からある、いわば「枯れた」技術を使えば、安定性が高く、コストも削減することができることがあります。 このように、テクノロジーを利用して何かしらの課題を解決しようと臨む時、最新技術だけではなく、枯れた技術をニュー

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スマートフォンから、なにできる?📱📡🤖

THE TECHNOLOGY NOTEの今回のお題「枯れた技術:ヴィンテージ・テクノロジー」に沿って記事を書いています。寝かせたからこそ使いごろになっているテクノロジーのメリットは大きくは次の3つでしょうか。 ・導入コストが低い:大量生産されているので安く利用することができる。 ・説明コストが低い:すでに普及しているので扱える人が多い。 ・費用対効果が高い:そうきたか!というびっくり感を作ることができる。 2020年を舞台に宇宙テロを描いた小説『オービタル・クラウド』(藤

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ヴィンテージ・テクノロジーについて考える

日々変化していくテクノロジーの潮流を観測していると、ついつい最新の技術に目を奪われがちです。やっぱり、これまでできなかったことができるようになる、というのは楽しいですし。 ただ、それぞれの分野に専門の研究者の方がいることからも分かるように、最新を追いかけ続けるのは本当に大変です。進化が早すぎて数日間情報をチェックしなかっただけで状況がガラリと変わるようなことになってくると、肝心の「これで何をしようか」「どんな問題を解決しようか」ということを考える間もなく、キャッチアップする

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