奈良 大阪 仏像 彫刻教室 仏像彫刻折上

奈良仏師 折上稔史の日記。作品紹介、教室案内、展覧会の案内等

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※ブログを移行します

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奈良仏師の折上稔史です。
今月から月1で投稿しているブログは「はてなブログ」に移行させて頂きます。
リンクはこちら↓
https://narabusshi.hatenablog.com/

読者になっていただけると幸いです。

今後とも宜しくお願い致します🙏

大地と共に、雑に生きる

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奈良仏師の折上稔史です。
先日、庭先にニョキニョキと出てきた「野蒜(のびる)」を酢味噌和えにしていただきました。
「春が来たなあ」と感じさせてくれますよね。
一方で、同じく野に生える“雑草”と聞くと、私たちはつい「庭や畑の厄介者」というイメージを抱きがちです。

しかし、植物学者でもあらせられた昭和天皇が「雑草という草はない」とおっしゃったように、私たちが「いらない」と思うのは、あくまで自分の都合。
自然農の世界では、生えてくる草の種類を観察することで畑の状態がわかるとも言われています。
作物が育ちやすいように、草が手伝ってくれているとも考えられるのです。

漢字「雑(ざつ)」に込められた意味
先日、ある勉強会で、「雑」という漢字は古くは「いろいろなものが集まる・混ざり合う」という意味を持っていたと教えていただきました。
例えば「雑兵(ぞうひょう)」という言葉は、決して“弱い兵”を意味するのではなく、さまざまな身分や、装備の揃っていない兵の集まりを指します。
専門の兵隊として編成されるようになるのは戦国時代以降のことで、それまでは戦のたびに農夫なども含め、色々な立場の人たちが集まり戦っていたのです。
つまり、「雑」という漢字は、“大小・種類を問わず、多様なものが入り交じる”ことを示しています。
ですから「雑草」とは、単なる“邪魔者”ではなく、さまざまな生き物や微生物を引き寄せ、大地の豊かさを支える“いのちの集い”とも言えるのです。

畑仕事から見える“雑草”の価値
私自身、畑を耕す身としては、草刈りの手間を考えると、つい「厄介者」として扱ってしまいがちです。
でも、刈り取られた草は土に還り、微生物の大切な餌となります。
その微生物が有機物を分解して土を肥やし、私たちの野菜を元気に育んでくれている――そう感じています。

雑草も“まじり合う”大切な仲間
ノビルのように、私たちが「おいしい」「使える」と感じるものだけでなく、名前も知られない草花や菌類も含め、多様な“雑”の世界が広がっています。
その中には、土壌を安定させるもの、害虫を食べる天敵を招くもの、あるいは人の心に優しい彩りを添えてくれるものまであります。
そして私自身も、大いなる「雑」の存在の一部として、さまざまな仏様、植物、人たちと共に生きていきたいと思います。
では5月の教室のご案内です。
【工房の講座開催日】
近鉄生駒線平群駅より徒歩約6分。詳細な住所は、メール又はお電話でお尋ね下さい。

日程

5月6日、14日、20日、28日

時間午前の部9時~12時 午後の部13時~16時

上記の日程でご都合の良い2回お選びください。

【月謝】

6000円(月2回ご参加の場合)2回以上受講ご希望の方には、都度2500円を頂戴しております。

【個別レッスンについて】

通常の教室の日以外でも事前に予約をとっていただきお越しいただけます。 受講料は1回3500円(約20分)~です。


【体験レッスンのご案内】

御守り地蔵を彫っていただきます。掌に収まる可愛らしいおじぞうさんで、ご好評をいただいてます。体験レッスンで完成までお手伝いしますので、初心者の方も遠慮せずお越し下さい。受講料は材料費込みで2500円です。


また近鉄文化サロンでの講座もございます。




 SNSはこちら↓

☆お問い合わせmail:tosi_ori@msn.com 

TEL 090-5641-1249

春先の「山辺の道」を歩きました

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奈良仏師の折上稔史です。

春休みに入り、山辺の道を歩いてきました。今回のルートは桜井駅から長岳寺まで。奈良盆地の東側を縫うように続くこの道は、古代からの歴史が息づく、日本最古の道ともいわれています

春休みに入ったとはいえ私の仕事の都合もあり思いついたのは前日。

朝から用事を済ませ、家を出たのは昼過ぎでした。

「仏教伝来の地」からスタート!

「仏教伝来の地」と刻まれた石碑の前で、少し歴史の話をしながら準備を整えました。ここは、日本に仏教が伝わった場所の一つとされている場所。

とはいえ石碑があるだけなのでどうもピンとこない…
それよりも近くに素麺の工場があり工事前で素麺とパンの販売をしていました。
三輪素麺が素麺発祥の地なんやで(諸説あり…)と伝えると子供達は全く知らなかったようで、何故かやたらと喜んでいました…
桜並木があり、「あと2週間もすればめちゃくちゃ綺麗やろなぁ~」なんて話しながら大神神社を目指します。

大神神社・狭井神社を参拝

さて少し歩くと大神神社に到着。今年は巳年という事もあり、初詣の参拝者が大変多かったそうです。この日は3月末の平日という事も比較的とゆっくりと参拝できました。

それでも御朱印所にはまさに“長蛇の列”が…。
私は御朱印は集めていないのでそのまま少し先の狭井神社(さいじんじゃ)を目指します。
狭井神社は大神神社の摂社で申込めば三輪山へこちらから登頂できます。
また薬井戸の「御神水」は諸病に効くといわれており、持ち帰ることもできます。ちょうど持参したお水が無くなりかけていたのでこちらで御神水をいただきました。普通の水とは全く違う!(気がする…)
ありがたいお水をいただき次の目的地檜原神社へと向かいます。

元伊勢・檜原神社

さらに歩くと檜原神社(ひばらじんじゃ) に到着。

ここはを御神座を遥拝する鳥居が「三ツ鳥居」という珍しい形をしている神社で、神秘的な雰囲気が漂っています。(私はどうしても神様に直接カメラを向けるのがはばかられるので、写真は撮っていません)
しかもこの三ツ鳥居には格子がついています。つまり誰もくぐることはできません。
「なぜこのような形式なのか?荒御魂で知られる大物主を畏れての事なのか…?」色々と勝手な想像が広がります。
またこちらは各地に点在する「元伊勢」の一つとしても有名です。
私は鈍感なのでアレですが、スピリチュアルの好きな方が多く訪れるパワースポットとしても知られています。

みんなで手を合わせると自然と厳かな気持ちになりました。

長岳寺を目指してひたすら歩く

檜原神社を後にし、再びのどかな山辺の道を進みます。道端には菜の花が咲き、春の訪れを感じながらのんびりと歩きました。

途中、無人の販売所がたくさんあるのも、山辺の道の楽しみの一つ。ちょうど疲れを感じ始めた頃、ヨモギの大福餅を見つけました。一個百円。一つずつ購入して食べてみると、驚くほど美味しい!
疲れた体が回復していくのを実感しました。

あまりに美味しかったのか、娘が「お礼の手紙を書きたい」と言い、「大福とても美味しかったです。おかげでとても元気になりました」と添えて、お金を入れる箱にそっと投函していました。

出るのが遅かったのと途中で見所が多かったのもあり、長岳寺に着いたのは午後5時前…当然お寺に入る事は出来ず、柳本駅から帰路に着きました。


まとめ

今回は出発が遅かったこともあり、急ぎ足でのハイキングとなりましたが、
古社寺や古墳群などの史跡が点在していて、飽きることなく楽しめました。

こんなにも魅力的なハイキングコースは、他にはなかなか無いのではないでしょうか。

次は、長岳寺から北の石上神宮までのコースにも挑戦したいと思います。

長々と読んで下さりありがとうございました。
最後にいつも通り来月の教室の日程をお知らせします。
4月から新しく阿倍野近鉄文化サロンで講座がスタートする事になりました!
体験講座もありますので大阪方面の方は良かったらお越し下さい。
講座のリンクはこちら
近鉄文化サロン阿倍野
工房教室の日程もお知らせします。

火曜日の教室が変更になっていますので、ご注意下さい。
【工房の講座開催日】
近鉄生駒線平群駅より徒歩約6分。詳細な住所は、メール又はお電話でお尋ね下さい。

日程

4月8日、9日、22日、23日

時間午前の部9時~12時 午後の部13時~16時

上記の日程でご都合の良い2回お選びください。

【月謝】

6000円(月2回ご参加の場合)2回以上受講ご希望の方には、都度2500円を頂戴しております。

【個別レッスンについて】

通常の教室の日以外でも事前に予約をとっていただきお越しいただけます。 受講料は1回3500円(約20分)~です。


【体験レッスンのご案内】

御守り地蔵を彫っていただきます。掌に収まる可愛らしいおじぞうさんで、ご好評をいただいてます。体験レッスンで完成までお手伝いしますので、初心者の方も遠慮せずお越し下さい。受講料は材料費込みで2500円です。


また近鉄文化サロンでの講座もございます。




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☆お問い合わせmail:tosi_ori@msn.com 

TEL 090-5641-1249

【当たり前の感謝を忘れず】今年もよろしくお願いします

CATEGORY教室案内
奈良仏師の折上稔史です。
ついこの前お正月だったのに、もう一月も終わりですね。
みなさん、どのようなお正月を過ごされましたでしょうか。
私は、年末にインフルエンザにかかってしまい、しめ縄作りなどいつも行っているお正月の準備を全くすることができないまま、年越しをしてしまいました。
年明けの教室で、多くの生徒さんが年末に体調を壊されたとおっしゃっていましたので、同様の方が多いのではないでしょうか。
例年と違うことといえば、毎年年末年始は徳島の田舎に帰省しているのですが、今年は長男の受験もあり、はじめて奈良で新年を迎えました。
お正月には、体調も回復しておりましたので、近所の信貴山朝護孫子寺、龍田神社、廣瀬大社、松尾寺と色々参拝させていただきました。




また、いつもは田舎で母が作ったおせち料理を食べるのですが、今年は奈良ではじめて過ごすということもあり、家族でおせちを作って食べたのもいい思い出になりました。(作ったのは妻ですので、私と子どもたちは切ったり詰めたりしただけですが。。。)
こうしていつもと違った新年を迎えますと、徳島の両親にはあらためて感謝の気持ちを感じました。
元気に新年を迎えることができるのは、育ててくれた両親や、姉たち、そして妻や子どもたちのおかげです。
ふだんは当たり前のように過ごしていますが、こうした平穏な日常を過ごせることに感謝させていたけるお正月となりました。
今年一年、この気持ちを忘れず、頑張っていきたいと思います。
では、2月の予定です。
【工房の講座開催日】
近鉄生駒線平群駅より徒歩約6分。詳細な住所は、メール又はお電話でお尋ね下さい。

日程

2月4日、12日、18日、26日

時間午前の部9時~12時 午後の部13時~16時

上記の日程でご都合の良い2回お選びください。

【月謝】

6000円(月2回ご参加の場合)2回以上受講ご希望の方には、都度2500円を頂戴しております。

【個別レッスンについて】

通常の教室の日以外でも事前に予約をとっていただきお越しいただけます。 受講料は1回3500円(約20分)~です。


【体験レッスンのご案内】

御守り地蔵を彫っていただきます。掌に収まる可愛らしいおじぞうさんで、ご好評をいただいてます。体験レッスンで完成までお手伝いしますので、初心者の方も遠慮せずお越し下さい。受講料は材料費込みで2500円です。


また近鉄文化サロンでの講座もございます。


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TEL 090-5641-1249

令和6年を振り返る – 成長と学びの一年

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奈良仏師の折上稔史です。

今年も残すところあとわずかとなりました。振り返ると、令和6年は私にとって多くの学びと成長をもたらしてくれた一年だったと感じます。
今回は今年一年の出来事や印象に残ったエピソードをまとめてみたいと思います。


仏さまとの対話:仏像制作の新たな一歩

仏像制作では、今年は新しい挑戦をさせていただいた年になりました。特に、一番に思い起こすのは、4月にここ数年かけて取り組んできた六尺仁王像を、納めさせて頂いたことです。このような大きな仁王像を無事に作り上げることができたのは非常に嬉しくもあり、自信にもなりました。
また、後日落慶法要にご招待いただき、施主さんはもとより檀家のみなさまが本当に嬉しそうな顔で、仁王像を見つめ手を合わせていただいた光景は目に焼き付いております。仏師冥利という言葉があるとすれば、それにつきる万感の思いがしました。これから先何十年、何百年先の人たちのひとびとに同じようにご覧いただくことがあれば、本当に幸せなことだと思います。
 
また、11月末には「なら工藝館」で初めて生徒さんたちと作品展を開催いたしました。場所もよくたまたま通りがかったであろう外国の方や、仏像にそれほど興味のない多くの方にまでご覧いただくことができました。私が当たり前だと思っていることでも、ご存じない方には疑問に思われるようなご質問も多くいただき、私も新たな学びができました。

地域とのつながり:イベントや教育活動


地域の子どもたちとの交流を深めるワークショップや、大学生や修学旅行生との触れ合いの機会に恵まれた一年でした。
仏像制作だけでなく、座学やイベント、ツアーなどの依頼が増え、日本のものづくりや伝統工芸の現状を発信する重要性を改めて実感しました。
決して明るいとは言えない伝統工芸の現状を多くの人に知ってもらい、その未来を考えるきっかけを提供し続けたいと思います。

土に触れる:畑と向き合った日々


今年もライフワークとして取り組んでいる野菜作りに力を注ぎました。

しかし、今年の夏は非常に過酷で、昔ながらの方法では満足のいく野菜を育てることが難しいと感じました。
実りの瞬間に喜びを感じ、大地から伝わる力強さに触れるたび、農の奥深さを改めて実感しています。

肥料や農薬を使わない自然農法との付き合いはまだ道半ばですが、少しずつ自分なりの答えが見え始めているように感じます。
また、メダカを飼っているのですが、数年かけて作り上げたビオトープを仕事の合間に見て癒やされることも多かったです。  

感謝を胸に、新たな年へ

振り返ると、喜びだけでなく、試行錯誤や失敗も多かった一年でした。しかし、そのすべてが成長につながったと感じています。そして何よりも、家族や教室の生徒さん方、そして関わってくださったすべての方々への感謝を忘れずにいたいと思います。

来年も新たな挑戦を続け、さらに学びの多い一年にしていきたいです。皆さま、今年も本当にお世話になりました。どうぞ良いお年をお迎えください!

では令和七年1月の教室の日程をお知らせします。
【工房の講座開催日】



近鉄生駒線平群駅より徒歩約6分。詳細な住所は、メール又はお電話でお尋ね下さい。

日程

1月7日、15日、21日、29日

時間
午前の部9時~12時
午後の部13時~16時

上記の日程でご都合の良い2回お選びください。

【月謝】

6000円(月2回ご参加の場合)2回以上受講ご希望の方には、都度2500円を頂戴しております。



【個別レッスンについて】

通常の教室の日以外でも事前に予約をとっていただきお越しいただけます。 受講料は1回3500円(約20分)~です。



【体験レッスンのご案内】

御守り地蔵を彫っていただきます。掌に収まる可愛らしいおじぞうさんで、ご好評をいただいてます。体験レッスンで完成までお手伝いしますので、初心者の方も遠慮せずお越し下さい。受講料は材料費込みで2500円です。






また近鉄文化サロンでの講座もございます。


 

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☆お問い合わせmail:tosi_ori@msn.com 

TEL 090-5641-1249