奈良仏師の折上稔史です。
少し前、ちょっとしたご縁で、あるご年配の女性のお宅を訪ねる機会がありました。
実はあまり良いとは言えないようなご縁で知り合った方なのですが、その方はお茶の先生をされていて、うちの子どもたちも幼い頃に子ども園でお世話になっていた方でした。
そして先日、「よかったら一度、一服どうぞ」とお声がけいただき、家族でお茶をいただく機会を頂戴しました。
静かな茶室でいただいた一服のお茶。
作法も何も知らない私たちに、ひとつひとつ丁寧に教えてくださり、お茶にまつわるお話も聞かせてくださいました。
茶の湯には「和気清寂(わけせいじゃく)」という言葉があるそうです。
子どもたちにお茶を教える際にも、いつもこの言葉を大切にされていたとのことでした。
- 和:みんなで仲良く
- 気:心を通わせて
- 清:清らかに
- 寂:静かで落ち着いた境地
「お互いに心を和ませ、清らかで静かな時間を大切にする」
そんな意味が込められているそうです。
ご縁というのは不思議なもので、思いがけない形でつながり、そこからまた新しい関係が生まれていくことがあります。
仏教でも、人と人との出会いは「縁」によって生まれるといいます。
私も不器用ながら、何よりもご縁を大切にして生きてきました。
良いご縁もあれば、そうでないご縁もあります。
しかし、そのご縁にどう向き合うかで、新たなご縁が生まれていくのかもしれません。
今回いただいた時間は、子ども達にとっても、そして私にとっても、人との向き合い方をあらためて教えてくれるものでした。
いただいた一服のお茶の温かさとともに、このご縁を大切にしていきたいと思います。
【工房の講座開催日】
SNSはこちら↓


















