地元・福岡でエキストラのオーディションを受けると、まさかの主演に抜擢されて、主演で俳優デビューを飾り、本格的に俳優として活動しようと、高校卒業と同時に上京したという、光石研(みついし けん)さんですが、20代は2時間ドラマで食いつなぎ、その後、仕事が激減していたといいます。
ただ、35歳頃から岩井俊二監督「Love Letter」や青山真治監督「Helpless」などの作品で、バイプレイヤーとして再評価され始めると、その後は、引っ張りだことなり、数多くのテレビドラマや映画に出演するほか、2019年には俳優生活40年にして初の連続ドラマ単独主演も務めています。
今回は、そんな光石研さんの、若い頃(上京後)から現在までの経歴を、代表作を交えながらご紹介します。また、最後には、出演作品(テレビドラマ、映画)の一覧もご紹介します。

「光石研の生い立ちは?高2の時「博多っ子純情」の主演で俳優デビューしていた!」からの続き
光石研の20代前半は2時間ドラマで食いつなぐ日々だった
エキストラのオーディションでまさかの主演に抜擢されるという刺激的な体験から、本格的に俳優として活動すべく、高校卒業後、すぐに上京したという光石研さんですが、
しばらくは安定した収入がなく、2時間ドラマの出演で食いつなぐ日々だったそうで、時々、メジャーな作品に出演できることもあったそうですが、それは、事務所の先輩だった緒形拳さんとの抱合せ(バーター出演)に過ぎなかったそうです。
また、光石研さんは、演技をまともに習ったことのない素人だったことから、山田洋次監督や相米慎二監督の撮影現場では、怒られ続けたそうで、
光石研さんは、
『博多っ子純情』では、やりたい放題やらせてもらったので、山田洋次監督のところでも同じような調子で演じたら、ものすごく怒られました。
山田さんもスタッフも怖くてね。『男はつらいよ』のタイトルバックに出るだけのアベック役だったけど、『ダメだ、ダメだ、もう1回、もう1回。君は何なんだ』って、もう、めちゃくちゃ言われました。
それで、次に相米慎二監督の現場に行ったら『お前、いったい何を教えてもらったんだ』とまた怒られて。目立とうと演技過剰だったんでしょうね。怒られ続けていました
と、語っています。
そんな中、緒形拳さんには、
君はおもしろいな、いまが辛抱だぞ
と、言ってもらったそうで、
この言葉だけを支えとして堪(こら)えたのだそうです。
光石研は30歳の時、仕事が激減していた
それでも、20代の頃は、脇役ながらも数多くの映画やテレビドラマに出演していたという光石研さんですが、
30代にさしかかったあたりから、若者の役が難しくなり、かといって、おじさんの役もできなかったことから、仕事が激減したそうで、
光石研さんは、
どんな仕事でもやります
と、あちこちに頭を下げて回ったといいます。
光石研は34歳の時に映画「Love Letter」、35歳の時に映画「Helpless」に出演
そんな中、1990年代に入り、バブルが弾けると、不景気で映画業界も潤沢な制作費を用意できなくなったため、ギャラが高い有名監督に代わって、青山真治監督や岩井俊二監督といった同世代の新鋭監督が台頭してきたそうで、
年が近かったこともあってか、作品に呼んでもらえるようになり、
- 1995年、34歳の時には「Love Letter」(岩井俊二監督)
- 1996年、35歳の時には「Helpless」(青山真治監督)

「Helpless」より。
などの作品に出演すると、
徐々に仕事が増えていったそうです。
光石研は37歳の時に映画「シン・レッド・ライン」でハリウッド進出
また、光石研さんは、1998年、37歳の時には、「シン・レッド・ライン」でハリウッド進出も果たしているのですが、

「シン・レッド・ライン」より。
光石研さんは、
芝居への向き合い方が変わったことも奏功した。スランプに陥った頃のボクは「自分を見てくれ」と前のめりになっていた部分があったが、自己を見つめ直し、「ボクを撮っているんじゃない、作品を撮ってるんだ」と考えを変えた。
「自分は作品を良くするための舞台装置に過ぎないんだ」と良い意味で開き直れたことで芝居へのアプローチが変わり、これが今の「名バイプレイヤー」といった嬉しい評価に繋がったような気がする。
と、語っています。
光石研は45歳~47歳の時、映画だけで40作品以上に出演していた
そんな光石研さんは、40代に入ると、さらに出演作品が増し、2006年から2008年までの3年間は、映画だけで40作品以上に出演しています。
光石研は50歳の時に「あぜ道のダンディ」でデビュー以来33年ぶりに映画主演
また、2011年、50歳の時には、「あぜ道のダンディ」で、デビュー以来33年ぶりに、映画で主演を務めています。

「あぜ道のダンディ」より。
光石研は58歳の時に「デザイナー 渋井直人の休日」で初の連続ドラマ単独主演
そして、2019年、58歳の時には、「デザイナー 渋井直人の休日」で、俳優生活40年にして、初の連続ドラマ単独主演を務めています。

「デザイナー 渋井直人の休日」より。
光石研の出演作品(映画)
それでは、最後に、光石研さんの主な出演作品をご紹介しましょう。
映画では、
- 1978年「博多っ子純情」

「博多っ子純情」より。
- 1980年「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」
- 1981年「セーラー服と機関銃」

「セーラー服と機関銃」より。薬師丸ひろ子さん(前列)の右後(後列中央)が光石研さん。
- 1982年「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」
- 1983年「BLOW THE NIGHT!夜をぶっとばせ」
- 1985年「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」
- 1986年「童貞物語」
- 1987年「極道の妻たちII」
- 1988年「・・・これから物語~少年たちのブルース~」
- 1989年「バカヤロー!2 幸せになりたい。」
- 1990年「遺産相続」
- 1991年「陽炎」
- 1992年「ひき逃げファミリー」
- 1993年「FRIED DRAGON FISH」
- 1994年「とられてたまるか!?」
- 1995年「勝手に死なせて!」
- 1995年「Love Letter」
- 1996年「難波金融伝 ミナミの帝王 劇場版パートⅧ」
- 1996年「Helpless」
- 1997年「プロゴルファー織部金次郎4 シャンクシャンクシャンク」
- 1998年「四月物語」
- 1998年「シン・レッド・ライン」
- 1999年「のど自慢」
- 2000年「オーディション」
- 2001年「EUREKA ユリイカ」
- 2002年「害虫」
- 2003年「新・刑事まつり 一発大逆転「リハビリ刑事」」
- 2004年「この世の外へ クラブ進駐軍」
- 2005年「パッチギ!」
- 2006年「ブラックキス」
- 2007年「バウムクーヘン」
- 2008年「悪夢探偵2」
- 2009年「感染列島」
- 2010年「猿ロック THE MOVIE」
- 2011年「毎日かあさん」
- 2011年「あぜ道のダンディ」
- 2012年「アウトレイジ ビヨンド」

「アウトレイジ ビヨンド」より。
- 2013年「恋する歯車」
- 2014年「家路」
- 2015年「ジョーカー・ゲーム」
- 2016年「無伴奏」
- 2017年「彼女の人生は間違いじゃない」
- 2018年「悪と仮面のルール」
- 2019年「ザ・ファブル」
- 2020年「青くて痛くて脆い」
- 2021年「バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~」
- 2022年「おそ松さん」
- 2023年「逃げきれた夢」

「逃げきれた夢」より。
- 2024年「夜明けのすべて」
- 2025年「でっちあげ~殺人教師と呼ばれた男」
光石研の出演作品(テレビドラマ)
テレビドラマでは、
- 1980年「ただいま放課後」
- 1981年「消防官物語・風に立て」
- 1982年「峠の群像」
- 1983年「おしん」
- 1984年「ドラマ人間模様「羽田浦地図」」
- 1985年「火曜サスペンス劇場 偽りの心中」
- 1986年「はね駒」
- 1987年「火曜サスペンス劇場 冷たいのがお好き」
- 1988年「とっておきの青春」
- 1989年「名探偵記者羽鳥雄太郎と駆け出し女刑事シリーズ」
- 1990年「翔ぶが如く」
- 1991年「世にも奇妙な物語 ざしきわらし」
- 1992年「課長たちの島」
- 1993年「RUN」
- 1994年「もう一つの家族」
- 1995年「ひとさらい」
- 1996年「ひまわり」
- 1997年「ギフト」
- 1998年「踊る大捜査線」
- 1999年「ケイゾク」
- 2000年「QUIZ」
- 2001年「HERO」
- 2002年「WOWOW開局10周年記念プライムサスペンス-カノン」
- 2003年「武蔵 MUSASHI」
- 2004年「新選組!」
- 2005年「義経」
- 2006年「喰いタン」
- 2007年「風林火山」
- 2008年「瞳」
- 2009年「深夜食堂」
- 2010年「ゲゲゲの女房」
- 2011年「下町ロケット」
- 2012年「とんび」
- 2013年「泣くな、はらちゃん」
- 2014年「紙の月」
- 2015年「ジョーカー・ゲーム」
- 2016年「奇跡の人」
- 2017年「おんな城主 直虎」
- 2018年「トドメの接吻」
- 2019年「時効警察はじめました」
- 2020年「エール」

「エール」より。光石研さんと二階堂ふみさん。 - 2021年「最愛」
- 2022年「帰らないおじさん」
- 2023年「だが、情熱はある」
- 2024年「春になったら」
- 2025年「アンサンブル」
ほか、非常に数多くの作品に出演しています。
「光石研の妻との馴れ初めは?子供は?父親と共演?自宅がおしゃれ!」に続く
「映画な仲間たち」より。
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16歳の時、映画「博多っ子純情」の主演で俳優デビューすると、以降、数多くのテレビドラマや映画で脇を固め、名バイプレイヤーとして活躍するほか、2011年の映画「あぜ道のダンディ」を皮切りに、時々、主演も務めている、光石研( …

































































