Pinned暇十朗#140字小説など@himajuroApr 20【おしらせ】 書影も出たのであらためて。 電撃文庫様から、 『M学園 冴島まきは帰りたい。』 2026年5月9日に発売します! M学園シリーズの素敵な楽曲、MVは YouTube等で見られますのでぜひぜひ! ツリーにも動画を貼っておきますね。22151512112153K53K
暇十朗#140字小説など@himajuroMay 11, 2025「彼氏が温泉旅行にいきたいらしくて」 「いいじゃん。外国人だったよね。ウッディだっけ?」 「アンディね。……いや実はさ、私最近タトゥーを入れちゃったの」 「マジで?」 「マジ。彼氏の名前。バレるかな」 「そりゃバレるでしょ。どこに入れたの」 「足の裏に『ANDY』って」 「ウッディじゃん」83837.4K7.4K128K128K10M10M
暇十朗#140字小説など@himajuroSep 28, 2024「ねえ店員さん、先月買ったこの本、死ぬほどつまんなくてさ。返すから返金して」 レジに面倒そうな客が現れたのを見て、俺は顔をしかめる。うちでは落丁などの不備以外では返品を認めていない。バイトくんはうまく対処できるだろうか。 「皆さんあちらの方に行かれますね」 ブックオフに誘導するな。2112118K8K108K108K8M8M
暇十朗#140字小説など@himajuroOct 6, 2024ずっと好きだった年上の女性に告白したところ、おずおずと言葉を返される。 「嬉しいけど、その、私は重いよ?束縛も強めだし、価値観が合わない部分も多いと思う。いいの?」 覚悟の上だ。問題ない。 「返信は三日以内にほしいし、デートも半年に一回はしたいよ?」 長命種の基準だと重いんだ、それ。1361366K6K102K102K7.5M7.5M
暇十朗#140字小説など@himajuroJul 29, 2024「カービィって可愛いよな」 「ゲームの?そうね」 「俺はディディディ大王が好きだけど」 「なんて?」 「ディディディ大王」 「……デデデ大王のこと?」 「日本だとそう発音するんだね」 「海外なら普通、みたいなノリやめろ」 「そんなおかしい?ディディディ大王」 「まず『おおきみ』と読むな」21121111K11K101K101K4.5M4.5M
暇十朗#140字小説など@himajuroOct 7, 2024彼氏のPCをこっそり調べたら、えげつない量のアダルト動画が入っていた。多少は覚悟していたものの、さすがにこの数は想定外だ。風呂から戻ってきた彼に黙って画面を見せると、すぐに察した様子。 「たぶん勘違いしてるな。大丈夫だよ」 勘違いもなにもないでしょ。 「俺はね、ちゃんと全部買ってる」3373374.5K4.5K85K85K8.2M8.2M
暇十朗#140字小説など@himajuroMay 6, 2025「私は無駄が嫌いでね」 「はい」 「浪費癖のある無能は不要。君たちスタッフに求めているのは下品な華美ではなく、突き詰めた機能美だ」 「はい」 「会話とて同じこと。無駄なく有意義な時間にしたい。わかるね?」 「はい」 「よろしい。端的に、結論のみを」 「田中課長が爆散しました」 「過程を」65657.2K7.2K85K85K4.8M4.8M
暇十朗#140字小説など@himajuroOct 1, 2024「お前って所作が綺麗だよな」 「育ち is goodだから」 「自ら泥を塗るなよ」 「実は裕福な家の生まれでね」 「初耳だわ」 「ここだけの話、実家には高価な絵画やら芸術品ばかりさ」 「マジか。御両親はなにをされてるの?」 「母は学芸員」 「おお」 「父は怪盗だね」 「マジでここだけの話にしよう」77774.1K4.1K80K80K3M3M
暇十朗#140字小説など@himajuroApr 7, 2025「ねえ店員さん、先月買ったこの本、死ぬほどつまんなくてさ。返すから返金して」 レジに面倒そうな客が現れたのを見て、俺は顔をしかめる。うちでは落丁などの不備以外では返品を認めていない。バイトくんはうまく対処できるだろうか。 「皆さんあちらの方に行かれますね」 ブックオフに誘導するな。91914.9K4.9K80K80K5.2M5.2M
暇十朗#140字小説など@himajuroJan 18, 2024「学生時代のアダ名?デネブだったけど」 夫の口から飛び出した単語が予想外で、思わず茶を吹き出す。で、デネブ?名前に掠ってもいないじゃん。 「窓際の席でいつも寝たふりをしてたんだけど、同じことをしてたやつが前列と廊下側にもいてさ」 夫が空に三角を描く。 「俺がデネブ。アルタイル、ベガ」3173179K9K78K78K5.2M5.2M
暇十朗#140字小説など@himajuroJan 24, 2025「カービィって可愛いよな」 「ゲームの?そうね」 「俺はディディディ大王が好きだけど」 「なんて?」 「ディディディ大王」 「……デデデ大王のこと?」 「日本だとそう発音するんだね」 「海外なら普通、みたいなノリやめろ」 「そんなおかしい?ディディディ大王」 「まず『おおきみ』と読むな」63635.5K5.5K76K76K3.2M3.2M
暇十朗#140字小説など@himajuroJan 22, 2025「あなた、彼じゃないでしょ。ドッペルゲンガーってやつ?」私の指摘に、彼と同じ姿をしたナニカはぐにゃりと笑った。「恋人ってのは恐ろしいね。家族でさえ気づけない俺の入れ替わりを、まさか見抜くとは。容姿に差異はないはずだが」 「本物の彼は山奥に埋めたもの」 「本物の彼は山奥に埋めたの?」91916.1K6.1K76K76K5.3M5.3M
暇十朗#140字小説など@himajuroOct 28, 2024「──あなた、18歳なのね。生きていれば私の娘も同い年だったわ」 偶然知り合ったおばさまは、遠い目でそう話す。悲しい話だ。ただ私は霊感が強いので、おばさまの隣で『だからタメ口でいいよー』と笑う少女がずっと見えている。 「こら。お姉さんに失礼でしょ」 あ、おばさまも見えていらっしゃる。75753.4K3.4K73K73K4.2M4.2M
暇十朗#140字小説など@himajuroMay 15, 2024コンビニでバイト中、着物にちょんまげの男がすごい勢いで詰め寄ってきた。 「つ、つかぬことをお聞きする!今はいったい何年でござるか!?」 なんだこいつ。なにかの罰ゲームか。 「2024年ですが」 それを聞いた男は崩れ落ちる。迫真だけど、まさか本物の侍? 「に、二百年前だと……」 未来人……?1261266.2K6.2K73K73K4.9M4.9M