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Yumiko YOKOTA
@derobement
横浜美術大学助教。博士(文学)。専門は現代フランス哲学(バタイユ、ナンシー、エクリチュール・フェミニン)。ハムスター愛(よもぎ&ぽんず🌈)。「優雅な生活が最高の復讐である」を胸に、文化人・教養人になろうプロジェクトを展開中。伊藤潤一郎と哲学コレクティブ「敷衍(パラフラゼ)」始動。エッセイスト。わくわくバランス!
東京と神奈川の境目
Joined December 2015
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    友人の貯金額を聞いて心底驚いたのだが、毎週映画に行かない、サブスク複数入会しない、研究費以外で本買わない、展示もコンサートも観劇もいかない、図録買わない、服買わない、家賃がうちの半分とかだとちゃんとしっかり貯金ができることを知ったのだが、多分それだと私の精神が死ぬ。
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    10万円給付の件、色々なひとから「10万円渡してあげないぞ」系の冗談を世帯主に言われたと聞く。冗談でも言っちゃいけない。分配するっていうのはやはり権力問題なの。それは権力を振りかざしているので冗談では済まされないの。冗談じゃなく本当に受け取れないひともいるし、聞くだけで心底腹が立つ。
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    タクシーに乗ったら学生かと聞かれて、いや学者ですって答えたら、笑いながら博士号とか持ってんのって聞かれて、持ってることを答えたら「先生、男の人でしょ? 一対一で指導とかするんでしょ? 「そういうこと」だよね」ってニヤニヤしながら言われた。やれやれ、はやく滅びてくれないかな。
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    ちなみに神奈川近代文学館には寿司喫茶すすすというお店があり、なんとお寿司が食べられる。見ていると、女性で左利きの板さんで、左利きの板前の知り合いがいるので珍しい!と思ったし、なんだか『舟を編む』みたいでよい。しかも冷凍のネタを使ってないみたいで、大変美味。ぜひ行くべし。
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    そのあとも目ざとく指輪を見つけられて既婚女性が一人で出張なんて有り得ないとか、女性の大学の先生は海外に出張したり半年だけ海外行ったりして、子供も産まないし俺なら離婚だなって言われた。なんというか車内に女性蔑視が渦巻いていた。もはや怒るというより、滅びてくれないかな、という気持ち。
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    今日もデパートで熨斗を書き始めた瞬間「右は旦那様のお名前ですよ!」って凄い勢いで止められた。伊勢丹も髙島屋もそごうも100発100中で言われる。貴方達が「マナー」だと思っているものを知らないわけじゃない、だけど必ず男性を目上だとするイデオロギーやシステムを私に強制しないでほしい。
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    科研費のルールみたいに、裏金とかやってたひとは5年とか10年とか政治活動ができない仕組みにすればいいのに。あとペンの一本まで検収してほしい。科研費で研究者にやらせてることを自分たちにも適用すべし。
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    なんかちょっと心配になって資産運用診断みたいなのをしてみたが、おまえの生活だと老後のために7500万は必要だぞって出て、毎月確実にいくら貯金できる?って聞かれて2万円……?って答えたからもうダメだ。一攫千金しかない。
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    世帯主に「頼んで」振り込んでもらうとか、そういう話を見聞きすると、この給付方法の問題点がよく分かる。当然の権利として受け取れるものなので、世帯主に頼んだりお願いしたりお礼を言ったりしなくていい。だけど心情として、お金をもらうときにはそういう反応をしがち。この構造が問題。
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    郵便受けを見たら、翻訳本の印税支払いにかんするマイナンバー収集の書類の苗字が、私の苗字ではなく夫の苗字になっていた。私は戸籍名も横田で、訳者名も横田で、伝えた銀行口座の名義人名も横田で……どこにもこんな苗字のひとはいないのに。ちょっと立ち直れない。明日、夫が問い合わせるそう。
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    ブルジョワ展、はっきり言って合わなかった。家族や他者への依存度が高すぎてキツい。壁の「そっとあやしてほしいだけ」で身の毛がよだつ。家族との距離感を作品に昇華したものだと三菱一号館でやってたソフィ・カルがめちゃくちゃよかったけど、それとは対照的な作品。これではエンパワーされない。
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    ちなみにうちの方針は、夫の親族なり友人なりに送るときは、熨斗の名前は夫が右、妻の親族なり友人なりに送るときは、熨斗の名前は妻が右にしてる。連名宛名の順番もそれと同様に。どっちが主になるかなんて、その時々によって違うんだよ。夫婦に勝手に上下関係があるように刷り込んでくるな、と思う。
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    学会の懇親会なんて8割がたハラスメントに遭うか嫌なこと言われるので、「安全そうなひとの近くに座りたい」ってめっちゃ身構えて参加してます。学会発表より懇親会が本質的だと思えるのは、お酒が飲めるかどうか、その場で強者かどうか(たとえば男性や専任教員)が強く作用してるのでは。
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    もう新聞かなんかに投書しようと思う。夫も別の新聞に書くらしい。生活のなかの小さな政治、頑張って続ける。