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@aiwilled
Joined May 2023
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    スピッツの「さよなら、君の声を抱いて歩いていく」という歌詞、人が五感の中で一番最初に忘れてしまうのが聴覚なので、声をおぼえているという約束は、あなたの声も顔も仕草も匂いも触れた感触も、ずっと何ひとつ忘れませんという意味になるのだと教えてもらった、そういう曲の解釈をたくさん知りたい
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    最近観たドラマに、「欲しいものを手に入れた人と手に入らなかった人がいて、一番欲しいものが手に入らなかった人は、もう他になんにも欲しくなくなってしまう」という凄まじいセリフがあって、呪いみたいに心に留まってしまった
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    人生は1回だから、ほんとうに1回なのだから、会いたい人には会いに行って、好きな人には好きだと伝えて、なりたいものになろうとして、1つも言い残すことがないように、思い残すことがないように、ただただ自分だけの尺度で、信じるに足る瞬間を重ねていくしかないのかもしれない
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    私は本当は文学部に入りたかった法学部生だったけど、人が何を許せなくて、誰を守りたくて、どんな事件を起こして、法廷でどんな言葉を話して、そして人が人をどんな価値のもとで裁くのかということは、もうほとんど物語を読むのと同じことで、四年間少しも退屈しなかった
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    「幸せかどうかは一旦置いておいて、私は私の人生をとても気に入っている」というスタンスで生きている人と稀に出会うことがあって、得体の知れない魅力があるなといつも思う
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    どんなに無傷に見える人でも、後悔があって、会えなくなった人がいて、眠れない夜があって、救われている芸術があって、日々飲み込んでいる言葉があって、たくさんの我慢と優しさがその人を無傷に見せているだけで、人は誰もがその人だけの地獄の上に立っていることを忘れたくない
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    今はもう消えてしまった投稿なのだけど、物語を書く理由について川上未映子が以前こう言っていて、なんて鋭くて美しい動機なんだろうと思った
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    メールアドレスの中で生き続けている実家の犬、パスワードを間違える度に尋ねられる旧姓、母のそれと本当によく似てきた妹の廊下を歩く足音、失くしたようで失くしていなかったものたちのこと、「人生は花火に例えるよりはもう少し長くあると私は思いたい」と言っていた人のことを久しぶりに思い出した
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    金曜の新宿、はだしで笑いながら甲州街道を駆けていく女の子と、その後ろを靴を持って困ったように追いかけていく男の子がいて映画かと思った
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    ある小説のセリフなのだけれど、「すすんで嫌われる必要もないけど、無理に好かれる必要もないじゃない。もちろん好かれるに越したことないんでしょうけど、でも、好かれるために生きてる訳じゃない」というマインド、社会人生活においてちょうどよい温度だなと思っている
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    とても無口な友達が、日記アカウントみたいな彼女のInstagramを教えてくれて、最新の投稿が「もう少し空気が冷たくなったら、私はもっと世界を好きになり、もっとさみしくなり、もっと逃げ出したくなるんだろうな、と思いながら眠った」と結ばれていてとてもよかった、この世界には文豪が多すぎる
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    柄にもなく会社の採用面接をさせられたのだけど、とても優秀だった女の子が「聞こえのいいことを言う会社ばかりの中で、騙されてもいいと思えるような人に会えた会社に入ろうと思っています」と言っていて即合格で上申した、年収でも世間体でもなく、誰と出会って何を話すかがあなたの人生の質になるよ
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    偶然乗ったタクシーの運転手に誰にも言えない悩みが話せたり、久しぶりに会った元恋人とあの頃できなかった話ができたり、旅先で出会う人と身の上話をしたり、そういうのなぜなのだろうと思っていたのだけれど、川上未映子が「あなたが私の人生の登場人物ではないから」と言っていて、なるほどと思った
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    会いたい人に会えなくなってからが人生の本番だし、好きだった曲が響かなくなってからが芸術の本番だし、人と人は等しい強さでは引き合えないことが分かってからが愛の本番だし、いろんなことを知って悩んで、訳が分からなくなって、もういっそ取り返しのつかないことがしたいと思ってからが夏の本番