初めて来院される方の当日の流れ
2026年4月20日
こんにちは。
歯科助手・トリートメントコーディネーターの川上です。
だんだんと暖かい日が増え、春らしい心地よい季節になりましたね。
新生活が始まり、新しい環境や生活リズムにも少しずつ慣れてきた頃ではないでしょうか。
忙しい毎日の中で、ついつい後回しにしてしまいがちなお口のケアですが、今回は初めてご来院いただいた方の当日の流れについて、わかりやすくご紹介します。

◉問診票記入
ご来院後、問診票の記入をしていただきます。
問診票には、
・お名前やご連絡先などの基本情報
・現在の症状や来院のきっかけ
・全身の健康状態や服用中のお薬、
アレルギーの有無
・これまでの歯科治療で気になったこと、
治療に対するご希望やご不安
などについてお伺いしております。
これは、安全に治療を進めるための大切な情報となりますので、わかる範囲でご記入いただければ大丈夫です。
◉問診
スタッフが記入していただいた問診票をもとに、いくつかご質問させていただきます。
気になることやご不安なことがあれば、どんな些細なことでも遠慮なくお話しください。
問診が終わりましたら、
・医院についてのご説明
・今後の治療の進め方
・本日の流れ
・通院にあたってのお願い
・担当ドクターのご紹介
をさせていただきます。

◉検査
・レントゲン撮影
・口腔内写真撮影
お口の状態を正確に把握するために、レントゲン撮影や口腔内写真の撮影を行います。
レントゲンでは、歯や顎の骨の状態、目に見えない部分まで確認することができます。
また口腔内写真では、現在のお口の状態を記録し、詰め物や被せ物の形、歯茎の色、歯磨きの状態、歯並びなどを目で見てわかる大切な資料です。
◉ドクターによる診査・診断
検査・資料撮影後、実際にドクターがお口の中を確認し、歯や歯茎の状態を確認していきます。
◉現状の説明
検査結果をもとに、現在のお口の状態について詳しくご説明いたします。
虫歯や歯周病の有無、詰め物や被せ物の状態などを、写真やレントゲンを用いながらわかりやすくお伝えします。
当院では、しっかりと診査・診断を行い、適切な治療計画を立てたうえで治療を進めることを大切にしています。
そのため、初診時はお口の状態の把握と説明がメインとなりますので、基本的にはここまでで終了です。
お痛みがある場合や、緊急性が高いとドクターが判断した場合には、その日に必要な処置を行いますので、ご安心ください。
いかがでしたでしょうか。
初めての場所や治療は、どなたでも緊張されることと思います。
当院では、患者さまに安心して治療を受けていただけるよう、丁寧な説明を心がけています。
ご不安なことやご心配なことがございましたら、どうぞ遠慮なくお伝えください。
最新機器Er:YAGレーザーを入荷予定です!
2026年4月6日
こんにちは。歯科医師の津田です。
4月に入りましたね!今年度は当院に7人も入職してくれました🌸
とてもいい子たちなので今後がとても楽しみです。
さて、当院に新スタッフだけではなく、Er:YAGレーザーという機器も新入りします♡

今回はEr:YAGレーザーについて説明していきます。
どんなレーザーかというと、水分に反応して蒸散(ミクロ爆発)を起こすことで組織を削るものです。
特徴として、キーンという音や振動がほぼありません。
また熱ダメージが少ないので、組織に優しいです。
むし歯を削ったりすることもできます。
硬組織だけではなく軟組織にも使用できる機械なので歯周病の治療やメタルタトゥーの治療など用途はさまざまあります。
当院では歯周病治療で主に使用する予定です。
歯周ポケット内の汚れを取ったり、殺菌効果も期待できます。

またポケットの入り口付近の血をかためて封鎖できるので、オペ後に細菌が入りづらいようにすることも可能です。
そして侵襲が少ないので、外科処置でリスクが高めの糖尿病患者さんにも応用が可能と言われています。
歯周病治療にもより力を入れて、患者さんに喜んでいただけるよう最新の機器を取り入れて処置していく予定なので、ぜひご来院お待ちしております!
保険の入れ歯と、自費の入れ歯は何が違う?
2026年4月1日
こんにちは。
歯科医師の蔡です。
桜も満開になり、だんだんと春らしい日も多くなってきました。
今日は入れ歯について話していこうと思います。
歯を抜かなければいけなくなった時に行う治療は、インプラント。ブリッジ。入れ歯の大きく3つにわけられます。
どの治療にも保険診療と自費診療の治療があり、内容によっては日常生活の満足度が大きく変わってくる事も多いです。
入れ歯(義歯)は、保険診療と自費診療で「材料・見た目・装着感・設計の自由度」が大きく変わります。
当院で作成できる入れ歯は4種類あり、それぞれに特徴があります。
https://www.funabashidc.com/denture/
① 保険の入れ歯

特徴
・保険適用で費用が抑えられる
・レジン(プラスチック)で作製
・部分入れ歯は金属のバネ(クラスプ)が見える
メリット
・安価で作れる
デメリット
・厚みがあり違和感が出やすい
・見た目が気になることがある
・ちゃんと噛めずに生活しずらい
② ノンクラスプデンチャー(バネのない入れ歯)

特徴
・金属のバネを使わないため見た目が自然
・柔らかい素材でフィットしやすい
メリット
・入れ歯だと気づかれにくい
・違和感が少ない
デメリット
・修理が難しい場合がある
・噛む力はやや弱め
・適応症が限られる
③ 金属床入れ歯

特徴
・床部分に金属(コバルトクロムやチタン)を使用
・非常に薄くて丈夫
メリット
・違和感が少ない
・設計の自由度が増すので、きちんと噛めるように設計できる。
・長持ちしやすい
デメリット
・保険の入れ歯に金属を足しただけの作成法では、大きなメリットにならない。
④ BPSデンチャー(Biofunctional Prosthetic System(生体機能的補綴システム)

特徴
・精密な型取りと咬合設計で作る高精度入れ歯
・BPSデンチャーは認定を受けた歯科医院・歯科技工士のみ取り扱うこと出来る。
・見た目・噛み心地・安定性すべてを重視
メリット
・外れにくくよく噛める
・見た目が非常に自然
・フィット感が高い
デメリット
・費用が最も高い
・この治療をできる医院は限られている。
当院では個人のお口の中の状態、嚙み合わせを診断し、一人一人に合わせた最適な治療法を提案するようにしております。
お口の中でお困りのことがございましたら、気軽に相談してください。
https://www.funabashidc.com/denture/
歯科衛生士おすすめ!毎日の口腔ケアを変える優秀グッズ6選!
2026年3月9日
こんにちは。
歯科衛生士の宮内です。
厳しい寒さが落ち着き始め、春の訪れを感じる季節をなりました。
季節の変わり目、みなさん体調を崩さずにお過ごしください。
本日は歯科衛生士の視点から、毎日の歯みがきをワンランクアップさせる「おすすめ口腔ケアグッズ」をご紹介します。
「毎日歯みがきしているのに、むし歯や歯ぐきのトラブルがある…」
そんな方は、使っているケアグッズを見直すだけで改善することも多いです。
今回は、歯科衛生士が実際に患者さんにもよくおすすめする、効果的な口腔ケアグッズをご紹介します。
1. 歯科専用の歯ブラシ
市販の歯ブラシも良いですが、歯科医院で販売されている歯ブラシは
・種類が豊富
・歯ぐきに優しい
・奥歯まで届きやすい
など、プラーク除去効率を重視して設計されています。
歯科医院で歯ブラシを購入する場合、歯科衛生士が患者さんの口腔内に合った歯ブラシを処方いたします。
歯ブラシの種類がたくさんあり悩んでしまう方は、歯医者で購入することをおすすめします。
2. デンタルフロス(むし歯予防の必須アイテム)
実は、歯ブラシだけでは約60%しか汚れは取れません。
残りの汚れの多くは歯と歯の間です。
そこで必要なのがデンタルフロス。
種類
・ホルダータイプ(初心者向け)
・糸巻きタイプ(慣れている人向け)
毎日1回使うだけでも、むし歯・歯周病の予防効果が大きく変わります。

3. 歯間ブラシ(歯ぐきケアに効果的)
歯と歯のすき間がある方には、歯間ブラシがおすすめです。
特に
・歯周病が気になる
・歯ぐきが下がってきた
・ブリッジがある
という方には必須のケアアイテム。
サイズが合っていないと
・歯ぐきを傷つける
・汚れが取れない
ため、歯科医院でサイズを確認してもらうのが理想です。

4. マウスウォッシュ
マウスウォッシュは歯みがきの代わりではなく補助ケアとして使います。
効果は
・口臭予防
・細菌の増殖抑制
・お口のリフレッシュ
就寝前や外出前の使用がおすすめです。
ただし、アルコールが強いものは口が乾燥しやすいため注意です。

5.舌ブラシ(口臭対策)
口臭の原因の一つが**舌の汚れ(舌苔)**です。
歯ブラシで舌を磨く方もいますが、実はこれは舌を傷つける可能性があります。
舌専用ブラシなら
・舌に優しい
・効率よく舌苔除去
朝のケアに取り入れると口臭予防に効果的です。

6.フッ素入り歯みがき粉
むし歯予防にはフッ素配合歯みがき粉がおすすめです。
フッ素の働き
・歯を強くする
・再石灰化を促す
・むし歯菌の働きを抑える
最近は**高濃度フッ素(1450ppm)**の歯みがき粉が主流になっています。
ポイント
・すすぎは少量の水で1回だけ
これにより、フッ素をお口の中に残すことができます。
まとめ
毎日の口腔ケアは、道具選びで効果が大きく変わります。
歯科衛生士として特におすすめの基本セットは
・歯ブラシ
・フロス
・フッ素歯みがき粉
この3つを習慣にするだけで、むし歯や歯周病の予防効果は大きく向上します。
さらに大切なのは、定期的な歯科検診とプロフェッショナルケアです。
セルフケアと歯科医院でのケアを組み合わせて、健康なお口を保ちましょう。
歯周病と糖尿病の関係について
2026年2月24日
医院ブログを読みに来て頂いた皆さんこんにちは今晩は、歯科医師の鈴木です。
最近は日差しも暖かくなり過ごしやすい天気が続くようになりましたね。
と言いつつも朝晩はまだまだ冷え込みます。
インフルエンザ等の感染症も多いと聞きます。
寒暖差が大きい今、皆様も体調には十分に気をつけてお過ごし下さい。
さて今回は歯周病と糖尿病の関係についてお話ししていきたいと思います。
歯周病と糖尿病は双方関係にあります。

①糖尿病があると歯周病の発症リスクが上がる又は歯周病を悪化させる。
糖尿病がある方は一般の人と比べて2.6倍も歯周病にかかりやすいという研究データがあります。
糖尿病によって
白血球の機能低下(免疫力低下)が起こり細菌感染しやすくなります。また血管障害による血流の低下が起こり酸素運搬能の低下し、免疫細胞(白血球)が感染部位に届きにくくなります。
歯周病菌は酸素がない環境を好む為より歯周病菌が増殖しやすい環境になります。
②歯周病は糖尿病を悪化させる

歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。
炎症が起きている歯周病組織からはTNF-αと言う炎症性サイトカインが放出されます。
このTNF-αは、全身のインスリンの働きを悪化させ、血糖コントロールを困難にします。

③歯周病治療によって糖尿病が改善される?
歯周治療によって糖尿病が改善されると言われております。
歯周病治療を行う事で歯周病の原因となっている歯石等を除去し炎症をコントロールすればインスリン抵抗性も改善され血糖コントロールも改善されます。
糖尿病の検査値(ヘモグロビンA1c)の改善度は平均0.4%くらいと言われています。
歯周病と全身の健康
歯周病は糖尿病だけでなく心筋梗塞、脳梗塞、早産・低体重児出産、誤嚥性肺炎などの重篤な全身疾患に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、口の中だけの問題として捉えず、全身管理の視点からケアしてくれる歯科医を持つことが推奨されます。

④まずはかかりつけ歯科医を見つけよう
かかりつけ歯科医を持つメリット
- 継続的な健康管理: 過去の病歴や体質を把握しているため、わずかな変化にも気づきやすく、早期発見・早期治療につながります。
- 予防・重症化の防止: 定期的な健診やクリーニングを通じて、虫歯や歯周病の進行を未然に防ぐことができます。
- 適切な専門医療への連携: 必要に応じて大学病院や他科の専門医、を紹介するコーディネーターの役割も果たします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
単に虫歯を治すだけでなく、乳幼児期から生涯にわたり、皆様の口腔内の健康維持や予防、さらには全身の健康増進をサポートできるよう全力で取り組んでいきたいと思います。
デジタル技工と歯科治療の関係について
2026年2月9日
こんにちは!歯科技工士の今井です🦷
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あっという間に2月になりましたね⛄️
立春がすぎたこの時期は、1年で最も寒い時期と言われているそうです。
みなさまお身体に気をつけてお過ごしください!
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今日は、デジタル技工と歯科治療の関係についてお話していきます。
近年、歯科医療の現場では「デジタル化」が急速に進んでいます。
その中でも重要な役割を担っているのが 「デジタル技工」 です。
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「技工」と聞くと、歯の被せ物や詰め物を作る裏方の作業というイメージがあるかもしれませんが、
実はこの分野の進化が、治療の質そのものを大きく変えています。
今日はなかなか知る機会のない「デジタル技工」についてお話していきます!
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■ デジタル技工とは?
従来は、粘土のような印象材で歯型を取り、石膏模型を作り、
歯科技工士が手作業で補綴物(被せ物・詰め物など)を製作していました。
デジタル技工では、
• 口腔内スキャナーで歯を撮影
• コンピューター上で設計(CAD)
• 機械で削り出して製作(CAM)
という流れで、歯型から技工物製作までをデータ化して行っています。
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■ 歯科治療にどんなメリットがあるの?
① 精度が高く、長持ちしやすい
デジタルスキャンにより、非常に細かい歯の形までデータとして再現できます。
そのため、被せ物や詰め物の適合が良くなり、• 外れにくい
• むし歯の再発リスクが下がる
• 治療が長持ちしやすい
といったメリットにつながります。
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② 治療期間の短縮
データはすぐに技工所へ送信できるため、従来のような模型の郵送が不要になります。
症例によっては短期間で補綴物が完成することもあり、通院回数の軽減にもつながります。
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③ データ保存ができる安心感
口腔内データは保存できるため、
• 破損時の再製作がスムーズ
• 治療前後の比較が可能
• 将来の治療計画に活用できる
など、長期的な口腔管理にも役立ちます。
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④ 医院と技工所の連携強化
歯科医師と歯科技工士が同じデータを見ながら設計を確認できるため、
• 咬み合わせ
• 形
• 見た目
のズレが少なくなり、より質の高い治療が実現します。
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■ デジタル技工が活躍する治療
• セラミックの被せ物や詰め物
• インプラント治療
• マウスピース矯正
• 義歯(入れ歯)
など、さまざまな治療分野で活用されています。
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■ まとめ
デジタル技工は単なる機械化ではなく、
治療の精度・安全性・患者さまの満足度を高めるための技術です。
これからの歯科医療は、
「治療」+「デジタル技工」 が当たり前の時代へと進んでいます。
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患者様により快適でより精度の高い治療を提供できるよう、
当院でもデジタル技術を活用し最新鋭の設備を整えております。
気になることがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
みなさまのご来院をお待ちしております!
歯科助手の一日
2026年1月26日
こんにちは。
歯科助手・トリートメントコーディネーターの川上です。
新年が始まって、あっという間に1月も終わりを迎えようとしています。
まだまだ寒い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今回のブログは「歯科助手の一日」についてです。
歯科助手と聞くと皆さんどのようなイメージをお持ちでしょうか?
・水や唾液を吸ってくれる人!
・先生の横にいるお姉さん!
…どれも正解です😊
ただ歯科助手のお仕事はこれだけではありません。
そんな当院の歯科助手の一日をお伝えしていきます。
【8:30〜朝礼・朝掃除】
8:30までに身だしなみを整えて出勤します。
当院では8:30〜8:45まで朝礼を行なっています。スタッフの人数が多いため、一週間に一度担当の曜日が決められており、朝礼に参加しない人が朝掃除・診療の準備を行います。
朝礼では、報連相や今日一日の目標などを共有します。朝から元気よく挨拶し明るい朝礼です!!


【9:00〜診療開始】
午前中の診療が始まります。
基本的には診療の準備・補助がメインですが、その他にも、
・器具の洗浄・滅菌・片付け
・電話対応
・翌日のオペや技工物の準備
・発注業務、発注した物の片付け
・患者さんのデータ移行
などを行っております。

◉バキュームについて
歯科助手のお仕事の一つであるバキュームについてご紹介します。
治療中に出るお水や唾液を吸う器具のことを「バキューム」と言います。


バキュームはお水や唾液を吸うだけではありません。歯を削る機械などでお口の中が傷つかないように、舌や頬を保護したり、歯科医師が治療しやすいようにお口の中のスペースを確保する役割もあります。
お口の中はとても繊細な場所です。
治療中、少しでも不快感や違和感がありましたら、遠慮なくお声がけください。
【13:00〜14:20、お昼休憩】
待ちに待ったお昼休みです🍱✨
基本的にお昼休みは自由ですが、
ミーティングをしたりカルテを書いたり練習をしたり様々です。
【14:20〜午後の診療の準備、
14:30〜午後の診療開始】
14:20にはお昼休みから戻ってきて診療の準備をします。
14:30〜午後の診療が始まります。
午後も基本的に午前中とやることは同じです。
【18:00〜診療終了、締め作業】
午後の診療が終わり次第各自締め作業に入ります。
主に器具の洗浄・滅菌がメインですが、ユニット周りや床なども綺麗にした状態で帰宅します。

いかがでしたでしょうか☺️?
歯科助手は表に出る仕事ばかりではありませんが、先生のもう一つの手として、患者さんが安心して治療を受けられるように日々サポートしています。
怖いな、不安だな、先生には言いにくい…などありましたら、いつでもお気軽にお声がけください。
歯科助手は、患者さんにとっていつでも一番身近な存在でいられるよう努めています。
冬に多いお口のトラブル
2026年1月24日
こんにちは、歯科医師の大石です。当院のブログをご覧いただきありがとうございます
新しい年を迎え、寒さが一段と厳しくなってきましたね。実は、冬は季節特有の要因から、お口のトラブルが増えやすい時期であることをご存知でしょうか?
今回は「冬に多いお口のトラブル」をテーマに、その原因と対策について分かりやすく解説します。
1. 冬に「歯がしみる」のはなぜ?
冬になると「冷たい水でうがいをすると歯がキーンとしみる」というご相談が急増します。これには主に3つの理由があります。
- むし歯による痛み: 虫歯が進行してくると冷たい水が染みることがあります。虫歯の程度によっては神経を取る必要があることも…
- 歯周病で歯茎が下がることでの痛み:歯周病で歯茎が下がると根っこが露出して染みやすくなります。
- 歯が削れたり、ヒビによる痛み: 噛み締めや歯磨きのし過ぎによって歯が一部欠けたり、ヒビが入ることで冷たい水が染みることがあります。歯医者さんですら見落としてしまうこともある細かいヒビが入っていることも…
- 酸性食品などによるもの:お酢や清涼飲料水などの酸性食品の頻回摂取を行うと歯が溶けて滲みやすくなることがあります。
- ホワイトニングなど薬剤によるもの:ホワイトニングの薬剤を使用すると染みることがあります。適量を適正に使用し、異常が出たら相談しましょう。
【対策】
単純な知覚過敏であれば知覚過敏用の歯磨き粉で改善することもあります。虫歯などの病気が隠れていることもあるので気になる方は早めの受診をお勧めします。
2. お口の中も「乾燥」に注意!
冬は空気が乾燥していますが、実はお口の中も乾燥しやすくなっています。
- ドライマウスの進行: 外気の乾燥に加え、暖房器具の使用、水分摂取量の減少によって唾液の分泌量が減り、お口の中が乾いてしまいます。
- 唾液の重要な役割: 唾液には「お口の中を洗浄する」「細菌の繁殖を抑える」「再石灰化(歯を修復する)」という大切な働きがあります。
唾液が減ると、虫歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、口臭の原因にもなります。年齢とともに唾液の量が減ることがあります。
【対策】
こまめな水分補給を心がけましょう。また、よく噛んで食べることで唾液の分泌を促したり、唾液腺マッサージを行うのも効果的です。唾液を作る唾液腺の病気も隠れていることがあります。
3. 歯ぐきの腫れと免疫力の関係
「年末年始の忙しさが落ち着いた頃に歯ぐきが腫れた」という方も多くいらっしゃいます。
冬は寒さによるストレスや、不規則な生活(忘年会・新年会など)で免疫力が低下しがちです。普段は大人しくしている歯周病菌が、体の抵抗力が弱まった隙を狙って暴れ出し、炎症を引き起こします。
【対策】
十分な睡眠とバランスの良い食事をとり、免疫力を維持しましょう。また、疲れが溜まっている時こそ、丁寧なブラッシングを心がけてください。
お口の健康を守るために
冬に起こりやすいお口のトラブルについて説明しました。
「冷たい水がしみるだけだから」「ちょっと腫れただけだから」と放置せず、違和感があればお早めにご相談ください。万全のケアで、寒い冬も健やかなお口で過ごしましょう!
あなたの親知らず、抜くべき?残すべき? – 判断基準と注意点
2025年12月27日
こんにちは!歯科医師の水野です。
早いもので今年も残すところ数日になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
親知らず(智歯・第三大臼歯)は、多くの方が一度は悩むテーマではないでしょうか。「痛いから抜いた方がいい?」「まっすぐ生えているなら残していい?」など、疑問は尽きません。
今回は、「抜歯した方が良い親知らず」と「そのまま残せる親知らず」の判断基準をわかりやすく解説します。
🦷抜歯が強く推奨される親知らず
親知らずの抜歯が必要かどうかを判断する最も重要な基準は、「病気やトラブルの原因になっているか」、または「将来的に重大なトラブルを起こす可能性が高いか」です。

1. 隣の歯を脅かす親知らず
親知らず自体は無症状でも、隣に生えている大切な第二大臼歯(奥から2番目の歯)に悪影響を与えている場合は、抜歯が強く推奨されます。
• 隣接歯の虫歯: 中途半端に生えている親知らずと隣の歯の間に汚れが溜まり、隣の歯を深く虫歯にしてしまう。
• 隣接歯の歯周病: 親知らず周囲の歯周ポケットが原因で、隣の歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けてしまう。
• 歯根の吸収: 埋まっている親知らずが、隣の歯の根を圧迫し、吸収させている。
2. 病的な変化を起こしている親知らず
親知らず自体に何らかの病変がある場合も抜歯の対象です。
• 智歯周囲炎の再発: 腫れや痛みが繰り返し起きる場合。
• 治療困難な虫歯: 傾いて生えているなど、通常の治療器具が届かず、虫歯の治療や清掃ができない場合。
• 嚢胞(のうほう)や腫瘍の形成: 埋伏した親知らずの周囲に袋状の病変や腫瘍ができている場合。

🦷そのまま残せる親知らず
一方で、親知らずが健康な状態を保ち、トラブルを起こしていない場合は、抜歯せずに残すという選択肢が優先されます。

1. 機能している親知らず
• まっすぐ生えて噛み合わせに参加している: 上下の歯としっかり噛み合っており、清掃状態も良好で、虫歯や歯周病の心配がない場合。将来、ブリッジなどの土台(支台歯)として使える可能性もあります。
2. 完全に埋まっていて無症状の親知らず
• 完全に骨の中に埋伏し、無症状: レントゲンやCTで確認して、隣の歯にも影響がなく、嚢胞などの病変も見られない場合。この場合、将来的な病変発生を防ぐため、定期的な経過観察が必要です。

🦷抜歯を考えるなら「若いうちに」
もし、あなたの親知らずが抜歯の適応であると診断された場合、一般的に15歳〜25歳頃の抜歯が推奨される傾向があります。
これは、年齢が若いほど、親知らずの根が完全に完成しておらず、骨も柔らかいため、抜歯の手術自体が比較的容易で、術後の回復も早いためです。高齢になるほど、骨が硬くなり、手術の難易度や合併症のリスクが高まる傾向があります。
🌟 大切なのは「個別診断」です
親知らずの抜歯は、患者さんごとのお口の状態、レントゲンやCTの所見、そして全身の状態を総合的に判断して決定されます。
「痛くないから大丈夫」と自己判断せず、まずは一度、歯科医院での精密な検査を受けることをお勧めします。当院では、患者さんの負担を最小限に抑えつつ、安全で確実な治療計画をご提案いたします。
ご自身の親知らずの状態についてご不安な方は、お気軽にご相談ください。
銀歯と白い被せ物どっちがいい?
2025年12月15日
こんにちは!歯科医師の津田です!
あと2週間ちょっとで今年が終わりますね🥹
1年あっという間です🫢
さて、銀歯と白い被せ物についてです。
むし歯が大きい歯や根管治療をした歯などには被せ物を行うことが多いです。
銀歯はいわゆる金銀パラジウム合金という材料でできている被せ物です。

【メリット】
・保険適応で費用が安い
・強度がある
【デメリット】
・色が目立つこと
・二次カリエス(むし歯)になりやすい
→歯と銀歯はピッタリ接着しないので隙間から細菌が入り込みやすいため
・歯ぐきが黒ずむことがある
・金属アレルギーのリスクがある
保険でも歯の部位によって白い被せ物ができます。
CAD/CAM冠というプラスチック系の材料でできている被せ物です。

【メリット】
・白くて目立ちづらい
・保険適応で費用が安い
【デメリット】
・割れたり欠けやすい
→咬合力が強い人、歯ぎしりやくいしばりをする人には向いてません
・二次カリエス(むし歯)になりやすい
→細菌や汚れがつきやすい材料のため
メリットに比べてデメリットが多いです。
安い分、長持ちしないのが保険診療の被せ物です。
歯科医師をしていると、保険診療の材料は自分の歯には選ばないですね😂
そしたら何がいいのかというと保険外診療の被せ物がやはり高価ではありますが、長く持つ被せ物です。
◉セラミック冠

【メリット】
・白くて目立ちづらい、また時間が経っても変色しづらい
・ピッタリ入るので二次カリエスになりづらい
→長持ち✨
・強度がある
【デメリット】
・高価 約10万円ほど
◉ゴールド冠

【メリット】
・ピッタリ入るので二次カリエスになりづらい
→さらに噛み合わせによって延びてくれるのでめちゃめちゃピッタリ✨
・強度がある
【デメリット】
・高価 約10万円ほど
・色が目立つ
歯を何度も削ると無くなっていってしまいます。
治療回数が少なく済むセラミック冠やゴールド冠がおすすめです!
白くしたければセラミック冠、二次カリエスのリスクを減らすといった機能性を重視するならゴールド冠ですね👑
被せ物はいろんな種類があるので悩まれると思います。
お気軽に歯科医師、歯科衛生士、TCにお尋ねくださいね😊