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芸術は難しい現代美術はわからない抽象絵画はちょっと・謎を理解する質問回答

美術がわからない原因を解き明かす世界初の試み。作品の意味とは?。価値とは?。画家は何を考えているのか。誰がアートをわからなくした?。ネットの理解法は正解か?。一番役立つ情報は何か?。芸術は人間に必要?。現代アートとは何?。人類の文化に何が起きている?。高度情報化ハイテク文明と芸術の関係は?。

悪い時代の人気者は時代を悪くした人【社会のおもしろ原理は浅く深い】

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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
女性総理は少数与党に合うのに、ファンが党内グローバリストまで当選させたせいで、大増税が復活し賃下げにまた戻りました。二つ前の総理の「自転車反則金」増税も開始。国民がやっと投票に目覚めたはずが、相変わらず経済が下り坂なのはなぜか。簡単な道理です。

悪い時代に国民が信頼する面々は、時代を悪くしてきた者に必ずなります。犯人を愛する理由は単純で、時代をつくった者は時代の兆児や顔役です。第一人者や大物や有名人の地位にあり、優れてみえます。経済が下がり続ける時に、「時の人」は下げ役に決まっている。

海外の美術展が民主的なアートフェア方式なのに、日本だけが上意下達のコンテスト方式が愛される国民性と符合します。この社会メカニズムは著書で説きました。日本の民意は、強者が正しく弱者は間違いという善悪判断になりがちなのが欠点です。

日本が破壊される時、弱者でなく強者が壊していて当然です。権力者や実力者、大物ご意見番は、破壊トレンドを推進して出世したわけです。逆に不人気で羽振りが悪い片隅の無名人や、落選続きの知らない候補者が、働いたお金が消える国に作り変えた実行者なわけはない。

今を今らしく作った主任は、今の大物に決まっています。だが大物ゆえ救世主だと、皆は思い込む。世界の潮流「新自由主義」は、国籍不詳のグローバル資本家が各国の有名人に出資し、抱き込むレントシーキングです。背後に資本家がいる報道機関は、神を封じ悪魔を立てる。

トップたちが買収される想定が日本人は苦手です。買収されない面々は出世せず、顔役になれない。理屈は簡単でも、投票は逆さまにひっくり返ってしまう。説明責任放棄や嘘が変に多い現象は、西洋の選民思想と階級闘争が上陸したから。ベビーシッターも格差拡大政策。
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自転車は歩道ではなく車道を通れ論【車両という言葉が宗教的な効きめ】

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「自転車は車道よりも歩道を走る方が、交差点での事故が実は多い」のYouTube動画で、車にはねられた件数が、歩道を行く自転車の方が二倍だった説明があります。「あっ、この動画は嘘を言ってる」と感じた人は、今時は多いのかも。統計あるある嘘の典型だから。

「比較するにはまず母数をそろえる」という専門的な指摘ができます。件数での比較は無意味で、パーセント数で比較しないと統計的に意味がない。何人中の何人かを計算した「割合」で比較しないとだめ。

歩道を通る自転車の方が二倍の多さなら、事故率はどちらも同じパーセントなので差はない判定になります。事故内容も分析すれば、交通事故のデータは本物になる。そんなデータはないから、現実感のない机上の論に終始する宿命。背景はもちろん緊縮財政です。金欠芝居。

ネット情報の良い点は、メジャーのマスコミが言えない、書けない部分を明るみに出せることです。悪い点の代表は、科学的裏づけがないまま結論しやすい点です。この方面の古典的な書籍が『統計で嘘をつく法』(1968)です。大学教官から推薦された方も多いはず。

アメリカ人が書いた日本語訳なので、内容を模倣した類似書が後にいくつも出ました。誰がどう統計を操作するかも説明され、どの方向に人を導くために統計を取捨選択し、あるいは詐術を使ってだましてきたかを教えてくれる原典、原点となる名著です。

今回の自転車ルールの徹底は、原理主義的です。「自転車は軽車両で、車両ゆえ車である」式の宗教的な教条(ドグマ)。かつて車の巻き込みや追突を防ぐ目的で、各地で歩道を広く工事し自転車道も兼ねた。それを忘却し、広い歩道から狭い車道へ自転車を移す新型の徴税。
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AIで作った音楽はアート作品かの議論【混乱は美術の方が楽しそう】

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SNSが発端の「AIで作曲した者はアーティストか」の議論です。著者の感想は「分けようがないから、全てアーティストと呼んでよい」です。ポイントは、AIを使った音楽制作の意味です。DTM、デスクトップ・ミュージックに対して、AIだと音楽の知識がいらない。

DTMは作曲専用アプリソフトで、音符を配置しピアノ始め楽器の音で本物そっくりに合奏できます。スタジオレコーティング音質です。AIは作業が異なり、プロンンプトと呼ぶ言葉や選択項目で命じる方式です。膨大な過去の楽曲を参考に、AI自身が作曲し演奏する。

「メロディーもハーモニーもAIサーバーの判断まかせなら、まかせた者は創作していないだろう」となりそうです。だが、米ジョン・ケージの無音の音楽『4分33秒』(1952)以降は音楽界も「神は死んだ、全ては許されている」です。極論が出た上に応用もされています。

いったん扉が開けば、一般化までいかずとも創作の意味が拡張します。現時点でどれも感動が薄いAI音楽も、感動的に工夫する者が現れるのは時間の問題でしょう。ただし慎重派の懸念「音楽が好きなだけで音楽家になれたら、曲も増えすぎるのでは」は一理あるかも。

作曲の才能がある一握りが、AIを参考にしてアイデアを広げる可能性はありますが、画期的な番狂わせも期待できるかも。音楽の波乱で業界がてんぷくしにくいのは、曲を聴けば良し悪しを判断できる一般人が多い事実もあります。総理大臣賞が不要な分野が音楽。

音楽は市場で評価され、美術のアートフェア方式に近い。有名人が絵画の第一人者にスライドする現象は音楽にない。人がなぜ美術よりも音楽をわかるかは昔から議論されてきて、今も確かな回答は出ていません。そういうもの、という結論らしい。
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市場原理主義が荒らした平成文化活動【コンサートチケット転売】

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「市場が決める」「市場にまかせる」の行きすぎが「市場原理主義」の教条です。平成に話題になったひとつが「コンサートチケットの転売」でした。ミュージシャンやプロモーター側としては、こづかいが少ない中学生ファンにもライブ会場に来て欲しい。

しかし7千円と安価にとどめたチケットが買い占められ、2万円で転売されます。オークションで3万円を超えたりもして。売る側は一人1枚だけと制限しても、偽名で買い集める者が現れます。身分証提示や郵便申し込みも暗礁に乗り上げる。

当代カリスマご意見番たちは、2万円払っても聴きたい者が聴くべきであり、買えない者に聴く権利はないと言う。「今・金・自分」の新自由主義です。選民思想になる。「2万円で売れる商品を7千円で安く売る興行主がアホでしょ」の思考が、市場原理主義です。主義。

高額でも親が出してくれる境遇を優先する思考の裏に、転売益を「賢い儲け方」と感じるセンスがあります。まともに働いても貧困にとどまる時代に国策で変えてあり、この選民感覚は共通認識になりやすい。時代の空気は簡単に人間性を変えてしまう。

金欠の中学生ファンにも来て欲しい願いは、趣味と実益を兼ねているでしょう。趣味は福祉的感覚、実益は将来の客層を広げる営業か。これが「今・金・自分」の思想とバッティングします。転売屋という非生産的な仕事が、賢い人に映る平成日本の時代性なのでしょう。

その起点は1997年4月1日の、緊縮財政と消費税増税による通貨削減でした。大勢が賃下げ手取り減となり、自殺や大量殺人が目立ちました。エサを減らされた動物のように、日本人同士が闘争した。コロナの次に戦争、さらに戦争が増え、令和のオイルショックへと続く。
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インフレは四種類ある新説を作成中【日本で実証された経済の原理】

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インフレは四種類あるとした新説を、最近急いで整理しているところです。新聞テレビでは一種類という扱いになっていて、経済政策は日本も世界も間違ってしまいやすい。今の比較的新しい経済学でも、インフレは二種類しかない前提で現実が説明できずにいます。

「デマンドプル型インフレ」は良性で、政府が国債を多く発行したり、会社社長が多額の融資を受けて、通貨総量が増えて起きます。賃上げと手取り増の国民は多く買い物し、商品は強気価格になる。対する「コストプッシュ型インフレ」は悪性で、原材料の高騰が原因です。

焼き芋も最近は高くて買えないのは、賃金が上がらない相対性であり、賃金がぐんぐん上がれば高く感じなくなり、食べたい意識さえが高まります。はっきり高まる分野が芸術エンタメ系で、音楽コンサート鑑賞と美術購入が激増したのが1980年代半ば。多目的広場も増えて。

1973年の第四次中東戦争のオイルショックは、悪性コストプッシュ型でした。狂乱物価と呼んで企業も家庭も苦難で、上げ底のステルス値上げが激増しました。値上がり分は国内メーカーやショップの儲けにならない。幸い高度成長の余裕があったので、貧困化には至らず。

新聞テレビも、良識あるコメンテーターは二つを区別して説明します。さらに第三のインフレが、他人の説「サプライロス型インフレ」です。悪性。一例は日本で50年続けた稲作の減反政策で、白米の価格が5キロ1600円だったのが4500円に高騰した現象です。

第四は著者が唱えてきた「スケールロス型インフレ」です。世界最長のデフレ不況の日本で、販売不振のあげくスケールメリット(量産効果)が薄れ、減産で起きる単価引き上げです。採算割れを食い止めるには、値上げせざるを得ない。実は日本の美術は昔からこれでした。
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人工知能AIは人類の脳の動作まで変えそう【フェイクで社会秩序は混乱】

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20世紀から始まるモダンアートは「破壊的創造」と形容されました。1907年のピカソの絵画『アビニョンの娘たち』を起点に、目に見える物体を参考程度にとどめ、前人未到の造形を新たに作ってみせる方向へ変わったのです。写真の発達が後押しして。

小型フィルムを使うカメラが発売され、物体を正確に描写する腕は意味を失い、架空の造形や偶然の事件性に重きが置かれる変化です。創造性という語と、絵画作品の真価がやっと一致し始めた時代の到来。人間がカメラ役になったところで、創造の概念と合わない時代。

一方、人工知能AIは「創造的破壊」と形容されます。悪い意味らしい。創造的ではあれど実は破壊する困りものの意味です。有名な豪華客船の沈没で、客室に水がなだれ込む様子が実は撮影されていた。当時の真実を見た現代人は「船内はこうだったのか」と知識を得る。

今作った想像図なのに、時代相応の粗末な画質なので、大勢が「当時の本物の映像なのよね」と信じた時、世界はどう動くのか。偽証が人々の共通認識をつくる。人工知能AIの未来を暗示します。リンカーン大統領暗殺シーンと似て、古いフィルム映画の本物感の説得力。

デジタルで電子的に描かれた動く映像を、偽物だとも本物だとも実証できない時が来るはず。証明書が入る制度があっても、AIが証明書を書き足す知恵を持つ。贋作絵画なら、材質や炭素の経年変化で判別ができても、ダビング映像だと真贋不明のグレーが長引く恐れ。

社会に灰色が増えると、人の脳は20世紀と違う仕組みに変わるかも。真贋が実証できないなら、やっぱり迷信に向かってしまうかも知れず。権力支配構造で治める風潮になるかも。しかし市民も当然フェイク動画で社会を動かそうと考えるはず。
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女児の食べ物がないと訴えるYouTubeのCM【貨幣観を正さなきゃ】

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動画サイトに時々出てくるコマーシャル。母親が「娘たちの食べものがありません」。寄付を募る目的らしい。女児の母がCMを企画し、動画サイトに支払うわけはない。寄付金は母子の手には渡らないから、よくある詐欺かも知れず。しかし話の焦点はそのロジックです。

普通の暮らしが遠いのは政策が直接原因です。ニクソン大統領が米ドルを兌換紙幣から外し、履行した1973年から、国の財源は自国通貨建て公債です。今年発行した増分が今年の予算金になる。税金は財源でなく余剰通貨を抹消する。間引いて捨てるお金。通貨のメンテ。

国債発行拒否と増税は、明確に日本国民の貧困化と民族浄化なのです。この知識がない日本人は「失われた37年」に幽閉される。「国の無駄をなくせ」(国民の生命財産をなくす意味)を叫んで、議員定数削減に喜ぶ民意。議員削減分だけ皆の賃金が下がる法則を知らない。

母子の生活費を政府が払う円は追加発行であり、国際仕様どおり日本円は増量され強くなる。庶民の買い物が増え、GDP増で経済成長する。もし政府でなく足長おじさんが払えば、母子が得ただけ足長の買い物は減り、GDPはプラマイゼロの横ばい。経済成長をやり損ねる。

この知識を国民一人一人が持たない理由が興味深い。頭が悪いからではなく良いからです。よく勉強する日本人の特性に合わせ、教科書に嘘が書いてあります。秀才たちが、ぐいぐいぐいぐい庶民の貧困化を強めてくる。「一万円札は限られた天然資源であり、弱者の分はない」と。

お金を刷り足せば済むのに、学んだ嘘はその逆。高齢者の医療や介護や支援を、国が多く出すほど若者も儲かるのが今の国際仕様なのに。国民は税金が予算金になる勘違いが抜けない。「高齢者は集団自決すべし」を国際政治学者が唱える始末。知識なしで済む芸術と違いすぎ。
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クラシック音楽の芸術性は技術力だとする説明【衰退の原因がそれかも】

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クラシック音楽文化を楽しく説明する動画チャンネルがあります。日本ではクラシック音楽が衰退中だとのテーマもあります。クラシック音楽の芸術性の正体を語る回は興味深い。「クラシック音楽の芸術性は実は技術である」が結論だそう。技術こそが芸術性だと。

著者の考えだと、技術は基盤になるとしても、プラス創造性を求めるのが芸術です。ビートルズは技術で魅せはしない。ジャンルによって芸術の定義が異なり断絶するなら、芸術の正体に迫りきれていないと著者は考えます。芸術は創造であり、不思議で神秘的な性質だから。

著者にとっての芸術性とは「初めて表れた何か」「新しい世界」です。それを技術力と区別するのが肝要と考えます。この議論に、クラシック音楽だけの特別事情も隠れています。演奏の大半がカバーバージョンである特殊性です。演奏者は作曲者ではないという特殊性。

ピアニストが弾いた曲はモーツァルトやチャイコフスキー作曲であり、ピアニストの自作自演ではありません。そのため作曲の芸術性と演奏の芸術性が、常に混線します。自作自演が多いロックや、スタンダード曲のアドリブを聴かせるジャズでは、独自色が差異化なのに。

楽譜どおりに演奏する決まりのクラシック音楽は、演奏の時点では創作物とはいえないほど不自由なジャンルです。だから芸術の生命といえる「鑑賞者の気持ちを自由にする」が、クラシック音楽では限定的です。難曲を完ぺきに弾けた腕達者を、芸術性だと判断しやすい事情です。

クラシックに遠くロックに近い例が、生け花です。個人のその時限りの思いつきを発揮する世界。崩したり荒らす表現を創造性とみる寛容で、自由度が高い。となれば、クラシック音楽の評論で昔から言い古された「曲の解釈」と呼ぶカラーの方が、芸術性に迫れそうな気がします。
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第三次世界大戦はすでに始動済みとわかる【日本庶民のヤケクソ願望】

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日本国民を貧困化させる第二弾は1997年4月1日に始まり、財政破綻論で一杯食わされた内閣が敷いた緊縮財政と消費税増税から、29年目の大不況です。格差拡大と並行した貧困化はG7国に行き渡り、移民政策が目指す労働賃金の下落も進みました。トランプ勝因に関係。

2010年代のネットでは、所得減の若者が起死回生のヤケクソ心理で、世界大戦願望を吐露しました。第三次世界大戦の起点は、かつて四カ所が想定されました。一番目が東西ベルリンの武力衝突です。ところが1989年の『ベルリンの壁』ハプニング開放で解消。

二番目が米ソの戦闘で、1991年のソ連の譲歩と解散で解消。三番目が大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国の北緯38度線です。これは後者の核ミサイル所有でひとまず平和に。四番目が昔から本命とされてきた、中東イスラエルのエルサレム市の攻防です。

最大の懸念になる理由が複数ありました。ヒトラーのユダヤ教徒ジェノサイドへの、二次大戦後の反動、建国騒動がひとつ。そして旧約聖書。古代イスラエルの範囲に関する記述と解釈。旧約聖書は、キリスト教とイスラム教のバイブルでもあり、複雑で言及はほぼ無理。

ところで日本に戦後の経済宗教があります。「国がお金を使うと破綻、発行すれば破綻、発行しないと破滅」式の、平成のザイム真理教です。その教条は無限の増税と格差拡大。「有限の資源であるお金を馬鹿たちに渡すな」と、選民思想とジェノサイドへ向かう。

第三次世界大戦は開始されており、過去の世界大戦も突然皆が乱闘したわけでなく、何年かかけて徐々に関わる国の累計が増える現象でした。参戦準備を意識し始めた日本は、野党が多いと食料自給に執着し、与党が多いと武器輸出に執着する。ナチスの頃に近づいた。
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フィンランドの氷河の澄んだ水を飲む【グローバリズムと関係がある?】

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ネット動画で見た北欧の大自然。フィンランドの氷河。溶けてしみ出す水の透明度は高く、鏡のような水面に山あいが映る光景は感動的です。あるアウトドア趣味の女性が、美しく透き通った水を一口飲みました。その日に搬送され入院したという。

氷河の水に太古からひっそり生息してきた微生物がいて、抗体は現代人にないので、宇宙の謎の生物にとりつかれたも同然のお手あげらしい。世界の秘境には少数民族が残り、政府が皆に侵入や接触を禁じるのは、少数民族の絶滅を防ぐため。

人間の体内や体表にも、大量の種類と数の菌がいるそう。同じ民族ならなじみの定番がほとんどなので、互いに接触しても問題は小さい。しかし異なる民族同士だと、感染症による大量死や絶滅が昔からつきものでした。西欧列強の植民地でも頻発したらしい。

大感染(パンデミック)は世界史の隠れ要因です。第二次世界大戦以降は共産主義と民主主義の冷戦で、「ケインズ主義+ナショナリズム」で各国は庶民を富ませて経済力を誇示し、1968年に日本は二位に上がりました。国境の壁が高く、ウイルスも移動が制限された頃。

1970年代のオイルショックでは、英国は石油高騰で起きる悪性コストプッシュ型インフレを、ポンド過多による良性デマンドプル型インフレの暴走と誤診しました。1980年代の「新自由主義+グローバリズム」に、次の事件が合流します。1989年の『ベルリンの壁の崩壊』。

「壁はいらない」のメタファを資本家が使い、国境のないワンワールドの市場を進めます。先進国を人種のるつぼに現状変更し、全企業の賃金を途上国並みに下げる。近未来小説の「支配者と奴隷」の実現。日本も庶民増税と移民で追従。「黒幕は故郷なき者か」と言われ続け。
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工作員が裏づけるネットの民主制【悪人の声も全て出る強力な強み】

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著者のネット入門は2000年代半ばからで、複数の掲示板に連日書いて回り何年も過ごしました。最初の驚きは、汚い言葉が飛び交うケンカ。あちこちで言い合いが始まり、白けた気分でした。やがてネットの正直な面を発見しました。司会者や進行役がいない点がひとつ。

真偽のわからないテーマで「あっ、そういうことか」と見通しがきく、その発見の発端はネット工作員の存在でした。工作員は「論点散らし」「誤導」「虚偽」「荒らし」などで読者を妨害し、事実を隠したり嘘を記憶に混入させる扇動担当の作業者です。

工作員は若いアルバイトも多く、テーマ分野の専門家ではない。核心の説明などはできないから、一言だけの書き込みが多い。結論だけポツンと投稿するのは不自然で、読者は工作書き込みを判別でき、その事件に裏があるかどうかも判別できるわけです。

掲示板を荒らす者が現れてくれたせいで、何が正解なのかを大勢がつかめてしまうことも多い。たまに事件の当事者本人が掲示板に乗り込み、弁護を試みていた場面もありました。「本人登場」などと書かれます。工作員が現れないなら、その件に闇がない確率が高まる。

1995年の『Windows95』から98への数年間、日本はバブル崩壊で通貨減少の不況。今の80歳が50代の頃、インターネットは高く手が出ず。増税すれば社会保障が減る正しい解説はテレビになく、民主的なネットだけにあるのです。高齢者は正反対を信じて投票へ行く。

ネットは多様性が混入しやすく民主制に近いので、各国のネット規制は虚偽情報の撲滅を建前にしつつ、事実の隠ぺいに動いています。新自由主義とグローバリズムは、賃下げを庶民に飲ませる無理があるゆえに、民主制を独裁制へシフトする動向が目立つのです。
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アジアのスウェーデンを目指す日本【マッドマックスの無政府状態】

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「もう日本は終わりだ」は、国を解体する政策がラッシュの2000年代ネットの決まり文句でした。実際に終わった先輩国は、G7国とEU国に集中しています。ダメージが取り返せない国は、イギリスとアメリカが代表です。新自由主義とグローバリズムを推進した国。

ネットが伝えるスウェーデンは悲惨です。福祉と人権の高さに日本人も魅了された理想的な北欧国が、今ではギャングと犯罪大国。レイプ件数が日本の60倍に増加。その片鱗が起きている日本は、人種のるつぼを後追いで目指し着々と社会荒廃を進めています。上の命令で。

中南米にも秩序破壊国が目立ちますが、EU国の崩壊は移民推進が主因です。異文化が拮抗すると両立しません。双方ストレスで衝突し、溶け込むのは不可能。移民の子たちはセレブになれる近道として、民族ごとにギャング団を結成する。最初から予想できた展開ですが。

ギャング団もグローバルに国際連携し、薬物の年売上は国の予算規模となり、兵器購入や公人賄賂にあてられます。犯罪組織が政府より戦闘力が高い状態で、映画『マッドマックス』や漫画『北斗の拳』の現実化。グローバリズムの行く末を、芸術作品群が予言しました。

初代『マッドマックス』は1979年作と知り、おやと感じました。同年サッチャー首相が誕生、1980年代のグローバリズムを開始しました。上級国民が世界支配構造を計画するダボス会議で最近、グローバリズムが悪い結果を招いたとの講演があり、おやおやと感じました。

庶民を搾取し労働成果を独占する新自由主義は、資本家らが各国政府を抱き込み買収して進める階級闘争です。ある事件をきっかけに国境解消が進められました。その事件が『ベルリンの壁の崩壊』で「壁は悪」のメタファを利用。格差の壁の高さは皮肉で、戦争も引き寄せる。
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国連を脱退したいアメリカと拠出金の単位【ドル通貨のおもしろ不思議】

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国際的なお金のやりとりで注意がいるのは、通貨の単位です。国際団体に各国が拠出金を出し合って運営費とする場合を考えます。もし自国内の団体なら、政府が公債発行して自国通貨を無料で生めるから、ケチる意味がありません。お金は人工のデータなのでコストゼロ。

ところが外国に払うなら、通貨の単位が問題です。お金は買い物のために準備するから、物やサービスを売る国の通貨が必要になるからです。国際団体が日本メーカーから物を買う資金なら、円で持つ必要があり、お金をベルギーではなく日本国内に保管する。

各国が国連へ拠出する分担金が、ドルかユーロか円かの情報は、ネットには見当たりません。秘密なのかも知れませんが、基軸通貨の米ドルで持つ蓋然性が高く、あるいは買い物に備え各通貨を母国に分散するかもという、空想は一応できます。

大事なことは、日本円はよその国には置けず、日本に置きます。ベースマネーを動かすオンライン「アダムスII」か、マネーストックを動かす「全銀システム」にしか円は置けない。米ドル国債を大量に買った日本政府は、米国側に保管しています。だから凍結があり得る。

アメリカ合衆国の政府は国連、NATO、WHOなどから脱退したがり、世界最大の経済大国の席がなくなるのは奇妙な展開です。どこにでも顔を出す国であり、「基軸通貨」として中東石油の売買も全てドルで取り引きする国際ルールなのに。アメリカ没落は日本にはマイナスです。

アメリカは新自由主義とグローバリズムで壊され、日本も後を追う産業荒廃と生産力喪失でボロボロです。商品を中国から買わないと枯渇する弱み。国の宝はお金ではなく生産力です。同盟国の日本からアメリカへ移住し、産業復興し物余りに戻すのが理論的には改善の近道です。
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リベラルに民意はノー、ニューリベラルが台頭【衆院選は意外な妥当】

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2026年2月8日の衆院選は、戦後最大の与党の大勝で、かつ奇妙な構造になりました。リベラル思想の旧社会党系政党が極端に議席を減らし、理想主義的なエリーティズムの党が消えかかっています。トランプ現象に近い。天皇制や自衛隊をなくせという勢力が没落。

領土拡大を続ける中華人民共和国の脅威に対抗する女性総理が大躍進、代わりに親中発言が目立つ野党第一党が激減。なのにどさくさで、与党の中にも半分以上いる親中議員らは当選、「天皇制や自衛隊を守れ」の保守新党は、総理に近いのに落選続出で大混乱です。

著者の目にはタブー「寒波と大積雪の衆院選」を破ったフェイントに、国民がパニックを起こしたと映ります。テレビ報道でけんめいに誘導したリベラルの大勝とは正反対の結果なのに、実はしっかり誘導された。女性総理の勝利に、テレビの選挙番組はひとまずお通夜状態。

報道各社の資金源たるスポンサー企業の面々が、女性総理の失墜を望んでいる裏づけでもあり、反グローバリズムへのスタートかも知れない。平成令和の経済衰退と庶民の貧困化の持続から、高度成長へ向かうための通過点かも知れません。だが悪化の加速も五割の確率です。

与党はそもそも、献金スポンサーが資本家と大企業と富裕層なわけで、親米、新自由主義、グローバリズムの大勝利で「何のこっちゃ」状態が同時に起きています。すっきりしたかにみえても矛盾だらけで、どこで切っても奇妙に飛び跳ねた民意の突出です。これから荒れる。

そんな中、格差拡大方針の新政党の無名AI業者が大量に当選し、得票数の操作が疑惑となっています。黒幕政商の息がかかった企業が用意した集計マシンが状況証拠らしい。身分証不要で投票できる民主党方式に、米トランプ大統領が反対する動きと、全く同じ局面の日本です。
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「それはできない」はいずれの意味か【無理という言葉も幅が広い】

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日常によく聞く言葉。「それはできません」という回答。すぐに多くの人はこう思うはず。「どれの意味なの?」と。「できない」とは物理的にできない意味か、能力不足の意味か、法律や規則や道徳倫理に引っかかる意味か。

典型が「人は殺せない」であり、物理的には誰でも簡単にできちゃう。アメリカが銃社会なのは、建国精神の民主制を守るため、市民が権力を倒せるように武器を持てる、物わかりのよい思想です。この民主制で、ケネディ暗殺犯がオズワルドでないとわかる文書が公開されました。

「消費税は減税も廃止もできません」は嘘で、平成の新しい税金だから簡単に廃止できます。やれないのは、政治献金との交換条件だからで、株主資本主義における格差拡大の装置を外せない。内需企業の売上金の一部を輸出企業に与える約束を、今さら破れないノルマ。

正体は、2017年の第一期トランプ大統領が言う「非関税障壁」です。1953年にフランス政府が付加価値税を導入し、目的は国際競争に勝てない自動車メーカーのルノー社に、隠れ補助金を与えるべく、内需企業の納税分を輸出企業に贈呈する策謀でした。ガット逃れ。

国会議員の中にも、消費税が貧困層のお金を富裕層に集める装置だと、知っている者と知らない者に分かれています。ちなみに日本が一直線に経済衰退を続けている最大の追い風は、国民の思想信条でもある「国費は国民が負担」「国債発行で国は破綻」です。

1973年からは、国の政府が自国通貨を発行して予算執行する手順で、毎年お金が増えていく仕組みです。日本だけは19世紀方式を続けさせられており、キーワードはマッカーサー、財政法4条、60年償還ルールなど、国民が知らないものばかり。日本だけが嘘を信じて重税。
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陰謀論を否定する陰謀説は裏を読む【ポジショントークはエンタメ】

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「陰謀論なんてものはあるわけがない」の主張動画があっても、陰謀は日常にいくらでも転がっています。たとえば「振り込め詐欺」も陰謀。警察から電話がかかり、検察官に替わって、後で弁護士が相談に乗ってくれて、事態の解決を指南してくれる。

「逮捕され懲役を受けたくなければ、あなたの銀行口座から保釈金を先に送れば、不起訴処分がすぐに出て罪に問われませんよ」との説明が。この典型的な陰謀が実在する時代に「陰謀などを信じる者は幼稚だ」と言うカリスマ論者はいったい何者か。目的は。

簡単な話です。詐欺側に味方すれば、得する時代です。日本が壊れゆく時代には、壊す側に回れば儲かり出世する。動画での洗脳工作がそれ。どんな主張も「それを言い出すのはどういう立場か」は大きいヒントになり、ポジショントークという概念があります。

5ちゃんねる掲示板の幽霊談義で見る一言「本当は幽霊はいる」。除霊業者が販売促進するために、巡回して書いていく仕事です。戦国時代の武者のたたりを沈めたり、水子の霊をなぐさめ、50万円の印鑑や200万円の壷を売る業者だとか。事業の宣伝です。

「死刑制度に反対する団体」には死刑囚の身内が多い。それなら「僕は熱心な美術ファン、でも抽象画は見ません」は何が願いか。理解及ばぬ作品を他人に敬遠させ、ファンが増えないようにする工作か。国政選挙につきものの誹謗中傷が、芸術にもつきもの。

過去に有名な例が「ピカソは精神異常だ」と結論した医者の発表です。意識高い系インテリの自己弁護では、という心理学分析がありました。人間は年月経るとわかり始める変化も案外起きるわけで、自分をロックせずに猶予期間を与えておくのが得策だったでしょう。
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マネークリエイションを知らず日本は貧困化【絵画ならぬ貨幣の創造】

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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
消費税廃止や減税への断固拒否に苦言を呈する動画投稿が、YouTubeに増えました。ところが、マネークリエイションを説明する動画は意外に少ない。お金が増える仕組みを日本人のほとんどが知らず、動画の作者たちもあまり理解できていないからです。

日本人は「お金は総量が一定で、誰に持たせるかや使い道で景気が上下する」という嘘の説明を信じてきました。本当はお金の総量を増やせば景気が上がり、減らせば下がります。平成令和の国民貧困化と国際地位低下は、国策の通貨削減で生じて今も続きます。通貨削減が敗因。

マネークリエイションとは、いわゆる「万年筆マネー」のこと。お金を増やす唯一の道は銀行借金です。銀行融資です。労働者のがんばりではなくて。銀行がお金を貸す時に通帳にペンで金額を書くと、通貨が追加造幣されます。通帳は現代の貨幣です。冊子ではなく数字がお金。

資本金ゼロかつ誰も一円も預金していない銀行でも、一億円を貸し出せます。通帳にペンで書くだけです。開業資格のハードルとしてBIS規制はありますが。お金を発生させる基本原理が日本人の頭にない。お金を移動するだけで増やさないから、ゼロ成長に固定するわけ。

マネークリエイション説明動画は「本当に知る人があまりにわずかだ」と訴えますが、コメント欄がそれを示します。「お金がないのに貸せたらおかしい」「借金すりゃ働かずに済むなんて甘えだ」の声が集まる。動画が力説する「みんな勘違い」が、動画の感想にまんま表れて。

社会科の教科書の執筆者は、国民がお金を発行して銀行や国に与えるのだと、順序を逆さまに心得ているせいで、一国の全員が間違えるわけ。誤解があまりに激しいから、マネークリエイションを開発したロンドンのイングランド銀行は、14ページのペーパーを公開中です。

→ イングランド銀行が説明するマネー・クリエイション(PDF)
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らしくを目指せば芸術性から離縁【創造はノスタルジーとは正反対】

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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
「らしくしよう」のセリフは、1970年代の漫画に見たような覚えが。物がない中で登場人物たちが何かイベントを思いついて、達成に向けて皆が動き始めた時に誰かが言う。著者は後年に「らしく」作る美術は、芸術性から離れて遠ざかると知りました。

この文脈の「らしく」は既成の概念の模倣を意味し、要はノスタルジーです。それは創造とは言わず逆だろうと、すぐに気づきました。芸術の創造は「らしからぬ」であり、万人に「違和感」「異物感」「これじゃない感」「おかしい」が生じます。公募コンテストの落選タイプ。

「芸術は理解されない」は、創造がノスタルジーと衝突して起きる構造問題です。強い実感ゆえ改めるのは不可能で、世代交代で評価が大変化してきた美術史です。古代ギリシアの医者ヒポクラテスが、医術の習得で言った「芸術は長く、人生は短し」。

これを美術制作者の心得にしたり、美術鑑賞側が当代にはわからず理解できない現象にあてはめ、イメージするとしっくりきます。ということは芸術では商売にならず、リアルタイムに儲けるには様々な策をこらす必要が生じるわけです。そのひとつが「芸術っぽい」。

ところで「わかる」「理解」の意味に別の真実もあります。「わかる」は口で言える範囲に限らず、「わかったなら説明せよ」は無理。真価は言葉になりにくい。何かを食べた時、大人と子どもは同じ体感なのに、子どもが言える感想がごく少ない現象がそれと似ています。

ピカソ語録「僕は皆が認めない絵で成功した」の言外には「皆を笑顔にする絵はすぐに忘れ去られて消えてしまうさ」が当然あります。舞台でイモを焼いて配るダダ運動タイプアートは、いきなり皆から認められているから、実はノスタルジーの魅力だったかも知れません。
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Windows劣化は日本国劣化と同じ構造【グローバリズムの階級闘争】

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世界のOSシェアの71パーセント、一般ビジネスでは100パーとされるWindowsが、どんどん不便になったとのグチが多い。使い勝手の低下、奇妙な改悪、ユーザー情報吸収への執着も指摘されます。2001年のXpで完成し、ひとつ飛んで良品の7の後、Windows8から変らしい。

Windows10が最終で以後は無料にすると宣言して、Windows11を販売したのも奇妙。10のサポート終了を予告し、ひかえる変化はユーザーの費用負担が増え、買い方の選択の自由が狭まります。LinuxやBSDに替えようぜと提案が活発になる、いつものパターンです。

Windowsを設計販売するマイクロソフト社への世界の悪口は、いよいよ声が大きい。しかし悪徳企業だと非難する前に、チェックしておきたい背景があります。株主資本主義です。日本の1990年代のテレビ討論で「日本ももっと株主に利益を」と繰り返したあの男を思い出す。

世界をつぶし、英米をつぶし、フランス、ドイツ、イタリアをつぶしたイデオロギーが、英サッチャー首相の「新自由主義とグローバリズム」です。資本家が不労所得を増やし、国をまたいで人類の富を独占して、庶民を搾取する階級闘争です。小さな政府、福祉撲滅、格差拡大。

この現代の基礎知識がないと、企業トップを叩いて終わりがち。トップの上の株主が主導するディープな世界。「株主に利益を」で「ユーザーフレンドリー」の企業理念は吹き飛ぶ。客が損をする製品を高く売り、配当金を急拡大。ストックオプションもそう。

ちなみに中小企業が金策尽きる方向へ国策が進むのは、中小をつぶして技術や特許や土地建物などを吐き出させるため。外資系の大企業が安く買い叩き、資本家の手に渡す。大企業の株を持つ外国人投資家が大金を総取りするグローバリズムです。結果がロストテクノロジー。
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貨幣が信認される理由は実は税金だった【お金の仕組みはミラクル】

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答がすでにあるのに、知らないせいで探し求める失敗は、誰にでも起きます。たとえば津波は高波などではなく海面上昇として現れ、相対的に地盤沈下したかのような光景が3.11で見られました。知らなかった若者は高波を見ようと海岸へ出かけ、行方不明に。

ネットによく書かれる疑問に「日本円の価値を担保するものは何か?」があります。一万円札が紙くずにならず、安定的に商品と引き換えられる値打ち。それを維持できている理由は何かという疑問です。答は簡単で、徴税が理由です。税金が貨幣の価値を支えます。

日本国民が円を放棄せず真剣に相手にして生活する理由は、徴税の単位が円と決められているからです。国内で納税に使えないドルやユーロで商品を売買すると、納税する時に為替両替が必要で不便すぎます。税の役割の筆頭は「貨幣の信認」です。

スリランカやレバノンやジンバブエで通貨価値が大きく下がる原因は、生産力の低さです。お金の使い道が国内に豊富にないと、お金を多めに発行して生じる消費ブームでスーパーの棚が空っぽになり、商品の補充が間に合わず品切れが続出します。

すると商品がレア化して価格高騰、相対的にお金の価値が下がります。極端だと紙くずになる。日本がそうならないのは、お金をうんと増やしても、物やサービスの供給と増産が間に合うからです。日本の商品の充実は、炊飯器の種類の多さをみるだけでも明らか。

ならば炊飯器が次々売れて在庫がはけるよう、政府はお金を膨大に発行して国民に渡して買わせないと途上国化します。皆を賃下げした物余りをデフレと呼び、需要減でロストテクノロジーが広がり、サプライロス型インフレが令和の米不足です。主因は農協でなく、長い減反政策。
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