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マガジン一覧

溶かして何が悪い

「気づけば一日が終わっていた」――そんな時間を溶かすほど夢中になれる贅沢を。効率や生産性にとらわれない、自分らしく豊かな「時間との付き合い方」を綴るエッセイシリーズ。

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石さえあれば時間なんて無限に溶ける。10年間取り憑かれている活動、石拾い【寄稿:石の人】

石を探し、石を眺め、石を並べる。これが私の日常だ。何それ、自分で読んでも思ってしまう。 「石探し」というのは、宝石や、盆石のような鑑賞石のことではない。建築や道具に使える石材でもなく、もちろん不思議なパワーを秘めたストーンでもない。そこらへんに転がる、ただの、石ころだ。 なぜ石を探し求めるのかと問われても、まったく答えが出る気がしない。海の音、鳥の声。ただ黙々と石を拾う。それが最高の喜び。なのだが、それだけではない。人間はそんなに単純にはなれない。私たちの脳は発達しすぎて

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「今日もない……」。6年のフリマアプリ徘徊のすえ見つけた、くたくたグリーンシャツ【寄稿:オギユカ】

社会人4年目、結婚したばかりの春だった。 休日に自由が丘のよく行くショップへ、何を探すでもなくふらりと足を運ぶ。店内の中央あたりに立っていたマネキンが着ていたグリーンのシャツに目が止まった。 なんてことない、ちょっとボーイッシュな雰囲気のカジュアルなグリーンの半袖シャツ。近づいてみると、その生地のグリーンには一面ジャングルのような植物が描かれていて、ところどころにライオンやトラや鳥がひょっこり顔を出しているチャーミングなプリントだ。なんてかわいいんだろう! そのあそび心た

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奇跡は便利【寄稿:小原晩】

 生産性という言葉をもちだされたとき、わたしは非力だ。  このエッセイを書こうと、朝起きた。朝と書いたが、15時だ。お手洗いに行って、顔を洗って、歯を磨いて、薄い部屋着からもこもこの部屋着に着替える。 冷蔵庫から卵とベーコン、昨日の夕方、スーパーで38円で買ったグリーンリーフをとりだす。フライパンに油をたらし、卵を割って、ベーコンも焼く。お湯をわかす。ご飯のパックをあたためる。グリーンリーフをちぎり、野菜の水分を遠心力で飛ばすやつに入れて、ぐるぐるまわす。お皿にうつし、オリ

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カラオケ、人生の延長装置【寄稿:野村由芽】

カラオケが好きだ。という人は多いと思う。チェーン店から、おそらくすでに減価償却が済んでいるであろう地元民のためのスナックまで、カラオケは日本中の至るところにある。なんら珍しい趣味でもなければ、けったいな時間の使い方でもない。 けれどこうも思う。わたしはなぜ、こんなに歌ってきたのだろう。はじまりは小学生の頃。家族と行ったカラオケボックスは、通学路にぽつねんと立った簡易的なつくりの建物で、ボタンを押して部屋を選ぶ仕組みだった。中学の卒業式の後、進路がばらばらになる寂しさを晴らす

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時間をほどく

効率や生産性ばかりを追い求め、“正しい時間の使い方”ばかり考えてしまう。 そんなギュッと固まった時間の結び目を、ゆっくりと“ほどく”ように、パーソナリティの深川とゲストが「時間とは何か?」を考えます。

8 本

闘鶏・数字くじ。フィリピンの“賭け”から考える不確実な時間の楽しみ方【ゲスト:師田史子】

ポッドキャスト番組『時間をほどく』更新のお知らせです。 この番組は、「時間に追われる社会の中で、どうすれば自分の時間を取り戻せるのか」、予定と余白のバランスや、生産性から離れた時間の楽しみ方など、日常の中で試したくなる小さなヒントをゲストとの対話から探していきます。 今回のゲストは、文化人類学者で、フィリピン地域研究を専門とする師田史子さん。 闘鶏や数字くじといった賭け事の現場に入り込み、人々が運や偶然、不確実な未来とどのように付き合っているのかを研究しています。 フ

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疲労社会を生き抜くために。人文知がくれる新しい視点とは【ゲスト:品川皓亮】

ポッドキャスト番組『時間をほどく』更新のお知らせです。 この番組は、「時間に追われる社会の中で、どうすれば自分の時間を取り戻せるのか」、予定と余白のバランスや、生産性から離れた時間の楽しみ方など、日常の中で試したくなる小さなヒントをゲストとの対話から探していきます。 前編に引き続き、ゲストは『資本主義と、生きていく。』の著者・品川皓亮さん。 私たちが感じている「時間に追われるしんどさ」は、個人の問題でも、誰かのせいでもない——。その背景には、社会が求める“客観的な時間”

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便利なのに、忙しいのなぜ? “時間に追われる感覚”を手放すヒント【ゲスト:品川皓亮】

ポッドキャスト番組『時間をほどく』更新のお知らせです。 この番組は、「時間に追われる社会の中で、どうすれば自分の時間を取り戻せるのか」、予定と余白のバランスや、生産性から離れた時間の楽しみ方など、日常の中で試したくなる小さなヒントをゲストとの対話から探していきます。 今回のゲストは、弁護士としてのキャリアを経て、現在は「株式会社COTEN」のリサーチチームで活躍する傍ら、人気ポッドキャスト『日本一たのしい哲学ラジオ』のパーソナリティも務め、2026年3月に著書『資本主義と

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タイパに逆らいながら生きる。“ゲリラ”を楽しむ時間感覚【ゲスト:ラランド ニシダ】

ポッドキャスト番組『時間をほどく』更新のお知らせです。 この番組は、「時間に追われる社会の中で、どうすれば自分の時間を取り戻せるのか」、予定と余白のバランスや、生産性から離れた時間の楽しみ方など、日常の中で試したくなる小さなヒントをゲストとの対話から探していきます。 今回のゲストは前回に引き続き、芸人としてだけでなく、小説家や俳優としても活躍するラランドのニシダさん。 子どもの頃から、楽しみな予定があるとそのことばかり考えてしまい、ほかのことに集中できなくなってしまうタ

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たぶん走馬灯入り

人生のどこかに残っている「あれはきっと走馬灯に入るな」と感じる瞬間を 書き手の視点でそっとすくい取るエッセイシリーズ。

3 本

サボり・TWICE・サムギョプサル

心配していたのは、隣で観劇している友人が、もしかしたらこの作品に心から感動していて、今この時間を存分に楽しんでいるのかもしれないことだった。何年前だっただろうか。幕が上がり、演劇が始まったが、舞台は私の心を没入させてくれなかった。そういえば私(たち)は今日の内容についてなぜかよく調べないままチケットを取っていて、有名だから面白いだろうと思っていたし、わかりやすいだろうから予習もいらないだろうみたいなテンションでここにいた。無責任な観客。たしかに役者の演技、舞台美術、プロット、

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おばあちゃんのアロエ寿司

人生の最期に思い出すのは、感動的な大恋愛でも、大きな成功体験でもなく、私の指が祖母の手によって『寿司』になった日のことかもしれない。 私の祖母は、派手で豪快な人だった。イメージ的には、デヴィ夫人の派手さに柴田理恵の親しみやすさをスパイスとして振りかけたような人。 おしゃれが好きで、大きな石のついた指輪を何個も指にはめ、いつも色付きのメガネをかけていた。真っ赤なダウンベストがお気に入りで、遠くからでも彼女だとよくわかった。よく食べる人で、お正月に帰省したときには「今日はお雑煮

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風になって、がんばれ!!

これまで聞いたことないほどの父の大きな声が、人々の声が、冷え込む冬空の下、万雷のように響いた。 わたしはそれに圧倒されて、思わず、目の前がまるでスローモーションで流れているような。なんだかそんな心地に陥って、一瞬、自分は声を出すのを忘れそうになる。 けれどこの光景はきっと生涯忘れることがないんだろうなあと、人混みの中、震えるこの胸でそんなことを思うのだった。 まず、話はそこから1年ほど前に遡る。 奈良で暮らす父に電話をかけることにした。 まさか自分がこんなことを告げる日

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大切の過ごし方

TimeTreeユーザーのみなさんの「大切」にしている時間の過ごし方を伺うインタビュー。一人ひとりの多様な日常を通し、自分らしい豊かな時間を育む姿をありのままに綴ります。

3 本

心地よい時間を積み重ね 花を通して想いをつなぐ(上田 翠さん)

一つひとつの時間の積み重ねが、いつしか想い出に。「大切の過ごし方」ではユーザーのみなさんの大切な時間を通して、多彩なライフストーリーをご紹介していきます。 今回は、2017年にフラワービジネスを手がける株式会社ハナと枝を立ち上げた頃から、8年にわたりTimeTreeを仕事の相棒として使い続けてくださっている上田 翠さん。 花とともにある日々の中で、上田さんが大切にしている“時間”について伺いました。 ——前回の取材から4年。お店やお客様の状況に変化はありましたか。 ▶︎前

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仕事も、家族との時間も“意味のある一年”を積み重ねていきたい(久保帆奈美さん)

一つひとつの時間の積み重ねが、いつしか想い出に。「大切の過ごし方」ではユーザーのみなさんの大切な時間を通して、多彩なライフストーリーをご紹介していきます。 今回は、新社会人になったばかりの2019年にもお話を聞かせてくださった久保帆奈美さん。 ▶︎前回の記事「カレンダーがどのように埋まっていくのか、とても楽しみ——TimeTree People 帆奈美さん」はこちら 結婚した今もご両親とTimeTreeでつながり続ける、帆奈美さんの日々を覗いてみましょう。 ——6年前に

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「どの時間にも意味がある」だから家族の時間も自分の時間も大事にしたい(さおりさん)

一つひとつの時間の積み重ねが、いつしか想い出に。TimeTree Peopleは「大切の過ごし方」とタイトルを刷新し、ユーザーのみなさんの大切な時間を通して、多彩なライフストーリーをご紹介していきます。 今回は、TimeTreeのご利用歴9年、2019年にもご家族と共に登場してくださったさおりさん。 ▶︎前回の記事「今しか見られない子どもたちの成長の過程を楽しみたい——TimeTree People 亀谷さんご一家」はこちら 3人のお子さんを育てながら、なりたい自分に一歩

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