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さあ、水道の蛇口を開け。

2026年6月上旬に見たもの。

6月1日(月)視聴。2025年5月から6月にかけて全国四都市で行われた単独ライブより、東京・草月ホールで開催された公演を収録。日常的な風景の中で起こりうる事件を大きな笑いへと昇華することに全力を注いだ結果、最大限に磨き上げられた脚本と洗練された演技力のとてつもなさを改めて実感。遅刻した先輩店員が更に遅刻した後輩店員に遅刻したことを隠し通そうとする『遅刻』、悪質なクレーマーに絡まれた靴屋の店員が思わぬ方法で撃退を試みる『小さな男大きな男』、会社の後輩の恋愛相談に乗っている二人の先輩社員には隠された事情が……『告白』など、どのコントも素晴らしいのだけれど、特にラストの『エキストラ』には文字通り感動させられた。笑えるけれど、しんみり泣ける。何かを目指し、チャンスを掴みかけた瞬間を経験したことがある人なら、きっと誰もが心を揺さぶられることになるだろう。いやー、良かった。

6月2日(火)、特典映像を視聴。2025年12月24日に東京芸術劇場プレイハウスで行われたコントライブ『PLAYHOUSE1224』を収録。副題は【かが屋の!コント16本! 3】。かが屋が過去にテレビ番組や賞レースで披露してきたコントをひたすら16本演じ続けるという、アーカイブマニアにはとっても有り難いコンセプトのライブ。既に同ライブの映像の大半はYouTubeの公式チャンネルで無料配信されているのだが、こうしてソフトとして所有できるのが嬉しい。一気に代表作を駆け抜けていくと、かが屋が客席からの見られ方に異常なこだわりのあるコンビだということがよく分かる。スマホの中でくるくると回る木野花、大きな音で鍵が開く自転車、恐怖のあまり揺れる両手の中でカタカタと音を立てるコーヒーカップ、占い師の耳で大きく揺れる耳飾り、そのすべてが最小限でありながらコントの中で輝いている。好きなネタは『吉田』。名字になぞらえた一発ギャグを多数持っている学生がピンチに陥る様子を描いたコントで、後半の展開にはプロ意識のようなものを感じて、ちょっと胸が熱くなってしまった。そういうネタではないぞ、たぶん。

 

 

6月4日(木)、前半のみ視聴。オープニングの大人数による合唱シーンを久しぶりに見たくなったので、収納棚から引っ張り出してきた。格好良いんだよなあ、アレ。1998年の公演。ゲストに中村有志・いとうせいこう。最後に本作を視聴したのはいつだったか、まったく思い出せない。シティボーイズのライブは定期的に見直しているような気がするので、そこまで昔ではないような気がするのだが。大竹演じる刑事・エレクトリックソウルマンが懐かしい。決め台詞のように意味のない言葉を発するくだりは未だに色褪せない。「まったく!はんだごては冷めないと仕舞えないから厄介だぜ!」。わくわくしながらパレードがやってくるのを待ち構えている大人たちを描いている『パレード』、ありとあらゆる物事を妥協する兄弟を三人が実況する『妥協兄弟』、リバーシブルのジャンパーを揃えるだけのグループ『リバーシブルジャンパーズ』など、すっかり記憶の奥底に片付けられていた名作コントが懐かしい。セクシービデオに使われているBGMを収録したCDがまったくエロくなくて落胆する男たちのコントを見終えたところで中断。

6月6日(土)、後半を視聴。前半の内容から展開するようなやり取りが多く、後半だけで語ることが出来る部分は少なめ。オリジナルといえば、コントのオチを意味する効果音が次のネタのシチュエーションとして繋がっていくショートコントぐらいか。……冷静に考えてみると、この音で繋ぐ構成もなかなかに格好良い。列車で隣に座ってきた男が臭いというだけのコントがたまらなく懐かしい。男が臭い。弁当が臭い。ガムが臭い。演技が一番臭い。また、前回の公演で演じられて好評だった、五人の男たちが長い廊下をひたすらに走るコントの再演も懐かしい。しばらく見ていないと、こういった印象的なくだりですら、うっかり忘れてしまう。最後は満を持しての大パレード。生でライブを見られた人は楽しかっただろうな。

 

6月8日(水)、配信を視聴。細かい感想はこちらで書いた。SNSでフォローしてくれている芸人のネタについて批判するのは難しい。嫌われたくないからだ。誰とでも繋がりやすいSNSならではの弊害である。とはいえ、こちらもネタの感想を書き続けて20年の実績がある身なので、甘ったれたことを書きたくはない。この葛藤の結果、先のような感想になった次第である。……今、改めて思い返してみると、人間的に欠落した部分がある人物を中心に据えたコントに比べて、設定と構成を軸にしたタイプのコントが弱かったような気もする。その辺りも次回以降で改善されると嬉しい。

 

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6月11日(木)視聴。2022年2月に下北沢・本多劇場で開催されたライブの模様を収録。幕間映像を挟み込まずに次から次へと打ち出される怒涛のコント10連発。どのネタも無駄がなくて、それでいてしっかりと面白い。好きなネタは、注文したイチゴのジュースがなかなか出来上がらなくてやきもきさせられるサラリーマンを岡部が熱演した『フルーツジュース』、仕事が出来そうなのにドジなウェイターを演じる岡部のコメディアンとしての演技力が光る『レストラン』。今回はボケとしての秋山がちょっと控えめだったか。あと、クラスのボケをすべて拾い上げるツッコミポジションを担っていた友人が転校してしまう『転校』が、ちょっと感動路線の内容で……不覚にも見ていて少し目頭が熱くなってしまった。これまで築き上げられてきたであろうクラス内でのボケとツッコミの信頼関係が、転校というカタチで終わってしまう切なさを勝手に噛み締めてしまった。それを抜きにしても、芸人の原風景のような美しくて素敵なコントだった。

 

6月12日(金)視聴。2025年11月28日に東京・銀座の時事通信ホールで行われたライブの模様を収録。「この模様は『ダウンタウン+』で独占配信されます」という威勢の良いツカミを皮切りに、2025年の出来事を次から次へと漫才に昇華。「ライブの二日前に国分太一が記者会見」「2025年で爆笑問題も還暦に」「ワールドシリーズ大盛り上がり(ホームランの約束)」「海外で日本の大相撲が大人気(大豊時代)」「熊の出没(生活圏が入れ替わる)」「今年の流行語」「チャッピー(恋愛相談・自動運転・調理用ロボット)」「二季」「国宝観た(8番出口・鬼滅の刃・ゴジラ-1.0)」「働いて働いて働いて働いて働いてまいります(台湾有事・水産物輸入停止)」「日米首脳会談」「二人の日本人がノーベル賞受賞」「ぬい活(ぬいぐるみ専門医・ラブブ)」「キャッシュレスの時代(新札・お年玉に電子マネー)」「ランドセル症候群」「戦隊ヒーローもの50年の歴史に幕(ライダーごっこ・心霊写真・口裂け女)」「MBTI診断(血液型という概念)」「サイバー攻撃」「コンプライアンス(部下のことをさん付けに)」「退職代行サービス」「フジテレビ問題(物言う株主・102回目のプロポーズ・コード・ブルー復活希望)」「ネットフリックスオリジナルドラマ」……などなど。還暦過ぎで2時間近いライブを繰り広げる様はまさに圧巻。特に後半、およそ一時間にわたって繰り広げられた太田の大芝居による『田中裕二大爆破』は、その内容のバカバカしさが突き抜けていて、もう笑わずにはいられなかった。恐るべき内輪ネタ、驚くべき中身の無さ。良くも悪くも爆笑問題らしさの炸裂している作品だった。特典映像は漫才終了後のトークコーナー。シティホテル3号室の進行の元、観客からのアンケートに受け答え。疲れが残ってヘトヘトな太田、明日の競馬番組のために体力を温存している田中。

 

6月14日(日)視聴。2022年7月にシアターサンモールで開催された公演を収録。好きなミュージシャンの結婚に落ち込んでいるだろう同僚に対して一方的に感情移入して号泣する『わかる女』、ゴルフ場でマナーの悪い客を相手にしているキャディーにはとある秘密が……『キャディーさん』、デモの後に彼氏の両親の元へ結婚の挨拶にやってきた女が信頼を勝ち取るまでの物語『結婚の挨拶』などなど、なかなかにとんでもない女性たちが次々に。R-1決勝でも披露された『結婚の挨拶』は、けっこう話の内容が違っていてビックリしたな。その中でも笑ったのは『忘れる女』。自分の彼氏が会社の部下と不倫をしていたことを知るも、その部下にいなくなられると業務上困ることになるので、不倫したという事実を忘れると宣言する女社長。そして文字通り、この女社長は不倫のことをさっぱり忘れてしまうのだが……というところからの二転三転がバカバカしくてたまらなかった。ブッ飛んだ女性を演じる上手さを再認識。ただ正直なところ、心の底から楽しめたとは言い切れず。でも、それはきっと、女性芸人が大衆に無理矢理に迎合しようとせずに自己表現できるようになった結果だからなのではないか、という気もしている。それはそれでいいのだ。

 

あわよくば下旬へと続く。

「春とヒコーキ 第3回単独ライブ『モンキービジネス』」を配信でも見る。

春とヒコーキ第3回単独ライブ『モンキービジネス』を配信でも見る。

春とヒコーキは青山学院大学の落語研究会で出会った土岡哲朗とぐんぴぃによって2017年に結成された。2019年4月にぐんぴぃがABEMA NEWSの街頭インタビューを受け、自身の性体験について「バキバキ童貞ですね」と回答している画像がネット上で話題を集め、これをきっかけにYouTubeチャンネル『バキ童チャンネル』を開設。2026年現在、登録者数200万人を超える人気チャンネルへと成長を遂げている。芸人としては2024年に『キングオブコント』準決勝戦へと進出。その認知度に芸人としての実力が遂に追い付こうとしている。

今回の配信は、2026年4月から5月にかけて全国四都市で開催された単独ライブより、5月5日に行われた東京公演の模様を収録したものである。以前にこのブログでも書いたように、私は今年の4月に既に大阪公演を鑑賞しているのだが、噂で聞いたところによると公演ごとの内容に多少の変化が生じているらしいとのことだったので、配信の購入に至った。基本的に、私はすべての芸人に対しては常にフラットな姿勢で臨みたいという心持ちではあるのだが、彼らに関してはすっかり肩入れしてしまっている。正直なところ、あまりよろしくない状態に陥っている自覚はあるのだが、こうなるともう仕方がない。いわゆる惚れた弱みというやつだ。

ちなみに本公演の配信は、2026年6月14日まで何度でも視聴することが可能とのこと。料金は2,000円(税込)+手数料とさほど高くはないので、興味がある方は試しに見てみると良いかもしれない。

(以下、ネタバレを含みます)

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インターネットの“トマソン”を愛でる楽しさを大久保八億は高らかに謳う

トマソンという概念がある。日常において見逃されがちな無用の長物となっている不動産を“超芸術”として定義付けて鑑賞する、前衛芸術家の赤瀬川原平が提唱した芸術学上の概念である。これを現代に継承している人物がいる。マセキ芸能社所属のピン芸人・大久保八億である。

八億は自身のYouTubeチャンネル『八億再生チャンネル』において、インターネット上に転がっているトマソン的な事物に対する愛情を頻繁に語っている。例えばWikipediaに掲載されているメシの画像を吟味する。「オンライン百科事典」を自称するWikipediaの項目に掲載されるに相応しい画像は、項目内容をシンプルに表現した上で出来るかぎりノイズを削り落としている単純明快なものであるべきだ。無論、基本的にはそういった画像が採用されているのだが、中には明らかに撮影者が思いつきで撮ったとしか思えないような粗雑な写真が平然と載せられていたりする。それを八億は嗜む。その写真を撮影してWikipediaに掲載するまでに至ったユーザーの心情を想像し、この見栄と虚構の自己プロデュースにまみれている現在のインターネットにおいて、奇跡的に吹き抜けた一涼の風のように重宝する。

この八億の嗜好は他の企画にも垣間見える。「芸能人の変すぎるホームページ大発掘!」「地方の妙な風景を見てみよう」「良いサムネとタイトルを見る」……。本来、あるべきではない・あるはずのないものが、そこに生じてしまうことの芸術性。それを八億は理解している。ただ、八億が芸人であることについて配慮するならば、むしろ彼が引き継いでいるのはトマソンという概念そのものではなく、かつてそれをモチーフとした企画「東京トワイライトゾーン」を放送していた『タモリ倶楽部』的な姿勢といえるのかもしれない。

そんな『八億再生チャンネル』の中でも、個人的にオススメしたい企画を最後に紹介する。2026年5月25日に配信された「美しきピザポテトを現代美術として、見る」である。ピザポテトに降りかけられたチーズをアクション・ペインティング(顔料をキャンバスに垂らしたり飛び散らせたりするような絵画の様式)と仮定して、美術的観点で鑑賞するというものである。一見すると、なんでもないようなポテトチップスの模様に【花畑】【雲雀山水図】【孤立A】などのタイトルを付けて楽しんでいる様も大変に面白いのだが、その上で注目してもらいたいのは、八億と聞き手役である謹製の並びである。「誰が言ったか知らないが、言われてみれば確かに聞こえる……」という前口上が聞こえてくるのは、きっと私だけではないだろう。

2026年5月に聴いたラジオの記録。

・『脳盗』(4月25日)
  前回の放送で発覚した悶着を受けて、TaiTanのマネージャーとメシを食べに行く約束をした玉置。しかしメシがランチだったことが引っかかるTaiTan。しっかり話をしようという気がないのでは……? 

・『こたけ正義感の聞けば無罪』(4月26日)
  ゲストに事務所の先輩・ふかわりょう。

・『さまぁ~ずのオールナイトニッポンGOLD』(4月29日)
  何を話していたか覚えてないけど、ずっと面白かった。

・『朝井リョウ・加藤千恵 信頼できない語り手』(5月1日)
  記録してなかったけれどずっと聴いてます。面白い。

・『あいみょんのオールナイトニッポンGOLD』(5月1日)
  トイレダッシュ。

・『東京ポッド許可局』(5月2日)
  名もなき料理論。マキタスポーツ選曲の研ナオコ『ヘッドライト・テールライト』がちょっと素晴らしすぎた。消え入りそうな歌声をプチ鹿島が「遺言」と表現していて、そのあまりにも酷い言い草に笑う。

・『オードリーのオールナイトニッポン』(5月2日)
  オープニングトークは、若林が番組で共演する太田光の“股間鷲掴み攻撃”への対策としてファールカップを買いに行った話。経済番組での立ち振る舞いについて考える若林、家族でフワちゃんの初勝利試合を観に行ったときにクミさんに余計なことを言ってしまう春日。

・『脳盗』(5月2日)
  ゲストに元オモコロ編集長の原宿。格闘家マーク・ケアーの人生を描いた伝記映画『スマッシング・マシーン』について一時間まるまる。

・『キュウ 空想の間』(4月28日)
  ぴろが体調不良のためお休み。ピンチヒッターにまんじゅう大帝国竹内。

・『REQ JAM【水曜】ドンデコルテ』(4月29日)
  リスナーネームが“支耳者”に決定。

・『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』(5月6日)
  小学校の時間割を模して一日を過ごしてみる。

・『Daisy Holiday!』(5月3日)
  ゲストに映画監督のシルヴァン・ショメ。『ベルヴィル・ランデブー』の続編を作っているとのこと。

・『三宅香帆のオールナイトニッポン0』(5月2日)
  秋元康の歌詞の凄さを熱弁しすぎて「アイドルファンではなく、もはや秋元康ファンなのではないか」と指摘される。

・『ヒャダイン・ミラッキのエアチェックメイト』(5月5日)
  先取りジェネリック特集。あのの先取りとして螢『ハリガネ』をオンエア。めちゃめちゃ似ていてビックリした。当時、螢のアルバムを持っていたのだけれど、歌声があのに似ていたことにはまったく気付かなかった。

・『REQ JAM【金曜】カミナリ』(5月1日)
  インスタントジョンソン・じゃいの競馬が凄かったという話と、YouTubeチャンネルでスタッフの実家を訪れたときの裏話。動画内でたぐみが落語についてかなりとんでもない毒舌を吐いていた理由についても触れていた。あのスケールのオチがなかったら普通に炎上するレベルのことを言っていたと思うので、そのバランス感は流石だなあと感心。

・『こたけ正義感の聞けば無罪』(5月3日)
  先輩に対して放ったボケにツッコミを入れてもらえない話。

・『問わず語りの神田伯山』(5月1日)
  “女伯山”ことアンジェリーナ1/3がギャラクシー賞・DJパーソナリティ賞を受賞した件を受けて、自身が同賞を受賞したとき(※してません)のコメントを再現する……カタチで、これまで抱え込んでいた不満をすべて吐き出す展開に。

・『霜降り明星のオールナイトニッポン』(5月8日)
  粗品がパーソナリティを務める『ツッコミスター』の話題。以前のフジテレビは実験的な番組を深夜に放送してからゴールデンに持っていく流れになっていたのに、この番組は一発でゴールデン進出となったことを思うと、YouTubeがかつての深夜番組の役割を果たすようになってきたのではないか……という話が興味深い。

・『爆笑問題カーボーイ』(5月5日)
  ナイツ土屋が日大芸術学部に入学したことを「美大に入った」と話している件について、太田が厳しく言及。長々と寿司屋を舞台とした一人コントを披露する。番組内では軽く処理されていたけれど、清水ミチコの「日大(ニチダイ)は音読みするとビダイになる」というのは良い着眼点だなあと普通に感心してしまった。

・『東京ポッド許可局』(5月9日)
  大谷翔平と食事に行くとしたら何処に連れて行ったら良いのか?というザ・王道の与太話。

・『オードリーのオールナイトニッポン』(5月9日)
  春日のフリートークにて、飲みの席でパンサー尾形が自らのパンツを引っ張り出してレオタードみたいにしていたことを再現しようという流れから、春日のパンツから発せられる音が古いレコードのプツプツ音のようだという話になり、美空ひばりを売らいながらパンツの音を出すことで古いレコードの再現をすることに。そのあまりのバカバカしさに若林が悶絶するほど爆笑、「ラジオをやってて良かった!」と大喜びする事態に。

・『キュウ 空想の間』(5月5日)
  先週に引き続き、ぴろが休養中のため代打としてまんじゅう大帝国・竹内が登場。オープニングトークは清水とカーシェアの話。意図せずしてややこしいシチュエーションに巻き込まれがちな清水、意外とエピソードトーク運に恵まれている人なのかもしれない。

・『爆笑問題カーボーイ』(5月12日)
  デイリーWiLLの動画チャンネルに、かつてタイタンに所属していた長井秀和がゲストとして登場し、爆笑問題やタイタンについてコメントしていた件について言及。長井のサービス精神を理解しながらもうっすらヘコんでいるのが伝わってきて、なんともいえない感情に。

・『REQ JAM【水曜】ドンデコルテ』(5月13日)
  特定のテーマに沿った名前を創作して送ってもらうリスナーコーナー「〇〇はどいつだ!」のテーマ「一番エロそうな名前」で大盛り上がり。

・『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』(5月13日)
  岸田國士戯曲賞授賞式でスピーチをすることになった話。番組の終盤、大石恵美氏のパフォーマンスについて言及していたのが印象的。

・『井上咲楽のキャベツは踊った』(5月3日配信)
  トレランに興味があるというちょんまげラーメンのきむと東京ホテイソンのたけるを一方的に弟子として認定し、ハードなトレランに繰り出した話に爆笑。視野狭窄な思い込みの強さこそ咲楽トークの華よ。

・『こたけ正義感の聞けば無罪』(5月10日)
  ゲストにトンツカタンを解散したばかりの森本。

・『トンツカタン森本のMC休止中』(5月4日配信)
  ゲストにフワちゃん。

・『私より先に丁寧に暮らすな』(5月11日配信)
  上坂あゆ美が今頃になってHIKAKINとSEIKINにハマッているという話から、改めて二人の異様な関係性について考えてみる。

・『オードリーのオールナイトニッポン』(5月16日)
  シャワーの勢いの弱さに憤慨する若林、ナレーション録音に苦労する春日。

・『脳盗』(5月16日)
  『バラバラ大作戦』みたいな番組における、スタッフが「回してください」と呼びかけることについて触れたくだりが興味深かった。番組を応援したい気持ちはあるけれど、「回してください」という言葉遣いになった瞬間にシステムの歯車へと取り込まれて「俺ってなんなんだっけ?」という気持ちになってしまうことへの嫌悪、それをやらずに適切な規模感を保つにはどうすればいいのか?というイベント屋としての苦悩。

・『爆笑問題カーボーイ』(5月19日)
  AIと揉める光代社長。

・『原宿の今じゃない企画室』(5月12日配信)
  ゲストに元ハチカイ・警備員。

・『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』(5月20日)
  ミントで鼻が爆発。

・『こたけ正義感の聞けば無罪』(5月17日)
  以前に送られてきた相談メール投稿者から、こたけの疑問に対する返答が。身バレ防止のフェイクを含ませていたとのこと。そして語られるえげつない事実。

・『原宿の今じゃない企画室』(5月19日配信)
  東海オンエアの虫眼鏡とともに名古屋で壁を塗る(前編)。

・『宮下草薙の30分』(5月15日)
  さすらいラビーをゲストに招いて、中田(なかだ)の名字のややこしさを追求。

・『私より先に丁寧に暮らすな』(5月18日配信)
  ずっと好きな異性と親友関係にある男性からの投稿。

・『オードリーのオールナイトニッポン』(5月23日)
  新聞を取る若林、ビルの階段に閉じ込められる春日。

・『金属バットの社会の窓』(5月19日)
  優勝した友保。優勝してないという事実を叩きつける小林。

・『宮下草薙の30分』(5月22日)
  前回に引き続きさすらいラビーゲスト回。嫌な言葉の使い手・中田。

・『ドンデコルテのオールナイトニッポン0』(5月23日)
  中年にエールを捧げる銀次の10分に及ぶスピーチから、伯父から預かったという昔のオールナイトニッポンのレコードをオンエアするまでの流れが完璧過ぎて鳥肌が立つ。その他、メールアドレスが小橋の父親が経営していたエロDVDショップの店名、番組の告知で名前を間違えられる小橋、中年からのエピソードを募集する“中年人語”のコーナーに送られてきた一通目のメールで銀次が泣く、CM直前に変なことを言って妙な空気にする小橋などなど、聴きどころ多数。

・『東京ポッド許可局』(5月23日)
  わかるけど納得してない論。

・『キュウ 空想の間』(5月19日)
  清水、風邪をひく。

・『爆笑問題カーボーイ』(5月26日)
  「ダチョウ俱楽部40周年感謝祭」に出演した話。

・『原宿の今じゃない企画室』(5月27日配信)
  東海オンエアの虫眼鏡とともに名古屋で壁を塗る(後編)。

・『こたけ正義感の聞けば無罪』(5月24日)
  ゲストにスタミナパン。

・『REQ JAM【水曜】ドンデコルテ』(5月27日)
  冒頭から『ドンデコルテのオールナイトニッポン0』のパロディ。銀次の発案かと思いきや、スタッフが考えてきたとのこと。はしゃぎすぎだ。その後も、ことあるごとに流れる『Bittersweet Samba』。

・『私より先に丁寧に暮らすな』(5月26日配信)
  性加害に対する考え方が合わない恋人についての相談メール。性加害事件を目にするたびに「冤罪かもしれない」「チャラい飲み会だったんでしょ」と被害者を咎めるような態度を取ることで、事件に対して中立な立場を取っているとアピールしているとのこと。

・『オードリーのオールナイトニッポン』(5月30日)
  朝の番組へのゲスト出演で寝坊を心配する若林、あばれる君と福岡ロケだった春日。丑一発。

・『東京ポッド許可局』(5月30日)
  好きなパッケージ論。  

今月はとにかく『ドンデコルテのオールナイトニッポン0』が素晴らしかった。特に前半、渡辺銀次による長い語りから古いオールナイトニッポンのレコードを放送に載せるまでのくだりは完璧だったし、メールアドレスが小橋の実家のエロDVD屋の店名から来ていたのも最高。この一発にすべてをぶつけてきたかのような全力投球でした。

他に印象に残っているのは『爆笑問題カーボーイ』。ナイツ土屋の日大芸術学部入学の件を擦り倒したかと思えば、かつての仲間だった長井秀和の話に明らかに落ち込む。はたまた、光代社長がAIと上手くコミュニケーションを取れない話を明るくしゃべったり、ダチョウ倶楽部40周年感謝祭でのドタバタぶりを聞かせたり。ベテランとは思えないボリューム感がお見事でした。ボリューム感といえば、この月は『オードリーのオールナイトニッポン』も躍動。パンツレオタードからレコード盤の音を見出す流れは天才的でしたな。

2026年5月に見たもの。

ゴールデンウィークの最終日に見た『第十回キュウ単独公演「噂をすれば...」』をきっかけに、お笑いDVDの視聴を再開している。以前のように感想文を書けるほどには集中して見られていないものの、それなりに楽しめているので、良い傾向といえるだろう。とはいえ、せっかく作品を視聴したのだから、その記録ぐらいは残しておきたいと思い、今回の記事に至った次第である。感想というよりは覚書のようなものとして見てもらえれば幸いである。

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2026年6月のリリース予定

24「空気階段 単独公演「ダンス」

どうも菅家です。

五月の中旬あたりから急激に気温が上がり始めて、すっかり初夏の陽気となっておりますが、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。こちらはエアコンの電源を入れないとどうにもならないような状態に陥っています。そのエアコンも来年には値上がりするそうです。なかなかにおっかないですね。エアコンのない夏なんて考えられません。死活問題ですよ。

そんなまだまだ暑くなりそうな6月には、空気階段の単独公演がソフト化される予定です。昨年8月から10月にかけて全国ツアーが開催された第8回単独公演『ダンス』の東京公演の模様が収められます。彼らの単独公演がソフト化されるのは今回で五作品目。ほぼほぼ年に一度のペースでリリースされているあたり、もはや「毎度お馴染み」と言ってしまっても良いのかもしれません。特典映像は、こちらも毎度お馴染みとなっている『空気階段の踊り場』(TBSラジオ)の未公開映像となるようです。彼らとTBSラジオの信頼関係の深さを感じさせられますね。

明けて7月は、空気階段と同じ称号を持つコンビの単独ライブがリリースされる予定です。今回は2024年5月と12月に開催された公演を2枚組にして収録しているようです。相変わらず、とんでもないボリュームですね。年に二回も単独やってんじゃねぇよ!

『M-1グランプリ2025』の動画配信が終わるらしいので再生数を確認してみた。

菅家です。

2026年5月31日をもって『M-1グランプリ2025』の「決勝ネタ」「敗者復活戦ネタ」のYouTubeでの配信が終了するという告知を目にしたので、現時点での再生数をざっくり記録しました。どうして配信終了の1週間前に記録したのかというと、思いついたときにやっておかないと忘れてしまいそうだったからです。まあ、多少の数字の変動はあれど、よっぽどの事件でも起きないかぎり、残り1週間で大きく変わることはないでしょう。たぶん。

今年に入ってからのドンデコルテの活躍ぶりが印象的ですが、動画再生数はやはり優勝したたくろうの方が多いですね。それも圧倒的に多い。王者の威厳を感じずにはいられません。対して、ファーストステージでは好記録を叩き出していたエバースが、再生数だと意外に伸び悩んでいます。特に最終決戦の再生数は異様に少ないですね。ネタそのものに対する評価というより、世間の評価を受けて見る・見ないを判断している層の影響を感じさせられます。

ファイナリストに焦点を当てると、真空ジェシカ、ヨネダ2000、ヤーレンズといった人気コンビが順当に再生数を稼いでいます。意外なのは、その後に10位のめぞんが続いていること。板橋ハウス(めぞん吉野が参加している登録者77万人を誇るYouTubeユニット)の影響もあるのかもしれませんが、コメントを見たところ、シンプルにネタの熱量に惹かれている人が多いみたいです。あとネットユーザー的に、ネタの内容に対して共感を覚える人が少なくないようにも思えます。みんな叫びたがってるんだ。驚いたのはカナメストーンの再生数の少なさ。カナメは敗者復活戦組の中でも再生数がさほど高くありません。ライブシーンでの評価との乖離を感じなくもないです。キビシィ。

そんな敗者復活戦組の中では、惜しくもカナメストーンに敗れて決勝進出を逃したミキが強い。決勝進出者である豪快キャプテン、ママタルト、カナメストーンを抑えています。2年前の演芸特番でビートたけしに「うるさいだけで面白くない」と評されてしまった彼らですが、少なくとも今は視聴者の中では漫才師としての評価が高まっているようですね。その他、イチゴ、例えば炎、ネコニスズなど、強い個性を放つコンビが評価されている印象を受けます。今年のM-1で何処まで登り詰めるのか注目です。

ただ、そのミキを抑え込んでいるのが、ナイスアマチュア賞受賞のコンビ・ピ夜なんですよね。こうして数字で見ると、その人気ぶりに改めて驚かされます。もっともナイスアマチュア賞は決勝・敗者復活よりも先に動画が公開される(2025年は9月~10月ごろに配信)ため、再生数的には幾らかのハンデがあるのですが、それでも78万回再生はとんでもないですね。ちなみに、塩むすびは小学生の兄弟コンビ、代表と秘書は百田尚樹氏と秘書のコンビ、山かけとろろうどん小は大手前高校のお笑いサークルのコンビ、誕生石は早稲田大学お笑い工房LUDO所属の学生コンビとなります。背景はどうあれ10万回再生は誇っていいレベルだと思いますよ。本当に。

こちらからは以上です。

追記(2026年5月31日)。

配信終了直前に再生数のことを思い出したので、改めてチェックしてみました。

1週間前に比べて、そこそこ再生数に動きが出ました。いわゆるところの“駆け込み需要”というやつでしょうか。その証拠に、配信期間に限度が設定されていないナイスアマチュア賞の再生数はさほど動いていないようです。その中でも、特に再生数が大きく伸びているのがゼロカラン。メンバーのワキが出演した特番『ツッコミスター』からの影響を感じますね。