SecHack365の2026年度融合駆動コースについて
今年度のSecHack365は10周年を迎え、まぁまぁ様子が変わります。コース制になってから8年くらいだっけ(笑)?数年前にも変革かなーってぼんやり考えてたりはしましたが、コロナ禍でそれどころじゃなくなったりして(笑)ある意味延命延命で2025年まで来ちゃいました。中身は段々変わってきてたんですけどね。
で、今回学習駆動コースを離れ、コンテンツゼミ&社会実装ゼミのコンセプトを継ぎつつ、融合を目指すことにしました。あっしは何かを発想するとき、頭の回路的に異質なものの組み合わせをシミュレートすることが多いのですが、異質なものを組み合わせて融合させる、それを社会に届ける、みたいなものがこのコースの目標です。以下コース紹介より。
https://sechack365.nict.go.jp/course/#c06
Q.どのようなコースですか?1年間でどんなことをやりますか?
A.「社会実装」という言葉をご存じですか? ツールを作成しても利用者がいないと意味がありませんし、コンテンツを公開しても視聴者が増えないなら不十分です。本コースは「作ること」よりも「世間に浸透させること」を目指します。作るものはすべて歓迎です。セキュリティ関連のシステムやソフト開発から、研究論文、小説、動画、アートまで。これまでには毎日ひとことセキュリティトークしてくれるアヒルやセキュリティ料理のレシピという作品もありました。重要なのは「作品をどう公開し、ユーザーを増やすか(世の中に浸透させるか)」という視点です。
単なる完成品を作るのではなく、それを使いこなす人が増えるまで社会に実装していく経験を通じて、あなたの価値観を広げます。Q.どのようにセキュリティの知識や意識を身につけますか? 何を目標としますか?
A.単なるツールやコンテンツ作成ではなく、「なぜその課題が起きているのか」を分析し、根本的なメカニズムを理解するアプローチです。
セキュリティの社会的課題に対し、独自の視点で問いを立て、解決法を具現化する発想法やものづくりを学びます。最終的には、抽象度の高い啓蒙活動から、ランサムウェア対策やロマンス詐欺防止といった具体的な課題まで、社会実装の視座から多角的に対応する力を身につけます。Q.期待する応募者像、応募者に求めるものは?
A.「セキュリティを学びたい」だけでなく、「社会課題解決に取り組みたい」という熱意を持っている方に向いています。
- 具体的な技術(コードなど)よりも、社会へのインパクトやストーリーテリングに価値を感じる方
- ユニークで自分だけのニッチなセキュリティ課題を見つけたい方
- 「啓発コンテンツ作成」や「ランサムウェア対策」「詐欺防止」など、多様なアプローチを好む方
世界で唯一の視点で、社会に届く何か、人々の役に立つ何かを生み出してみませんか?
ってなところです。
とはいえ、何に取り組むべきか、そもそもそこから悩むこともあるかも知れません。そんなときは以下のようなテーマで挑むことを考えてみてください。
- 人が騙されにくくなる何か
- 人がやっていて大変なことを肩代わりしてくれる何か(例:生成AI時代にどこも苦労しているデータのアノテーションとか)
- 便利で安全なのに人が使い切れていない、使いこなせていないパスキーなどの方法を広く使ってもらうための何か
- 人の現在の能力を可視化する何か(例:情報検索力、特定分野の学習能力やスキル、コミュニティやチームにおける会話から見える影響力など)
- 人と人のコミュニケーションを安全にサポートする何か
- 人のメンタルの可視化(例:そのコミュニケーション環境で人が病むかどうかをAIによって調べる=カナリアなど)
- 人に対する(セキュリティに関する)トレーニングの効果の可視化
- ヒューマンファクターの評価や向上に資する何か
- 社会インフラの安全性や性能向上を目指したトラスト基盤に繋がる何か
これらのテーマは社会的課題の裏返しです。逆に言えば、テーマ案から社会的課題に遡って、そちらに取り組む、ということでもOKです。
作るモノは何でもOKです。研究論文小説ゲーム動画コンテンツ漫画システムツールアプリサービス書籍など。過去には喋るアヒルや固定電話用の詐欺検知装置などのハードウェアもありましたし、そういうものでもOKです。
みなさんの野心的な挑戦をお待ちしています。