【アメリカ麻薬取締局(DEA)】合成麻薬『フェンタニル』が日本経由でアメリカに密輸されているとの認識を示す 

【アメリカ麻薬取締局(DEA)】合成麻薬『フェンタニル』が日本経由でアメリカに密輸されているとの認識を示す 

アメリカ麻薬取締局(DEA)の高官が22日、合成麻薬「フェンタニル」が日本を経由して自国へ密輸されているとの認識を示したことが分かりました。

フェンタニルは、鎮痛効果がモルヒネの50倍から100倍にもなる強力な物質で、依存性が極めて高く、わずか2ミリグラム程度でも致死量に達する場合があると言われています。

日経新聞によると、DEAアジア太平洋局長のデービッド・キングが都内で取材に応じ、フェンタニル密輸に関して「日本は麻薬密売組織がセキュリティーを回避するための経由地として機能している」と話したとのことです。

同日、DEAと日本の海上保安庁は、薬物の密輸に関する捜査情報を相互に共有することで一致し、東京のアメリカ大使館で覚書に署名しました。

アメリカのグラス駐日大使は、「トランプ政権はフェンタニルの違法取引に対して断固たる姿勢を示した。連携強化で犯罪ネットワークをより効果的に撲滅できるようになる」と述べ、日本の役割に期待感を示しました。

フェンタニルは、中国系犯罪組織などが中国から原料や関連物質を供給し、メキシコの麻薬組織を通じてアメリカへ密輸するルートが主流とされていますが、日本も経由地として利用されているのではないかと以前から疑われていました。

日本では、フェンタニルに関連した犯罪がほとんど確認されていないため、原料の生産地として知られる中国や、麻薬組織への警戒が強いメキシコに比べると、監視の目が緩く、経由地として利用すれば税関を通過しやすいとの見方も出ています。

こうした中、アメリカ麻薬取締局(DEA)などが調査を進めた結果、中国・武漢の化学品メーカー Hubei Amarvel Biotech(湖北精奥生物科技)が、違法薬物やその原料の国際取引ネットワークに関与していたとして摘発され、幹部らはアメリカで有罪判決を受けました。

◯フェンタニル密輸、名古屋経由か データの海に浮かんだ「日本のボス」

◯合成麻薬の闇 名古屋が結節点 米・中・メキシコつなぐ地下経路 米中「新アヘン戦争」の裏側 狙われた日本㊤ 

その後、関係者から「日本にもボスがいる」との証言が出たことで捜査が進み、「Fengzhi Xia(夏峰志)」という中国人の男が浮上しました。

Fengzhi Xiaは沖縄県に住んでいるとみられ、武漢にある富仕凱貿易に100%出資し、同社の法定代表者を務めているとのことです。

さらに、Fengzhi Xiaが深く関わっている富仕凱貿易は、日本国内では「FIRSKY株式会社」として愛知県名古屋市で法人登記されており、DEAが摘発したHubei Amarvel Biotechの製品を取り扱っていました。

◯フェンタニル密輸 「ボス」が執着した日本 見えてきた偽装のしかけ 米中「新アヘン戦争」の裏側 狙われた日本㊥ 

こうした情報は、昨年6月の時点ですでに報道されていましたが、愛知県の大村秀章知事は同年7月、「フェンタニルの原料を扱う薬品会社などに立ち入り検査を行った結果、違法な取り引きは確認されなかった」と発表しており、実態の解明には至りませんでした。

◯「善意の同胞」隠れみのに 華僑社会に紛れたフェンタニル組織 米中「新アヘン戦争」の裏側 狙われた日本㊦

ところが今回、フェンタニルが日本を経由している可能性が濃厚になったため、ネット上では大村秀章知事の過去の発言に対して「虚偽だったんじゃね?」「『仲間だった』と思われてもしかたがない状況、」「隠蔽に加担して他国へのテロ幇助だよねこれ?」「米麻薬取締局(DEA)はフェンタニルの密輸事件の重要参考にとして、大村知事を徹底的に捜査するのかな?」といった疑いの声が数多く投稿されています。

違法薬物が徹底して取り締まられ、これ以上の犠牲者が出ないことを心から祈ります。

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