
イランで続く反政府デモが激しさを増しており、これまでに648人が死亡、1万人を超える人が逮捕されました。
BBCニュース – イランの抗議デモ、死者約650人に上ったと人権団体 「治安部隊は殺し続けた」と目撃者https://t.co/sJ6JvODj1o
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) January 13, 2026
人権団体によると、死亡者の中にはデモ参加者や治安当局者のほか、18歳未満の子供も含まれており、実際の死者数はさらに多く、1000人を超える可能性があるとのことです。
英BBCによると、テヘラン郊外では仮設の野外遺体安置所に次々と遺体が搬送され、行方不明となった家族を捜す人々が集まっているとのことです。
またBBCは、イランの情報筋や目撃者の証言として、各地の都市で極めて多くの人が殺害されており、死者数は数千人に上るとの見方も出ていると報じています。
こうした状況を受け、アメリカのトランプ大統領は、「(イラン側は)一線を越えはじめている」との認識を示し、「抗議者たちは自由を求めている。彼らは包囲され、銃で撃たれているようだ。非常に悪いことだ」と述べ、軍事介入の可能性についても繰り返し言及しています。
また、アメリカに亡命中のパーレビ元皇太子は、イラン国民に対し「街頭でも自宅からでもみなさん、抗議の声を上げてください」と呼びかけています。
一方、イラン政府は、トランプ大統領が軍事介入を実行した場合、米軍基地を標的にすると警告しました。
現在、イラン国内では反政府デモだけでなく、現政権を支持する大規模な集会も開かれているとSNS上で拡散されています。
Iran: From the massive rallies in support of the Islamic Revolution in Iran in:
Tehran – Mashhad – Esfahan – Hamadan pic.twitter.com/j9XVoRR1KX
— Middle East Observer (@ME_Observer_) January 12, 2026
かつてイランは、パーレビ国王(シャー)を中心とする王制国家で、最新兵器をアメリカから次々と輸入して国軍を強化し、“アメリカの代理人”として中東に睨みを利かせていたことから、「ペルシャ湾岸の憲兵」とも呼ばれていました。
パーレビ国王は、1953年の軍事クーデターを経て政権を手にしましたが、これもアメリカが主導した政権転覆工作の結果でした。
◯「米国の代理人」だったイラン、米のトラウマは「人質」 対立が続く理由

パーレビ国王は、秘密警察などを用いて強権的な支配を続け、「脱イスラム化」や服装など「文化の西洋化」「工業化」を推進する「白色革命」を行いましたが、その後、インフレや貧富の差の拡大、石油価格の下落による財政難が重なり、国民の不満が高まっていきました。
また、イラン国民の約9割はイスラム教シーア派の信者であることから、「脱イスラム化」への反発が強まり、民主化とイスラムへの回帰を同時に求める動きが広がっていきました。
多くの市民が「イスラムに基づく公正な統治」を掲げるホメイニ師らイスラム法学者を支持し、各地で激しい反政府デモを起こした結果、国王は1979年1月に国外へ脱出し、同時に王政も崩壊しました。
アメリカとしては、イランの反米体制を転覆させたい思惑があり、今回の反政府デモは、軍事介入の口実となり得る絶好の機会だといえます。
◯「これは、アメリカが他国で革命を組織しようとしてきたことを示している」――ジョージア、トランプの誤算を指摘
グルジアのコバヒゼ首相は、トランプがいわゆる「国際的資金調達」を停止したことを指摘し、これはワシントンが世界でカラー革命を起こそうとしていることを証明していると述べた。… pic.twitter.com/QCDx35groB
— tobimono2 (@tobimono2) January 23, 2025
全世界の人々が安心して暮らせる平和な社会となりますことを心から祈ります。
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