\ Pick of the week /先週の話題事例ピックアップ<6/1-6/7>

PR EDGEにおいて、先週たくさん読まれたPR事例・クリエイティブ事例をピックアップして紹介する「Pick of the week」。

今回は、キリンビバレッジ、セキド、カネボウ、ロート製薬、スピングルカンパニーの事例紹介記事をまとめてお届けします。

1. 「午後の紅茶」40周年|あの“夫人”をノベルティ化した5色展開マグカップがプレキャンに

キリンビバレッジのロングセラー商品「キリン 午後の紅茶」が発売40周年の節目を迎え、ロゴの“夫人”を大きく配した全5色のティーマグカップを賞品にしたキャンペーンがスタートしました。

ロゴで使用されている夫人の正体は、アフタヌーン・ティーの習慣を始めたとされるイギリスの7代目ベッドフォード公爵夫人、アンナ・マリア。

単にブランドロゴを印刷しただけのノベルティではなく、新CMの舞台であるイギリスの紅茶文化や、ブランドのルーツである歴史的ストーリーを賞品そのものに落とし込んでいます。

応募は対象商品を1本購入するごとに貯まるポイント制を採用し、合計3,000名と多くの人に当たりやすい設定に。

好きな色を1つ選んで応募できる参加ハードルの低い「選べるティーマグカップコース(5ポイント)」と「コンプリートコース(24ポイント)」を用意し、熱量に合わせて選べる2つのコースを設けました。

生活者にはなじみのあるロゴモチーフのノベルティで関心を引き、選ぶ楽しさを提供。企業側にとってはライト層の獲得とヘビーユーザーのまとめ買いを同時に狙ったコース設計で購入機会を広げています。

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2. ファン導線を丸ごとジャック!JO1河野純喜×スキンケアブランドの渋谷大型プロモーション

株式会社セキドが展開するトータルケアブランド「hada to kokoro(肌と心)」は、ブランドアンバサダーを務めるJO1の河野純喜氏を起用した大型プロモーションを始動しました。

2026年6月1日(月)から7日(日)まで、渋谷駅東口地下広場B1F東棟連絡通路壁面シート、集英社ビジョン、MODI上ビジョンの3媒体に広告を集中的に掲出。

また、6月2日(火)から8日(月)にかけて、HMV&BOOKS SHIBUYAでポップアップストアを開催しました。ブランドの15商品を並べるだけでなく、等身大パネルや着用衣装の展示、撮影メイキング映像の完全版を限定放映。

買い物を急がせるのではなく、まずは楽しい空間を通じてブランドの世界観に深く触れてもらう、ファンを大切にする丁寧なアプローチです。

OOHとポップアップを集約して展開することで、来街したファンの自然な回遊を促し、SNS投稿や購買へつなげる導線は、タレント起用で認知拡大を目指す広告事例として参考になりそうです。

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3. 「#」を商品名に仕込む UGCを集めるKATEの夏限定アイテム販促設計に

株式会社カネボウ化粧品のメイクアップブランドのKATEが、落ちにくい口紅「リップモンスターシリーズ」から「#スプラッシュモンスター」をテーマとした夏限定色を2026年5月23日(土)より発売開始しました。

今回のプロモーションで注目したいポイントは、テーマ名そのものにハッシュタグの記号「#」を組み込んでいる点。

「#スプラッシュモンスター」という言葉を公式が発信することで、購買者がSNSに投稿する際、自然と同じタグが使われる流れが生み出されます。特定のタグをつけて投稿するキャンペーンを行わなくとも、商品をつぶやくだけで情報が集積される仕組みです。

UGCをキャンペーンなどで後から集めようとするのではなく、商品の命名・世界観設計の段階からSNS上の拡散の仕掛けを織り込んだ販促事例です。

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4. 3回目のコラボはキングスライムを初起用 シリーズ40周年の“ドラクエ×ロート”コラボ

ロート製薬は、大人気ゲームシリーズ『ドラゴンクエスト』とコラボレーションした数量限定商品として「ロートジー キングスライム型目薬」を発表。2026年6月10日(水)より、全国のドラッグストアとECサイトなどで順次発売します。

2017年5月、2023年11月に続いて3度目のコラボとなる今回は、ドラゴンクエストの人気モンスター「キングスライム」を初めて起用。パッケージはキングスライムを目薬の“しずく感”になぞらえて描き起こしたデザインを採用しました。

また、パッケージの内側にはレトロ調の白黒バトル画面をモチーフにしたデザインが出現。キングスライム型目薬を置くことで、スライムが合体したかのようなシーンを楽しめる遊び心のある仕掛けが用意されています。

ドラゴンクエストシリーズの40年の歴史を“冒険の物語”として捉え、ロートジーの歩みを“瞳を休める習慣”として重ね合わせたことで、周年企画に新しい切り口を提示。数ある記念施策の中でも、コンセプトの明確さが光る販促事例です。

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5. 広島電鉄のレトロ車両がスニーカーに 住民の“あしもと”を支え続けてきた地元企業コラボ

JR広島駅の駅ビルへ乗り入れる「駅前大橋ルート」を開業し、大きな話題を呼んだ広島電鉄。新しい活気に沸く地元の交通事業者と、昭和8年から広島県府中市で職人技術による靴作りを続けるスピングルカンパニーが、初のコラボレーションを展開しています。

今回の取り組みは、ともに広島県を拠点とし、長年にわたり人々の移動やくらしを支え続けてきたという共通のアイデンティティから実現しました。

今回のコラボスニーカーは、それぞれのブランド価値を高め合う役割を果たしています。広島電鉄にとっては、新しい路線の話題性とあわせて、歴史ある車両の魅力を身近な形で全国の生活者へ発信し、鉄道ファン以外へも愛着を広げる機会となるでしょう。

スピングルカンパニーにとっても、地元の移動の歴史と深く結びつくことで、伝統を守りながらも街と共に未来へ動き出す姿勢を広く伝える契機といえます。“あしもと”を起点に地域の資産を捉え直す、相互に豊かな実りをもたらす共創型プロモーションです。

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商品名へのハッシュタグの埋め込みや限定空間の創出、パッケージの遊び心など、ファンが自発的に動きたくなる仕掛けが目立つ1週間でした。

「投稿したい」「楽しみたい」という心理を先回りして次のアクションへとつなげる、体験設計が参考になる事例が揃いました。

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