
渡邉昌先生を筆頭著者とし、弊イニシアティブ代表・桐村里紗がPlanetary Healthについて寄稿したオープンアクセス本の章が先行リリースしました。
One Health on the Planet – World Beyond Recognition
惑星のワンヘルス- 認知を超えた世界へ
というタイトルの書籍に
Practicing Planetary Health in the Daisen–Izumo Basin: Transforming Biocultural “Invisible Wealth” into Value
大山–出雲流域におけるプラネタリーヘルスの実践― 風土が育む「見えない豊かさ」を価値に変える
と題し、大山-出雲流域における実践を医学、生態学、経済学、文化人類学等網羅的に洞察した章を寄稿しております。
「Planetary Health」という言葉の裏に積層する多次元元的要素を「流域Ryuiki」を起点に網羅的に解釈しています。
アクセスフリーですので、ぜひご覧下さい。
書籍全体のテーマが、非認知領域で、渡邉昌先生も人生の集大成としてかなり切り込んだ洞察をされています。
全体のリリースは追って、乞うご期待。
アクセスは、こちら
要約
本章は、One Health を包含し、日本の伝統的な自然観および精神文化に根ざしたプラネタリーヘルスの視座から、人と地球の健康を同時に回復させる経済・社会基盤の再構築フレームワークを提案するものである。
プラネタリーヘルスの実装には、平均化されたグローバル基準を一律に適用するのではなく、それぞれの地域の歴史・文化・環境的文脈に根ざした実践が不可欠である。人と自然を分かちがたく一体のものとして捉えてきた日本の長い生活文化は、持続可能な文明を構想する上で重要な示唆を与える。
著者らは2022年より、日本において人口およびGDP共に最小である鳥取県の人口最小の町である江府町と連携し、地域住民とともにプラネタリーヘルスの実践に取り組んできた。本章ではこれらの実践を紹介するとともに、これまでGDPの枠外に置かれてきた自然の豊かさや人間のウェルビーイングを新たな価値として再定義する。
さらに、人間の主体的関与そのものが、人・地域社会・地球を同時に再生する力となり得ることを論じる。
Keywords: Planetary Health, One Health, River Basin (Ryuiki), Biocultural Context, Beyond GDP, Well-being Economy, Regeneration, Natural Capital
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