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THEO投信を活用したNISA調整機能のしくみ

2024年から始まった新NISA制度、すでに活用されていらっしゃる方も多いと思います。THEO(テオ)のNISA対応では、弊社が提供する新NISAに対応した投資信託(以下、THEO投信と表記します)を活用します。

THEO投信を活用したNISA調整機能は、他にはないしくみであるため、お客さまにとってわかりづらい点もあり、様々なお問い合わせをいただいています。
このブログでは、NISA調整機能のしくみについてご理解いただけるように説明していきます。



1. THEOとNISAの関係

THEOは、お客さまの年齢や金融資産額などに応じて一人ひとりに合ったポートフォリオをご提案し、ETFを活用した分散投資を自動で行うロボアドバイザーです。お客様ごとの状況に合わせたきめ細かな運用、例えば毎月のリバランスや年齢に合わせた資産配分変更なども自動で行う点がTHEOの魅力の1つです。

しかし、現状のTHEOの運用をNISA口座で行おうとすると、リバランスのたびに新NISAの年間投資枠を消費してしまうという課題がありました。そのため、THEOは新NISA制度に直接対応することができていませんでした。

そこで、THEOではこの問題を解決し、お客様がNISAの非課税メリットを享受できるよう、投資信託を活用した「NISA調整機能」という新しい仕組みを導入いたしました。
この「NISA調整機能」をご利用いただくには、対応証券会社を通じて「THEOグロース・AIファンド(通称:THEO投信)」をご購入いただく必要があります。これにより、NISAの非課税枠を有効に活用しながら、これまで通りTHEOによる質の高い自動運用が可能になります。この記事では、この「NISA調整機能」の具体的な仕組みから、ご利用を開始するためのステップまで詳しく解説いたします。


2. THEOのNISA調整機能とは?

THEOの「NISA調整機能」は、

  1. THEO口座の運用残高

  2. NISA口座で購入したTHEO投信の残高

この2つの運用残高を合算して、THEO側で全体のポートフォリオ(資産配分)を自動調整する機能です。

この機能により、THEOのおまかせ運用NISA枠で購入したTHEO投信分を一体化して管理することができるようになります。NISA口座で購入したTHEO投信分も考慮した上で、年齢や市場環境の変化に合わせてリスクやアセットクラスの配分を調整してくれるため、面倒な手動リバランスは必要ありません。

3.NISA調整機能のしくみ

ここではNISA調整機能を利用した場合に、お客さまのポートフォリオがどのように調整されるか詳しくご説明いたします。

①THEO投信を購入

まず、お客さまが現在運用されているTHEOとは別に、新NISAに対応したTHEO投信を対応証券会社にてご購入いただきます。

※図の資産割合はイメージです。実際のポートフォリオはお客さまごとに異なります。

②THEOと連携

購入いただいたTHEO投信を現在ご利用いただいているTHEOに連携すると、THEOとTHEO投信をひとつのポートフォリオと見なし、資産全体の管理ができるようになります。
ですが、このままですと、THEO投信を購入した分、グロース・ポートフォリオ(株式)の割合が増えすぎた状態となります。

※図の資産割合はイメージです。実際のポートフォリオはお客さまごとに異なります。

③資産全体を最適なポートフォリオに調整

そのため、②で増えすぎたグロース・ポートフォリオの割合をTHEO側で調整し、お客さまにとって最適なポートフォリオに自動調整します。

※図の資産割合はイメージです。実際のポートフォリオはお客さまごとに異なります。

4. NISA調整機能をご利用いただくために必要なこと

NISA調整機能を利用するには、NISA口座を開設している提携先金融機関でTHEO投信を購入いただく必要があります。現在NISA調整機能に対応したTHEO投信が買える提携先金融機関は以下です。(2025年3月時点)

SMBC日興証券株式会社
マネックス証券株式会社

ポイント
THEO投信をご購入頂いても、現在ご利用いただいているTHEOの口座(=SMBC日興証券の特定口座)は、NISA口座ではありません。THEO自体をNISA口座でご利用いただくことはできませんのでご注意ください

5. THEO投信だけを購入し続けると最適調整が難しくなります

NISA調整機能は、「THEOの運用残高NISA口座で購入したTHEO投信の残高」を合わせて資産全体を一つのポートフォリオと見なし、THEO側でリバランスを実施することによりポートフォリオ全体を最適化する仕組みです。THEO投信(THEOグロース・AIファンド)を連携すると、THEOのグロースポートフォリオの一部として取り込まれて資産全体のバランス調整が行われますが、THEO投信のみを買い増して多く保有しすぎた場合、グロースポートフォリオの割合が増えすぎて、THEO側で最適に資産配分を調整できなくなる可能性があります。

例えば、THEOの資産運用方針が「グロース60%、インカム30%、インフレヘッジ10%」の場合で考えてみます。

現在のTHEO運用資産額が100万円の状態で、THEO投信(THEOグロース・AIファンド)のみをNISA枠の年間上限である360万円追加購入したとします。この場合、合計の資産総額は460万円となり、本来のグロース配分(60%)は276万円(合算額460万円*グロースの割合60%)となりますが、この状態だとTHEO投信分360万円のみで本来のグロース配分を超過してしまいます。そのため、THEO側で最適なリバランスを実施することが難しくなってしまいます。

どの程度THEO投信を購入して良いかわからない方は、まずは目安としてTHEOで運用しているグロースポートフォリオの割合(100万円運用していて、グロースポートフォリオが60%の方は、60万円まで)を目安とすることをおすすめいたします。

THEOの特徴である「自動リバランス」を最大限活かすには、THEO投信だけを購入するのではなく、今まで通りTHEO口座の運用(毎月の積立含む)もしっかり行ったうえで、NISA枠としてTHEO投信を組み合わせることが重要です。そうすることでTHEOが合算残高を見ながらポートフォリオを調整し、最適なアセットバランスを維持することが可能になります。


6. THEO × NISA調整機能を始める手順

ここでは具体的な始め方を、ステップ形式でご紹介します。

①THEO投信を購入できる提携先証券会社でNISA口座を開設

まだNISA口座をお持ちでない場合は、THEO投信を取り扱う(※)提携先金融機関でNISA口座を開設します。

(※)THEO投信を取り扱う金融機関のうち、NISA調整機能が利用できるのは、SMBC日興証券株式会社、マネックス証券株式会社です。(2025年3月時点)

②NISA口座でTHEO投信を購入する

提携先金融機関の取引画面などで、THEO投信の購入を行います。

③THEOアプリ(マイページ)でTHEO投信を残高連携してNISA調整機能を設定する

THEO投信画面から、THEO投信残高を連携してNISA調整機能を設定してください。すると、THEOの運用残高とTHEO投信残高が合算され、自動リバランスが行われます。NISA調整機能の設定手順はこちらをご覧ください。

7. まとめ

最後に「THEOのNISA」をご利用いただく上での重要ポイントを確認しておきます。

  • THEO自体はNISA口座に直接対応していません
    THEOでNISAの税メリットを活用いただくためには、THEO投信とNISA調整機能をご利用いただく必要があります。

  • NISA調整機能をご利用いただくために、THEO投信を取り扱う提携先金融機関のNISA口座でTHEO投信をご購入いただく必要があります
    NISA口座とTHEO投信を組み合わせることで、非課税メリットを享受できます。

  • NISA口座でTHEO投信をご購入いただくだけでは、NISA調整機能による最適なポートフォリオ調整ができない場合があります
    THEO本体の資産と合算することで、THEOの自動リバランスによるメリットを受けることができるようになります。

8.よくある質問(FAQ)

Q. THEO投信をNISA口座以外で購入した場合、メリットはありますか?

 NISA口座以外(特定口座)で購入しても、THEOのNISA調整機能における資産合算には含まれます。しかし、NISA枠による非課税メリットは受けられませんのでご注意ください。

Q. THEO口座とNISA口座での資金配分はどう決めればいいですか?

 投資目的や資産状況によって変わりますが、THEOの自動リバランスを最大限活かすには、THEO口座にある程度の残高を保ちつつ、NISA口座では非課税枠を有効活用できる金額でTHEO投信を購入することがおすすめです。

どの程度THEO投信を購入して良いかわからない方は、まずは目安としてTHEOで運用しているグロースポートフォリオの割合(100万円運用していて、グロースポートフォリオが60%の方は、60万円まで)を目安とすることをおすすめいたします。

その他のよくある質問については、こちらをご覧ください。

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THEOの特徴について、詳しくは「THEOについて」をご覧ください。
運用方針、運用モデルについて、詳しくは「THEOホワイトペーパー」をご参照ください。

留意事項
投資一任運用サービスTHEO(以下「THEO」)は、当社との投資一任契約により提供されます。お客様には、当社の提携金融機関にお客様名義の証券口座を開設いただきます。

投資一任契約に関する投資一任運用報酬は、運用資産の円貨換算時価残高に対して最大1.10%(税込・年率)を乗じた金額となります。組入ETFの売買手数料及び取引所手数料並びに為替手数料等の費用は、当社が負担いたします。なお、THEOのご利用口座としてご利用になる証券口座の管理手数料については、各社へお問い合わせください。

THEOでは、主に外国籍の上場投資信託(ETF)を組み入れます。組入ETFの価格変動リスク及び信用リスクのほか、為替リスク、取扱金融機関に係るリスク等があります。組入ETFの市場価格の下落、為替変動等により損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。したがって、投資元本が保証されているものではありません。

THEOグロース・AIファンドは、ETF等の値動きのある証券を投資対象とし投資元本が保証されていないため、当該資産の市場における取引価格の変動や為替の変動等により基準価額が変動し、購入時の価額を下回ることもあります。
また、ファンドの費用・手数料の概要は以下のとおりとなります。(年率表記のものは税込)
購入時手数料:上限3.30%
信託報酬:年率0.495%
その他費用:組入ETFの運用管理費用、組入有価証券の売買の際に発生する売買委託手数料、信託事務の諸費用、外国での資産の保管等に要する諸費用等がかかります。なお、法定書類等の作成等に要する費用、監査費用等は年率0.11%(上限)となります。

※運用状況等により変動するため、事前に料率・上限額等を示すことができません。
ファンドのリスク、費用については交付目論見書に詳しく記載されております。
投資信託のご購入に際しては、事前に最新の交付目論見書の内容を十分にお読みになり、ご自身でご判断ください。

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