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SHIFTがSREコミュニティに関わりつづける理由 ~SREは、内製の物語では終わらない。~


なぜSHIFTは、SREを“内製の話”で終わらせないのか?


こんにちは、株式会社SHIFTのセンリツSREです。

SREとして信頼性という視点でシステムに関わりながら、技術ブログやカンファレンス登壇を通じて情報発信を行っています。

また社内・社外の勉強会に参加し、SREに関するさまざまな取り組みや成功事例、そして時には失敗事例をも共有し、積極的にコミュニティ発展に貢献したいと考えております。

さて、SREという言葉は、特別なものではなくなりましたね。
専門チームを立ち上げる企業も増え、コミュニティも成熟しています。

それでも、ときどき立ち止まって考えます。
私たちは、本当にSREを理解し、実践できているのでしょうか?

SREは、ひとつの企業の実践から始まった


SREはGoogleという一企業の実践から生まれました。

スケールという現実に向き合い、
失敗を繰り返し、
その中で形作られた実践です。

しかし、その前提は私たちと同じではありません。
組織の規模も、文化も、事業の構造も違う。
プロダクトも違うし、システムの歴史も、背負っている制約も違う。

だからこそ、多くの現場でこうした声が生まれます。

「そのままではうまくいかなかった」
「自分たちなりの形に変える必要があった」

それは間違いではありません。
むしろ自然なことです。

SREは移植するものではなく、
それぞれの文脈の中で再構築されるものだからです。

正解ではなく、試行錯誤が共有されている


それでもSREは広がりつづけています。

なぜか。

正解があるからではありません。
試行錯誤が共有されているからだと、私は思っています。

ある組織でうまくいかなかったこと。
別の組織で工夫されたこと。
失敗と、その振り返り。

そうした実践の対話が、
SREという思想を少しずつ成熟させてきました。

SREは完成されたフレームワークではありません。
対話の中で、更新されつづける実践です。

Google版SRE本『SRE サイトリアライビリティエンジニアリング
この本の序文にはこんな一節があります。

この言葉に、私は何度も立ち返ります。

SREは万能の設計図ではない。

一つの企業の物語であり、
そこから学びながら、それぞれが自分たちの物語を紡いでいくものなのだと。

なぜSHIFTは外に立ちつづけるのか


SREを普遍性のある実践として成熟させるには、
一社の中だけでは足りない。

私はそう考えています。

異なる業界。
異なる規模。
異なるアーキテクチャ。
異なる組織の意思決定。

それらに触れつづけることで、
個別最適の奥にある構造が見えてきます。

SHIFTは特定のツールを前提にする立場ではありません。
環境を固定した支援でもありません。

ベンダーフリーで、クラウドネイティブを支援する。
その立ち位置だからこそ、複数の現場を横断し、
SREの構造を見つづけることができます。

コミュニティに関わりつづける理由も、そこにあります。

学ぶためだけではありません。
還元するためだけでもありません。

SREを、内製の物語で閉じないためです。

クラウドネイティブ会議という交差点


そうした文脈の中で、『クラウドネイティブ会議』 が開催されます。

2026年5月14日(木)~5月15日(金)にかけて、名古屋で開催される、
「CloudNative Days」、「Platform Engineering Kaigi」、「SRE Kaigi」
の3者合同のカンファレンスです。

SRE、Platform Engineering、CloudNative…
それぞれの実践が交差する場です。

私もスポンサーセッションで登壇します。

テーマは、
「SREの仕事は“壊さないこと”ではなくなった」

その背景にある思想については、
あらためて書きたいと思います。

静かに、しかし確実に。
私たちはSREの普遍性を問いつづけます。


執筆者プロフィール:センリツSRE
SREとして信頼性という視点でシステムに関わりながら、技術ブログやconference登壇を通じて情報発信を行っています。
株式会社SHIFTでは、一緒にSREサービスを拡充して頂ける仲間を絶賛募集中です。
ご興味のある方はぜひ、ご連絡ください。

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