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マガジン一覧

投資上級者向け(金融工学等)

投資経験が長い方向けの、難しめの記事です。 金融工学などをしっかりと学びたい方へ。

ピーターのコイントスから見る繰り返し投資行動の数理

世の中の投資行動には基本的に全て、得をする可能性もあれば損をする可能性もあります。 絶対に得をする投資行動は投資家が群がり儲からなくなってしまいますし、絶対に損をする投資行動は誰も行いません。 投資行動を行った際の最終的な期待値がプラスになる投資行動を繰り返せば確実に儲けることができます。 しかしこの「期待値」として、投資行動を一回行った際の単純な期待値を考えてしまうと、実は一見すると期待値は正なのに最終的にほぼ確実に損をしてしまうことがあります。 ピータースのコイントス次

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米国株には議決権はない

日本経済が「失われた30年」と言われているように経済低迷が続いており、日本株のインデックスはずっと横ばいである一方で、経済成長を続ける米国ではインデックスでも年率7〜10%という勢いで株価は上がり続けています。 そのためか、米国株投資をしている方が増えており、証券会社も米国を含めた世界株の取り扱いを拡充しています。 しかし、米国株を購入した場合には基本的に議決権の行使はできませんし、株主総会に出席することもできません。 なぜこういう状況になっているのかを解説します。 なぜ議

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債券の理論価格

今日は金融工学のお勉強です。 国債や社債などの債券は満期となる前に市場で売却することができるものも存在しますが、その価格は一般的に額面金額(元本の金額)からズレます。 なぜズレるのかというと、市場金利が変動するからです。 この記事では市場金利によって債券の理論価格がどう表されるのかを数学的に説明します。 債券価格が変動する直感的な説明まずは市場金利が変動するとなぜ債券価格が変動するのかを直感的に説明します。 市場金利が1%から2%に変動したとします。そうすると、既存の債券(

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投資初心者向け指南集

投資初心者の方向けの記事を集めました。 これから投資を始める方、まだ投資を初めて日が浅い方、投資を「学問」としてきちんと学びたい方はぜひご一読を。

アセットアロケーションを意識しよう

証券会社で販売されている金融商品は実に多岐に渡ります。 外貨から株式、最近だと仮想通貨まで幅広い商品を購入することができます。 特に長期投資を行う際には「どの資産クラスに何%くらい入れるか」をきちんと決めて投資を行うことが推奨されます。 これを「アセットアロケーション」といいます。 ここではどのような資産クラスが存在し、どのようにアセットアロケーションを設計すればいいのかのヒントを解説します。 なお、具体的にアセットアロケーションをどうするかについてはご自身の許容リスクに依存

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債券投資を勧めない理由

債券投資は一般的に低リスク・低リターンな投資であるとされており、「損はしたくない!」という方にとっては魅力的な商品であるとされています。 そこで投資初心者向けの金融商品だと言う人が多い気がします。 しかし、僕は債券投資は(特に投資初心者には)お勧めしません。 その理由を三選、紹介します。 (※一応言っておくと、僕もポートフォリオの一部として債券は持っていますが、大部分は現物株です) 流動性がない社債や国債などを購入する場合、基本的に中途解約が難しいです。購入した社債に売買市

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自分が詳しい業界の銘柄しか投資してはいけない

今回は株式の長期投資限定のお話をします。 自分が詳しい業界(一般人に業界構造などを説明できるレベル)以外の銘柄には投資しないほうがいいでしょう。 「SNSで◯◯さんが買っていた」とか「ネットニュースですごい新製品を出した」とか、そういう情報が入るとその銘柄を自分も買ってみたくなるものですが、基本的に自分が詳しい業界の会社でなければ敢えて見逃すほうが無難です。 あとになってその銘柄がニ倍とかになったら「あぁ、あの時買っておけばよかったな……」と思うかもしれませんが、倍になるよう

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「お勧めの銘柄は?」と聞いてくるすべての人へ

投資家をやっていると必ず「いまお勧めの銘柄はありますか?」と聞いてくる人がいます。 投資系インフルエンサーの方のもとには毎日のようにそういったメッセージが届いていることでしょう。 しかしその人が誠実であればあるほど、お勧めの銘柄を教えてはくれません。 投資初心者の方や中〜上級者の方でもアツい銘柄を知りたいものですので聞きたくなる気持ちは分かるのですが、答えてくれたとしても「インデックスファンドでも買っておけば?」みたいな適当な答えしか返ってこないでしょう。 将来テンバーガー(

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投資格言集

投資格言の解説記事を集めました。 古くから伝わる格言は時代やイデオロギーに左右されず普遍的に有効なものであると考えられますので、投資を行う際には心に留めておきたいですね。

休むも相場【投資格言集】

ポジションが何もない状態(ノーポジ)では一切何の利益も得られることができません(損することもありませんが)。そのため、ノーポジの状態だとなんだか落ち着かず、特に勝ち筋が見えているわけでもないのについついエントリーしてポジションを持ってしまう人がいます(ポジポジ病)。 しかし、相場が不透明な局面でどちらの方向に動くのかわからない状態で適当にエントリーしてしまうと結局の所負けてしまう可能性のほうが高いでしょう。 ですので相場においてはポジションを持たず「休む」というのも重要となっ

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人の行く裏に道あり 花の山【投資格言集】

これはおそらく最も有名な投資格言のひとつです。 意味は「他の人たちとは逆のことをしろ」となります。 巷の解説記事では「大衆と同じ行動をする方が心理的には安心だが、それでは大きな利益は得られない」といった感じで解説されていることが多いです。 一説には千利休(1522-1591)が詠んだ句であると言われており、非常に古くから伝わる格言で、数百年の間に渡って言われ続けてきたということは、相場の世界では時代に左右されず普遍的にあてはまるものであると考えていいでしょう。 しかし単に天邪

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頭と尻尾はくれてやれ【投資格言集】

投資をする場合の唯一かつ絶対の勝利方法は「安く買って、高く売る」ことです。例外はありません。 ですので、相場の底(最安値)で購入し、天井(最高値)で売却できれば最高なのですが、一般的にはこれは難しいです。 底で買えず、天井で売れないとどうしても悔しい思いをしてしまいますが、そういったことは一般的には極めて困難です。ですのである程度は諦めて、なるべく底値付近で買い、高値付近で売り抜け、フルレンジでの値幅を取るのは諦めてしまいましょう、というのがこの格言の意味です。 なぜ底や天

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