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マガジン一覧

Distance|距離の哲学。

観察と思考は、近づきすぎると歪む。 離れすぎると、何も分からず、届かない。 「距離」にこそ、本当の自由と真理がある。 このマガジンは、そんな「距離」を探求する、 誰にも言いたくないけど、誰かに伝えたい、距離の哲学。

合理と非合理のあいだで、人間は生きている。ードラえもんが教えてくれた距離の哲学

先週末、子どもと一緒に映画『映画ドラえもん のび太の海底鬼岩城』を観に行きました。ドラえもんやサザエさんは大人になっても純粋な気づきや学びが多く、何より子供にとって「社会」の学習になるので本当に好きです。 現在8歳(男)と6歳(女)の我が子の成長を見ていると、彼ら彼女らが日々覚えてくる新しいボキャブラリー(「どこでそんなの覚えたの?」というような言葉)は、大抵ドラえもんがソースだったりします。 そんなドラえもんの中でもキラーコンテンツなのが、毎年春に公開される新作の長編映

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「数字」だけで経営しない、組織を率いない。数字によって失われる「意味」と「問い」の考察。

経営において「数字で語れ」という言葉は、ある種の正義のように扱われています。売上、利益、成長率、各種KPI。 それらを明確にし、数字で管理し、数字で評価する。 合理的で、再現性があり、誰にとっても分かりやすい。 だからこそ、多くの組織がこのフレームに依拠しています。 いや、むしろ「数字」であらゆるビジネス的な物事をマネジメントすること自体が、疑いようのない常識として存在していると思います。 ここに、強い違和感を感じるのです。 それは、数字だけを信奉してビジネスを推し進め

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実は「恐怖感」と「危機感」で支配される私たちの行動モチベーション

自分ではできていると思っているが、意外とできていないものの代表格に「自己理解」があります。 認知的知性「IQ」の対比としても有名な、感情的知性の「EQ」という言葉がありますが、実はEQというものは、 ・相手に対する感情的な配慮や理解の以前に、まず「自己理解」があるべきである ・自己理解がEQにおける一丁目一番地である という考え方があります。 私たちは思っている以上に、自分の日々の行動やモチベーションの根底にあるものが何なのかということを、認知できていなかったりするんです

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なぜ優秀な人ほど人間関係でつまずくのか─ベーシックトラストの呪い

人と接していると、ある種の“違和感”を覚える瞬間があります。 能力が高い。 実績もある。 論理も通っている。 それでも、なぜか周囲とうまくいかない人がいる。 組織の中で、静かに摩擦を生み続けてしまう人がいる。 そして、そんな人たちには何か深層で共通しているものがある気がするーーー。 この違和感と気づきの正体をずっと考えてきたのですが、最近ようやくひとつの言葉と概念に辿り着きました。 ベーシックトラスト。 この概念は『普通という異常』の中でも重要なテーマとして扱われて

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私論|構造と未来。

AI、労働、キャリア、組織、社会構造。 技術の進化によって書き換わりつつある「仕事」と「人間」の関係を、構造的に考えるための論考集。 目先のハウツーではなく、これからの時代に必要な認識の土台を、少し長い時間軸で捉え直していきます。

なぜ「宗教」がタブー視されるのか?これからのスタートアップに「宗教性」が必要な理由。

「心の拠り所」の欠如と崩壊ーーー。 今の日本を見ていると、どう考えても社会全体が悪い方向へ向かって突き進んでいると言わざるを得ない。「失われた30年」本当に失ったものは、経済的な成長だけなのだろうか。実はもっと根本的に大切なものを、30年以上削り続けてはいないだろうか。 私が社会のヘルスチェックとしていくつか指標に注視している中に「若年層の自殺率」がある。未来の社会を担っていく若者の精神状態ほど、大切なものはない。残念ながら、直近発表された昨年度の数値は、過去最高を記録し

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大帝国の凋落をアナロジーに企業衰退・組織崩壊の基本原理を学ぶ

コテンラジオの「ケマル・アタテュルク」シリーズ、珍しく「アナロジーとしての学び」を推奨しており、実際「オスマン帝国の凋落」のプロセスが、アナロジーとして企業衰退、並びに組織崩壊への基本原理として普遍性と学びが深かったので、備忘録的にメモしておく。 「歴史」を安易にアナロジーとして援用する危険性 念の為こちらに最初に触れておく。実際コテンラジオの本シリーズ冒頭でもその点に触れているが、歴史からの学びは安易に目の前の社会やビジネスにおける「ソリューション」として援用されがちで

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逆境の心理的安全性ー混迷の現代社会を前提としたシン・組織論

"マネージャーの機能不全がいよいよどうにもならない状況になりつつあるーーー。" こんな問題提議から始まるリクルートワークス研究所の記事が2024年2月7日に公開された。数十年にわたって実在していたミドルマネジメント人材の負荷に対して、近年では"アドオン的"に部下への繊細な「気配り」や細やかな「心配り」、つまり「感情的なケア」が求められるようになったというのが本稿の主な考察となっている。 大変興味深い"論点の提議"であり、マネージャーの具体的な負荷の実態に対して独自アンケー

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脱タムパ的思考論ー「言語化がスゲぇ」が実は全く凄くない理由。

今はタムパ(タイムパフォーマンス)の時代と言われて久しい。特に若い世代(Z世代)を中心に「消費コンテンツの短尺化」という視点から全方位的な行動心理へ拡張されている。つまり、コンテンツを起点にあらゆる物事に人類が向き合う「態度」がせっかちになっているのである。これはいわゆる若者だけには留まらない生活・思考トレンド的な様相を呈している。このトリガーとなっているの言うまでもなくネット、スマホ、ショート動画の流れにある。 何はともあれ、信号待ちやエスカレーターでも手元のスマホでコン

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Company Culture|カルチャーデザイン

「企業文化」こそ、普遍的な競争優位の源泉。企業組織運営の正しい処方箋を探求し続けるカルチャーデザインマガジン。 ※書籍になりました -> 「企業文化をデザインする」https://amzn.to/4rmjSgG

「成長の踊り場」で組織課題が噴出する本当の理由

多くのスタートアップが急激な成長を成し遂げた後に直面してしまう「成長の踊り場」において、私自身も組織課題が噴出する場面に当事者として立ち会い、組織・カルチャーに責任を持つ立場として忸怩たる思いを経験した。 あれは一体どういう現象だったのか、どのような複合的な要因であのような「カオス」が現出してしまったのか。引き続き横目でも見聞きする本現象について回顧的な考察を中心に展開する。サマリとしては次の3つに集約できると考える。 1)「成長」というポジティブ要因が薄まり、相対的に「

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全ては"勝ち続ける"ために。圧倒的逆算で創られていったサイバーエージェントの企業文化論|企業文化をデザインする人たち#05

2023年6月1日に出版された「企業文化をデザインする」を執筆する過程であらためて実感した「企業文化」の底知れぬ奥深さと影響力。 そんな「企業文化」をさらに深め、多くのビジネスリーダーにとって「デザインする価値があるもの」にするため、「企業文化」と常に向き合ってきたIT業界・スタートアップのトップランナーにインタビューする短期連載企画。 ーー「企業文化をデザインする人たち」 第5弾を最終回とし、トリをお願いしたのは株式会社サイバーエージェントの創業期から事業・組織の成長

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“カルチャーとは組織のOS”未踏の地に立てた旗をグリップし続ける握力の源泉|企業文化をデザインする人たち#04[後編]

2023年6月1日に出版された「企業文化をデザインする」を執筆する過程であらためて実感した「企業文化」の底知れぬ奥深さと影響力。 そんな「企業文化」をさらに深め、多くのビジネスリーダーにとって「デザインする価値があるもの」にするため、「企業文化」と常に向き合ってきたIT業界・スタートアップのトップランナーにインタビューする短期連載企画。 ーー「企業文化をデザインする人たち」 第4弾となる今回は、株式会社グッドパッチで同社のカルチャーの基礎を築いてきた高野葉子さんです。

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“社内の不安を払拭する”逃げない背中を信じ続けるフォロワーシップの底力|企業文化をデザインする人たち#04[前編]

2023年6月1日に出版された「企業文化をデザインする」を執筆する過程であらためて実感した「企業文化」の底知れぬ奥深さと影響力。 そんな「企業文化」をさらに深め、多くのビジネスリーダーにとって「デザインする価値があるもの」にするため、「企業文化」と常に向き合ってきたIT業界・スタートアップのトップランナーにインタビューする短期連載企画。 ーー「企業文化をデザインする人たち」 第4弾となる今回は、株式会社グッドパッチで同社のカルチャーの基礎を築いてきた高野葉子さんです。

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