言語があるから人々は分断され、分断された人々は言語によって心を通わせる。 (イメージイラスト:恵三朗先生)
大須賀覚様 拝啓 お元気ですか。日本では夏が終わりました。窓際のサボテンは、今年一度しかつぼみをつけませんでした。去年は五回くらい花が咲いたのですけれども。 「サボテンより多く花を咲かせる」というのが、最近の私の目標です。 幸い、この夏、ひとついい論文が書けました。でも次はまだです。今のところサボテンと一勝一敗。 サボテンはライバルとしていいですよ。 うまく論文が出ないときに、 「さぼってんじゃねえ!」 と、叱咤激励してくれます。 最後のお手紙、ありがとうご
誤解の平原で、悩み苦しむ患者さんたちを見てきました。 「抗がん剤は毒だから使ってはいけない。食事を工夫すればがんは消せる」と言って、標準治療を受けずにどんどん病気が進行してしまった患者さん。 「糖はがんを成長させるから、甘いものは食べてはいけない」と信じて、大好きな甘いものを全部やめて、苦しい生活をおくっていた患者さん。 世の中に広がる情報にまどわされて、命を危険にさらしたり、苦しい思いをする患者さんがあとを絶ちません。 そんな誤解の平原で、苦しむ患者さんを見るたびに
この往復書簡マガジン『俺たちは誤解の平原に立っていた』も、終わりが見えてきました。 たぶんあと50回くらいは続けることもできたと思います。 誤解の平原ってのは広いんです。だから、書けることもいっぱいある。 でも、20回でいったんまとめることにしました。 なぜなら、私たちは、これまで書いてきた内容を「さまざまな手段で、世に広く呼びかける」ことをやりたいのであって、noteに連続で記事を積むこと自体を目標にしているわけではないからです。 「誤解の平原で生き抜くこと」が目
さあ、始めていきますよ! この往復書簡マガジン「俺たちは誤解の平原に立っていた」は、世間に広がる不正確な医療情報に悩む方に、正確な医療情報を集めるヒントを届けようと始めました。今回が第17回目の記事になります。 さて、まず記事の冒頭で、一つお知らせがあります。 さびしいのですが。。。 この連載は合計20回を持って終了することとなりました。 ヤンデル先生と相談して、noteでの発信は20回で終了として、今後は他の形でさらなる発展を目指すこととしました。 具体的な今後