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マガジン一覧

読んでもらいたい物語

私の投稿って支離滅裂なので、分類しとこうかと。ただ驚くほど物語は面白くないのですが(笑)でも物語はあまり重くないので、暇つぶしになれば幸いです。ちなみにマガジンに載せてないものは読まない方が良いです笑

23 本

北極星

 低血圧の俺はいつも朝はコーヒーのみ。本当はブラックで飲みたいところだが、血糖値を上げないと通勤列車には耐えられない。冷蔵庫を開けるとカフェオレが入っている。 「おーい、いくら砂糖とミルクを入れるとはいえ、カフェオレは邪道だろう。」 「カフェオレの方が効率が良い、と言ったのは誰でしょう?」 朗らかな声で彼女が返事をする。そういえばそうだったかもしれない、時間が惜しい、そのまま俺はカフェオレを片手に準備をする。 「今日は飲み会だから遅くなるよ。」 「君はお酒が弱いから、あまり飲

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月と雨

 ふと目が覚めた。隣で眠る彼女を起こさないよう静かにベランダに出て、煙草を吸う。 「煙草やめてって何回言ったら聞いてくれるの?」 彼女はシーツに身を纏い、起きてきた。 「起こしてごめん。その格好じゃ風邪ひくよ。まだ3時だし、ベッドに戻って寝た方が良い。」 「そうやってすぐ話題を変える。」 かなり機嫌が悪い。こういうときは何も言わない方が良い。全てが地雷。 「ねぇ、私のこと本当に好き?」 「明日というか、もう今日か、天気予報は晴れだったよな?」 彼女は思惑顔で頷く。

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花魁の覚悟

花魁道中 美しく着飾り、遊郭の中を練り歩く 行列を仕立ててゆっくり、優雅に練り歩く わっちは器量良しでも根性悪の花魁でありんす 愛想なんか振りまきやしません 流し目一つで男を虜にしやす わっちは身売りされ、禿となり 足抜けしては折檻され 稽古に明け暮れ、教養を叩き込まれ 自由なんて言葉知りやしません この大門の外も知りやしません わっちの姐さんは間夫に殺されやした 心中しておくんなんし、と言い 一人だけで逝きやした 惚れた男に命取られるなんて 殺して逃げるような男に惚れ

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#72: 天国行きの切符

ここは始発駅 ここから線路は3つ 1つは天国行き 1つは地獄行き 最後の1つは無の世界行き 天国行きの切符を買おうと溢れる人々 「残念ながら、お金が足りません。」 そう言われた男性がなんとかしてくれと すがりついている 私は眺めながら、死んでもお金が必要なんだ お金が全てとは言わないけど、 結局世の中、お金か まさか死んでもお金が必要なんて 地獄の沙汰も金次第 本当だったんだ 私は笑う 「少し違う。その人の徳がお金に換算されるんだ。そして、その

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俳句ありの話

俳句の世界にお声かけ頂き、難しいですが挑戦中です。俳句で知り合った方もいるので、俳句ありを分かりやすくしました。 注)カゲロウはコメントに俳句があります。

18 本

北極星

 低血圧の俺はいつも朝はコーヒーのみ。本当はブラックで飲みたいところだが、血糖値を上げないと通勤列車には耐えられない。冷蔵庫を開けるとカフェオレが入っている。 「おーい、いくら砂糖とミルクを入れるとはいえ、カフェオレは邪道だろう。」 「カフェオレの方が効率が良い、と言ったのは誰でしょう?」 朗らかな声で彼女が返事をする。そういえばそうだったかもしれない、時間が惜しい、そのまま俺はカフェオレを片手に準備をする。 「今日は飲み会だから遅くなるよ。」 「君はお酒が弱いから、あまり飲

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うさぎとかめ

国語のテストは問題を作成した人の意図を汲めば良いだけ だから国語の授業は退屈 物語の正解なんて存在しないのに 高校で出会った国語の教師は変わっていた 弁論大会に出よう、と生徒全員に書かせ、毎授業一人ずつ発表した つまらない発表も多いが、そのつまらなさもその人を知れて面白いと思った テーマは自由 好きなこと、思うことを主張する 自由に好きにそして少し格好良さそうなことを言っているように見せかけた文章を書いた 教師は気に入り、弁論大会出場の権利をくれた でも私は自分の限界を知

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花魁の覚悟

花魁道中 美しく着飾り、遊郭の中を練り歩く 行列を仕立ててゆっくり、優雅に練り歩く わっちは器量良しでも根性悪の花魁でありんす 愛想なんか振りまきやしません 流し目一つで男を虜にしやす わっちは身売りされ、禿となり 足抜けしては折檻され 稽古に明け暮れ、教養を叩き込まれ 自由なんて言葉知りやしません この大門の外も知りやしません わっちの姐さんは間夫に殺されやした 心中しておくんなんし、と言い 一人だけで逝きやした 惚れた男に命取られるなんて 殺して逃げるような男に惚れ

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俳句はすごい!

に参加させてもらい、まさかの瑠璃星賞頂きました!いやぁ、ありえない!嬉しすぎるー😆  それにしても凄すぎる!この企画がたくさんの人に支えられていて、みなさんのエネルギーがすごい!500以上の作品を読んで、選出とか凄すぎる…尊敬なんて言葉じゃ足りない。  今まで企画などは良く分からないので参加していませんでしたし、俳句全く分からない私でしたが、みなさんすごく温く、楽しい人ばかりで、気負いなく参加させてもらい、賞を頂いたり、マガジンにのせてもらったり、いろいろ教えていただき、あり

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読んでもらいたい詩らしきもの

読んでもらいたい詩?独り言?(基本フィクション)のまとめ。闇、病み系(笑)感情任せですが、本音は裏側に隠すようにして、どう読むのかを楽しみにしてる話をまとめました。

11 本

石長比売

妾は石長比売 醜く永遠に生きるより 妹の木花之佐久夜毘売のように 儚くも桜の花の咲くように咲き栄えたかった 妾を慕う妹を妬む姉 妾は身も心も醜くなってしまった 泣きませぬ 泣きませぬ 妾は自ら望んで捨てたのです 恨みませぬ 恨みませぬ この世は不条理なことだらけ 後悔などしておりませぬ 強がりではございませぬ 妾は石長比売 己の罪をかかえて 永遠に生き抜くしかございませぬ 桜舞い涙も嘘も消したもへ 【あとがき】  桜舞いは木花之佐久夜毘売(

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世界は美しい

空や木々や花達が僕のために泣いている 僕はそう感じたんだ 分かっている 勘違いだって 自惚れるなって 僕がいなくても世界は変わらず 明日はいつもと同じようにくる 誰しもが人生の主役 そんな言葉は信じないけど 僕のために 泣いてくれたと 勘違いだろうと 僕はそう信じる 未完

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自由と孤独

なにも持たずに逃げ出した だが、いつか戻ると決めていた ここが自分の居場所であり 生涯をここで終えると 信じて疑いもしなかった しかし気付けば元の居場所は すでに自分の居場所ではなくなっていた あぁ、良いじゃないか どこに行こうと構わない 何にも縛られていない 好きな場所へ行けるのだ 孤独を代償として 自由を手に入れた 鈴虫や我が鳴き声も消してくれ  白杯応募にまず一句。先に句を考えてしまい、内容と句がチグハグ……まだあと二句投句出来るから、今日は

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木の葉

風が吹けば あちらにふらふら こちらにふらふら 風がやめば 大地におち 土へと還る それが自然の摂理 分かっているが もう少しだけ もう少しだけ 木の葉散り還るといえど未練あり

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小惑星にて地球滅亡する話

小惑星が衝突し、残り時間をどう過ごすか、それぞれの人生を書いてます。それぞれ短編です。

5 本

#39:小惑星 ある夫婦の奇跡Ver.

 小惑星が地球に衝突し、人類滅亡するまで、あと3ヶ月。残り3ヶ月の人生と分かったら、何をするべきだろうか。どう過ごすことが正解なのだろうか。正解などあるわけがない。人それぞれの幸せは違うのだがら。 第一章 ある夫婦の奇跡  今日の夕ご飯は、トマト三昧。 「このミニトマト美味い!」 「そうでしょ。今年は、ミニトマトが大豊作なの。肥料を変えたせいか、今年は甘いよね。」 妻の美由紀が笑顔で答える。5年前念願の庭付きの家を購入し、美由紀は家庭菜園を始めた。その家庭菜園のおかげで、

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#43:小惑星 孤独な僕Ver.

 小惑星が地球に衝突し、人類滅亡するまで、あと3ヶ月。残り3ヶ月の人生と分かったら、何をするべきだろうか。どう過ごすことが正解なのだろうか。正解などあるわけがない。人それぞれの幸せは違うのだがら。 第二章 孤独な僕  生後1ヶ月で、赤ちゃんポストに入れられ、その後は施設で育ち、僕には親も友人もいない。小惑星が衝突し、3ヶ月後に死ぬと言われてもピンとこない。今までだって生きているという実感がなかったのだから。  僕は今までいつ死んでも良いと思っていた。だけど、みんなが大切な

5

#51: 小惑星 親に置いていかれた2人Ver.

 小惑星が地球に衝突し、人類滅亡するまで、あと3ヶ月。残り3ヶ月の人生と分かったら、何をするべきだろうか。どう過ごすことが正解なのだろうか。正解などあるわけがない。人それぞれの幸せは違うのだがら。 第三章 親に置いていかれた2人   散歩から帰ると両親が天井からぶら下がっていた。菜緒は悲しみより、困ったな、という思いの方が強かった。救急車を呼ぶべきか?いや、明らかに手遅れな様子。こういう場合は警察を呼ぶのだったか?未だ警察や救急車は機能しているのだろうか?  菜緒はとりあ

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#62: 小惑星: 快楽殺人者の末路

 小惑星が地球に衝突し、人類滅亡するまで、あと3ヶ月。残り3ヶ月の人生と分かったら、何をするべきだろうか。どう過ごすことが正解なのだろうか。正解などあるわけがない。人それぞれの幸せは違うのだがら。 第四章 快楽殺人者の末路    やっと見つけた。これで最後の願いが叶う。残り2ヶ月弱。作戦通りとはいかないだろうが、見つけさえすれば、どうとでもなる。これで心残りなく逝ける。   ***  俺はいわゆる快楽殺人者である。首を絞め、悶絶した表情を見ることになによりも興奮し、快感を

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