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マガジン一覧

ざんねんな地図。──地図に載らない○○

地図は正しい。ナビも案内する。 それでも現場では「入口が違う」「止められない」「曲がれない」「“どこ”が分からない」が起きます。 このマガジンは、そんな “地図に載らない正解” を、ドライバーがどう埋めているかを「あるある」で集めたシリーズです。 言いたいのは根性論ではなく、システムが現場の正解にどう近づけるか。 地図屋としての宿題も含めて、毎話ひとつずつほどいていきます。

#202 ピンは合ってるのに、入口が違う|ざんねんな地図 現場編vol.1

地図に載らない入口 地図は案内できても、現場の正解は載っていない。 「到着しました」 ナビはそう言う。 でも目の前にあるのは、住宅の並びと、すれ違いも難しい細い道。トラックでここに入っていくのは、直感的に“違う”と分かる。 たぶん、場所は合っている。 でも――入口が違う。 初めて来たドライバーにとって、ここから先はちょっとしたクイズ大会になる。 「どこから入る?」 「どこに止める?」 「受付はどこ?」 地図が答えを出してくれない問題を、現場で解いていく。 入

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#198 世界地図は、何を正しく伝えてきたのか?|ざんねんな地図。世界地図編 vol.7

ここまで、世界地図の“ざんねん”を見てきました。 グリーンランドが、でかすぎる ヨーロッパが、強すぎる アフリカが、控えめに見える 南半球が、損して見える でも、ここで一度はっきり言っておきたいことがあります。 世界地図は、間違っているわけじゃありません。 ざんねんなのは、地図そのものではなく── 私たちの「期待」がズレていることが多い。 今日の問いは、完結編にふさわしく、これです。 世界地図は、何を正しく伝えてきたのか? 1) ここまでの“ざんねん”は、欠

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#194 南半球は、なぜ損に見えるのか?|ざんねんな地図。世界地図編 vol.6

世界地図を見ていると、たまに変な感覚になります。 南半球って、いつも控えめ。 小さいわけじゃないのに、存在感が薄く見える。 今日の問いはこれです。 南半球は、なぜ損に見えるのか? 1) まず大前提:「北が盛られる」ではなく「高緯度が盛られる」ここは誤解されやすいので最初に言い切ります。 盛られるのは、北半球ではありません。 盛られるのは、高緯度です。 北でも南でも、緯度が高いほど、地図の上では大きく描かれやすい。 ここまでは、理屈です。 でも現実の世界地図を見

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#191 地図は、アフリカを小さく見せてない?|ざんねんな地図。世界地図編 vol.5

地図を見ていると、たまに変な違和感があります。 「グリーンランド、でかすぎない?」 その横にいるアフリカが、妙に控えめに見える。 でも──現実は、逆です。 今日の問いはこれです。 地図は、アフリカを小さく見せてない? 1) まず確認:アフリカは“小さくない”ここで数字を 2つだけ置きます。 アフリカの面積:約 3,037万 km²[A] グリーンランドの面積:約 216万 km²[B] つまり、アフリカはグリーンランドの約14倍。 なのに、世界地図では条件に

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やさしい物流としくみと、ちょっとした未来の話|aimapDX

難しいことは、やさしく考えたい。配車や地図、物流のしくみ。ときどきプリンや資格講習の話も出てきます。テクノロジーや制度が進化しても、現場や判断が追いつかないことがある。そんな“ちょっとしたズレ”や、“続けるための工夫”を言葉にしていくマガジンです。やさしい物流と、しくみと、ちょっとした未来の話を。

#201 AIは「近道」を教えてくれるけど、「待ち時間」までは助けてくれない。——物流DXの壁を壊す「通訳者」たちへ

1. 「荷物が届く」の裏側を歩き続けて1年この1年、私は「note」を通じて、物流という巨大なインフラの鼓動を記録し続けてきました。 私が歩いてきたのは、単なる配送ルートという「地図上の線」ではありません。そこには、体温のあるドラマがありました。 病院のバックヤード:朝一番に届く血液パック。これが遅れたら、救われる命が救えなくなるという静かな緊張感。 建設現場の入り口:生コン車が1分遅れるだけで、現場の職人たちの段取りがすべて狂い、大パニックになるオーケストラのような

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#116 積まないトラックに、お金を払えるか?──“ゼロに見える動き”に光を当てる

積んでいない動きに、“お金を払う価値”はあるのか? 積んでいないトラックに「お金を払う」って、おかしいと思いますか? AIや配車システムがどんなに進化しても、多くは「荷物がある」「車両がある」ことが前提で作られています。 でも実際の現場では、 「荷物が間に合ってない」「車両が別の場所にいる」なんてことは日常茶飯事。 この記事では、“荷物を積んでいない時間”に込められた意味や判断、 それを「ムダ」と決めつける前に考えておきたいことを、やさしくお届けします。 積んでいな

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#128 小さな災害が社会をしびれさせる──物流は“血管”だ

「大きな混乱」じゃなくても、人は動けなくなる きのう普通に届いていたものが、今日は届かない。 そんな小さな不便から、社会の“血流”に気づくことがあります。 8月、大阪メトロ中央線が運休。 ここは万博会場への“大動脈”。しかも周辺は一般車進入禁止。 電車が止まれば、残る手段はバスやタクシーだけ——それもすぐにパンク。 会場外では帰宅できない人、会場内では予定が次々に崩れていきました。 主要インフラが元気でも、一本の“毛細血管”が詰まれば全身がしびれる。 届かなく

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#087 About Me / 自己紹介 —A Gentle Future Starts on Solid Ground / やさしい未来は、地に足のついたところから

Why an English Version? / なぜ英語版なのか? I often work in areas like logistics DX, mapping technologies, and manufacturing innovation—fields that I believe will increasingly require collaboration beyond Japan in the future. Having an English ver

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月間ランキングまとめ

毎月の月間ランキングを固めています。 よく読まれている記事がわかります。

#200 🚀【2026年3月】note執筆ログ:地図と現場と、時々ハプニング!?

今日で3月も終わり。いよいよ明日から新年度がスタートしますね。 今月もたくさんの方に記事を読んでいただき、本当にありがとうございました! こうしてnoteを通じて皆さんと繋がれることが、毎日の執筆の大きな励みになっています。 「もっと現場の裏話が聞きたい!」「地図やDXについて一緒に語り合いたい!」という方は、メンバーシップでもお待ちしています。クローズドな場ならではのディープな発信もしていますので、よかったら覗いてみてくださいね。 さてさて、 そんな3月ですが……発

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#186 2月、ちょっと不調。でも書き続けた──2ヶ月の振り返り(無料)

2月も読んでいただき、ありがとうございました。 今年も気づけば、もう2ヶ月。ここでいったん、2月の振り返りを残しておきます。 正直に言うと、2月後半は体調がすぐれず、花粉症なのか風邪なのか…… なんとなく“すっきりしない”日が続きました。 それでも、読んでもらえて、スキをもらえて、「書き続ける力」になりました。本当にありがとうございます。 今月のピックアップ(まず読んでほしい1本)「つながるだけで、変わる」。 製造と物流の“つなぎ目”を見える化してきたシリーズの最終章

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#174 静かに効いた1月。──2026年1月 人気記事ランキング【無料公開】

年明けから、JISTAで講演の機会もいただき、気づけばバタバタのまま1月が過ぎていきました。 それでも毎週書けたのは、読みに来てくださる皆さんの存在に支えられているからです。いつも本当にありがとうございます。 今月は、派手なニュースよりも、現場が動くための「前提」を拾い直した一か月でした。 測ることで信頼が生まれ、入口の情報が更新されるだけで詰まりが減る。 小さな違いが、日常をちゃんと回してくれる──そんな記事が上位に並びました。 ※この月間ランキング記事は【無料公

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#159 “届く理由”が10本あった──2025年 年間人気記事ランキング【特別無料公開】~地図と現場とDXで走り抜けた一年の“答え合わせ”

はじめに今年、本格的にnoteを始めました。 「物流・地図・DX」——少しニッチで、でも現場にとっては切実なテーマ。 それでも続けてこられたのは、読んでくださった皆さんがいたからです。 スキ、コメント、シェア、そして静かに見守ってくれた閲覧。 気づけば、フォロワーは1000人を超えました。 本当にありがとうございます。 そして年末。 せっかくなら、この一年を“数字”で振り返るだけじゃなく、 「なぜ読まれたのか」「どこが刺さったのか」まで、 言葉で残して締めくくりたいと

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物流・地図・AI・IT メモ

物流、AI、地図、ITまわりで気になった記事をまとめています。 単なるリンク集ではなく、「なぜ気になったのか」「現場目線でどこが面白いのか」を少しだけ添えながら、毎週ゆるく記録していくマガジンです。

#199 荷物専用新幹線から、地図・AI・制度まで──今週気になった記事まとめ

今週も、物流・地図・AI・ITまわりで気になる記事をいくつか拾っていました。 見返してみると、ばらばらに見える話題の中に、いくつか共通する流れがありました。 ひとつは、物流効率化法や2026年問題を見据えた制度対応。 もうひとつは、地図や位置情報が「現場で使える精度」に近づいていること。 そして最後に、WMSやTMS、AMR、動態管理などをつなぐ“物流AI・自動化”の流れです。 その中でも、今週いちばん印象に残ったのは、やはり荷物専用新幹線の始動でした。 ただ、今週

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#196 今週の気になる記事メモ|梱包・配車・位置情報がつながり始めた週

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届けた先で、正解が変わる。

荷物は「届いた」で終わりません。 冷蔵の扉が開かない日、検品の列が伸びる日、バックヤードが詰まる日、売場の都合で順番が変わる日。届けた先の状況で“正解”が変わるから、配送の計画は簡単に崩れます。 このマガジンでは、ドライバー視点で「予定どおりにいかない瞬間」を描きながら、店側と運ぶ側が同じ“合図”を持てたときに、待ちが減り、事故も減り、現場が止まりにくくなる理由を追いかけます。

#197 冷蔵の扉で、時間が止まる ~ 届いた先で、答えが変わる 第2話

「早く下ろしたい」だけじゃ、うまくいかない日がある。 常温、冷蔵、冷凍。 温度帯が違うだけで、店の裏側ではルールが変わる。 だから、こちらの“正解”も変わる。 冷蔵の扉の前で、時間が止まる搬入口は空いている。 でも、冷蔵の扉の前だけ、空気が違う。 開けっぱなしにできない。 人も台車も、一度に入れない。 扉の開閉だけで、店の温度が揺れる。 「すみません、いま冷蔵が詰まってて…」 その一言が出た瞬間、 こちらの“最短”は消える。 ここで、答えが変わる。 「早く下ろす

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#192 届いたのに、終わっていない ~ 届いた先で、答えが変わる 第1話

「着いたら終わり」だと思っていた時期が、私にもありました。 ナビは“到着”を告げる。 でも、到着はゴールじゃない。 本当の勝負は、店の裏側で始まる。 そしてそこで、こちらの“正解”は簡単に書き換わる。 到着したのに、入口が見えない表に回れば、お客さんがいる。 だからトラックは、裏へ行く。 でも、裏は裏で“店の事情”がある。 搬入口の手前に、トラックが数台。ハザードが点滅している。 「え、今日はここで待つ感じか…?」 荷物は積んである。時間枠にも間に合った。 それで

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生成AIとうまく付き合うシリーズ

生成AIは、ただの“便利ツール”ではなく、 育てるほど結果が変わる相棒です。 このマガジンでは、プロンプトの工夫、質問の投げ方、 AIに任せる/任せない境界線、アウトプットの整え方など、 日々の仕事を“ちょっと軽くする”実践知をまとめています。 難しい専門書よりも、現場の気づきと等身大の失敗談を中心に。 生成AIと、人間の賢さが一緒に育つシリーズです。

#195 「最適化」を歌にしたら、印象は変わるのか──固い言葉を、あえてSunoで歌にしてみた

物流や配車の話をしていると、「最適化」という言葉は本当によく出てきます。 積載率を上げる。 走行距離を減らす。 拘束時間を抑える。 待機を減らす。 順番やルートを見直す。 どれも大事ですし、実際に現場で向き合うテーマです。 ただ、この言葉は仕事の中では当たり前でも、仕事の外にいる人には少し固く聞こえます。 意味はなんとなくわかっても、何をしているのか、どう役に立つのか、現場で何が起きているのかまでは伝わりにくい。そんな言葉でもあります。 そこで今回は、この“固い言葉”

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#179 KDP登録で詰まった点まとめ:ブラジル警告/税務住所/目次/配信コスト

この記事でわかることつまずきは「原稿」より先に来る:アカウント/支払い/税務情報が未完だと保存が通らない Amazon.com.br(ブラジル)警告は「ブラジル口座がないと出版できない」ではなく、少なくとも私のケースでは “受け取り設定が未完” の警告だった 税務情報の住所は 日本語NG(英数字)。ここで止まる人が多い 目次は「ページ番号」より 章へ飛べるナビゲーション(見出し構造)が大事 35%/70%は国ごとの見え方+条件が絡むので、画面に出る数値(日本の行)を正

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#170 初めてLINEスタンプを作って公開してみた(想像以上に苦戦した話)

はじめに:きっかけは「自分のキャラを作ってみた」もともとは、軽い気持ちでした。 「自分のキャラを作ってみたら面白いかも」って。 提案書のちょっとした挿絵にも使えそうだし、同じキャラが出てくると覚えてもらいやすい。 そんなことを考えているうちに、ふと思いました。 「このキャラに、いちばん言わせたい言葉って何だろう?」 文章で伝えるのも好きだけど、スタンプならもっと直感的に“温度”が出せる。 だから試しに、人生初のLINEスタンプにしてみたんですが…… 公開までが想像以

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#163 🧠 自分の生成AIを育てましょう──育つのは、AIだけじゃない。

はじめに 今の時代は、AIを使えば誰でも自分の可能性を広げられる。 そんな前向きな時代に、私たちは生きている。 でも、便利ツールやスクリプト紹介を試してみて、すぐにうまくいかないとあきらめていませんか? ほんの少しの対話を重ねるだけで、AIはちゃんと育ち、あなたの力になります。 最初は、使い方もわからなかった。 言葉の選び方ひとつで、返ってくる答えがまるで変わる。 最初のうちは「AIに何を聞けばいいのか」がわからなかったけれど、 何度も話すうちに、AIが少しずつ

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現場に立つと、答えが消える(シリーズ1)

工場や拠点の「入口」で、なぜ止まるのか。予約番号、門の変更、検品順、仮置き、時間指定の連鎖――。ドライバー視点で“止まる瞬間”を切り取り、責めるのではなく「更新」で止まらない現場へ変えるヒントをまとめます。

#189 正しさじゃなく、“更新”が足りなかった 〜 現場に立つと、答えが消える 第6話(最終話)

8:02。 「今回は大丈夫だ」と思っていた。 前回の反省で、出発前に確認した。 入口の門。予約番号。検品の順番。仮置きのルール。時間指定の枠。 メールも見た。チャットも見た。 念のため、前日の連絡も掘った。 それでも――現場に立つと、答えが消える日がある。 「今日は、受付ここじゃないです」 守衛所の小窓から返ってきた一言は、短い。 でも、こちらの段取りは一気に崩れる。 「え? でも…いつもここで…」 守衛さんは淡々としている。 「昨日から変わってます」 「現場

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#185 “時間指定”が連鎖で崩れる 〜 現場に立つと、答えが消える 第5話

11:42。まだ遅れていない。 でも、もう“間に合わない”が始まっていた。 いまの現場は、なんとか抜けた。 北門じゃなく南門。検品順。仮置き。 止まった理由はいろいろあったけど、ここでは誰も悪くない。 問題は、そのあとだ。 次の納品先も時間指定。 その次も時間指定。 さらにその次も、時間指定。 遅れているわけじゃない。 ただ、“余白”が削れている。 11:46。出発。 渋滞は軽い。ナビも順調。 予定どおりに走れている——はずだった。 11:58。一本の電話が入る。

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#182 置き場が決まってない(仮置きが正義の日)〜 現場に立つと、答えが消える 第4話

10:18。降ろせるのに、降ろせない。 今日は早い。 渋滞も少なかった。受付もスムーズだった。 あとは降ろすだけ——のはずだった。 「置き場、どこですか?」 言われて、固まる。 いつもは決まってる。いつもの棚。いつものエリア。 でも今日は、違った。 「……まだ、決まってないです」 受付の人が申し訳なさそうに言う。 「仮置きでお願いします」 「とりあえず、奥の空いてるところに」 仮置き。 その言葉は優しい。 でも、ドライバーにとっては一気に難しくなる。 “置いてい

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#176 バースが空いてるのに“検品順”で止まる 〜 現場に立つと、答えが消える 第3話

9:06。バースが空いているのに、進めない。 目の前のバースは、たしかに空いている。 白線も、番号も、誘導灯も点いている。 なのに、車を寄せようとした瞬間に、止められた。 「ちょっと待ってください。検品順なんで」 検品順。 空き順じゃなくて、検品の順番。 “空いてるなら入れていい”と思っていた頭が、そこで止まる。 「え、ここ空いてますよね……?」 誘導員さんは困った顔をしない。責めもしない。 ただ、当たり前のルールをそのまま返してくる。 「今日は先に検品です」

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ウェビナー・Youtubeなどに出た話|aimapDX

セミナーやウェビナー、YouTubeで話した内容をまとめているマガジンです。 配車や地図、物流の話から、技術の未来まで。 話してみて気づいたことや、補足したくなったことをnoteに残しています。 誰かのヒントやきっかけになればうれしいです。

#173 JISTA講演を終えて(2026/1/16)──地図は「前提条件つきのデータ」だった

はじめに:1月16日、JISTA関西支部でお話しました2026年1月16日、JISTA関西支部の定例会で講演の機会をいただきました。 タイトルは、 「地図のウラ側、ちょっと覗いてみませんか?――リアルとデータの狭間の歩き方」。 地図・位置情報は、生活にも業務にも深く入り込んでいます。 私たちはつい、地図を「正しい前提」として、業務プロセスや意思決定を組み立てがちです。 でも現場では、配送不能、住所の違い、マップ上のピンずれ、境界の違いなど、想定を超える“どうして?”が次

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#156 地図のウラ側、ちょっと覗いてみませんか?──“ズレ”から始めるDXの話

DXを進めるとき、私たちはよく「データを前提に」業務を設計します。 マスタを整え、ルールを決め、KPIを置き、システムをつなぐ。 理屈としては、きれいです。 でも現場に落とすと、なぜか詰まる。 “正しいはず”のデータで、問い合わせが増える 例外対応が膨らみ、運用が重くなる 部門間の責任分界が曖昧になり、揉める 結果として「使われないシステム」になってしまう この手の詰まりは、実は「地図」や「住所」みたいな世界で、すごく分かりやすく表面化します。 地図は生活に密

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#137 📘 月刊『測量』11月号に寄稿しました📘

——“測る”ことから始まる、物流のちょっと深い話このたび 月刊『測量』(11月号) に、 「物流とDX──“測る”ことで現場はどう変わるのか」というテーマで寄稿しました。 物流と聞くと「運ぶこと」を想像しがちですが、 実はその前後には、保管・輸送・荷役・包装・流通加工・情報 という 6つの機能があり、すべてが“空間”の上で成り立っています。 それを今回は 「測る力」 というたった一つの視点で読み直す。 そんな少し変わった角度から、物流の世界を整理した6ページです。 ✏

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#008 物流AI活用最前線 対談動画ダイジェスト 後編です。

本編も是非ご覧ください!  ライバルと考える配車システム普及ポイント https://note.com/owlowl44/n/n56e9373641b7 生成AIと量子コンピュータと物流システムの未来 https://note.com/owlowl44/n/n56e9373641b7 今までのやり方を変える必要がある 【物流DX】2024年問題解消の鍵は?自動配車が導く解決の糸口 https://note.com/owlowl44/n/n6d4706db8009 再配

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“測れば変わる”製造業の物流DX

工場の中には、精密な“ものづくりのリズム”があります。 一方、その外側を支える物流には、日々変わる“運ぶリズム”があります。 このマガジンでは、 「測る」ことを起点に、“作る”と“運ぶ”をつなぐ視点 を丁寧に掘り下げていきます。 ・生産と物流の境界線はどこにあるのか ・どこを測れば全体が見えるのか ・現場の滞留・実車率・動線はどう整うのか ・6大機能(輸配送・保管・荷役・流通加工・包装・情報)はどうつながるのか ・“測る”ことで現場にどんな気づきが生まれるのか ・改善のコンパスを持つとはどういうことか 最新技術だけではなく、 現場の声、数字の裏側、小さな変化が積み重なる瞬間 をストーリーとして描きます。 製造と物流が手を取り合い、ひとつの流れになる―― その未来に向けて、やさしく、深く、わかりやすく。 あなたの現場にも必ずヒントが見つかるはずです。

#172 測れば変わる──製造業の物流DX・情報編 つながるだけで、変わる

本シリーズでは、製造と物流の“つなぎ目”を見える化してきました。 これまで6つの機能を見てきましたが、シリーズの最終章では、“測る”ことで見えてきた気づきをつなぎ、未来へつなげます。 現場をめぐる旅の終着点として、これまで積み上げてきた数々の工夫や想いをもう一度見つめ直します。 物流の未来は、データや技術だけでなく、人が信頼をもって動くことで開かれていく。 最後に、その希望を込めて──「情報」という流れの力を描きます。 止まっていたのは、モノではなく情報だった 工

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#168 測れば変わる──製造業の物流DX・包装と流通加工編 “あと一手間”が、価値を変える

現場にある“知恵”を見つめ直しながら、測ることで未来を描いてきたこのシリーズ。 今回は、その先にある“あと一手間の希望”を見ていきます。 止まらない工場、途切れない配送、整い続ける倉庫──。 どの回も、少し未来の現場がもつ希望と力を描いてきました。 そして今回は、その先。 “あと一手間”に込められた、希望の手仕事を見ていきます。 “手を減らすDX”ではなく、“手の意味を測るDX”。 包装や加工という「あと一手間」を、どう設計すれば価値になるのかを見ていきます。

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#164 測れば変わる──製造業の物流DX・荷役編  止まらない現場をつくる3つの工夫|待ちを減らす・近くで動く・順番を整える

🌟 はじめに 倉庫の中では、いつも誰かが「待って」います。 フォークリフトが通るのを待つ人。 入荷トラックの到着を待つ人。 空いたパレットを待つ人。 荷役の現場は、こうした小さな待ち時間の積み重ねでできています。 作業が止まるたび、流れが少しずつ滞っていく。 でも、それは数字には表れません。 出荷件数や在庫数はWMSで見えても、「待っている時間」や「通れない通路」は見えないまま。 だからこそ、そこにこそ改善のヒントがあります。 DXの目的は、ロボットを入れ

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#162 測れば変わる──製造業の物流DX保管編|DXによって変わる“保管”の姿

はじめに:たった1個のズレが、すべてを止める。「帳簿では100個あるはずの部品が、棚には99個しかない。」 ――たった1個の誤差が、生産ラインを止め、納期を狂わせることがあります。 数字が合わない、それだけで現場全体の“信頼”が揺らぐのです。 この小さなズレをどう防ぐかこそ、DXが挑むテーマです。 前回の輸配送編では「動かす効率」を測りましたが、今回は「保つ精度」を見ていきます。 動くモノの流れを整えるだけでなく、止まっているモノの状態を正確に測ること。 それが次

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つながる備え──地図にない情報が命を救う

もしもの日、あなたは誰に声をかけますか? 「備える」と聞くと、なんだかむずかしく感じるけれど、 それは特別なことじゃなくて、 ふだんの会話や、近くの道を知っておくことから、始まるのかもしれません。 阪神・淡路大震災を体験したひとりの目線から、 そして今、防災士として、物流の現場にいる立場から、 “つながり”が命を守る力になることを、伝えていけたらと思います。 「地図にない情報」や「声をかけ合える関係」を、 一緒に探してみませんか?

#160 駅のホームで人が倒れたとき、身体が動く人・動けない人の差

年明けって、「今年こそちゃんとやろう」と思える数少ないタイミングです。 でも、防災の話はどうしても後回しになります。 怖いからでも、面倒だからでもなく、 “自分ごとになりにくい”から。 だから今日は、防災の話をひとつだけ。 説教から入らず、まず“その瞬間”から書きます。 夕方ラッシュの高槻駅。 新快速12両、乗客は1000人以上。 その人の波の中で、ホームの端に一人倒れている人がいました。 頭から出血し、意識はなく、周囲のほとんどは素通り。 あの数分で痛感したのは、

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#100 防災の日に考える──つながりが“届く力”になる

9月1日、防災の日。 非常食や持ち出し袋を点検するのも大事ですが、私がこれまでに書いてきた防災記事を振り返ると、共通して見えてくるのは 「つながりこそが届く力になる」 という視点でした。 今日はこれまでの3本の記事を紹介しながら、防災の日に改めて考えたいことをまとめてみます。 1. 止まった日、つながった想い👉 止まった日、つながった想い──地図にない情報が、命を救う 阪神淡路大震災、そして東日本大震災。 私自身が体験した「声をかけ合うしかなかった現実」から見えてきた

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#057 立ち寄りたくなる街が、支え合える街になる──普段から育てる地域の力

ご近所の人、知っていますか? ご近所の人、知っていますか? 駅で毎日顔を合わせる人、名前を知っていますか? よく行くお店の店員さん、話したこと、ありますか? 災害は、防ぐものではありません。 すぐ隣にいる誰かと、一緒に乗り越えるものです。 でも私たちは、 その隣の誰かを、 意外と知らないまま過ごしているかもしれません。 日常の小さな支え合いが、街を育てる バス停で、重い荷物を抱えたおばあちゃんに、そっと声をかけた高校生。 商店街で、荷物を落とした親子を助けた会社員

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#054 企業も、心のネットワークの一員であれ〜本当に支え合うとは何か〜

■ あの日、誰もが守ろうとしたもの〜家族、隣人、そして命〜 地震が起きたとき、 誰もがまず、自分の家族を探したはずです。 そして、隣の家の人の顔を確認し、声をかけた。 それが、精一杯だった。 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓前回作品で詳しく書いています↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ それは、企業の人たちだって同じだったはずです。 「会社のため」より先に、「家族の無事」を確かめたかったはずです。 けれど、誰かが動かなければ、 町も、ライフラインも、物流も、元に戻ることはできなかった

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